アサルトリリィ MIX BLOOM   作:カッパサン

18 / 18
アサルトリリィふるーつを見て、こういうのも書いてみようかなと思いつつ、書いてみました。
色々とオリジナルかつアレンジもされてますが、良ければご覧ください。
おまけですが、今回はそこまで長くないと思います。

あと、今作品が完結と出ているため、今後話を出すかどうかは未定です。
リアルが忙しくてネタが出てこないので………


リリィ達の日常?

 

 

 

 

 

 

 

「ふう…今日のトレーニング終わりと…」

 

 

 

 

元気な赤茶色のショートヘアーの少女が廊下を歩いていた。

 

 

 

 

 

百合ヶ丘女学院 1年生 一柳隊 ブルーム 木葉・ブルーム・奈々(このは・ブルーム・なな)

 

 

 

 

彼女はかつて、弱いリリィだった。

 

そんな彼女が様々な経験を得て強くなり、最強リリィの一角まで成長した。

 

 

 

 

更には、百合ヶ丘を救った功績として、学園からフローラ勲章を貰い、今となっては百合ヶ丘だけでなく、世界のガーデンから有名になっている。

 

今日、彼女は所属しているレギオン…一柳隊の部屋へ向かっていた。

 

 

 

 

そして一柳隊の控え室の扉前までやって来て、奈々はドアノブを回して開ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奈々「皆お待たせ…って、どうしたの?」

 

 

 

 

部屋の中は8人の少女達が何やら困ってる様子であった。

 

 

 

 

「指輪………無くしちゃった……」

 

 

 

桃色の髪の女の子がしょぼくれていた。

 

何故か四葉のクローバーを彩った髪飾りを付けたおさげも下がっていた。

 

 

 

 

 

百合ヶ丘女学院 1年生 一柳隊 隊長 一柳梨璃(ひとつやなぎ りり)

 

 

 

 

奈々「指輪って、リリィが必ず付けてるあの指輪?」

「はい。昨日は付けてたんですけど…」

 

 

 

 

小柄な茶色のショートヘアーの少女が奈々に説明する。

 

 

 

 

百合ヶ丘女学院 1年生 一柳隊 二川二水(ふたがわ ふみ)

 

 

 

 

 

「これは一大事ですわよ!一刻も早く梨璃さんの指輪を見つけなくては行けませんわ!」

奈々「楓ちゃん落ち着いて」

 

 

 

 

 

令嬢と思わせる焦げ茶色のロングウェーブの少女が梨璃の指輪を探すために張り切っている。

 

 

 

 

 

 

百合ヶ丘女学院 1年生 一柳隊 楓・J・ヌーベル(かえで・ジョアン・ヌーベル)

 

 

 

 

「さっきまで梨璃に嵩張るような指輪を渡してたくせに…」

 

 

 

 

金髪のポニーテールの少女が楓にツッコむ。

 

 

 

 

 

 

百合ヶ丘女学院 1年生 一柳隊 安藤 鶴紗(あんどう たづさ)

 

 

 

 

「あの指輪はリリィにとって大事なヤツじゃからのう。早めに探さねばならん」

 

 

 

 

 

二水と同じく小柄で、灰色の長いツインテールの少女が指輪を早く見つける事を提案する。

 

 

 

 

 

百合ヶ丘女学院 1年生 一柳隊 ミリアム・ヒルデガルド・v・グロピウス(みりあむ・ひるでがるど・ふぉん・ぐろぴうす)

 

 

 

 

 

ミリアムの言うように、リリィが付けている指輪はCHARMとの契約やマギを流すことに使われる重要なアイテムである。

 

 

 

 

 

「そんな訳で梅達はこれから探そうと思ったんだ」

 

 

 

 

小さなツインテールの緑色のショートの少女がこれからやることを奈々に言う。

 

 

 

 

 

百合ヶ丘女学院 2年生 一柳隊 吉村・Thi・梅(よしむら てぃ まい)

 

 

 

 

 

「奈々も一緒に探してくれる?」

奈々「いいけど、私心当たりがあるかも」

 

 

 

 

左片方が長いもみあげとシュシュを付けた後ろ髪を前に下ろした黒髪の静かな少女が奈々を誘うが、奈々は心当たりがあるという。

 

 

 

 

 

 

百合ヶ丘女学院 1年生 一柳隊 王雨嘉(わん ゆーじあ)

 

 

 

 

 

「奈々さん知っているんですか?」

 

 

 

 

 

左目が赤茶色で、右目は髪と同じ茶色のオッドアイのライトブラウンのロングヘヤーの少女か奈々に聞く。

 

 

 

 

 

 

百合ヶ丘女学院 1年生 一柳隊 郭神琳(くぉ しぇんりん)

 

 

 

 

 

 

奈々「知ってるも何も、もう見つかったようなものだし」

楓「どういう事ですの?」

「遅くなったわ」

 

 

 

 

 

青みがかかった黒のロングの少女が部屋に入ってきた。

 

 

 

 

 

百合ヶ丘女学院 2年生 一柳隊 副隊長 白井夢結(しらい ゆゆ)

 

 

 

 

 

 

奈々「あ、夢結さん。忘れ物を届けに来たんですよね?」

梨璃「え?」

夢結「鋭いわね奈々。梨璃、忘れ物よ」

 

 

 

 

夢結が取り出したのは、梨璃が無くした指輪であった。

 

 

 

 

 

梨璃「えーーーー!?」

奈々「ほらね」

夢結「何を驚くの?あなた昨夜私の部屋に置き忘れてたでしょ?」

神琳「よくわかりましたね」

奈々「梨璃ちゃんが夢結さんの部屋に入っていったのたまたま見かけたからね」

楓「どんなシチュエーションで指輪を外しますの…?」

ミリアム「確かにじゃな…」

奈々「え?訓練で荒れた手にクリーム塗るために一旦指輪を外したんじゃ?」

楓「貴女は本当に夢がありませんわね!」

奈々「何で私、怒られてるの?」

ミリアム「空気を読まんヤツじゃの…」

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで、リリィ達の変わった日常生活がはじまる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エレンスゲ女学圜では…

 

 

 

 

 

 

(私の名は伊倉玉里(いくは てまり)、1年生。エレンスゲ女学園に入学し、ヘルヴォルに特別入隊したリリィである)

 

 

 

 

自室でチェアに座り、紫のショートカットの少女がデスクの上にあるノートパソコンでファイルを表示させていた。

 

 

 

 

 

玉里(2年前、GEHENAで強化リリィになっただったが、スキラー数値が極端に下がってマディックになってしまった私はシエルリント学園のマディック部隊に入っていた。そんな中、突如ヒュージの群れが襲いかかってきた。リリィでもない私達では勝ち目はなく、ただ殺られるのを待つだけだった…………そんな中、とあるリリィが私達を助けてくれた)

 

 

 

 

 

回想しながらも、玉里はキーボードを打ち続ける。

 

 

 

 

 

 

玉里(その人に他の仲間は何故マディックの私達を助けたのかと尋ねた。そしてその人はこう言った)

 

 

 

 

「助けるのにリリィもマディックも関係ない。戦場で戦う以上、同じ仲間だから」

 

 

 

 

玉里「救ってくれたリリィのこの言葉を聞き、私は変わった。私は鍛練を重ねていき、エレンスゲ女学圜でリリィとして転入を果たした。そして長官から担当のレギオン…ヘルヴォルへの編入を申してきた。レギオンなら色々と学べる。もちろん入隊を受けた)

 

 

 

 

 

まだキーボードを打ち続ける玉里。

 

 

 

 

 

玉里(小動物のような藍ちゃんに母性本能丸出しの千香瑠様。可愛いもの好きの瑶様にお笑い担当の恋花様。そして…)

 

 

 

 

 

玉里は突然フォルダを開き、動画ファイルにカーソルを合わせ、マウスをクリックした。

 

 

 

 

 

 

「よ~い~こ~だら~ん、た~の~し~い~よ~♪」

 

 

 

 

と、動画内の一葉が拗ねて部屋にこもっちゃった藍を呼び戻すために、瑶の発案で創作ダンスを踊っていた。

 

 

 

 

 

 

 

「さんきゅー、ベイベー!!」

 

玉里「ヘルヴォルのツッコミ担当…相沢一葉ちゃん…」

 

 

 

 

と、笑みをこぼしながら動画を踊っていた。

 

 

 

 

 

 

 

彼女…伊倉玉里は後に遠征で助けてくれたリリィと出会うことになるが、それはまた別のお話。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに玉里が見ていた動画ファイルは一葉達にバレて、その後消去された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神庭女子藝術高校では…

 

 

 

 

 

 

 

「2年、巫風子(かんなぎ ふうこ)!本日よりグラン・エプレに入隊させていただきます!」

 

 

 

 

 

神庭女子藝術高校の制服を着た紫色の髪のショートカットの少女…巫風子が自室で土下座をしていた。

 

実は風子が明日に入るレギオン…グラン・エプレのリリィ達への最初の挨拶の練習であった。

 

 

 

 

 

 

風子「……………今一だな。やはり堅苦しいのは不味いか」

 

 

 

 

 

 

担当する教導官がグラン・エプレに新たなメンバーを入れて戦力を強化する形で、彼女が選ばれた。

 

グラン・エプレのリリィ達との印象はよく、リリィとしての能力とスキル構成もグラン・エプレの戦闘スタイルと相性がいいため、昨日で彼女の採用が決まった。

 

 

巫風子の正式な入隊は明日になるため、彼女はその時の挨拶を練習していたのだ。

 

 

 

 

 

風子「もうちょっと軽く…いや、それだと心がこもってないしな…」

 

 

 

 

 

しかし、納得の行く挨拶がまだ決まらないみたいである。

 

 

 

 

 

 

風子「よう!お邪魔するよ!………って、これは軽すぎるな………」

 

 

 

 

 

 

 

風子の納得の行く挨拶が決まるのは時間が掛かりそうであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戻って、百合ヶ丘では…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それでは、新レギオン…カナリアの結成を祝して………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「かんぱーーーい!!!」」」」」

 

 

 

 

 

 

新しく出来たレギオンの控え室で制服を着た5人の少女は、レギオンの結成記念パーティーを始めていた。

 

 

 

 

 

 

パーティーの始まりを仕切ったのは青いロングヘヤーの少女。

 

 

 

 

百合ヶ丘女学院 2年生 カナリア 隊長 桜田加奈(さくらだ かな)

 

 

 

 

 

 

 

「はやくも条件の5人揃ったね。お姉ちゃん」

加奈「ええ。奈々ちゃんが私達のレギオンに入るメンバーを連れてくるなんて、驚いたわ」

 

 

 

 

 

 

加奈の隣には、加奈をお姉ちゃんと呼ぶ赤いツインテールの少女。

 

 

 

 

 

百合ヶ丘女学院 1年生 カナリア 副隊長 桜田理亜(さくらだ りあ)

 

 

 

 

 

 

「私もそろそろレギオンに入ろうと思ってた所なので丁度良かったです。それに元ブルーガードのエリートが一緒にいるなんて光栄です」

 

 

 

 

 

緑色のポニーテールの少女がレモンティーの入ったグラスを持つ。

 

 

 

 

 

百合ヶ丘女学院 1年生 カナリア 高野亜理奈(たかの ありな)

 

 

 

 

 

因みに髪型は本来ツインテールだったが、理亜と被るため、彼女自身が変えたようである。

 

 

 

 

 

 

「亜理奈さんや奈々さんが奨めたレギオンだけあって、いいチームになりそうね」

 

 

 

 

 

オレンジ色のミドルカットの少女がグラスに入ったレモンティーを飲みながら話す。

 

 

 

 

 

百合ヶ丘女学院 2年生 カナリア 園宮愛美(そのみや まなみ)

 

 

 

 

 

 

「愛美様は、前は御台場女学校で有名なリリィでしたね。どうして百合ヶ丘に?」

 

 

 

 

 

 

茶色のセミロングの少女が愛美に質問する。

 

 

 

 

 

 

百合ヶ丘女学院 1年生 カナリア 塔ノ木綾瀬(とうのき あやせ)

 

 

 

 

 

愛美「一番の理由は奈々さんね。百合ヶ丘防衛戦で大きく貢献したリリィだったし、あのヒュージの大群に屈せずに立ち向かうその意志の強さに興味を持ってね…身近で見て、彼女の戦い方を学びたいのが本命かな?」

 

 

 

 

 

 

愛美にとって、奈々に対する評価は大きいようだ。

 

 

 

 

 

加奈「わかる。私も当時はまだ駆け出しだった頃の奈々ちゃんの頑張りに少し憧れたわ」

綾瀬「背負ってるものは私達と変わらないけど、奈々の場合は命の大切さを私達以上に意識していますからね」

亜理奈「それが奈々さんの強さに大きく貢献してる訳ですね」

愛美「奈々さんの人気は御台場女学校でも噂になってるしね」

理亜「奈々ちゃんもやり過ぎたと言ってちょっと後悔したみたい」

 

 

 

 

と、話ながら理亜はせんべいのように薄く焼かれたイカを醤油に付けて食べていた。

 

それを見た亜理奈はゾッとした。

 

 

 

 

 

亜理奈「り、理亜さんそれってイカせんべいですよね?」

理亜「うん。通販で直送した物を私が潰して作ったの」

加奈「クジラ船で育った私達は魚介類をよく調理してたからね」

亜理奈「イカせんべいもですか!?よく潰せましたね…」

 

加奈「どう?イカしてるでしょ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

加奈のダジャレで回りの空気が凍る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

亜理奈「奈々さんがダジャレを言う理由がわかりました……」

愛美「確かに…………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

代わって、一柳隊は理事長室に呼ばれ、ある任務の説明を聞いていた。

 

 

 

 

 

奈々「無害のヒュージが迷子に?」

 

 

 

 

 

説明をしているのは、理事長の机の椅子に座っている高年齢の男性であった。

 

 

 

 

 

 

百合ヶ丘女学院 理事長代理 高松咬月(たかまつ こうげつ)

 

 

 

 

咬月「うむ。無害のヒュージを保護するヒュージファームから連絡があって、輸送中のトラックが突然襲われ、中にいたヒュージの1体が逃げてしまったそうだ」

 

 

 

 

 

 

隣には、後ろ髪を止めたダークブラウン色の髪の少女。

 

 

 

 

 

 

百合ヶ丘女学院 3年生 ブリュンヒルデライン 主将 出江史房(いずえ しのぶ)

 

 

 

 

 

史房「現在は廃虚でうろついています」

神琳「他のガーデンからの協力は無かったんですか?」

咬月「断られたそうだ。無害とはいえ、ヒュージを助けるのは気が引けるとな」

楓「まあそうなりますわね」

夢結「それで、今度は百合ヶ丘にと?」

咬月「今回は戦闘ではなく捕獲が目的になる。頼めるか?」

梨璃「はい。任せてください!」

楓「逃げたヒュージの特徴は?」

史房「オルビオ種…百由さんが前に捕らえてたルンペルシュツルツヒュンペルと呼ばれたヒュージに似た個体です」

ミリアム「ミドル級の中で弱い部類じゃな」

史房「しかしそのヒュージはとても臆病で、リリィ…特にCHARMを見ると逃げてしまいます」

梅「マジか…」

咬月「できる限り無傷での捕獲を頼みたい。方法は君達に任せよう」

 

 

 

 

 

 

と言うことで理事長室を後にした一柳隊はヒュージ捕獲の任務を頼まれた。

 

 

 

 

 

鶴紗「それで、どうやって捕まえるんだ?」

雨嘉「CHARMを見たら逃げ出してしまうから、普通に捕らえるのは無理かも」

神琳「レアスキルの発動にも敏感ですから、ユーバーザインも駄目でしょうね」

 

奈々「他に方法がないか…」

夢結「せめて何かで相手の気をそらせばいいけど…」

 

 

 

 

 

 

 

と、夢結の言葉を聞いた梨璃は…何かを閃いた。

 

 

 

 

 

梨璃「お姉様!良い事思い付きました!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

梨璃は二水を連れて何処かへ向かい、残った皆は控え室で待っていた。

 

 

そこで夢結と奈々は梨璃から渡された作戦の書かれたメモを見た。

 

 

 

 

 

 

 

 

夢結「着ぐるみになりすましてヒュージに接近!?」

奈々「相手の気が緩んだタイミングで一気に捕獲……だと!?」

夢結「これ本気なの…!?」

 

「はい!本気です!!」

 

 

 

 

 

 

梨璃の声が響き、扉が開いた。

 

 

入ってきたのは、ヒュージ…可愛らしいオルビオの着ぐるみを身に付けた梨璃の姿だった。

 

 

 

 

 

奈々「き、着ぐるみ!?」

梨璃「二水ちゃんと一生懸命考えました!その名も、「私ヒュージだよぉ〜囮作戦〜」!」

 

 

 

 

 

 

と、明るく作戦名を言う梨璃。

 

気のせいか、梨璃の髪飾りが回転してるように奈々と夢結は見えた。

 

 

 

 

夢結「………」

奈々(……………不安だ……)

 

 

 

 

 

二人は不安に感じた。

 

その他の皆はというと………

 

 

 

 

 

梅「よく思い付いたなぁ」

梨璃「えへへ〜」

楓「梨璃さ〜ん!神妙ですけど愛らしいですわぁ」

神琳「写真撮りません?」

雨嘉「ゆるキャラ…?」

 

 

 

 

 

着ぐるみを着た梨璃の元に集まり、ワイワイガヤガヤ喋っていた。

 

 

 

 

ミリアム「興味津々のようじゃのう」

鶴紗「良いのか?夢結様」

夢結「私は別に…リーダーが決めた事ですもの」

奈々「もうこれ止められないね…」

 

 

 

 

 

奈々も諦めモードに入った。

 

 

 

 

梨璃「二水ちゃん自信持とう!皆褒めてくれるし、お姉様も太鼓判です!」

二水「はい!ですよね!」

夢結「私は認めてないけど…」

 

 

 

 

 

と、その時…鐘の音が鳴り響いた。

 

 

 

 

「「鎌倉周辺でミドル級ヒュージが出現。代表レギオンはすぐに現場に向かってください」」

奈々「来たか…!」

梨璃「早速一柳隊、出撃です!」

「「「「「「「「「了解!」」」」」」」」」

 

 

 

 

皆が現場に向かうため、控え室を後にする中…

 

 

 

 

 

 

 

 

置いてかれた、着ぐるみを着た梨璃は必死で動いていた。

 

テクテクと早く動こうとしてるが、遅い。

 

 

 

 

 

その場にいた奈々はその光景を見て………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奈々(…………………………やっぱり不安だ)

 

 

 

 

 

梨璃の作戦に再び不安を感じた奈々である。

 

 

結局奈々は梨璃を持ち上げて皆のもとへいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルドビコ女学院………

 

 

ここでは、とあるリリィの入学試験の真っ最中。

 

 

 

そのリリィはというと………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミドル級クラスに相当する模擬ヒュージを、銀色の髪の少女は試験用に用意されたアステリオンで難なく倒していた。

 

 

 

 

 

ルドビコ女学院 1年生 双葉真里(ふたば まり)

 

 

 

 

 

真里(トレーニングと比べたら、試験はまだ軽い方……)

 

 

 

 

 

 

彼女…双葉真里は、サンスベリアで初めて奈々と戦ったものの、一歩及ばずだった。

 

 

彼女の司令官…ボルドーの死後、彼女は彼からその後の処遇を伝えていた。

 

 

それは、ルドビコ女学院に入り、リリィとしての心構えを身に付けつつ、他のリリィとコミュニケーションを取れという事である。

 

真里は何の意味があるのかわからなかったが、奈々も他のリリィ達とふれ合ってる事を考え、自分も他のリリィとのコミュニケーションを取ろうと考えた。

 

 

 

そしてもうひとつの目的は、ルドビコ女学院で陰を潜むGEHENAの行動を警戒すること。

 

 

 

実はサンスベリアと百合ヶ丘の戦いで、ひっそり参入したGEHENAの者が戦っているリリィ達とヒュージのデータの収集を取っていた事を知り、何らかの行動を取ってきたら阻止するという事である。

 

 

 

 

 

 

模擬試験が終わり、教導官の一人が真里の元へやって来た。

 

 

 

 

 

「おめでとう、合格よ。最後の手続きが終わり次第、明日から来てもらうわ」

真里「はい」

 

 

 

 

 

真里は試験用のアステリオンを教導官に手渡す。

 

 

 

 

 

「そして私立ルドビコ女学院に入る君には洗礼名が与えられる。今日の夜、貴女が住む部屋の扉前に貴女の洗礼名を含めた名前が書かれた貼り紙を張っておく。明日からはその名で名乗っておくように」

真里「はい」

「ではこれで試験を終了する。手続きの後、ゆっくり休んでくれ。お疲れさま」

真里「はい。失礼します」

 

 

 

 

 

入学の手続きをしに試験会場を出る真里…

 

 

 

 

 

 

 

真里(木葉・ブルーム・奈々…私は必ず強くなって、貴女を超える…!)

 

 

 

 

 

 

 

打倒奈々を目標としつつ、彼女は、双葉・アルテミー・真里となり、ルドビコ女学院のリリィとしての生活を始めるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は代わって廃虚となった町。

 

 

ミドル級が入るほどの伸縮自在の捕獲用リングを持ってやって来た一柳隊は目的のヒュージを二水の鷹の目…雨嘉の天の秤目で周囲を探していた。

 

 

視覚系のレアスキルなら目標のヒュージに気付かれる心配はない。

 

 

 

 

奈々は双眼鏡で辺りを探していた。

 

前のレアスキル、サブスキルを失っており、視覚系スキルが使えなくなった奈々は代わりの物として双眼鏡を使っていた。

 

因みに捕獲用のリングも所持している。

 

 

 

CHARMは一応夢結、梅、鶴紗のみが持っており、万が一に他のヒュージが来ることを想定して備えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくすると、鷹の目を使っている二水がターゲットのヒュージを見つける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奈々「いた…!」

二水「梨璃さん、目的のヒュージ発見です!作戦開始です!」

梨璃「ラジャー!!」

 

 

 

 

 

作戦開始!梨璃がひゅーじ!と言いながらてちてちてちとヒュージに向かって歩くが…

 

 

やはり遅い。

 

 

 

 

 

 

奈々「ヒュージは歩くときにひゅーじ!って言わないよ?」

 

 

 

 

テトテトテトテトと着ぐるみを着た梨璃は必死に早く走ろうとするが、それでも遅い。

 

 

 

 

 

 

奈々「あのさ二水ちゃん…これ本当に大丈夫なの?」

二水「はい!梨璃さんとっても可愛いと思います!」

奈々「そんなことは言ってないっつーの」

 

 

 

 

 

ますます不安になった奈々。

 

仕方ないので、奈々が梨璃を担ぎ、ヒュージのそばまで持っていく。

 

 

 

 

 

 

 

梨璃「ごめんね奈々ちゃん」

奈々「いいって。ここまで来たら挑戦あるのみだよ」

 

 

 

 

 

 

そう言って奈々は梨璃を乗せたまま、目標のヒュージの元へと来た。

 

 

その姿はオルビオ種より丸みかかった形に、両足は両手のように丸っぽくなっている。

 

外見からして、危険な生物というイメージがないヒュージであった。

 

 

ヒュージと言うより、ぴゅーじと呼ぶべきか…

 

 

 

 

 

 

奈々は目標のヒュージの視界に入らないよう、後ろに回り、梨璃を降ろすとそのまま離れる。

 

他の皆も目標のヒュージに気づかれないよう一定の距離で瓦礫の裏に隠れた。

 

 

 

 

すると、目標のヒュージは後ろに何かを気付き回ると、ぴゅーと鳴きながら着ぐるみを着た梨璃を目にした。

 

 

 

 

 

 

梨璃(こちらを見た…!)

 

 

 

 

 

 

ヒュージは着ぐるみの梨璃をそのまま見つめていた。

 

 

それに対し梨璃は…

 

 

 

 

 

梨璃「止まってる……皆さん、今です!」

 

 

 

 

捕らえるチャンスだと、梨璃は皆に捕まえる合図を言うが…

 

その目標のヒュージが両腕を伸ばして梨璃を左右に掴んだのだ。

 

 

 

 

 

奈々「な!?」

夢結「え!?」

梨璃「あーーーーーー!!!??」

 

 

 

 

 

予想外の出来事に驚く二人と、梨璃。

 

なんと目標のヒュージは梨璃を掴んだままその場を去っていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

二水「あわわわ!連れさらわれちゃいましたー!!」

ミリアム「待てー!!そいつはお主の子じゃないぞーーーー!!」

奈々「待て待て待て待て待て待て~~!!!!」

 

 

 

 

 

梨璃がさらわれ、奈々が捕獲用リングを持って跳びだし、梨璃をさらったヒュージを追いかける。

 

 

 

サンスベリアとの戦いの後、前に持っていたレアスキルとサブスキルは失われており、スピード系のインビシブルワンも失っている。

 

実質、奈々は弱体化していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………と、思いきや、奈々はレアスキル、サブスキルを使わなくてもマギを使った身体強化が出来るようになった為、サブスキルと同等の結果プラマイゼロである。

 

更に新レアスキル…スピリットエフェクターの効果で自由に空を飛べるようになった。

 

サブスキルも、新たに習得したカリスマを使ったマギの浄化を使ってヒュージの防御力を低下させつつ、一気に攻め混む。

 

本来、サポート寄りのカリスマを攻撃に使うのは他のカリスマ持ちでも考えがつかない。

 

奈々の戦いの経験が活かされてる証拠である。

 

 

 

 

 

そんな奈々はヒュージに気付かれないよう瓦礫の隙間を通りながら走っていた。

 

 

 

 

 

奈々「ふっ、ほっ、はっ、よっ、とっ、と!」

 

 

 

 

 

奈々は走りながら瓦礫の隙間を奈々はマッスルポーズを取りつつポージングしながらかわしていった。

 

その光景を例えるなら、プロテインを持って逃げる犯人を追うマッチョな人の追跡劇を見てるようである。

 

 

 

 

 

そして瓦礫の隙間を通り抜け、梨璃をさらったヒュージの真下まで追い付いた。

 

 

 

 

 

 

奈々「よし、これなら…………えっ!?」

 

 

 

 

 

梨璃を助けるチャンス!と思ったところで、目標のヒュージとは別の系統のヒュージが複数やって来た。

 

オルビオより尖ったフォルムで、カマソッソ種と呼ばれている。

 

 

 

 

 

 

 

 

奈々「ちょ!?このタイミングで来ないでよ!」

 

 

 

 

 

いくら奈々でもCHARMが無ければ戦うのは無謀。

 

 

 

 

 

夢結「ルナティックトランサー!!」

 

 

 

 

 

ルナティックトランサーを使い、空を飛ぶ白い髪と赤い瞳の夢結がブリューナグを持ってやって来た。

 

かつてルナティックトランサーで飛翔していた奈々に対抗意識を持ち、自身も飛べるようになるまで特訓していたらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

奈々「おお夢結さんいいところに!現れたヒュージ達を…」

夢結「梨璃ー!!!」

 

 

 

 

 

しかし夢結は奈々の言葉を聞かずに梨璃を捕まえてるヒュージの方へ向かっていった。

 

 

 

 

 

奈々「ちょ、そっちじゃない!!おい白髪!!」

梅「こっちは梅達に任せろよな」

鶴紗「早く梨璃を!」

 

 

 

 

 

梅、鶴紗が駆け付け、現れたヒュージ達を片付けていく。

 

 

 

 

 

奈々「梅さん、鶴紗ちゃん!わかった。ありがとう!」

 

 

 

 

梅、鶴紗にその場を任せ、奈々は再び目標のヒュージを追う為に障害物を通っていく。

 

同じく目標のヒュージを追いかけている夢結は宛にできない。

 

下手したら目標のヒュージを倒しかねないので、奈々が夢結より早く目標のヒュージの元へ向かう必要がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし今度は空から刃の翼を持つ無数のスモール級ヒュージがやって来た。

 

ブル種と呼ばれた攻撃に特化したヒュージである。

 

 

 

 

 

しかもその狙いは着ぐるみを着た梨璃である。

 

 

そして更には梨璃を助けに向かうルナティックトランサー状態の夢結と、カオスな光景を目の当たりにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで奈々はあることに気付いた。

 

 

 

 

ヒュージ達の目線は着ぐるみを着た梨璃に向けていることを…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奈々「もしかしてこれ…ヒュージを誘き出してる…!!?」

 

 

 

 

 

もしそうだとしたら、このまま放っておけば着ぐるみを着た梨璃に会いに大量のヒュージが押し寄せて来て、梨璃自身が危ない。

 

 

助けたいが、CHARMが無ければ助けにいけない。

 

仮にあったとしても、それでは目標のヒュージが怖がってしまう為、捕獲は難しくなる。

 

 

梅と鶴紗はまだ最初に現れたヒュージを片付けている。

 

他のメンバーはCHARMを持っていないため前線に出れない。

 

 

 

まさに最悪の展開である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「助けが必要みたいね。奈々ちゃん」

奈々「!?」

 

 

 

 

 

声と共に駆け付けてきたのは、制服の上に青いジャケットを身に付けたリリィ達…

 

 

 

加奈、理亜が仕切るレギオン…カナリアが駆け付けて来た。

 

 

 

 

 

 

奈々「加奈さん、ついに新レギオン結成したのか…」

 

 

 

 

 

加奈は白と青のカラーリングに塗り直した片刃の剣のCHARM…カナベラル。

 

理亜は白と赤に塗り直した短剣のCHARM…ブルメリア。

 

綾瀬は大盾のCHARM…イージス。

 

亜理奈はアステリオン・typeS。

 

愛美はトリグラフの強化機と、それぞれ手に持っていた。

 

 

 

 

 

奈々「加奈さん理亜ちゃん!皆も!」

加奈「話は史房様から聞いたわ。周囲のヒュージは私達カナリアに任せて!」

理亜「奈々ちゃんはヒュージの捕獲を!」

奈々「わかった!ありがとう!」

 

 

 

 

 

飛行するスモール級達をカナリアに任せ、奈々は走りだし、梨璃をさらったヒュージに再び追跡する。

 

 

 

 

 

奈々「今だ!」

 

 

 

 

 

目標のヒュージに追い付き、奈々は捕獲用リングを目標のヒュージにぶつけると、リングの真ん中から光の帯が伸び、目標のヒュージを巻き付いた。

 

巻き付かれた目標のヒュージは動けなくなり、そのまま落下するが、奈々によってキャッチされる。

 

 

 

 

 

奈々「よし!」

梨璃「はあ、助かった…」

 

 

 

 

 

捕まっていた梨璃を救出し、目標のヒュージの捕獲は完了した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

捕獲したヒュージは一柳隊の皆でトラックに運ばれ、奈々は疲れ、夢結は息切れしていた。

 

 

 

 

 

奈々「…ヒュージ捕獲の筈が、こんな事態になるなんて…予想外だった…」

夢結「全く…!あなたって子は…!!」

 

 

 

 

 

と、ボロボロの梨璃に言う夢結。

 

 

 

 

 

梨璃「ごめんなさーい!でも失敗は成功のもとと言いますし、今後はこれを活かして…!!」

奈々「気持ちはわかるけど、着ぐるみを着けたままじゃ危ないっしょ!CHARMも持てないし」

梨璃「うっ!」

 

 

 

 

 

奈々から着ぐるみを使った作戦は逆効果だということを告げられた梨璃。

 

 

 

 

 

夢結「そんな忌まわしい物を、一刻も早くお脱ぎなさい!また誘拐でもされたらたまったものではないわ!!」

 

 

 

 

 

と、夢結は無理矢理ヒュージの着ぐるみを脱がそうとする。

 

 

 

 

 

梨璃「だ、ダーメです!!!」

奈々「ああもう!!夢結さん落ち着いて!!」

 

 

 

 

 

奈々が着ぐるみを脱がそうとする夢結を剥がす。

 

 

 

 

 

夢結「何!!?」

奈々「梨璃ちゃん、多分着ぐるみの下、裸ですよ」

夢結「え?」

 

 

 

 

 

夢結は頭に煙が出るみたいにかあーーっと顔を赤くしていた。

 

 

 

 

 

 

奈々「やれやれ…梨璃ちゃんは梅さんに送ってもらうしかないね」

夢結「と、とにかくヒュージの着ぐるみは危険よ!学園に戻ったら早急に処分なさい!」

梨璃「は………………はい………………」

 

 

 

 

 

しょぼんとガッカリする梨璃を見て、奈々は……

 

 

 

 

 

奈々(とはいえ…この出来のいい身ぐるみ…捨てるのは勿体ないな……何かいい方法はないか………)

 

 

 

 

 

と、梨璃の着てる着ぐるみに別の使い方が無いか考えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奈々「…………………………あ」

 

 

 

 

 

奈々が何か思い付いた様子。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日の朝…………

 

 

夢結は梨璃と一緒に百合ヶ丘の校舎の中へ入っていった。

 

 

 

 

 

梨璃「お姉様、昨日の音楽番組はどうでしたか?」

夢結「とても良かったわ。まさか競技会で着たあのコスプレの元があのバンドグループだったなんてね」

梨璃「奈々ちゃんは近未来っぽいバンドが好きみたいですよ」

夢結「確かに、あのバンドも結構レベルが高かったわね」

梨璃「わたしもあの歌に吸い込まれるようにハマりました」

夢結「ふふっ…ところで梨璃」

梨璃「はい、何でしょう」

夢結「昨日貴女が着ていたあの着ぐるみ…もう捨てたかしら?」

梨璃「それなんですけど実は…」

 

 

 

 

 

 

梨璃がそれを話す所、二人の前に何かの着ぐるみが現れた。

 

 

 

 

 

 

「ごきげんよう、お二人方」

梨璃「え?ご、ごきげんよう…」

夢結「ご、ごきげんよう……」

 

 

 

 

 

二人が見たそれは、顔のディスプレイが付いた着ぐるみの何かだったが、どことなく梨璃の着ていた着ぐるみに似ていた。

 

色は白のベースに桃色の玉の模様だが、形はヒュージの着ぐるみをベースに作り替えられてる用である。

 

 

 

 

 

夢結「…………………え?」

梨璃「…………私も………びっくり」

「おっ、早速起動してるね」

 

 

 

 

 

奈々がやって来た。

 

 

 

 

 

夢結「奈々?」

梨璃「あれ、私の着ぐるみだよね?」

奈々「そう。中々出来てるでしょ?」

夢結「奈々、あれは梨璃に捨てるように言ってたはずだけど、どういうことなの?」

奈々「ああ、あれですか?実はあの着ぐるみ出来が良くて捨てるのは勿体ないと思って私が引き取って、百由さんにサポート型のヒュージロイドに作り替えて貰ったんですよ。よく出来てるでしょ?」

夢結「ヒュージロイド!?」

奈々「因みにあの子の名前はモモッチ。一柳隊のサポートを担当するヒュージロイドです」

夢結「聞いてないわよ!」

奈々「そりゃ言ってませんから。後で皆にびっくりさせるつもりでしたから」

 

 

 

 

 

意外な事実を知って呆然とする夢結。

 

一柳隊の皆もやって来て、モモッチを見たとたん、集まった。

 

 

 

 

 

梅「これ梨璃が着てた着ぐるみだよな…」

楓「梨璃さんカラーとは、こちらも愛らしいですわ」

神琳「記念写真撮っていいですか?」

雨嘉「ゆ、ゆるキャラ?」

鶴紗「このやり取り…昨日見たな」

 

 

 

 

この状況…今更着ぐるみを処分しろとは言えない。

 

 

 

 

夢結「またヒュージにさらわれたりしない?」

奈々「二水ちゃんに作り替えてもらいましたから大丈夫だと思います」

 

 

 

 

モモッチのサイズは本来の着ぐるみより6割ほどサイズダウンされている。

 

しかも何かの推進装置を積んでいるのか、少し浮いていた。

 

 

 

 

 

夢結「………それならいいわ」

梨璃「その二水ちゃんは?」

奈々「実は不眠不休で着ぐるみの作り直しをしてて、今日は休み。無理しないでって言ったんだけどね」

梨璃「それで、このヒュージロイド…モモッチって、どんな事が出来るの?」

奈々「部屋のお掃除が出来る」

夢結「普通ね…」

奈々「それと、マギの回復するフィールドを形成したり、CHARMの応急措置が出来ます」

ミリアム「それだけじゃないぞ。こいつにはノインヴェルト戦術をサポートする機能まで備わっておるんじゃ」

梨璃「ええっ!!?」

夢結「結構高性能じゃない!」

 

 

 

 

 

ミリアムが割り込み、奈々の話を次いで話す。

 

夢結が驚くほどの高性能だった。

 

 

 

 

 

奈々「元々百合ヶ丘のマスコットキャラクターにするはずだったんですが、百由さんに変なスイッチが入って、こうなったんです」

梨璃「す…すごい…」

奈々「因みに二水ちゃん、ヒュージの着ぐるみを沢山作ってたので、これを機に他のヒュージロイドも作って他のレギオンに配備する予定のようですよ」

夢結「二水さんもそうだけど…百由ったら……」

モモッチ「夢結、梨璃、奈々、ミリアム、チャイムまで後1分。急がないと」

 

 

 

 

モモッチが時間がないことを4人に伝える。

 

残りの5人はもう校内へ入ったようだ。

 

 

 

 

奈々「おっと!急がないと。ありがとモモッチ」

梨璃「あっ待って!」

夢結「やれやれね」

ミリアム「モモッチ、お主は控え室で待っててくれ」

モモッチ「イエス」

 

 

 

 

 

残った4人はそれぞれの教室へ向かっていった。

 

 

 

 

 

 

と、こうしてリリィ達の1日がまた始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。