はいたいでぃーさい!そんなこんなで9歳になりましたよっとね!!
特に事件や面倒事は起こってないけど、例のきのみブレンダーをガチャンガチャンと余りにも延々と叩きまくった所為で騒がしい!とキレたお母さんから週に1日きのみブレンダー曜日を作られた。
いやまぁその、ごめんなさい。
あとポロック食べるうちの子達がかわいいから…
それにお姉ちゃんも一緒にやれる遊びって少ないし…
正にやめられないとまらない、ってやつ。
そしてポロックを配りすぎた所為か、なんと島の農家さんがきのみをめっちゃくれるようになった。
きのみ貰ってはポロック作って配っては貰ってのループが出来たんだけどこれ如何に。
まぁきのみは食用として重宝しているので有り難いんですよ…
見た目ちょっとアレなやつでもポロックにしちゃえば気にならないし…
なんならポロックにしたら多少の期間保存出来るし…
それにポケモンが増えた分だけ食費が嵩んでたので…
いやね?
リーグから手当?保証?としていくらか補助して貰ってるみたいなんだけど、使うの怖くて殆ど手を付けてないんだとか。
おじさんが遠慮なく使いきっちゃえばいいのに、と言ってたけど、一般民にそんな度胸ないから。
ポケフーズなるモノは一応通販で定期購入してるし、それと回復薬類の代金はそこから出してるけど、それこそ常識の範囲内。
あとで返済してね!とか言われるんじゃないかって戦々恐々してるお母さんの心情はお察しする所ではあるんだけど、多分おそらく、それ返済するの将来の私なので…
あるいは将来のお給料から天引きされてるとか…かな。
まぁそこら辺は置いといて。
嬉しいことが一つ。
なんと!
オレンジ諸島内を自由に行き来することが出来るようになりました!
いえーい!どんぱふー!!
まぁ、おじさんかお兄さんと一緒っていう条件付きだけど。
旅に出るまであと一年だから、多少の慣れが必要だろうという理由だけど。
私以外の子達はだいたい親と一緒に行き来してたけど、私はダメだったので。
だから行動範囲が広がったのはとっても嬉しい。
今までは近場の小島とか、遠出の許可が出たとしても奉ってる三島くらいしか行ったことないから余計に。
色々と致し方なかったとは言っても、正直羨ましかったんだよね。
ちなみに嬉々として同伴するのはお兄さん。
この島の人達に紛れてみよう!とか。
全力で潜むから一時間で見つけてね!とか。
慣れない場所でも素早く変装出来るようにしよう!とか。
相手に合わせたバトルを実践してみよう!とか。
今まで習った諸々を実際にやる日々である。
楽しいっちゃ楽しいんだけどね?
観光とか散策とか食べ歩きとか、したいじゃん??
実施試験しながらだと楽しむの度合いが変わるじゃんね???
まぁいいけど。
ハッサク島に連れてって貰った時は普通に海水浴したし。
松ちゃんと椿さんとの水遊び楽しかったし。
ピー助とシミズさんはパラソル警備員してくれたし。
まぁ他の海水浴客にバトルふっかけようとしなければ最高だったんだけどねっ!
そういえばなんか見覚えのあるなんかすっげぇハイレグ?な水着きたお姉さん居たんだよね。
遠目でチラッと見ただけでお話しとかしてないし、きっと向こうはこっちに気づいてないと思うけど。
あれは一体なにキド博士なんだろーねー?
眼鏡な三つ子さん見当たらないからもしかして別人だったりします?
まぁ帰って即おじさんにお兄さんの鼻の下が伸びてたことを報告したらシバかれてたのはおもし…ゆか……大変そうだったなって!
そんな感じ。
「それでお兄さん、今日はどこ向かってるんですか?」
「ザボン島だよ」
「ザボン島…もしかして、きのみ目的ですか?」
「そう、きのみ」
お兄さん、キメ顔で言ったって格好良くないですよ。
というかなんでキリッてした?
でも…ふむ。
気にならないと言ったら嘘になる。
だってザボン島の名物であるザボンの実は、ゲームにはない実だから。
パッと見ジャガ芋?梨?みたいな色だったような覚えがあるけど…あってる??
でも皮が名産なのは知ってる。
だって食べたことあるし、ザボンの実の皮の砂糖漬け。
あれほんと美味しい。
じゅるり。
そんなこんなでザボン島に到着。
ちなみに第3の島ね、一番大きい島。
ザボンの実を管理する事務所や倉庫がある島だから、まぁ当然なのだけど。
で、どこから連絡をとったのか…
あるいは知り合ったのか…
まぁ多少気になることはあるものの、紹介されたのは農園管理者のナナさん。
はい、知ってるー!カビゴン回の人ー!
サトシ君たちを泥棒だと思って棍棒で襲った人ー!
思ったよりお若いですね!
まぁアポとってたし、例の腹ペコカビゴンは今居ないから勘違いする要素もないしで、とっても穏和にお話し出来た。
で、だ。
「新たな名産品になるような配合…ですか」
「そうよ。ポロックはきのみを4個使ってつくるお菓子って聞いたわ。それでザボンの実を2個は使ってほしいの」
「…なるほど?」
お兄さん、ポロックの配合レシピ作るからという交渉でもってきのみを貰い受ける契約を持ちかけたな?
…けどまぁ、うん。
「とりあえず何個か試作してみてます」
「ありがとう!楽しみにしてるわね!」
「あっはい」
いや勢い強っ。
そしてお兄さんはなに笑ってるのかな??
「実はきのみブレンダーを購入してみようって話は出たのよ、でもね、ちょっとお値段的に買えそうになくって…だからこの話は本当に渡りに船だったわ」
「…あの、今更ながら交渉相手が私で問題ないんですか?」
「え。だって貴女、アーシア島の長のお孫さんでしょ?」
「あ、はい」
「アーシア島にきのみブレンダーを持ってる人がいるって聞いた時は疑問に思ったけど、最近観光客も多くなって活気付いて来てるんでしょう?だからアーシア島も名産品を作ることになって、それで作るならオレンジ諸島の特産を使おうとしてって、聞いたんだけど…」
「…あっ、はい、あってます。大丈夫です」
「そう?なら、これからよろしくね!」
「………はい」
ねぇお兄さん、これ、どゆことかな???
え?
島でポロックが流行った所為でもある?
観光客の方々が島の子供達が食べてるカントーでは珍しいお菓子が気になってちょっと噂になってるって??
しかも島の名産が欲しくて悩んでたのも本当のことで、それなら、とお父さんが長老に提案した、と。
……ほう。
ふーん、へぇ、そう。
お母さんも、リーグからの支給金を使うよりはってことで、島で稼げるようにしたかったと…
ねぇ。
なんで私はその話聞いてないのかなー?!
いやまぁね?
リアルで配合試すの楽しいから別にそこはいいんだけどさぁ!
遊びの延長で作ってるから試作品とか別にいいんだけどさぁ!!
でもさぁ!
…え?
あ、はい。
きのみブレンダー作動させる電気代支払ってるのお母さん達だもんね!
そこつかれたら口閉じるしかないじゃん!
でもさ!
「特産品になるような味って、オールクリティカル必須じゃん???」
ポロックのなめらか度低いとマジ食えたもんじゃねーからな??!!
まずはポロック専用職人作ろうよ!!