――ランテとルガトリーの戦いから数カ月後ルガトリーは完治し、そしてシャボンディ諸島に着いたのだった。
「ふぅ長い道のりだったよ。ねえルガトリー」
「ああそうだな」
「ランテさんここから先はどこを目指すんですか?」
「そう焦らないでよケイフィー。ここでも面白そうな海賊とか賞金稼ぎがいたら仲間にしたいから1ヶ月ぐらいここにいると思うよ。で次に行く島は魚人島だよ」
「魚人島ですか?魚人島は海底にあるのでは?」
「また焦ってるよケイフィー。まあ魚人島が海底にあるのは間違ってないんだけどね。海底にある魚人島に行く方法を私がケイフィーとルガトリーに伝授して上げよう」
「おれは知ってるぜ。コーティんぐ」
「私の手柄を取らないでくれる?」
ランテはルガトリーの口を塞いでネタバレを防ごうとしたが一歩遅く
「コーティング?ですか?」
「あァァァ!!私が教えて上げて『ランテさんすごいです!!』的なことを言われる予定だったのにィィ!!!」
「で、でもこんなこと知ってるランテさんすごいなぁ。あはは」
ランテの性格をよく知っているケイフィーはこのあとランテはいじけて面倒くさくなることは予想できたのでなんとかいじけないようにランテを持ち上げたのだった。
「そ、そうかなぁ」
あからさまに機嫌が良くなったランテだったが、とある出来事で機嫌が悪くなったのだった。
その出来事とはカルブ・アリィ号に小さな何かがシャボンディ諸島から飛んできたのだ。
「ん?何か飛んできたけど。なんだろ?――っ!!?」
ランテが飛んできた物を見ると、言葉をなくしていた。その物とは、いやその者とは緑色の髪をした少女だったのだ。しかも体は傷だらけで首には首輪が付いていた。
「私はこの子を傷だらけにした奴に話があるから、この子の傷とかはケイフィーお願い」
「分かりました」
いつものフワフワした声でなく、冷徹な声でケイフィーに言ったのだがケイフィーはランテが子供想いなことを知っているので全くビビらなかった。
ランテは少女ただのチンピラにやられたのだったら実力主義のこの世界で少女1人でいたのが悪いと思ってチンピラを潰すだけでここまでキレてはいなかった。しかしランテには見えていたのだ。少女のボロボロの服から見える黒い蹄が……そう天竜人の奴隷である証が。
ほんとに嫌になる。天竜人の奴隷だったらあの子は無理矢理の可能性が高いよね。はあなんで天竜人ってのはここまで腐ってるのかなぁ。腐ってるのに手を出した瞬間バスターコールクラスの世界政府から攻撃されるんだよね。でももともと私は犯罪者だしいっか
今から天竜人に攻撃するのに能天気なランテだった。
「わちしの奴隷があの船へ飛んでいったえ〜〜、取りに行くえ〜〜」
「下がってください。船から海賊が出てきました」
「海賊だろうとわちしを攻撃出来るわけないえ〜、海賊なら体が体が丈夫そうだから奴隷にするえ〜」
「どこまで行っても天竜人はクズだな。ほんとに嫌いだよ。
「"金翼"のランテだな。懸賞金が10億超えているからと言ってこの世を創造した天竜人に攻撃しようとするなどバカがすることだ」
「バカ?バカはそっちじゃない?天竜人なんて先祖の栄光にいつまでもすがっている金魚のフン同然のクズどもだ」
「わちしをバカにするなえ〜〜!!おい早くあいつを殺すえ〜〜!!!」
「了解です」
「“
「六式を使ったところでなんだって言うの?私の羽根の追撃からは逃れられない“天狗金羽根”」
自分の羽根を神通力で操り、CPに刺すまで動かし続けた。そしてCPを完全に羽根で包囲したのだった。
「“
「鉄塊ごときで止められるとでも?」
天狗金羽根はCPの鉄塊を突き破って体に刺さった。
「刺さりさえすればこの攻撃はカイドウですら気絶するほどの威力を持つぞ。お前ごときが耐えられるか?“外道”」
体に刺さった羽根はどんどんとサイズが伸びていき、そして枝分かれしていった。やがって羽根はCPの体を突き破って出てきた。
「やはりCPでは止められないよね。じゃあ天竜人惨めに死んでくれ。“焔翼刃”」
一度CPに突き刺さっていた羽根はランテの体に戻ってきて、新たに焔を纏って天竜人へと飛んでいった。
「わちしを殺すだとォ〜〜?無理だえ〜、ほらわちしを守るんだえ〜〜」
天竜人は周りにいるシャボンディ諸島の一般市民に命令したが、天竜人のことが嫌いな人々は見てみぬふりをしていた。
「ほ、ほらわちしを守るんだえ〜〜!!!」
天竜人は段々とヒステリック気味に叫んでいた。そんな天竜人をシャボンディ諸島の市民は蔑んだ目でみていた。
「お前らの日頃の行いが良くないから守って貰えないんだよ」
そして燃えている羽根は天竜人の体に突き刺さり天竜人は絶命したのだった。
「うぉーー!!ありがとな嬢ちゃん!!天竜人が死んで清々したぜ」
「でも天竜人を殺害して大丈夫なのか?」
「大丈夫大丈夫、私強いから」
「お、おい天竜人が死んだから、海軍大将が来るらしいぞ」
「海軍大将って誰が来るんだ?」
「“黒腕”のゼファー」
「――っ!!?ヘェ~天竜人のためにゼファーがねぇ」
「ランテェェェーーーー!!!!」
「おっと」
上から黒い腕が降って来たのでランテは避けたのだが、ぶつかった地面は大きく抉れていた。
「お早いご到着でゼファーさん」
「なんてことしてくれてんだよランテ!!?お前が天竜人を手に掛けるからロジャー達を逃しちまったじゃねえか!!!」
「ごめんごめん。まだロジャー達とやってたんだ……珍しい逃げるのが上手なロジャー達が逃げなかったなんて」
「知らん奴の考えていることなんて“自由”ぐらいだろ」
「それもそっか。じゃあ私も逃げさせて貰おうかな」
「今度こそ逃がすかァァァ!!」
「あら残念」
「“気炎万象”!!」
「――っ!!海賊狩りがァなんの用だ!?」
「そりゃあ自分の船長が攻撃されるのを見逃すほどおれは優しくないんでねェ!!」
「船長……海賊になるならおれらの敵だ!!“
後ろから振り下ろされた刀を右腕で受け止めると、弾き飛ばして武装色を纏った拳でルガトリーに振りかぶった。
「重っ!!」
ルガトリーは刀で受けたものの、カルブ・アリィ号まで吹き飛んでいってしまった。
「痛ってェなあ。どんだけ馬鹿力なんだよ」
「大丈夫なの?ルガトリー!!」
「あぁ、でも今ランテが相手しているのはやべえぞ。海軍大将“黒腕”のゼファー」
「ゼファーが……ランテさんは今の所ゼファーには1勝も出来ていないのは知ってるのルガトリー?」
「ああ、でも信じるしかねえだろ。攻撃を当てて分かったが、おれらが行ったところで少し隙を作ることが出来るぐらいだ。今から行ったところで逆に船長の邪魔になっちまう」
「“
ゼファーはいつも使っている
「初めて見る技だね。やっと本気出してくれたんだ。嬉しくなっちゃう」
「っ!?知っていたのかおれが本気を出していなかったことを」
「え?当たり前じゃん。昔の私だったらゼファーに瞬殺されちゃうもん」
「そうだな。あの時は本気でやったらお前を殺してしまったからな」
「私の能力なら耐えそうなものだけどね」
「
「ヘェ~、今の私は強いって認めてくれるんだ」
「ああ、だから本気でやっているんだ」
「ありがとう。そろそろ再開しよう」
「ああ」
次回は謎の少女の正体が分かります
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