定期的に起こるお兄さんギルティ事件、今回のは要約するとこんなかんじ。
オレンジ諸島のヘッドリーダーのポケモンを3体倒す実力あるなら、一人で旅をしても問題ないでしょう。
というね。
それもこれもここ最近…去年辺りからは特に、ユウジさんの
そもそも、各地方のリーグ公式ジムは8つあるのに対して、オレンジ諸島のジムは4つだけ。
それにも関わらず、オレンジ諸島のトレーナーは
それはオレンジ諸島のジムバッジ授与の基準が、他のポケモンリーグとは違うから。
純粋なポケモンバトルよりも、様々な状況においてどれだけ、どのようにして、手持ちポケモンと協力できるか。
ということに重点が置かれているのだ。
つまり育てられたポケモンではなく、そのトレーナーの素質を見極める、あるいは伸ばす為のジム巡り。
ジムの内容だってポケモンと波乗りレースしたり、ポケモンと作った氷製ソリで雪山レースしたり、はたまた同一タイプ縛りのバトルに、一体でも戦闘不能になったら即終了なタッグバトル…といった普通のジムとはあからさまに違う。
まぁアーシア島の祭りだって、
まぁつまり。
オレンジ諸島のジム巡りで見極められるトレーナーの資質は充分満たしてる、と判断されたのだ。
他ならぬ、オレンジ諸島の
それ故に、次は
っていうことになっているらしい。
おじさんとお兄さんによってトレーナーとして育て上げられた身として喜んでいいのか、相も変わらず掌の上であった事に嘆けばいいのか…
いやまぁ旅するなら一番最初はカントーを周りたかったから別にいいんですけどねっ!
ちなみに後日、審判たるお兄さんによって録画されたバトル映像を見たワタルさんにより良かった所悪かった所等のアドバイスを頂いたが、その中でピー助のゆびをふるは本当にゆびをふるなのかと真顔で問われたのが一番印象に残ってる。
チャンピオンですら動揺するピー助のゆびをふる…
安心して下さい、いつか
そうしてユウジさんからも太鼓判を押されたおかげで両親共に旅に出ることに許可をくれた。
もちろん毎年祭りに合わせて戻ってくるとこは約束しました。
そんなこんなでお兄さん監修の元、旅に出る支度を整えながら早数週間。
めでたく10歳の誕生日を迎え、今年は何故かユウジさんも一緒にケーキを食べたりした訳ですがちょっと待ってほしい。
本日はカラッとした晴れもよう、祭りの当日として有り難い天気。
そんな日差しの中、今年の操り人を選ぶ為に島に来た人達を遠目から観察してたのだけど…
トレーナーの中に見覚えのあり過ぎる水色の髪の人を発見した。
「ダイゴさんなんで?なんでダイゴさんいるん??チャンピオン仕事して???」
あれ、このセリフどっかで言った気がする。
変装なのか、もさい…野暮ったい…ダサい…山男スタイルとは別の、まぁそんな服装してるけど、あの無駄に整った爽やかな顔面は間違いなくダイゴさんだ。
ツラで全て許されるコーデ…ミクリさんとかにぶっ飛ばされそうな格好だけど、大丈夫?
っていうかほんとなんでいるの??
他人の空似を期待して、ついでに他の人達の観察も兼ねて近付いてみたんだけど…
…うん。
声がスズケンだね?
まぁじで?
西さんでないのね??
まぁ?たしかに??
西さん一回しか登場しなかったですし?
特別編の
いやでもまって???
この声だと言う事はもしかしてフラダリさんとプラターヌ博士は友情築いてない感じです??
え?まじ??
ひとまず退散した。
これは戦略的撤退。
いやほんと、アニポケなのか、ゲームなのか、スペなのか…あるいはアニポケ(特別編)なのか…
悩ましいね??
もしかして混ざってる感じ?
狂おしいね??
…個人的には前野○昭さん推してたけど、やっぱゲームはゲームでもスマホはお呼びでない感じ…?
リアルで偽物なんかじゃないって言ってほしかったなぁ…
それにしても鈴○健一さんボイスかぁ…
流石に土方コノヤローとか言ってくれないよね…
まぁ言うとしたら相手は某吟遊詩人さんだもん絵面やばいか…
これから声変わりして西さんになるとかはないか…
……ん?
…え、と………あれ。
ダイゴさんっていま何歳??
あの顔推定何歳???
いやわっかんねぇなあの
無駄に整ってるから余計にわからん。
でも公式で年齢分かってる数少ない人だから覚えてるぞ。
よっ!25歳御曹司!!
逆算すればハルカちゃんかユウキくんの年齢分かるハズ!
ってね。
それにしても…
「立ち姿に隙がなかったね…」
「せやなぁ」
「でもあの服装はないと思う」
「せやなぁ」
「でも顔がよかった」
「せやな」
「えっと、褒めてくれてありがとう…?」
「ほぁっ?!」
びくりと硬直。
いま真後ろからええ声が聞こえた嘘すぎん?
ぎぎぎ、と。
油の切れたブリキ人形の如く、松ちゃんと共に振り向くと、そこには顔面宝具がいた。
「ええっと…さっき、僕を見てた子だよね。まさか巫女さんだったとは…」
「あちゃー…バレとったかぁ…」
「ォ°ん」
「ごめんなんて??」
「いつものことや気にせんでええで」
いや顔が近い!!
松ちゃんが喋ってるのに驚いてない!
ってか巫女ってバレてる!?
あーっ顔がいいしシミ一つねぇな?!
というか!!
「なんでホウエンチャンピオンが…」
「あっ僕のこと知っててくれたんだね!なら良かった、君に頼みたいことがあって来たんだ」
「頼みたい、こと…?」
「うん」
おい松ちゃん、お前何やらかしたんだって念を送って来ないでよ。
私だって何のことか分かってないからね?
というかめっちゃ笑顔…
あと、なんていうか、この人、たぶんだけど…
「あの…」
「なんだい?」
「とりあえず、祭りが終わってからでいいですか…?」
「……祭り?」
「はい、祭りです」
「………いつ?」
「今日、今からです」
「…………いまから?」
「はい」
キョトン、と目を瞬かせるダイゴさん。
やっぱりこの人、私が巫女だとか、松ちゃんが喋れるとか、まぁそんな情報は知ってたみたいだけど、今日が祭り当日であること、知らなかったっぽい…
というか祭りの存在は知ってたけど日付を把握してなかった感じだな。
あの…
なんなら既に始まってるっちゃ始まってます…
あと…
その…
スミマセン…
「そんな訳で、操り人、お願いしますね!」
「えっ?」
チャンピオンいたら、そりゃ選ぶよね!
ぽかん顔もイケメンはイケメンかよ、なんか腹立つわぁとか思ってないよ!!
頑張ってダイゴさん!
大丈夫!
ダイゴさんなら問題ないよ!
まぁ問題あるとすればその
お兄さーん!
ダイゴさんのコーディネートお願いしまーす!!