「よく知ってるな!!ランテが言うとおり宝樹"アダム"は世界一といっていいほどの丈夫さだ!」
「なあトムさん」
「なんだ?ランテ」
「私がこの船に名前を付けてもいいか?」
「たっはっ!!……!!……!!当たり前だろ!だってこの船はもうお前のだ」
「そうだったね。私は前から決めてたんだ自分の船を手に入れたら付けようと思っていた名前が!その名も"カルブ・アリィ号"だ!!」
「ランテさんとても良い名前です!!」
「船長なんか名前に由来でもあんのか?」
「いやなんか昔にピント来たんだよね」
まあ実際は前世でカラスをイタリア語にしたときそんな発音だった気がしたし、アリィも翼をイタリア語にするとそんな感じの発音だったからね。
「そろそろ話は終わったか?それなら入水しちまうぞ」
「入水?他の人とかは?」
「そんなのこうやってやるんだよ!」
そう言ったトムは船を両手で持ち上げると海へ向かって投げつけた。
「スゲェなぁ!おい!」
「ってなんでお前ら二人はそんなに平然としていられるんだよ!?巨人族でもないのに船を持ち上げるってすごいだろ!!」
「いやだってねぇ」
私は原作見てるからトムさんが船を持ち上げて投げ入れてた気がするから特に驚くことはないんだよねぇ。でもケイフィーが驚かなかったのは意外だったけど……
「私はロックス海賊団にていろいろな経験をしてますのでちょっとやそっとじゃ驚きませんよ」
「そっかぁ、あの時はすごい驚いてたもんねぇ」
――ケイフィーがロックス海賊団に入ってから数日がたったある日、ケイフィーが過去一番驚いた出来事が起こった。
「船長ぉ!前方に海賊船が見えます!」
「そうか…ランテ強そうな奴はいるか!!」
「うーん……一応船長らしき人は巨人族で、ある程度の実力はありそうだよぉ」
「なら、傘下にするか!!」
「おい!!そこの海賊!!おれの傘下になれ!」
「何バカを言っている!やはり人間は低能だなァ!?オメー等!あの船を潰すぞ!!」
相手の巨人族の男がそう叫ぶと彼の仲間も叫んでロープをロックスの船に繋げて乗り込んでいった。
「おれがバカを言っているだァ!?ギハハハ!!おれはお前が生き延びる道を示してやっているだけだァ!!そしておれに逆らうなら○ね」
そう言ったロックスは自分に拳を向けて走ってくる巨人族に覇気を纏わずに拳をぶつけると、巨人族は勢いよく吹っ飛び相手の船にぶつかり船にヒビが入り大破して船員達は海へと放り出された。
「ギハハハ!!おれに逆らう海賊は要らねえ!!」
これを見ていたケイフィーは巨大な人間がいることに驚き、そしてそれを体格が小さめなロックスが拳一つで相手の船まで吹き飛ばしたことに腰を抜かすほど驚いた。
「まあこんなことがあったからケイフィーはそう簡単に驚かないと思うよ」
「なあ、船長の元船長ってどんな人だったんだ?」
「ん?それはちょっとまだ話したくないかなぁ」
「す、すまんな言いたくないならいいんだ」
少し慌て気味にルガトリーが言うと「ううんいつか話すから」とランテが返した。
「そろそろ出発するね」
「たっはっ!!おれはおめーらが無事航海することを願っているぞ!!」
「ありがとう!私達は絶対に生きてもう一度ここに帰ってくるから」
「じゃあな!!帰ってきてくれることを期待しているぞ!!」
こうして世界に名を残すであろうランテ等一行は本格的に活動を始めようとしていた。
「で、船長出発したのはいいんだがこれはどういう状況なんだ?」
「うーん……遭難?」
「
「し、仕方ないじゃん!!だって普通にシャボンディ諸島目指していたのに急に深い霧に包まれたんだから!!」
「どうするんだよ!」
「どうするってどうにかするしかないでしょ!!」
「もうランテさんもルガトリーも醜い喧嘩は辞めてください」
「「は、はい」」
ランテ等一行は常に深い霧に包まれる海域
「で、二人はこの海域から出る方法は知っていますか?」
「「い、いえ知りません」」
ランテとルガトリーに話しかけるケイフィーは覇王色の覇気を思わせる威圧感を感じさせていた。
「うーん、この船が沈没することは絶対にないだろうけど食料と飲水が不安ですよね」
「問題はそこなんだよね。食料と飲水は一応一年分程は乗っているけど、ここを出れるようになるのが何時になるか分かんないからなぁ」
「でもシャボンディ諸島への
「いや、永久指針はシャボンディ諸島には存在しないんだよね。だってあそこは厳密には島じゃないし、まあこのまま進めば行けると思うよ。あっ、でもこの海域で探したいものがあるんだよね」
「なんだそれ?」
「この海域に入った時にある悪魔の実を落としちゃってね」
「でも海の中に落ちたならもう無理だろ?俺ら全員能力者だし」
「仕方ないかぁ」
ランテ等一行は落とした悪魔の実は忘れて、1億ベリーは必ず超える悪魔の実を落とした最悪の日となった魔の三角地帯から抜け出してシャボンディ諸島へと進むことに決めたのだった。しかしこれからはこの日に比べ物にならないほどの激動の日々を過ごすことになるのだがまだ誰も知らなかった。
「なあシャボンディ諸島はどんなところなんだ?」
「え?ルガトリーは海賊狩りをやってたのにシャボンディ諸島に行ったことなかったの!?」
――シャボンディ諸島とはヤルキマンマングローブという巨大な樹木の集合体であり、新世界に入るための海賊が通れる道である魚人島へ行くために滞在する必要があるため、新世界入りを目指す海賊には通らなければならない道であった。そのためシャボンディ諸島には海軍が多くいるため海賊は魚人島へ行くためのコーティングが終わるまで海軍からの追ってから隠れなければならない。
「こんなところかな?シャボンディ諸島ってのはまあ海賊と海軍と賞金稼ぎがいっぱいいるところかな?」
「ヘェー、海軍いっぱいいるのか……なあ船長お前狙われるんじゃないか?」
「まあ狙われるかもしれないけど、その時は潰すだけだから」
いつもの優しげな彼女からは想像できないほどの殺気が発せられていたためルガトリーは少しビビっていた。それに対してケイフィーはロックス海賊団の幹部の頃のランテを知っているため全くビビっていなかった。
「で、でも大将とかがいたらどうするんだ?」
「ん?大将はシャボンディ諸島に来るほど暇じゃないし、もし居たとしても逃げ切れる自信はあるしね」
「うちの船長は海軍大将相手に逃げ切れるのか……」
「まあね。これでも一人大将沈めているから」
「ランテさん海軍大将を倒したことあるんですか!?」
「あぁそっか、あの時はまだケイフィーは居なかったね。一応倒したよ。でもあの人は多分病気かなんかだったと思うよ。一つ一つの動きは洗練されていたけど、全体的にキレがなかったし覇気も弱まっていたから」
「でも大将を倒したのは凄いことですよ!!だって私と出会う前ってまだ5歳ぐらいだったでしょ!?」
「5歳って言っても悪魔の実の能力は全力で極めていたからあんまり関係なかったと思うよ」
「船長はすごいんだな」
「お世辞はいいよ………ちょっと戦闘準備をしておいて」
「どうしたんだ?」
「ランテさん?」
二人の目には霧のせいで何も見えていなかったが、ランテは強力な見聞色の覇気によって魔の三角地帯を抜けた先にいる強大な敵を感じ取っていた。
久しぶりに会うけど前に比べて滅茶苦茶強くなっているね。まあ私の敵ではないけど……でも二人には厳しい相手になるかもしれないね。でも意外だったなアイツに部下がいるなんて
「船長どうしたんですか?」
「ん?いやちょっと強敵になりそうな奴を魔の三角地帯を抜けた先にいるから」
「強敵ですか?ランテさんに強敵と呼ばれるなんてどんな奴なんですか?」
「ケイフィーも知っている奴だよ」
「私が知っているですか?もしかして――ですか?」
「よく分かったね」
「そりゃあ私が知っていて、強敵と言いながらもあまり焦る必要のない相手なんて――しかいませんよ」
「まあアイツは強いけど今はまだ私には多分勝てないからね」
「今はですか?」
「うん、アイツは私と同格……いや私以上に強くなるよ」
「船長以上か?それはないんじゃないか?その――はまだルーキーだろう」
「ルーキーだけど経験は私達と同じくらいあるからね」
こうしてあるルーキーについて話しているとケイフィーとルガトリーの目でも相手の船を捉えることが出来たのだった。
「流石ランテさん!あの距離で大きいとはいえ遠くにある船を捉えるなんて見聞色も強いですね」
「ロックスのところにいたのなら覇気がなきゃ私は今生きてないから、必然的に覇気は強くなるよ。てかケイフィーも私ほどじゃないにしてもルガトリーよりは覇気を極めているんじゃない?」
「まあ否定はしませんが」
「おいおい、ロックスってのは本当にすごいんだな」
「まあ船長はすごかったです」
「ロックスは雑魚に興味はなかったけど、強い奴はどんな奴でも仲間にしようとしてたからね。船の中に強い奴がどんどん増えてたから私も強くならないと幹部から落ちて、ケイフィーを捨てられちゃうから私達は全力で強くなろうとしてたんだよ」
「えっ!?ランテさんが幹部から落ちたら私捨てられたんですか!?
「そうだよ?当たり前じゃん」
「し、知らなかったです」
「ウオロロロロ!!強い奴がいると思って来てみたら久しぶりだなランテ!!そして死ね!"
ランテやケイフィーが知っていて、ランテより今は弱いがいつか最強クラスの化け物になる熱息を使う奴は一人しかいませんね(笑)
次回は化け物同士の戦いになります
評価と感想、誤字報告良ければお願いします