ようこそ実力至上主義の教室へ〜間違った青春はとある教室で始まる〜   作:らふ

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第三十話彼女お借りします(本)後編

「あー、なんかさ。あ、なんでレンタル彼女してるんだ?」

 

「えー、まず効くとこがそこ?」

 

いや、だって何話したらいいかわかんないんだもの。

 

気まず過ぎだろ。歩いてる時こんなにも気まずくなるとは思わなかった。

 

今服屋に歩いて行っている。いやー、バイクとか欲しいなーこういう時喋らなくても済むからマジ欲しい。

 

「はー、いいですよ。話します。

 

 

私は生まれた頃からの病気があるんです」

 

 

あれ?なんか重そうな話が始まったよ?あれ?おかしくない?そんないけないとこついちゃった?

 

戻して!つい1分前の俺に戻して!

 

「っ、………それで」

 

「徐脈性不整脈、いや徐脈のほうがわかりやすいかな。それに患っていて、激しい運動だったり、興奮することだったりをすると目眩とか息切れとか起きちゃったんだ。

 

で、他の人と違う自分をみて、ドキドキを感じれない自分が嫌になって、恋してみたいなぁって思って、この仕事をしてるの」

 

「ほう、じゃあこの仕事をする理由は恋したいから、なんだな」

 

「そう。でも貴方みたいな人とは絶対にならないけどね。べー」

 

「ふっ、俺もお前みたいな彼女はいらないよ。ルックスは可愛いけどな」

 

「か、かわ」

 

「お、ついたぞ。って、ここ男性服の店じゃねぇか。お前が服着るんじゃないのか?」

 

「えへへー、いやー八幡くんはかっこいいから服着せたくなっちゃって」

 

「こういう時だけ彼女ヅラするな。はぁ、まぁいい。入るぞ」

 

「あ、まってー」

 

とてとてと追いかけてくる。いや、可愛いところはあるんだけどな。

 

それから少し時間が経ち、

 

「こんな服なんてどう?絶対似合うと思うんだ」

 

「いや、お前はしゃぎすぎな。もうちょっと自重しような」

 

「むぅー、うるさい!別にいいじゃん。なんか楽しくなっちゃって。」

 

「俺は疲れるだけなんだよなぁ。なぁ、別の店行かない?疲れたんだけど」

 

「まだダメですよ。そんなに時間たってないじゃないですか。ほらこの服も着て」

 

「はぁ。分かったよ。これで終わりな」

 

「まだあり「こ・れ・で、終わりな?」

 

「むぅー、わかりましたよー。これで終わりにします。」

 

「うん。わかればよろしい。じゃっ着てくるからそこでまってろ」

 

「うん!まってますね!」

 

いや、お前無駄に元気だな。どうした?なんかいいことでもあったのか?いや悪いことしかないと思うんだが、ほら俺に会ってしまったこととか。

 

「はぁ、なんでこんなことになったんだか。清に今度あったら締めてやろう。そうしよう」

 

そい言いながら、着替える。布と布がさすり合う音がしばし響きそれを鬱陶しく思ってくる。

 

「それで、着替えたが?」

 

黒いスーツに身を包みサングラスを目につけたしょうねn…………っておい!なんだよこの格好は!!

 

「うん!かっこいい!!あれだね、なんかこう、えーじぇんと?みたいだね!」

 

「いや、そこはエージェントよりSPの方が分かりやすかっただろ。」

 

「そうそう!それそれ!」

 

「なんかお前由比ヶ浜みたいなやつだな」

 

「由比ヶ浜?誰それ。早く次行くよ。」

 

「へいへい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とあるカフェで話をしている。人はだいぶ空いていて、俺らの話し声が結構響く。

 

「それで、今日はどうだった?楽しくは………なかったよな。普通に考えて」

 

「むぅ、そりゃそうだよ。比企谷くんは、終始目逸らしっぱなしだし、会話はかみかみだし。苦笑い多いし」

 

「お、おう悪かったな。お前のノリについていけなくてな。」

 

「むぅー、そういうところもだよ!そこは無理にでも俺が悪かったっていうところだよ!」

 

「は、はは、そ、そうだな。」

 

「でもまぁよかったです」

 

「は?」

 

「点数つけるなら20点」

 

「それは百点満点でだよな?」

 

ここで、20点満点でとか言ったら八幡的にポイント高いんだがそれは絶対にあり得ないだろう。

 

「そりゃ百点満点で、ですよ。内割は、彼氏っぽくなかったのが30点マイナス。ちょっとキモかったのが20点マイナス。私基準の彼氏を演じてくれなかったのが50点マイナス。」

 

「いや、最終的に0点になっちゃったし」

 

「でも、イケメンだったのと、私のレンタル彼女をする理由の話を聞いても笑わなかったので20点!ですよ!」

 

は?笑う?あの話のどこに笑う要素があったんだ?笑う箇所なんて全くなかっただろ?

 

「は?あの話に笑う要素なんてなかっただろ?」

 

「ふふっ、みんなはそうじゃないみたいですよ?」

 

「は?よくわらかないんだが。」

 

「私、こういう話を普通にできる人って今までいなかったんです。でも、比企谷くんと話してるとそんなのどうでもよくなってて、なんで話せなかったんだろうとか思うの」

 

「ん?別に俺じゃなくてもそういう話は誰にでもできるだろ。」

 

「できないよ、まっ、そゆこと!私は話したかったの!」

 

「ふーん。いいんじゃないか?話さなくても。話すのなんてただの自己満足だろ」

 

「は?なんでいい話風にまとめてるところを汚すんですか?」

 

いやいやいや、目が怖いからハイライト消えてるから。マジ怖いその目を俺に向けないで!!

 

「だってそうだろ。聞いて欲しいなんて自分の承認欲求が働いてるからこそだ。本当に話したくないことは話さない。聞いて欲しいからこそなんだ。」

 

「は、はぁ。」

 

「つまるところ、お前は誰かに話せばそれは達成されたわけで俺に話すことでもなかったってことだよ」

 

「いや、なんでその結論に至るんですか!私はチャチャを入れずに聞いてもらえたのが嬉しかったのに!!」

 

「いや、後からがっつり話変わってだだろうが。別に感動要素なんてないだろ」

 

「そんな、なんでもないかのように話せるのが羨ましかったんですよ!!」

 

「あぁん?しらねぇよそんなこと!」

 

「なんですって!!」

 

「あ?」

 

もう、この子何?誰か!誰かこの物凄い気まずい雰囲気をどうにかして!なんで喧嘩見たくなってんだよ!

 

「呼ばれて飛び出てひゃっはろー!!あれーなーに喧嘩しちゃってるの〜」

 

「いや、呼んでないんですけど。てか来ないでくださいよ!何?俺にGPSでも埋め込まれてる?なんで俺のいるところがわかった」

 

「ん?そんなの直感と勘だよ?私が八幡のいるところ見つけられるのは主にその部分!」

 

「え、え、え?何この超美人なお姉さん。も、も、もしかして比企谷くんの彼女?」

 

「正解〜私は八幡の彼女の雪ノ下陽乃です!ところで貴方は〜八幡の何?」

 

「わ、わ、私は、私は比企谷くんの彼女です!!」

 

は?何言ってんのこいつ。馬鹿なの?馬鹿でしょ。やめて!ばちばち火花散ってるから!!

 

「ふーん。あ、八幡は私の八幡だからあげないよ?これ絶対だから」

 

「え?比企谷くんは私のですよ?あげるわけないじゃないですか」

 

「いや、お前らどっちも彼女じゃないし、彼女なんていらないから。やめて!」

 

「え?そうなの?」

 

「そうだったの?」

 

「「なーんだ。」」

 

いや、俺に彼女なんているわけないだろ。馬鹿なのかこいつら。俺に彼女いるんだったらこんな場所いないわ!!もっとこう、セレブな場所で『ザギンでシースー行っちゃう?』とか言ってるわ!

 

いや、それ彼女いても言わないな。俺には縁のない場所だ。

 

「はぁ、ねぇ、貴方これから話さない?」

 

「はい?何を話すことがあるんですか」

 

「八幡のこととか話すよ?これまでの八幡君のこと。」

 

「はっ、、それは是非!」

 

「じゃっ、八幡君またね!」

 

「ひ、比企谷君またね」

 

「あぁ、少なくとも更科とはまた会うことはないだろうな。」

 

「むぅー。じゃあね!」

 

そう言ってカフェを出て行く。

 

はぁ。やっぱ、彼女とかいらねぇ。俺に彼女とかいたら1週間で別れる自信あるわ。うん。

誰かとカップリングさせたいと思っているのですが誰がいいですか?

  • 櫛田桔梗
  • 一ノ瀬帆波
  • 坂柳有栖
  • 椎名ひより
  • 龍園翔
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