ようこそ実力至上主義の教室へ〜間違った青春はとある教室で始まる〜   作:らふ

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第二十九話彼女お借りします(本)

「はぁ、今日は早く帰れる。やったぜ。いつもいつも仕事に追われて…………あれ?俺ってもしかして気づかぬうちに社畜に?!」

 

と、ひとりぼやきながら帰路に着いている。というか、何故俺は生徒会に入って、先生と仕事の手伝いをしてと、仕事に追われてるんだ?

 

もしかして俺の前世はデスマーチに追われて自殺したサラリーマン?!

 

な訳ないか。怖いからやーめた。ブラック企業とか正にこの学校のことだろ。

 

「はぁ、ブラックだなぁ。何か楽しいこ………と………いやいや、これはないよな」

 

ぼやき続けながらスマホをいじってるとある画面に飛ぶ。

 

『レンタル彼女』

 

いや、なんでだよ!俺普通にスマホいじってたよね?

 

てか、レンタルしてまで彼女欲しいとか世も末だな。

 

俺は彼女なんぞいらん。彼女より友達が欲しい!これ絶対!だから、そこのリア充は直ちに爆発しましょう。

 

俺のそばを通ったイチャイチャカップルにヤジを飛ばす。いや、念を飛ばしているのか?

 

「清にでも報告しとくかな。」

 

Lineを開き、清のページに行く。昨日交換したんだよなぁーとほくほく顔で、スマホをつつく。

 

『レンタル彼女ってのがあるんだけどお前使う?』

 

なんか不自然だな。いきなり使う?って聞くのはちょっと違うような。

 

うーん。なんて送ろうかな。これなんてどうだろうか。

 

『レンタル彼女ってのがあるんだけど、一緒に使う?』

 

いや、変わってねぇ、変わってねぇどころか衰退してる。

 

一緒に使ってどうするよ。俺は彼女なんていらんつってるのに。

 

まぁ、いいか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、数十分経って清からメールが届いた。

 

『八、レンタル彼女というのがあるんだけど、一緒に使ってみないか?』

 

 

うん。なんでお前やねん。おっとよくわからない関西弁が………

 

おかしいだろ。そもそも俺メール送ってないんだけど。こわっ。

 

 

あーやだやだ。俺はそんなのつかわねぇよと。

 

『俺らはぼっちだ!そんなくだらぬ物使ってたまるか!獅子奮迅の我らボッチが、そんなものを使ってたまるか!真っ直ぐ前へ突き進め!!』

 

いや、材木座入ってる。材木座入っちゃってるよ!え?もしかして乗り移ってる?恐っ。やめて!俺の体!

 

『え?八ってそんな喋りかだったか?ともかくお前の分も予約しておいた。後でポイント寄越せよ』

 

 

何勝手に決めちゃってんの?陽乃さんなの?はるのっちゃうの?やめて!!お前まで陽乃見たくなっちゃったら手がつけられない!返して!純粋だった清を返して!!

 

と、くだらないことを考えながらも、レンタル彼女についた思いを馳せるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はーい。更科るかと、桜沢墨です」

 

「今日はよろしくお願いしますね〜」

 

「はぁ。俺は比企谷八幡よろしく〜」

 

「俺は綾小路清隆」

 

うわ、清お前もしかしてキメ顔の練習でもしてたのか?!めちゃめちゃカッコよく見えるぞ!ほ、ほら、そこのおどおどしてることか目をキラキラさせてるし。

 

「むー。あの!なんなんですか!この人は!あなたのお友達さんですよね?」

 

ビシッと指を刺し、こいつは邪魔だと宣言してくる。え?俺?一瞬時が止まったのかと思ったよ。え?何?何が悪いところでもあった?

 

「なぁ、八、お前ため息はないだろ。そうやってると彼女なんてできないぞ?」

 

「うるせぇよ。彼女なんてできてたまるか。ぼっち仲間が何言ってんだよ」

 

「俺はぼっちだが、友達はいる」

 

「くっ、裏切り者め」

 

こ、こいつそういえば友達いたんだったな。くっ、裏切りものめ。二回もいっちゃったよ。

 

「あは……は、な、……なんか……も…う…わた…したち…いらない?」

 

「帰っちゃポイントもらえないでしょ」

 

「はぁ、ポイントのためにやってるの丸出しだし」

 

「くっ、くぅー!なんでこんな人の彼女なんかに!!」

 

「おい、八そういう時は仕事のためだし仕方なくの方がいいと思うぞ」

 

「あ、あぁそうか。気が効くな清は。じゃあ、そう…「うっさい!!むっかー!あんたほんとうざい!しねば?」

 

「おいおい、死ねはないだろ。しねは。せめて消えろくらいに」

 

「きめた!今日はあんたに私を金のためにじゃなくて私がやりたいから本気でやってるって証明してあげる!!」

 

「はぁ?なんだよそれ。別にそんなのしなくてもいくらでも認めてやるぞ?」

 

「いいや、あなたに心から認めてもらわないと気が済みません!だから今日は付き合ってもらいますよ!!」

 

「はぁ。清なんでこいつ選んだの?」

 

「え?八はそういう人の方が好きかなと思って」

 

「いや、そういうわけじゃ………俺はもうちょっとおとなし…「ん?」……なんでもないです」

 

この更科ってやつ怖い。俺は本音で喋ってるだけなのにすっごい睨んでくるんだけど。マジ怖いやめて!その顔すんのやめて!!

 

「まぁ、いいわ。取り敢えず三時間ね。7時まで。桜沢さんもここでお別れでいい?」

 

「う、うん。じゃあ、………行こっか……き……清隆くん。」

 

「あぁ。八もうまくやれよ。さっきみたいなことしてると痛い目見るぞ」

 

「ふっ、俺はあれが素だからな。かわらねぇよ。じゃっ、また明日な」

 

「ほら、さっさと行きますよ。」

 

手を握ってスタスタ歩くのだが、手が痛い。力!力を抜いてっ!痛い、痛いよ。

 

「痛くしてるんです。はぁ、取り敢えず安直に服でも買いに行きますか?」

 

「安直にって…………まぁ、分かったよ。でもちょっと待ってくれ。見つかりたくない相手がいるからメガネだけはさせてくれ。」

 

「?めがね?ふふん。あなた眼鏡をつければその目がかくせる………と………………///」

 

「あん?何してんだ?さっさと行くぞ。1日彼女してくれるんだろ?早く」

 

「くっ………なんであんたそんなイケメンなのよ。私の目が狂ってるのか?」

 

「うんうん。現実逃避はいいが俺はイケメンなんかじゃないからな〜戻ってこーい」

 

なんかこういうシーン何度も見るなぁ。今後も見るのかな。

 

てかこいつ何気に可愛いな。絶対言わないけど。

 

「はっ、じゃっじゃあ行きましょうか。むー。なんか負けた気がします」

 

「はぁ?俺が負けてんじゃねぇの?負けることに関しては俺が最強。そう考えたら。俺まじ強い」

 

「貴方が強いなんてことないと思いますけど。なんか納得いきます」

 

ほっぺを膨らませて悔しいですとばかりにこちらを睨んでくる。

 

その目にはわずかに涙を溜めており可愛さを引き立てていた。

 

くっそー、言動を除けば可愛いのに残念!

 

「なんか目がやらしいです。ぶっちゃけきもい」

 

「きもいとな。ちょっと傷ついた。まぁ最初に変なこと言った俺が悪いしな。悪かったよ。謝る」

 

と言い、頭を下げる。誠意は十分に込めているはずだ。俺が誠意を込める時は謝る時と人にご飯を奢ってもらう時だ。

 

「べ、別にいいですよ。もう怒ってないですし。そのかわり、今日は楽しみましょう。時間も少ないですしね!」

 

捲し立ててあわあわと言っているが、許してくれるならありがたい。最初の印象が最悪だったしな。

 

「まぁ、許してもらえたならよかったわ。じゃあ行くか。まずはーーー

 

よかった。許してもらえなかったら、俺に悪い噂でも流れたらたまらないからな。例えば女子に悪口言って泣かせたーとか。これ結構きついからまじで

 

誰かとカップリングさせたいと思っているのですが誰がいいですか?

  • 櫛田桔梗
  • 一ノ瀬帆波
  • 坂柳有栖
  • 椎名ひより
  • 龍園翔
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