「ねぇロックス」
「なんだランテ」
「次は西の海なんでしょ」
「そうだが」
「私一人で行動してもいい?」
「構わんが、何をするんだ?」
「いやぁ、実力付けと自分の得物がそろそろ欲しいんだよね。今の羽根だと作るのに体力使っちゃうし」
「船長!西の海に入りました!」
「じゃあ行ってくるね船長」
「おう。行ってこい」
「うーん、勢いで船を出てきたけどどうしようかなぁ」バサッバサッ
ランテは羽根を使って空を飛びながら考えていた。
「西の海はマフィアが多かったんだよねぇ。なら得物を探すついでに潰していこうかなぁ」
おっ!?あれは女の子が男に捕まってるのかな?前世の私だったら絶対に助けないけど今の世界じゃ力があるから助けないとね。
バサッ
「そこの人!何してるのぉ?」
「『あぁ?なんだ迷子か?でもコイツは上物だな』どうしたんだ?迷子だったら親のところまで連れていってあげるけど」
「『これは私を捕まえようとしてるな!!なら』そうなの私迷子なのだから連れてって」
「駄目!だめだっうぅぅん」
「どうしたのお姉ちゃん」
「この子は少し病気で情緒不安定なんだ。気にしなくていいよ」
「そうなんだねぇ!」
「ぅぅぅぅん!」
「行こっか」
「うん!」
「ここだよ」
「ここどこぉ?」
「ここは俺の上司がいるんだよ」
「へぇ。ありがとぉねぇこれで私も暴れらるよ」バサッ
ランテはずっと隠してた羽根を出して男の首に羽根を刺して殺した。
「ねぇ大丈夫ぅ?」
「えっ?さっきの幼児から羽根が生えてる?私やばい?幻覚見てる?」ブツブツ
「ねえ大丈夫ぅ?ブツブツ何か言ってるけど」
「あっ、大丈夫です」
「ねぇ君ぃ家はどこぉ?」
「もう無いんだ。私のお母さんがさっきの男に殺されたんだ。お父さんはもともと居なかったし」
この女の子は唯一頼れる家族を失ったことで全てを諦めた顔をしていた。
「そっかぁ、ねぇ君の名前を教えてくれないかな?」
「私の名前はケイフィーだよ」
「そっかぁ、ならさこの戦いが終わったら家族にならない?」
「えっ!?か、かぞく?どうして私なんか」
「それはどうしてなんだろぉ?なんかケイフィーの境遇に自分を重ね合わせた気がしたけどもう忘れちゃったんだぁ」
「そうですか」フフフ
ケイフィーの顔には笑顔が戻っておりそれを見たランテは顔を少し赤らめた。
「ねぇ返事を聞かせてくれないかなぁ?」
「そうでしたね。私は貴方の家族になります!」
「ありがとぅ!!ケイフィーちゃん」ギュッ
ランテは嬉しくなってケイフィーのことを抱きしめていた。
「っ!?抱きしめられるのは嬉しいですけど、ここにいるとさっきの人の仲間が出てきてしまいます」
「そうだったね。じゃあ潰そうか」
「えっ!?あの人の仲間は百人以上いるんですよ!!」
「うぅーん、大丈夫かな。私強いから。私から離れないでね」
「は、はい」
「じゃあ行こっか」
「あぁ?誰だテメェ等」
「うぅーん?誰だろ、じゃあ海賊で」
「え?海賊?」
ランテが何者かを知らなかったケイフィーが、ランテの正体を知って驚いていた。
「君達の親玉のところにつれてってぇ」
「何言ってんだぁ?ガキが…」
「傷つけるなよ。コイツ等は上物だ。売れば数百万ベリーはするぞ」
「分かってるよ。大人しく捕まれば痛い目には合わさねぇよ」
「大丈夫だよぉ。私強いから貴方達ごときじゃあ私に傷一つ付けられないよ。焔刀」
羽根で刀を作り出した。それを横に振るうと二人いた男はこと切れていた。
「ここかなぁ?ボスがいるのは」ガチャ
「誰だぁ?ガキを中に入れたのは!」
「うぅーん、誰でもないよぉ。だって私達が勝手に入っただけだし」
「はぁ?そんなわけ無いだろ。ここに来るまで見張りが何人もいただろ」
「それなら全員私が殺したよぉ」
「ガキだからって舐めたこと言ってると潰すぞ」
「勝手にすればいいよぉ」
「ガキがァ!?」パァン!
「そんなん銃じゃあ私を殺せないよ。私を殺すなら武装色ぐらい纏わせなきゃ駄目だよぉ。こうやってさぁ」バサッ
「はぁ?何言ってるやが、る?」バタッ
マフィアの親玉はランテの武装色を纏った羽根で首を切られて死んでいた。
「ふぅ…終わったぁ。行こっかケイフィー」
「えっ?どこに?」
「うーん?そんなの決まってるじゃん金庫だよ」
「うーん、良いものがないなぁ」
「こんなことしていいのぉ?駄目じゃないの?」
「えぇ?だってこの世界は弱肉強食だよ。弱者が強者に取られるのはこの世界の摂理。だからケイフィーの親は殺されたんだよぉ。だから貴女も強くならないと人に取られるだけだよぉ」
「そ、そうなんですね」
「そっ、私もこんな実力があるから生きていけるだけだからねぇ、おっ!?こんな所になんで悪魔の実があるんだろう?」
「あのぉ…」
「どうしたのぉ?ケイフィー」
「悪魔の実ってなんですか?」
「あぁー、そっか
「特別な力」ボソッ
ケイフィーはランテに聞こえないと思って小さな声で呟いたが、ランテもある程度は見聞色の覇気を鍛えているためケイフィーの小さな呟きは聞こえていた。
「『強くなりたいのかな?』ねぇケイフィー」
「は、はいなんでしょう!?」
「まずその敬語辞めてくれない?どう見たって私の方が年下だもん。あとこれは質問ねぇケイフィーはさ、
強くなりたいの?」
「い、いやそんなこと」
「私のことを考えて言ってるなら無理しなくてもいいよぉ。だってケイフィー 一人鍛えるのなんて疲れることなんて無いだろうし、それに私と行動してくれるならある程度強くなって貰わないとすぐに死んじゃうからね」
「そ、そんな所にランテさんはいるんですか?」
「まぁ、一応私はそこの幹部だからねぇ」
「そうなんですね!幹部とかすごいです!」
「さっきの話の続きだけどさぁ、この悪魔の実食べてみない?」
「え?えェェェェェェェェ!!!
な、な、なんで私が食べることになるんですか!?」
「この悪魔の実は多分
「で、でもこれを売ったら凄い金額になるんじゃ!!」
「うん、1億ベリーは下らないよぉ」
「や、やっぱりそんな高価な物なんて食べれませんよ!」
「1億ぐらい強くなれば稼げるよぉ」
「一応聞きますが、どうやって?」
「そりゃあ、敵の海賊襲ったり拠点の街からみかじめ料を取ったりとかじゃない?」
「え?意外とまともですね。なんかもっと民間人襲ったりしているのかと思ってましたよ」
「そういう人もいるけど私は好きじゃないからねぇ」
「そうなんですね。私決めました!私ケイフィーは貴女ランテさんに尽くします!」
「急にどうしたのぉ?」
「いやぁ、ランテさんの生き方を聞いて着いていきたいと思ったんです。だから貴女に着いていくなら実力を持ってなきゃいけないですよね。だから私その悪魔の実食べます」
「そっかぁ。じゃあどうぞ」
「いただきます」クシャ
「あっ!ちなみにすごく不味いよぉ」
「っ!?」ゲホゲホ
「先に言ってくださいよ!」
「忘れてたんだよねぇ。私が食べたの一年くらい前だしぃ」
「そうなんですね。食べてみたけど特に変わりませんよ?」
「うぅーん、超人系だから理解しないと変化は分からないんだよねぇ。オリオリの実だから檻が作れると思うよぉ」
「檻を作れるって言ってもどうやってですか?」
「それは私より貴女の方が分かると思うよぉ」
「うぅーん、っ!!」バン!ザザザザザ
ケイフィーが体に力を込めると体から鉄の棒が出てきた。
「これのことかな?特別な能力でしょうか?でもこんなのが強いのでしょうか?」
「だってこれだけじゃないしぃ」トテトテ
「えっ?」シャン…
ランテがケイフィー目掛けて歩いたと思ったらケイフィーにぶつからずに通り抜けランテは鉄の棒で捕らえられていた。
「ほらこんな能力もあるんだよぉ」ガシャッン
ランテは自分が鉄の棒に巻きつかれているのをケイフィーに見せると力を少し込めて破壊した。
「も、脆いですね」
「悪魔の実は鍛えないと
「そうなんですね。ではこれから私のことを鍛えてくださいね。ランテさん」
「うん、いいよぉ、でも私厳しいから気をつけてね」
「は、はい!」
プルルルルルル
「あっ!?忘れてたァァァァ!!」ガチャ
「せ、船長どうされましたか?」
『お前こそどうした?急に敬語に成りやがって、それは後にするがいつまで油を売ってるんだァァァァァ!?』
「すいません!?い、いやぁこれには海より深い事情があるんですよぉ」
『言い訳は後で聞いてやるから早く戻ってこい!!!!!』
「ハイぃぃぃぃぃすいませんでしたァァ!」
「ごめん鍛えるのは後にするよ。船に帰るからだから私を掴んで」
「つ、掴む?一応聞きますがどうやって帰るんですか?」
「そりゃあ羽根があるんだから飛んで帰るに決まってるでしょ!」ビュン
「いやァァァァァァァ!!!高いのムリぃぃぃぃぃぃ」
「で?言い訳は聞いてやるよ」
「あ、あのですね幼気な少女相手に頭掴むのは良くないと思うんですよね」
「お前のようなガキは幼気とは言わねぇよ」グッ
「痛ァァァァァァァ!!」
「で?理由は」
「あ、あの!」
「ジハハハハ!ガキがガキを連れてきたとか面白過ぎだろ」
「シキ!ケイフィーはまだしも私はガキじゃないよ!」
「ほら騒ぐなよ。飴やるから」
「うん」ペロペロ
「やっぱりガキだな!ジハハハハハハハ!」
「あ、あの!!」
「忘れてた、でお前は誰なんだ?」
「わ、私はランテさんの部下のケイフィーです!」
「部下?あのランテにか?面白過ぎる!」
「で、ケイフィーは実力はあるのか?」
ケイフィーは変な眉毛のシキに動揺しながらも質問に答えられていたが、ロックスに話しかけられた途端口から言葉が出なくなっていた。
「おい!船長ケイフィーを怖がらせないで!」
「怖がらせる?俺は何もしてねぇぞ?」
「怖いのは顔だよ、かお!!」
「それは否定出来ねぇが、そんなにコイツはビビリなのか?」
「ビビリだけど強くなるよ。だって私の部下だもん」
「そうか、別に船員になるのは構わねぇがお前が守らねぇとすぐに死ぬぞ」
「分かってるよ!」
「そうか、おい!南の海に向けて出航しろ!」
「分かりました」
お気に入りと評価してくれると創作意欲が湧くので宜しくお願いします。
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