ようこそ実力至上主義の教室へ〜間違った青春はとある教室で始まる〜   作:らふ

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第七話………思わぬ邂逅

あれから、少し経ったのだが、結局盗むに至らなかった。

仕方がないと思うがな。人がきたんならむすめるものも盗めまい。

 

そう、少女の後ろに人が横切って、その瞬間諦めたように店をさっていった。

 

潔いのか諦めが良いよいのか、取り敢えず、こいつがどう動くのか、それが見ものだな。

 

絶対何かしそうだもんな、こんなキラキラした目を向けてるとなると、なお一層その疑いは増す。

 

はぁ、こいつは俺の関わりたくないランキング堂々たる上位に君臨しそうだな。因みに一位は陽乃さん。あの人だけは関わりたくない。これだけは言える。

 

彼女も悲惨だな。こんなところを入学初日に見られてしまって、こいつなら絶対脅し文句に使うぞ。間違いなく。

 

「で、お前はどうするんだ?」

 

わかってる。ここで返す返答なんてわかっている。絶対にこいつは『そんなの決まってるでしょう?これを脅し文句に使ってこき使わせますわ』だ。

 

「そんなの決まってるじゃありませんか。この証拠品に使って、入学初日から退学したくなかったら私のお願いを聞いてくださいと言います」

 

少々違ったようだが、これはこれでもっと酷いよな。お願いって言ってオブラートに包んでる感じがいやらしい。

 

おっと、俺はここいらで退場するとしようかな。こいつとか変わってるとろくなことが起きそうな気がしない。これは決定事項だ。100%ろくなことが起きない。ここは二度目の逃げだ。

 

 

「貴方、さっきの今でまたそんなことを企んでたんですか?早く諦めてはどうです?私から逃げられるなんて天才的な知能犯でもない限り無理ですよ」

 

「うわー、じゃあ俺は逃げられないわけだ。」

 

「いえ、貴方なら逃げ出しそうな気もしますけどね。」

 

「じゃあ何か?俺は天才的な知能犯ってわけか?俺のことdisってる?そんな肩書お前くらいしかあいそうな奴いねぇよ。ね?天才的なドSの知能犯さん?」

 

「むぅ、何ですか?私に喧嘩売ってるんです?買いますよ。潰してあげます。それこそ徹底的に立ち直れなくなるまで」

 

「怖い怖い。そんなことされたら俺の学校生活はどうなるんだよ。ほんとにやめてくれ」

 

「許して欲しいですか?そうですねーうーーん。

 

 

では、貴方の携帯番号教えてください。それで許してあげます」

 

「ふーん?俺がお前に番号教えると思うか?」

 

誰が教えるかよ。教えたら教えたで『ここにポイントを振り込んでください、さもなくば貴方の身元を一般公開します』とか言われそうだし。いや、これはガチのやつか。

 

教えないと後が怖そうでもあるしな。しょうがないか、教えるとしようか。本当に不本意だが。

 

この時点で、俺関わりたくないランキング2位、絶対に許さないランキング上位に君臨したのは始めてだよ。この女王さまみたいな空気感が空気を張り詰めていることを知って欲しいです。

 

「ほれよ。」

 

「携帯ごと渡してくるですね……初めて見ましたよ。こんな人。」

 

「俺もお前みたいな奴は……………

 

2人目だな」

 

「あれ?私みたいな人に会ったことあるんですか?どんな人でしたか?」

 

「お前見たく威圧感は放ってないんだけどな。自分の目的のために最初から最後まで、悪者であろうとしたよ。

 

目的も全て自分のためじゃなくてな。怖いけどすごい人だったよ」

 

「?死んだんですか?」

 

「死んでねぇよ。不謹慎だな。まだ生きてるよ。あの人はそう簡単にくたばらない。

 

それこそごき「何かな………今なんて言おうとしたのかな」

 

 

この声は!?

 

い、いやまさかな。この高校に行ったなんて聞いてないし、あの人がここにいるはずもない。

 

「……」

 

いないんだ。いないいないいないない。

 

本当にいないよな?

 

じゃあさっきの声は?

 

俺は振り向くのに少々、いや結構の時間を要した。後ろを振り向くのには覚悟がいる。

 

あぁ、こんな感覚初めてだ。

 

きっと鬼を目前とした人はこうなるんだろうな。鬼が目の前に立ってたら、状況を理解するのに時間がかかる。

 

例えが悪いな。この場合は魔王だ。魔王を目前をした時こんな心境になるんだ。

 

少しずつ、ぎぎぎと音がするようなゆっくりとした振り向き方をする。

 

はぁ、やっぱりか。

 

「なんでこの学校にいるんですかね。それと

貴方との年齢差って3歳差くらい離れてませんでしたっけ?」

 

「ぶぅー、久しぶりに会ったのに最初の言葉がそれ〜?比企ヶ谷くんってそんなに酷い人だったっけ〜?」

 

けたけたと笑いながら近づいてくる。近い近い。そして怖い怖い。ほら、鳥肌立ってる。この人はどうも苦手なんだよなぁ。はぁ。

心の中でため息をつく。リアルでやってたら長くなりそうなため息だな。

 

「俺が酷い人なら酷い人でいいです。それより質問に答えてください。なんでこんなところにいるんですか」

 

「相変わらずイケズだなぁ。比企ヶ谷くんは。私は、2歳しか離れてないよ。比企谷君にいわせれば災難かな?」

 

いえいえ、そんなことはありませんよと言おうとした、けど遮られる。

 

「あれ?貴方どこかでお会いしたことがあるような気がしますね」

 

「あ、坂柳さん所の娘ちゃんじゃない。久しぶりだねぇ。私のこと覚えてる?確か三年に、企業の代表で集まるパーティであったはずだけど」

 

 

「あぁ、貴方でしたか。陽乃さん。雪ノ下建設のご令嬢。しっかりとした人格の方だったと記憶しています」

 

あれま、こいつでも萎縮しちゃうものなの?陽乃さん、怖っ。まさに魔王。

 

「ふふっ、ありがと」

 

思ってないよ。思ってない顔だよこの人。つまらないなぁとかいう顔してるんだもん。怖い怖いよ。

 

「それより場所変えようか。」

 

一呼吸おいて告げる。あの私帰ってもよろしいでしょうか…………

 

だめですね。はい。いわなくてもわかってますんで、ついて行きます。

誰かとカップリングさせたいと思っているのですが誰がいいですか?

  • 櫛田桔梗
  • 一ノ瀬帆波
  • 坂柳有栖
  • 椎名ひより
  • 龍園翔
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