海賊狩り
――ロックス海賊団がロックスの死によって解散したゴッドバレー事件から数日が過ぎた。
ロックス海賊団幹部はそれぞれ自由に動いていた。
海の支配者になりたがっている金獅子のシキは海賊団を立ち上げ新世界にて暴れまくっている。
美味しいお菓子を狙うビッグマムことシャーロット・リンリンは自分の子供達と国を滅ぼしながらお菓子を探している。
自分の家族を欲しがっている白ひげことエドワード・ニューゲートは海賊団を立ち上げて仲間は全員息子として迎え入れた。
そして最年少でロックス海賊団の幹部になりロックスに恋していた少女は今――
「なあ聞いたかロックスの残党が新世界で暴れてるらしいぞ」
「ああ特に金獅子とビッグマムが新世界で暴れてるぞ」
「白ひげは傘下を増やして戦力が拡大しているし、どうなってんやら分からんな」
「ねえその話私にも聞かせてくれない?」
「どうした嬢ちゃんたち、あんたらみたいなのがいていい場所じゃねえぞ」
「大丈夫私強いから、あとこれも上げる」
そう言って少女が出したのは1万ベリー紙幣だった。
「お、おうそうか。なら話してやろう」
「さっき話してたとおり金獅子のシキは強い海賊を見つけると倒して傘下にするために新世界にて暴れまくっている。そしてビッグマムは目的は知らねえが、世界政府非加盟国を数ヶ国潰しまわっているらしい。白ひげは前の二つの海賊に比べて暴れてはいないが捕まえようとした海軍は容赦なく潰している、更に白ひげ海賊団は金獅子やビッグマムと比べ物にならないほど傘下の海賊がいるって話だ」
「じゃあさ、ガープやロジャーって何してる?」
「ガープとロジャーだ?奴らを知らねえ奴がこんなところにいるとはなぁ、まあいい。まずガープだが彼はロックスを倒したことで海軍の英雄として一般市民からも好かれている。そしてロジャーは何度も海軍からの攻撃から逃げ切って世界をまわっているな」
「へぇ、ほかにはどんな海賊がいるの?」
「ほかには…か、そうだな例えば
今おれの目の前にいる金翼のランテと黒檻のケイフィーとかだな」
「あれ?私達のこと知ってたんだ」
「ランテさん!下がって」
自分たちのことが知られてたと知った二人は少し男性から離れてランテは冷静でケイフィーは殺気を漏らした。
「そう殺気を漏らすなっておれも反応しちまうだろ。ここじゃあ他の客に迷惑がかかる。だから広いところへ行こうぜ」
「え、え?」
男性と話していた客はランテとケイフィーと男性のやり取りについて行けずに困惑していた。
「おっと、済まねえなこれは少しながらの謝罪の気持ちだ」
そう言って10万ベリーを渡した。
「じゃあ行こうぜ」
「で、海賊狩りのルガトリーが私達に何のよう?賞金のため?」
「ほうおれを知ってくれてるんか、こんな有名人に知られてて海賊狩りとして嬉しいねぇ、でおれはお前と戦いたいという理由のみだ」
「ヘェ~……じゃあさ私が勝ったら私の下についてね」
「え!?ランテさん何言ってるんですか!!」
「いいぞおれはお前に負ける気など一切ないからな」
「よぉーし!私も張り切っちゃうぞ!!久しぶりの全力戦闘だ!!じゃあ私の部下第二号として迎え入れるために頑張っちゃうぞ!」
ランテは背中に金色の翼を生やして腰にある牛若丸を構えてルガトリーの攻撃に備えた。
「だから!船長聞いてよ!」
「――っ!?や、や、やっと」
「やっと?」
「ケイフィーが"ランテさん"以外の呼び方で読んでくれたーーーーーー!!!」
「そ、そうか。そんなこといいから戦おうぜ」
「いいよ!私は今テンションマックスだから本気マックスモードのランテちゃんに勝てるとは思わないでね!!」
よーし私はいまテンションマックスで本気マックスモードだから海賊狩りで有名なルガトリーも無傷で倒せそうだよ!!あ、でもなぁ無傷で倒せるような相手だと私が楽しくないなぁ、どうしよう。よし!もし私が無傷だったらノルガトリーの身ぐるみ剥いでボイっと捨てちゃおう!
「こっちから行かせてもらうぞ。――"堕鬼"!」
「なら私は全力で受け止めてあげる。――"辻風・壊乱"!!」
ルガトリーは自分の刀を縦に振り下ろすとランテ向かって大きな斬撃が飛んでいった。その威力は大きな船を壊せるほどの威力だった。
そして私の技は白ひげとのじゃれ合いの時に使った辻風・乱を改良して威力が小規模な竜巻を作り出して何度も風の刃で相手を傷つける技になったのだ。
あれぇ?止められちゃった。私の強めの攻撃だったのになぁ。でもまあ接戦になる方が私は楽しめるからいいけど
「遠距離だと決着つかなそうだし接近戦で戦おうよ!」
「いいぜ!おれは接近戦の方が得意だからな!」
二人は走って近づいていき刀をぶつけ合った。しかし二人には明確な差があった。ランテが何度もルガトリーへ刀を振るい続けるのに対してルガトリーはランテの攻撃を防ぐのがやっとだった。
「はぁ、おれは自分が強いと思っていたがまだまだだったな。だが負けるのは嫌だからあと付けの能力を使ってでも勝たせてもらうぞ。
"血流加速"!!!」
2mを超えて赤とオレンジの髪の毛と瞳を持つルガトリーの顔には燃え盛る炎のような形をした痣が出来ていた。それは彼の能力によって上がった体温によって血流速度が上がり出来たものだった。
「今からおれは全てにおいて速くなる。お前はついてこれるかな」
「ヘェ~……速くなるんだぁ、でも私には見聞色の覇気があるから速くなったぐらいじゃあ変わらないと思うよ」
「それはどうかな」
「――"気炎万象"!!」
「――"闘牛"!!」
ルガトリーは自分の刀を上から下へと振り落とした。その時ルガトリーの刀は自分の体温の高さと刀を振るうスピードが速いことで炎を纏っていた。
そしてランテの攻撃は荒々しく縦に二度勢いよく払うことで牛の角のような斬撃が二つルガトリー目掛けて飛んでいった。ランテの斬撃がルガトリーの刀に当たると同時にランテが走り出して空中へと跳び刀を振り下ろした。
「――"厄落とし"!」
「クソったれが!"昇り炎天"!」
ルガトリーはランテによる刀の振り下ろしを防ぐために闘牛を防ぐために振り下ろしていた刀を勢いよく振り上げて炎を纏いながらランテの刀を受け止めた。
「おれはお前を認めてやる。だから最後に全力の攻撃で勝敗を決めないか?」
「いいよ〜……私は貴方の攻撃を全力で潰させてもらうだけだから」
「――煉獄!!」
「――神撃!!」
ルガトリーは自分が使う攻撃の中で一番の破壊力と多くの面積を抉り取り、刀が纏う炎は灼熱の業火を思わせる程の熱量の技なためこの技を使うには一度体を整え構える必要があったため乱戦の中では使えなかった。しかしランテはルガトリーを部下にするために全力の技を潰す必要があると考えていたためルガトリーがゆっくりと構えているところは放置していたから撃てた技だった。
そしてランテは自分の刀に武装色を纏わせて斬撃を飛ばす技これはロックスが元々使っていた技でロックスを尊敬もしているランテは威力は弱いがまったく同じ技を使った。
「これで私の勝ちだね」
「ああ、負けたよ」
ルガトリーの炎を纏った刀はランテの斬撃を打ち消すことは出来たもののそれ以上体を動かすことが出来ずにランテが近づき首元に刀を置かれたためルガトリーの負けとなった。
「ではこれからよろしくね。ルガトリー」
「ああ、よろしくな船長」
「もう彼が私達の仲間になるの決まっちゃってるじゃん!!!」
「え?だって強い人が仲間になる方が良くない?」
「ランテさん!貴女が言ったのですよ!孤児を自ら育てた方が裏切らないから孤児を探すって!」
「あれ?そうだったけ?でもルガトリーなら裏切らなそうだし」
「裏切らなそうって……貴女はどうしてそんなに行きあたりばったりみたいな生き方なんですか!?」
「海賊なんてみんなそんなものだよ」
「はぁ……もう私が何言ったって彼を仲間にするのは変わらないんですね」
「そうだね」
「分かりました。なら私はランテさんを守れるくらいに強くなります!!」
「え?」
「私は私の命が尽きるまでランテさんに尽くすと決めていました。けどそれだけじゃあ足りないと気付いたんです。さっきの二人の戦いを見て思いました。『ランテさんは強いでも人に飢えているから直ぐに人を信じてしまう。だから人に裏切られたときは私が守る』と、だから私は強くなります」
「そ、そうなんだ」
え?それって私のこと貶してない?私直ぐに人を信じたりするチョロインなんかじゃあないよ!!でも嬉しいなぁケイフィーが私のために強くなるなんて言ってくれるなんて!
「あれ?俺今回主役じゃないの?空気なんだけど?」
「何メタ発言言ってるんですか殺しますよ」
「船長!貴女のところのケイフィーさん怖すぎますよ!!てかおれ何か悪いこと言いましたか!?そもそもメタ発言ってなんですか!!」
ルガトリーの悪魔の実の能力が明らかになるのはまだ先になります。
能力使用後の技は皆様ご存知死ぬまで責務を全うしたさつまいも大好きな柱の呼吸です
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