サクラ大戦3外伝 ~絶海より愛をこめて~ 作:ヤットキ 夕一
本編ではないので、作者の話とかウゼー、どうでもいいわー、という方は見なくて大丈夫かと思われます。
前作までの設定解説でネタバレになるだろうな、という部分があったり、それを意識して書けない部分が出てきたりしたので、今回は一話ごとに区切って、その時点でネタバレできる範囲での設定紹介と解説する形式にし、それを探偵の捜査メモという形にしました。
────というわけで、第1話終了時点での解説です。
─第1話終了時点─
●ケント=ドレイク(登場話:─1─より)
・本作の主人公。16歳の男性。
・黒髪碧眼。髪の長さは短くはないが、長くもない程度。
・ぱっと見気弱……よく言えば温厚そう。
・英国出身。
・母親が日本人。そのため、英国では蔑視されていた。
・その母が亡くなり、後妻に男児が生まれたことで居場所がなくなり、叔父を頼ってフランスの巴里へとやってきた。
~作者コメント~
・旧作『ルーアンの魔女』の主人公と年齢やイメージは変えてません。
・旧作では大神や梅里よりも年代が下のため「幼く未熟な主人公」というイメージで設定し、年齢そのままなのでそれを継承してます。
・母親の死以降、ショックと後ろ盾の消失、義母への遠慮と配慮等から、積極さに欠けるようになっています。
○ローレル=クレセント(登場話:─2─より)
・本作のヒロインその1(なずなよりも登場が早いので)
・14歳の英国人。通称ローラ。
・髪は肩付近まで伸ばした赤毛のソバージュ。その口調とは裏腹に垂れた目が特徴の、自称美少女探偵。
・その服装はくすんだ深緑色の帽子に同じ色をしたチェック柄のインバネスコートという名探偵スタイル。
・手には杖を肌身離さず持ってる。
・その年齢にして、すでに大幅な飛び級で大学生という天才。霊子力学や霊子工学等で優れた才能を持っている
・──はずが、大学に入って推理小説にはまってしまい、こうなった。
・しかも頭の回転がいいので、実際に探偵として事件を解決できてしまう。
・原作ゲームで描かれていないロベリア逮捕の際には、彼女が活躍して逮捕のきっかけとなった。
・そのため、ロベリアからは煙たがられている。
~作者コメント~
・旧作ではクリスティン=クレセントという名前でしたが、改名とバージョンアップで少々の変更が入ってます。
・彼女のイメージカラーはくすんだ深緑色──“ローリエ”という色です。帽子もコートもその色になっています。
・ローリエとは、彼女の名前であるローレルのフランス語。
・そしてローレルは月桂樹のこと。サクラ大戦のヒロインですので植物からもらいました。
・旧作ではヒロインは一人だけだったので、元のキャラはヒロインではなかったのですが昇格しました。
・ちなみにこの話、ヒロインは3人いたりします。↓で紹介されるもう一人と、あともう一人は…………
【巴里華撃団】
・欧州最初の華撃団であり、欧州防衛構想の華撃団計画の要となる、本部ともいうべき華撃団。
・巴里を襲ったパリシィ事件を見事に解決し、大規模霊障から街を守った。
・主力部隊である花組は大神 一郎、エリカ=フォンティーヌ、グリシーヌ=ブルーメール、コクリコ、ロベリア=カルリーニ、北大路 花火の6人。
・その後、留学という立場だった大神が帝都に帰り、その後に起こった錬金術師が起こしたエッフェル塔での事件を残された5人で無事に解決する。
・それまでの功績から、1名の増員が認められている。
・また大神を戻す代わりに帝国華撃団に花組隊員の補充を要求し、選ばれたのは養成機関出身の新人だった。
○
・本作のヒロインその2。(ローラよりも登場が遅いので)
・茶色の長い髪を頭の左右で分けてまとめて(俗に言うツインテール)いる。
・気が強そうな、活発な感じ。
・イメージカラーはからし色。濃いめの黄色。
・戦闘服もその色であり、彼女の光武Fもからし色を基調に、そこへライン等の白色が入る。
・日本の東北地方出身。日本海側。
・神社の神主の家に生まれた、7人きょうだいの上から二番目。
・姉は帝国華撃団夢組に所属。
・彼女自身、帝国華撃団の養成機関である乙女組出身だが、姉の関係で夢組との関係が深い。
・もともと夢組志望であり、あこがれの人は夢組隊長だった。
・そのため予知をティーラ、結界を山野辺 和人、精神感応を八束 千波からといった具合に、霊能力支援をその道のエキスパートから直々に指導されている。
・武器を使った戦闘は、棒術や杖術とそれに併せた格闘術を使う。
・その師匠は夢組副隊長の巽 宗次と元夢組除霊班副頭で乙女組師範のホワン=タオ。直弟子レベルで鍛えられたため、かなり強い。
・霊子甲冑の適正があることが判明して花組候補生になる。
・成績的には次席だったが、能力を見込まれて新型霊子甲冑(後の天武)開発に試験搭乗者として選ばれる。
・そのデータがあったことから黒鬼会との最後の戦いで帝都防衛のために、使うあてのないアイゼンクライト(レニ機)で出撃して戦果を挙げて無事に生還。
・その戦果もあって評価が高かったのだが、現在の花組で退団予定者もおらず、増員も見込めないことから、大神を戻す見返りに巴里華撃団花組へと出向した。
・シャノワールでは「ルージュ・ゴージュ」の名前で、橙色の着物を着て髪を結い、三味線のような和楽器(弦楽器)を披露したり、神楽舞を取り入れた舞を披露している。
・特に三味線の腕は玄人級。親友で若きバイオリニストの伊吹かずらも認めるほどの腕前で、姉ももちろん「かなわない」と素直に褒めている。
~作者コメント~
・前作に先行登場させていたヒロインです。一応……メインヒロインなわけですが。
・第1話では実質主人公でした。
・当初のイメージカラーは薄紫だったのですが、
・理由は
雷=紫電から紫だったが、雷属性は黄色もイメージカラーになる。
巴里華撃団には紫系がいないから薄紫にしたが黄色系もいない。
青系統はグリシーヌがいる。
薄い色はコクリコもいる。
主人公(ケント)の色が青系統。
そもそも黄色系は原作だとシリーズ通してアイリスとあずみくらいしかいない。
なずな(&姉)の故郷には黄色いからしを使った漬物がある。
といったところで、からし色になりました。
・名前の“なずな”と黄色は無関係ですけど……
・「ルージュ・ゴージュ」はヨーロッパコマドリのこと。
・なずなが三味線が得意で趣味にしているのは、植物のナズナの別名が「三味線草」だから。
・その三味線から「コマドリ姉妹」→ヨーロッパコマドリ→ルージュ・ゴージュ、と決まりました。
■霊子甲冑
◇光武F 白繍なずな機(登場話:─13─より)
・巴里華撃団が誇る霊子甲冑光武F。その白繍なずな用の機体。
・彼女のパーソナルカラーである黄色──からし色を基本色に、機体前面にある縦のラインなど、白い装飾が入る。
・なお光武Fとなっているが、霊力併用蒸気機関に関しては光武F2のものをデチューンして搭載している等、中身はF2に迫るほどの光武F強化型。
・光武FやF2の詳細は他に任せるとして、なずな機の特徴は“霊子戦機”という特殊な機体であること。
・“霊子戦機”というのは新しい概念の機体で、霊力を使用した特殊能力で他の機体を支援することを主目的とする。
・念動による動作補助、回復のような支援以外に、結界の展開、霊感による戦術サポート等……帝国華撃団の夢組に相当する役目を持つ。
・そのための装備として頭部の上に平たい陣笠のような形(色は白で外円部がからし色)をした、小型化された霊子レーダーのレドームがある。
・武器は金砕棒。
・棒状武器で真ん中付近まで柄。少し太くなっている殴打部分は断面が八角形になってり、その表面には鋲が打ち付けられて破壊力を増している。
・霊力の通しがよく、霊力集中の核にも使える。
・「棒術で戦った」という断片的な情報から、シャノワールメカニックチームが花火の持っていた日本のおとぎ話の“鬼の金棒”を見て作ったもの。
・なずな機の必殺技は『
・金砕棒に霊力を集中させ、雷を具現化。突き出すのと同時に龍を形どった雷を一直線に放つ。
・師である巽 宗次の『
~作者コメント~
・必殺技は前作で使っていた『青龍一閃』の予定だったのがイメージカラーが青系(薄紫)から変更して合わなくなったので、金色の竜を放つものになり名称変更に。
・「
・「
・「箭」は本来、矢を意味するのですが、姉の必殺技同様に雷を矢に見立てて採用しました。それに加え、なずなにとって弓矢が憧れの象徴という意味合いがあります。
【帝国華撃団】
・ご存じ帝国華撃団。
・日本の帝都・東京で、悪を蹴散らし正義を示す秘密部隊。
・「革命じゃァァァ」と、地方のインフラ破壊して回る組織ではない。けっして違う。
~作者コメント~
・ウン。チガウヨ?
・オリジナルな詳細は「ゆめまぼろしのごとくなり」「~2」の設定を見てくださいませ。
【敵対組織】
●親玉(登場話:─序章─より)
・現時点では不明なことばかりでよくわからず。
・なにやら術式を使って、ゲームを始めたようだ。
・その進行役として、パリシィの亡霊であるサリュを捕縛した。
~作者コメント~
・まだまだ正体明かすわけにもいかないので、謎のキャラです。
・でも、実は結構ヒント出してます。
○サリュ(登場話:─12─より)
・かつてシテ島で栄えた民族パリシィの亡霊ともいうべき存在。
・パリシィ事件の黒幕であり、パリシィ怪人達を利用して巴里に混乱を起こし、パリシィの信仰対称であるオーク巨樹を復活させた。
・最終的には「デルニエ」と呼ばれるものへとなったが、大神一郎の駆る光武F2によってトドメを刺され、その魂は鎮められた。
・パリに迫る脅威を伝えようとなずなの夢に出現したが、敵の親玉に捕まってしまった。
~作者コメント~
・サクラ3では「大神の安眠妨害キャラ」として有名でしたが、バチが当たったようです。
・なずなにもしようとしたら、安眠妨害妨害されて捕まってしまいました。
・そして強制イメチェンさせられる羽目に。
●男(登場話:─幕間─より)
・なにか失敗したらしい男。アレックスと呼ばれていた。
・どうやら熊型蒸気獣に乗っていたらしい。
・失敗を
○道化師(登場話:─幕間─より)
・↑の男へ制裁を加えるために姿を現した、モノクロカラーの道化師。
・帽子と上着は真ん中で白黒半々になっており、付けている仮面は色配置が逆ながら白黒。そこへ赤く禍々しい模様が描かれている。
・黒幕の代わりに動いて、いろいろ忙しいらしい。
・その正体は現時点では不明……いったい何リュなんだ?(ぁ
■蒸気獣
・ポーンについてはトランプのクラブの意匠が付いたポーン・トレーフルとなっている。
・強さに関しては、パリシィ事件の後期のころのポーンと変わらず。F2クラスなら問題なく相手にできるレベル。
●大型蒸気獣
・3体が同時に出現。
・それぞれ馬型、熊型、蟻型と姿形がまるで違う。
~作者コメント~
・大型蒸気獣はパリシィ事件では2体出現が最大だった……はず。
・ちなみに旧作で出した大型蒸気獣は今回再使用した馬型以外は、
▼馬型蒸気獣ファンフォー(登場話:─14─より)
・上半身が人型、下半身は四脚の馬という、半人半馬の姿をした大型蒸気獣。
・上半身は甲冑姿の騎士といった出で立ちだが、頭は馬のそれ。
・鼻から蒸気が吹き出たりする。
・馬型のために高い機動力が特徴。それを生かした突進攻撃を得意とする。
・実は、蠍型蒸気獣ノクテュルヌを素に再設計された機体である。
~作者コメント~
・旧作で出して気に入っていた、ナイトメアが使った馬型蒸気獣ファンファーレをそのまま出しました。
・そんなわけで、『サクラ大戦4』の大型魔操機兵や『サクラ革命』の馬型機獣からではありません。
・名前はフランス語の「ファンフォー」へと変更。
・由来は、サクラ大戦3の各大型蒸気獣と同じように音楽の楽曲であるファンファーレから。
▼熊型蒸気獣コンセルト(登場話:─14─より)
・頭に小型の王冠を乗せ、襟カラー型のエアインテークと、そこから延びるマントを付けた熊型の大型蒸気獣。
・特徴的なのは四肢であり、攻撃用に巨大化した腕部と、それを振り回しやすいよう安定するように低重心化の為に短く、そして大きくなった脚部を持つ。
・その能力を生かした格闘戦を得意とする。
・ファンフォーがノクテュルヌを素にしたように、コンセルトは獅子型蒸気獣マルシュを素にし、襟やマントは兎型蒸気獣プレリュードを参考にしている。
~作者コメント~
・名前の由来は『
・リーダー格に該当する機体なので、力を合わせる→協奏曲となりました。
・王冠とマントが示すように、『王様』のイメージです。
・そのため強く、王権を象徴する動物であるクマの蒸気獣となりました。
・某革命に出てくるクマ型機獣とは無関係。
・『王様』から連想される動物でライオン以外(原作で使用済みのため)のものを色々と構想して「熊でいこう」と決まっていたので、驚きつつも変更を考慮したのですが……。
・構想が進み過ぎてそれ以外で考えられないレベルだったので、変更せず。
・クマって結構好きなんです。移動は4本足で、戦闘は二足歩行とかロボにするとロマンがあると思うのですが……
・あ、これは4足走行モードはありませんので。
▽蟻型蒸気獣ヴァルス(登場話:─14─より)
・四腕二脚で、尻(=臀部)が大きく膨れ上がった、二足歩行する昆虫のような姿の大型蒸気獣。
・大型蒸気獣に分類されているが、ほかに比べてサイズは小さめ。
・蟻のような頭にはティアラのような装飾がついている。
・支援機であり、臀部に該当する大きな“腹”部分の機関で強力な幼力を生み出し、それで他の二機を支援する。
・実はこれだけは参考にしたのが大型蒸気獣ではなく、黒鬼会の大型魔操機兵『八葉』。
・というのも黒幕が退屈しのぎに帝都での動乱を遠視術式で見ていたので、その情報を持っていたため。
~作者コメント~
・虫なのに“蒸気獣”?とお思いの方、原作の蒸気獣もノクテュルヌとオバドという蠍型、蠅型の蒸気獣があったのを忘れてませんか?
・コンセルトが『王様』だったのに対しこちらは『女王』のイメージです。
・そこから“女王蟻”となって、蟻型蒸気獣となりました。
・ティアラをつけているのはそのため。
・本編での描写が皆無で、「蟻のような蒸気獣がいたが簡単に撃破された」という感じの活躍しかありません。
・そのため補足しますと、4本の腕で大きな杖やら盾やら持って回復や支援を担当していたのですが、忍び寄ったロベリア機による背後からの奇襲を受けて、比較的あっさり倒されています。
・名前は
・某天空の城が壊れる“破壊の言葉”とは関係ありません。