ようこそ実力至上主義の教室へ〜間違った青春はとある教室で始まる〜 作:らふ
「で、一之瀬と由比ヶ浜お前らなんか心当たりあるのか?」
「え?私は全く心当たりないけど」
今、由比ヶ浜と、一之瀬と陽乃と俺とでカフェに来て話をしている。
このカフェも使い慣れたなと思いながら、中々良いところだと思い直す。
リア充が、たくさん入り浸っているところを除けばだが。
ところで俺らは側からみればリア充に見えないこともないのか?
いや、俺がリア充なんてありえない。天と地がひっくり返るくらいありえない。寝言は寝ていえ。
というわけで、一之瀬と由比ヶ浜がなぜ入れ替わっているのかその経緯を問いただす。
「わ、私もないかなぁ。あはは」
「ダウト。お前そんなんで騙されるとでも思ってんのか?」
「うぐっ。い、いやー私何もないよ?学校生活楽しいし」
「なんで、俺が学校生活のことを聞いていると思ったんだ?」
「うぐぐっ…………分かったよ。言うよ。でも絶対何もしないでね?」
「はぁ?俺が何かすると思ってんのか?」
俺は何もしないというか何もしないで生きているまである。人は何もしなくても生きていけるのだ。ソースは俺。休日とかバイトだるくてばっくれてばっかだけど生きていけてる。
「ヒッキーは、絶対なんかする人だから」
「はぁ、言ってみ。何もしないから」
「お願いだよ?絶対だからね?」
「てか、そういうのは雪ノ下とかに喋ってないのかよ。あいつ絶対なんかするだろ」
「だから、喋ってないんだよ。それに当事者だし、そんなわけだから」
「ふーん。まぁ、言ってみろよ。」
「うん。じゃあ喋るね。私、総武中の時はスクールカースト上位なんて言われてきてたけど、ゆきのんたちと話しているうちに変わっちゃったじゃん?」
「まぁ、あいつと関わっていると無理にでも変わるよな。」
「私は変わった。それを私は良いことだと思っている。ここまでは良いかな?」
「うん。俺もそれは良いことだと思ってる」
「ねぇ、一之瀬ちゃん?だよね。私たちいらなくない?」コソコソ
「えっと、で、でも私は少し関係あるし聞かなきゃ」コソコソ
「えぇー、私帰って良いかな?」コソコソ
「だ、ダメですよ!」コソコソ
「そこうるさい」
「「はい」」
こそこそと何話してんだよ!ちょっと俺も混ぜてください。いや、俺が混ざったら気まずくなること請け合いだな。
由比ヶ浜は変わった。それは分かっていることだ。いろいろな出来事があってあいつだけでなく俺らは変わったんだ。
だが、その話とどう関係してくるんだ?
「でね、ここからが問題なんだけど。私は周囲に合わせて生きてきたじゃん?それがなんだか面倒になってきて、素で話すようになったんだ」
「おう、由比ヶ浜も成長するんだな」
「うっさい。ヒッキーだって変わってるじゃん。で、そしたらそれはそれで問題になって、話についていけなくなったりしたらハブられることが多くなって」
「あぁー、分かるわぁ。よくわからん話でも知ってるふうに喋らなきゃ雰囲気ぶち壊しにすることって結構あるよな。」
「私は知らないことなんてないけどね」
「陽乃さんは別次元だからあてにならないんだよ」
「ぶぅー、ひーどーい。泣いちゃうよ?」
「おう、泣けなけ。あ、ほんとに泣くのやめて!俺が悪いみたいじゃん」
「ふふん。わかれば良いのよ」
「なんか納得いかねぇ。まぁ良いや続けろ」
「あれ?ヒッキーって陽乃さんと仲良かったっけ?続けるね。
最初は小さなことだったんだけど、どんどんエスカレートしていって、初めはハブられたり、既読無視とかだったんだけど、話しかけても無視してきたり、終いには…………うぅっ。」
「話したくないなら無理に話すな。ふむ。そういう話か。で、そこがどう繋がって入れ替わるなんてことになるんだ?」
「………私何やってるんだろうって思い出してきたところに、一之瀬さんがいたの。みんなに囲まれて、信頼されて、それが羨ましかった。なんで私もこうしなかったんだろうって後悔もした。」
「はぁ、なるほどな。その羨望が、功を奏したか、わるく働いたのか、今こうなってると」
「そう。だから全部私のせいなの。私が悪いんだよ?だから、ヒッキーは何もしないで。お願い。」
「そう言われてもな。………陽乃と一之瀬は今の話聞いてどう思った?」
「最低だね。私のクラスにそんなのいたらどうなってたか」
「私だったら〜徹底的に潰して、並べて晒しあげるけど」
「とりあえず陽乃は自重しような。まじで怖いから。ふっ、ふふふふっ、ふははははは。」
「えっ、どうしたのヒッキー。」ヒキッ
いや、露骨に引くのやめて!名案思いついただけだから。まじで引かないで。でもこの案は櫛田がいないと成り立たない。しかも喧嘩両成敗みたいなやり方だしな。いっそ俺がヘイトスピーチでもしようか………
「ヒッキーはやめて!ほんとお願いだから。私の問題は私で解決するからさ。」
「三浦がいたらな。」
「あー優美子ね。優美子がいたらこうはなってなかっただろうし………」
「まぁ、あいつがいたら尚めんどくさい…………ん?面倒臭い?」
「どうしたの?比企谷くん」
「あぁ、多分あいつらはことを大きくしたくないよな?せめて身内だけで済ませたいからクラス全員でとかはしていない」
「クラス全員で無視とか八幡じゃあるまいし」
「俺は余裕であったけどな。」
うん。学校全体で無視しようってのもあったな。校内放送で晒し上げ、学校全体で無視しようって呼びかけて…………くそっ、なんで先生まで無視してやがったんだよ。
「相手は晒しを怯えてる。そこをつけば簡単だ。あちら側がそうでるならこちら側はもっと多い人数でかかれば良い。敵を晒し団結力を補うこともできるし……」
「ね、ねぇ、ヒッキー?」
「八幡は、何か考えてる時は黙り込むからね〜。いやーこういうところも凛々しくてかっこいいんだけどね〜」
「よし。明日から学校が楽しくなるはずだぞ。良かったな由比ヶ浜。」
「はい?」
「まぁ、聞いてくれ、お前が虐められてる証拠はあるところから入手するとして、どう対処するかだ。」
「いや、だから何もしないでって……」
「その言葉は拒否させてもらう。第一それでお前が傷ついて良い理由にならないだろうが。
まっ、それは置いといて、対処方法だが、俺がお前を虐めている体にして、同情を引き寄せる作戦だが「それはだめっ!!」………分かってるよ。それはしない。だから…………
お前今一之瀬の体だよな?だったら、その生徒たちが見ているところで、由比ヶ浜と同盟を締結しろ。
『私一ノ瀬帆波は、由比ヶ浜結衣に、同盟を締結します。締結する内容は、Bクラスに流れた有益な情報の提供。Dクラスに流れた有益な情報の提供。
提供する情報は自由。
なおその情報は各クラスの全員に通達すること。虚偽、転載、コピー等は認められない。』
ってな。」
「は?はははっあははははは。八幡くん、やーっぱ面白い。そんな考えなんだ。でも、ちょっと変わったね」
「ふ。まぁ、これで良いだろ。「ダメだよ!私は良いの!勝手なことしないで!!」はぁ。だめだ。これが一番穏便な解決方法なんだ。
まぁ、櫛田を通して周知の事実として流すことはできなくもないが、それは由比ヶ浜がちくったとかそういうデマが流れても癪だしな。」
「そ、それでもだめだよ!!私は……私は………と、とにかくだめなの!私は帰るね」
「はぁ。まぁ、これはお前が解決する問題でもあるしな。でもこれは覚えとけ。誰か頼らないとお前死ぬぞ?」
「は、はぁ?なんでそうなるの?」
「人間誰かに頼らないといけない場面ってのは多々ある。それを全て掻い潜って、一人で解決することも出来る。それは俺がやってきたことだがな。
でも、お前はそれをする覚悟があるのか?」
「そ、それはないけど。」
「だったらするな。お前はお前でいろ。それだけだ。まぁ、友達を大切にしろよ」
「ヒッキーもたまに良いこと言うよね。分かった。でも、一之瀬さんには迷惑するね。」
「あははー、なんせ今は私が由比ヶ浜さんの体だしねー。良いよ。この問題が解決するまで手伝ってあげる。だから、由比ヶ浜さんは待ってて!」
「一之瀬さんも優しいね。バイバイ。ヒッキーと、一之瀬さんと陽乃さんも」
「バイバイガハマちゃん」
「さよなら、由比ヶ浜さん」
とてとてと帰っていく。忙しなく響くその音には焦りが混じっているように見えたが、やはりしくじったか。
「ふふー。私はあの方法を出した理由知ってるよ〜。でも、今は一之瀬さんがいるから黙っておくね」コソコソ
くっ、やっぱり気付いていたか。陽乃さんは本当に怖い。敵に回した時勝てる気が全くしないのもあるが、その知性が本当に怖い。
「なぁーに二人で話してるんですか?」
「あはー、なんでもないよ一之瀬ちゃん。一之瀬ちゃんも大変だねー」
「そうですよ。今日体を見たら全く違う人になってたんですから。まぁ、仲が良い生徒で本当に良かったです。これが、全く知らない生徒とかだったら」
違う生徒だったら。一之瀬は仲良くなって、そこから解決に導いていくだろう。だが、一之瀬はそう考えない。謙虚とでもいえばいいのだろうか、一之瀬は自分を持ち上げて考えることがない。ほんといい奴だよな。お嫁にもらいてぇぐらいだよ。
「はぁ。一之瀬は何にもしなくていいよ。恐らく、動くのは」
動くのは誰であろうか。そんなの決まってる。由比ヶ浜の親友ともいえる人物で、俺が何度も罵倒されてきた。その人物は
そんなの決まってる。
誰かとカップリングさせたいと思っているのですが誰がいいですか?
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櫛田桔梗
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一ノ瀬帆波
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坂柳有栖
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椎名ひより
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龍園翔