怒られた。
操り人にチャンピオン指名したのバレておじさんに怒られた。
でもダイゴさんは乗り気になってくれたからゴーした。
太陽光を反射しながら飛び立つエアームドかっこよかった…
顔面蒼白なおじさん、ニッコニコなお兄さん。
とても対極的で面白いね。
私としてはタネボーの背比べな
あとお兄さんのコーディネートでちゃんと変装出来て当人と分からないようになってたのすごくない?
爽やかインテリ青年風ダイゴさん…
SSRスチルかな?
ダイゴさんの伊達眼鏡、無駄に似合ってて変な声出た…
イケメンのメガネは私にきく…
他の一部観光客のお姉様方も悶てた…仲間…
ちなみにダイゴさんは今24歳らしい。
あの顔、24歳か…そっか…
…すっげぇな?
服の所為でどう見ても未成年だけど。
大学生と言われてギリ納得出来る感じだったけど。
あと来年はジョウト回ろうそうしよう。
どっちが主人公になるのか気になるけど出来たら対岸の火事でいたい。
巻き込まれそうな予感は、無きにしも非ずなんだけど…んー?
なんだろ身の危険というより面倒事というかなんというか…うーん?
まぁそんなこんなで3つの島をぱぱっと回って玉を奉納してくれたダイゴさん。
着替中にお兄さんとおじさんから何かしらレクチャーされたらしく、所要時間は6時間ぴったり。
一つ回るのに2時間丁度。
あの…狙ってやってるの、バレてますよ??
それでも歴代二番目の速さなのは流石と言うべきか…
とまぁそんな感じで夕方前に祭壇に立ってる訳ですが…
えっと…
その…
空が暗くなってるんですけどぉ…!
熱気で風が荒れ、ゴロゴロと低い音が鳴り響き、しかも吹雪いてきた…
波も高く荒々しくなって…
天変地異かと思うレベルの訳わからん天候。
…うん。
だれが…いや。
なんのポケモンが来るのカナー?(棒読み)
吹き終わった瞬間にあっ来るって思ったけど。
思ったけども!
これルギアさんだけじゃねーな?!
わー!どんなポケモンに会えるのカナー?!!(ヤケクソ)
そして厚い雲を破り空から降りてきた、大きな3匹の鳥ポケモン…
と、シレッと一緒に現れたルギアさん。
あっ荒波鎮めてくれてありがとうございます。
ついでにこの天候もなんとかして…あ、やってくれてますね?
3鳥のフォローを卒なくこなす海神…
うん、保護者かな?
若干不敬なことを思いつつ、でも怒った感じはないのでスルーしてくれたのかもしくは当ポケも思っているのか…
ルギアに背を押されるようにして伝説の3鳥…
ファイヤー、サンダー、フリーザーが、目の前に来た。
バサリと降り立ち、それぞれから向けられる目を見て、ほっとする。
好かれてる。
なんとなく、伝わってくる。
挨拶してくれてると、その意思が分かる。
3匹共同じくらいの精度で理解できると、気付いて、もしかしてひこうタイプとも相性が良いのではと察知した。
いやまぁエスパータイプに比べると残念な具合なんだけど。
一歩二歩と近付いて、手を伸ばす。
頭を寄せてくれたから、ぎゅっと抱きついて、感謝を伝える。
ファイヤーは、熱くならないように炎を小さくしてくれた。
サンダーは、痺れないよう電気を抑えてくれた。
フリーザーは、冷たくならないよう冷気を調節してくれた。
優しいその気遣いが、嬉しくて。
やっぱりポケモンが大好きだと、溢れるくらいに感情が湧いてでて。
「ちゃんと戻って来るよ」
心配されてるのが分かったから、3匹を見ながら伝える。
大丈夫。
旅に出るけど、来年も、笛を吹きに戻って来るから。
ギャァーーォオオ!!
重なる鳴き声。
戻ってこいよ、と言われた。
それから、バサッと大きく羽ばたいて、大きな身体が浮いて。
もう一度、3匹と目を合わせて。
それぞれが、それぞれの島へ、飛んで、帰っていくのを見た。
先程とは打って変わって、午前中よりも晴天といえるほどに穏やかな天気。
むしろ穏やかすぎるくらいの、海。
そこに佇む白銀の姿は、やっぱりとても美しくて。
「ルギア」
祭壇から降りて、一番近くに行こうと岸まで駆ける。
目が合えば、その意思が、言葉が伝わってくる。
気をつけて行って来い、と。
戻って来るのを待っている、と。
また会おう、と。
いってきます。
絶対戻って来ます。
今度は私の話を聞いてほしいな。
言葉を返したら、雰囲気が柔らかくなって。
あ、笑ったな、って、思ったら。
目の前に、ご尊顔。
青い蒼い縁取りからの眼差しは、優しくて、やっぱり慈愛に満ちていて。
怖いとか微塵も思わなくて。
ただただ綺麗なそれに目を奪われて。
きゅっ、と。
あるいは、ちゅっ、と。
耳元から、した音。
ほっぺに、軽い感触。
えっ。
…えっ。
えっ?
カッチーン、と。
思わず固まった。
ギャアァアアァァス!!
咆哮。
あっと言う間に海に帰った、我が海神。
まって。
ねぇまって?
いま、ねぇ、まって。
「熱烈アプローチだったね」
「ひょわぁあ?!」
後ろから鈴村○一ボイスは心臓によくない!!
ってか見てた?!
見られてた!!?
みんな見てた?!
わぁあぁああぁぁあぁ!!!
「フルーラちゃん、顔真っ赤だよ」
「言わないでください!!」
顔面宝具にからかわれるの辛いな?!
というかルギアさんどこでこんなファンサ覚えたの?!
私にささる!4倍弱点ですっ!!ヒェッ!
赤面のまま、ドクドクと煩い心臓を押さえながら、祭りが終わったと長老に伝え、そそくさと帰宅。
なおリビングのソファーに優雅に座るダイゴさんは暫く放置の方向で。
精神安定の為に松ちゃんに抱きつき深呼吸すること約30分。
その間お姉ちゃんとお母さんがダイゴさんをもてなしてたことは一応聞いてたので把握してる。
お父さんとダイゴさんがきのみブレンダーについて商業的なお話してたことも把握してる。
デボンコーポレーションの御曹司だもんね。
一応、ポロック販売について許可とったのでね。
その関係で電話越しでおじいちゃんと社長さんがお話してたのも知ってるもん。
でもだからって追加できのみブレンダー買うお話をダイゴさんにするのはどうかと思う。
すぅーーーー。
はぁーーーー。
よし。
「えっと、それで、ダイゴさん」
「あ、もう大丈夫?まだ少し顔赤いけど…」
「大丈夫です!それで!ダイゴさん!」
「うん」
「頼みたいことってなんですか!?」
勢い良く叫ぶように聞いたら松ちゃんから煩いでと尻尾ではたかれた。
ひぃん。
そんな私達を見てクスクスと笑ったイケメンは、その微笑ましいという表情から一転。
目をキラキラと輝かせながら口を開いた。
「あぁ、実は一緒にメガストーンを探して欲しくてね!」
「…おっふぅ」
まさかその為にこの最果ての島まで…
……うん。
この人なら来るな!!