「・・・・・・」
?「大丈夫ですか?」
・・・・なんだ、もう少し寝かせてくれ・・・・・
意識がもうろうとする。気分も悪い
?「こんな所に寝ていては、妖怪に食われますよ」
・・・なんか、すごく過激なセリフが聞こえたな
?「・・・死んでいるのでしょうか?」
「・・・・・・死んでない」
?「おや、生きていました」
目を開けてみると。そこには・・・・・・メイド?がいた。・・・・コスプレ?
「なあ、あんた・・・」
?「なんでしょうか?」
寝転んでいる状態だと、メイド?の顔しか見れないが。かなり整った顔をしている
声と見た目からして、女のようだ
「・・・ずいぶんと、残念なおむ」ザクッ!「・・・・・・・・・・・」
今、俺の右耳の1㎝となりに、ナイフが刺さった!!
?「ニコニコ・・・・・・・・ニコニコ・・・・・・・・」
うわぉ!何て魅力的な笑顔なんだ!殺気が無ければ完璧だ!
「すまん・・・」
とりあえず、謝っておく。それにしても、残念な・・・・・本当に残念なアレだな
自分の体を起こしてみると、周りは草木が生えている森の中だった
おいおいまさか、寝ている間に、あのBBAがどこかに移動させたのか!
・・・・いや、アイツの事だから。事前に何か言ってくるはず
今までもそうだったし
?「・・・・まあ、いいでしょう。それで、どうしてこんな所で
寝ていたのですか?」
「・・・・わからん」
?「・・・・・・え?」
そういえば、俺はどうしてこんな所に居るんだ?
たしか、地下駅で寝ていたはずだが・・・
それに、どこだここ?空が見えるってことは、外って事だよな
「なあ、ここはどこだ?」
?「えっ?何を言って・・・・・ああ、そう言う事ですか」
なんか、メイド?が一人で勝手に一人で納得をしている
俺は何も理解できていないんだが
?「・・・貴方、行く当てがないでしょう?」
「あ、ああ。って、どうしてわかるんだ?」
?「わかるわよ。貴方のような人間は、よく居るから
それで、どうする?ここの近くに
屋敷があるのだけど。貴方も一緒に来る?」
「いいのか!」
これは助かる。正直、野宿は勘弁だ。せめて、雨風しのげる場所に住みたい
?「それじゃあ、案内するわ」
「ありがとう。そうだ、俺の名前は夢幻だ」
咲夜「私は、十六夜咲夜よ。夢幻ね。・・・家名は無いのかしら?」
「・・・・・ああ」
まあ、無いと言うよりも、必要ないと言ったところだが、言う必要はないな
「それじゃあ、案内してくれ」
咲夜「ええ、わかっているわ」
・・・そういえば、いつの間にかフレンドリーな会話になっているな
敬語じゃなくなってるし
まあ、いっか!気にしない気にしない
「そういえば、その屋敷ってのは、どんなところなんだ?」
咲夜「そうね・・・。紅魔館」
「紅魔館?」
なんか、RPGに出てくる。魔王の城みたいな名前だな
咲夜「そこには、紅の悪魔と呼ばれている。吸血鬼が住んでいるの
私は、そのお方のメイドをしているのよ」
・・・・なんか、あながち間違いじゃないのかもしれないな。魔王の城説
しかも、吸血鬼か。まさか、このまま行ったら、食料にされるんじゃないだろうな
いやだぞ俺は、まだ童貞のまま死ぬのは嫌だ!!
・・・まあ、実際のところ。いつでも捨てようと思えば捨てられるような
環境だったんだが
その気になる事が無かったからな・・・本当、惜しい人生の
過ごし方をしてきたのもだ
なんか、この言い方だとオッサンみたいだな
咲夜「見えてきたわよ」
「おっ!」
森を抜けて、見えてきたのは。真っ赤に染まった館だった
・・・あれだな、これを作ったやつは、赤を非常に好んでいたようだな
まるで、血のように真っ赤だ。って、本当に血じゃないだろうな・・・
咲夜「・・・・あの門番」
「ん?どうした?」
咲夜「・・・なんでもないわ」
そう言って、中に入っていく咲夜
「おい、待ってくれよ」
慌てて俺も中に入る。それにしても、ここまで真っ赤だと夢の中に出て来た
部屋を思い出すな
まさか、ここの部屋だったりしてな!・・・まさか・・・・な・・・
咲夜に連れられ、たどり着いた場所は。王の間と書かれた部屋だった
咲夜「ここで、ちょっと待っていて」
そう言って、中に入っていった咲夜。もしかしたら、この中に
吸血鬼がいるのかもしれない
一体どんな奴なんだろうか。まさか、オッサンじゃないだろうな
せめて、グラマーな女性を希望します!とくに、ボン・キュン・ボンは必ず必要だ!
そんな女性なら、俺も血を吸われてみたいと思う。結構本気だ
咲夜「夢幻。入って来て」
おっと、咲夜からお呼び出しがかかったな。それじゃあ
吸血鬼の姿を拝んでみるとしますか
俺は少し期待しながら、部屋の中に入った。入ったのだが・・・・
「・・・・・・・・・」
?「・・・・・・・・」
咲夜「・・・・・・・」
えっと、なんか思っていたのと違う。多分だけど、あの王座のような
椅子に座っているのが
吸血鬼なんだろう。それは、まあいいんだ。だけどな、どうしても
納得が出来ない事がある
「・・・・・なぜに幼女!」
?「なっ!!」
いや、マジで何で幼女なんだよ!ここはグラマーな女性が出てくるシーンだろ!
俺は、幼女は守備範囲外なんだよ!ボン・キュン・ボンな女性が好みなんだよ!
あ、一応言っておくが。紫は違うぞ。あれは中身がだめだ!
て言うか、BBAだしな!
?「・・・お前!!」
突然、幼女の手に赤色の玉が出て来た。それが一直線で俺の方に向ってくる
ブンッ!
「うぉっと!」
ドンッ!
・・・・・・・・あ、あっぶね!今の玉が、俺の後ろのドアを粉々にした!
避けなかったら、俺が木っ端微塵だったな!
「おいおい、いきなり酷いじゃないか。俺が避けなかったら、死んでたぞ!
さすがに、幼女に殺されても嬉しくもなんともない」
幼女「に、人間の分際で!!と言うより、私は幼女じゃない!
これでも、500年も生きているのよ!!」
「なっ!!5,500年!・・・・・・・・・」
?「ふっふん!どう?すごいでしょ!」
なんか無い胸を張っているようだが、俺にとってはそんな事は重要じゃなかった
500歳・・・・・500歳・・・・・500歳・・・・・ということは!!
「なるほど。お前は確かに幼女じゃない」
?「あら、ずいぶんと物わかりがいいのね」
ああ、お前は幼女じゃない。お前の正体は!
「ロリババアだ!!!」
ロリB「・・・・・・・・」
咲夜「・・・・・・」
「・・・・・・」
部屋の中の時間が確実に止まった気がした。でも、そうだろ!
見た目が、5歳ぐらいで。年齢が500歳とか完全にロリババアだろ!
世の中のロリコンにケンカ売っていると思うんだ!
・・・別に俺がロリコンだと言う訳じゃ無いぞ!
さっきも言ったとおり、俺はボン・キュン・ボンな女性が好みなんだ
こんなペッタンコなガキは守備範囲外だ
ロリB「・・・咲夜」
咲夜「・・・はい」
ロリB「急にお腹が空いたんだけど、新鮮な死体が欲しいなぁ~」
咲夜「お任せあれ!」
ヒュンッ!!
「おっと!」
咲夜から投げられたナイフを、首を少し逸らして避けてみる
咲夜「なっ!」
ロリB「・・・へぇ~」
ふむ、どうやらこれは夢のようだな。間違いない
ん?何故かって?決まっている。今のナイフを避けれたからさ
言っておくが、現実の俺は運動がそれほどできると言う訳じゃ無い
さっきのナイフだって、普通は避けられないようなスピードが出ていたしな
だが、それを避けられるようになる方法がある。それが夢だ
夢の中じゃ、何でもアリだ。その夢の主導権さえ取る事が出来れば
空を飛ぶことも、超人的な力を持つことも、大人にも、子供にも
過去にも、未来にも、何だってアリな世界だ
ちなみにさっきのナイフを避けた方法だが、ただ身体能力を上げただけだ
あと、感覚も鋭くしてみた。その結果、ナイフが遅く見えるようになった
まあ、正直出来るとは思っていなかったんだが。どうやら、俺は未だに
夢の中に居るようだ
「いきなり酷いじゃないか」
咲夜「・・・・・」
ロリB「貴方、面白い力を持っているわね」
おっと、ロリババアに興味をもたれた。・・・それほど嬉しくも無い
ロリB「貴方、気に入ったわ!どう?私の下で、執事として働いてみないかしら?」
威厳たっぷりにロリババアが何か言っているが、正直に言わせてもらうと
背伸びをしているガキにしか見えない
「・・・それは、ここに住んでもいいという訳か?」
ロリB「ええ。認めるわ」
咲夜「お嬢様!」
ロリB「咲夜。この男は、貴方の攻撃を避けた。それだけでも、十分面白い存在よ
それは、貴方が一番よく分かっているはずよ」
咲夜「・・・・・・・・」
あらら、黙り込んじゃったよ。あのメイド
「・・・それじゃあ、交渉成立と言う事でいいんだな?」
ロリB「ええ」
「それじゃあ、自己紹介でもしておくか。俺の名前は、夢幻だ
よろしくな、ご主人様」
ロリB「私の名前は、レミリア・スカーレット。この紅魔館の主よ
よろしく、夢幻」
・・・・・・・・・・・は?
「スカーレット・・・」
レミリア「あら?私の家名を知っているの?それほど有名になったのかしら」
ロリババアがなんか威張っているが、正直どうでもいい
それよりも、こいつの名前。あのフランドールって名前の妖怪が言ってた
姉妹の事だよな
だとしたら、これはまだあの女の子の夢の続きか。まあ、それが一番可能性が高いな
でも、一体どうなっているんだ?いきなり自分以外の登場人物が出てくるのは
結構レアなんだが
まさか、記憶の方に飛んでしまったのか。くっそ!一番面倒な場所に来てしまったな
一度記憶の中に入ると、出口を見つけるまで外に出れないんだよな
ん?話についていけない?説明しろ?ははっ!何をバカな!
俺がそんなめんどくさい事する訳無いだろ。そんなのは
設定回で語られるものなんだよ
さて、脱線してしまったが。ここにあの女の子がいるのは間違いない
なら、さっさと会って、この世界から出るとするか
「・・・・・なあ、一応聞いておくが。俺は何をすればいいんだ?」
レミリア「そうね~。あなたにピッタリな仕事があるんだけど」
「なんだ?」
レミリア「私の妹の・・・・・・遊び相手よ」
レミリア視点
咲夜「よろしかったのですか?」
あの男。夢幻が部屋を出た後、咲夜が質問をしてきた
レミリア「あら、まだ不満があるのかしら?」
咲夜「当たり前です。本来なら、彼は外の世界に送り返すべき存在
それなのに、執事にだなんて」
まあ、咲夜の言いたい事はもっともだ。あのスキマ妖怪との契約もある
でも、それでもおしい
レミリア「咲夜。私に意見するだなんて、ずいぶんと偉くなったのね」
咲夜「・・・・申し訳ありません。お嬢様」
・・・心配しなくても、あの男はすぐに死ぬ
なにせ、フランの遊びに付き合えるのは、私ぐらいだもの
レミリア「まあ、すぐにわかるわ。あなたの心配は、無用の産物だと言う事が」
咲夜「・・・・・・」
ふふふふ。これで、あの子の機嫌も少しは治るかしら?
まあ、暇つぶしには、なるでしょうね
アドバイスや感想など、お気楽に書いてください