ガイドはいらない旅
ついに来ましたカントー地方!
いやまぁアーシア島もカントーなんだけどそうじゃなくて本島…本州、いや本陸?に着いたわけです。
家族や島の皆のお見送りを受けてアーシア島からデコポン島へ、そしてそこから出ている定期船に乗り、マサラタウン近くの港へ。
そのままオーキド博士がいらっしゃるマサラタウンに行きたかったんだけど、
乗り換えの船が出港まで1時間もないっていうんだから致し方ない。
そうしてやって来たのはクチバシティ。
港町なだけあって賑やかですことー!
ほぼ2日間船で過ごしたから陸地が懐かしく感じる。
そしてここまで同行してきてくれたお兄さんは更に乗り継いでそのまま次のお仕事に向かうらしく、空笑いのまま別れを告げることとなった。
なおおじさんは私達が旅立つ前日にリーグから直々に迎えが来て拐われるように消えてったので、多分もう次のお仕事に着いてると思われる。
ブラックだわぁ…
「ところでダイゴさんはいつホウエンに戻るんですか?」
「もうしばらく後かな!」
「…そうなんですか」
ニコニコ笑顔で即答された。
それでいいのかチャンピオン、仕事して…
というか挑戦者きたらどうすんの…?
ちなみに本日のダイゴさんの服装は野暮ったい登山服でも山男スタイルでも、ましてや公式オサレスーツでもなく、何故かあの日と同じくインテリ青年風仕様(ただし眼鏡は無くて帽子被ってる)。
お兄さんが顔がいいチャンピオンは忍んで下さいよ!絶対面倒なことになるんですから!!と船の中で押し付けていた一式である。
その面倒事に巻き込まれる可能性が一番高いのは一緒に行動してる私なので受け取ってくれたのは正直有り難いちゃ有り難い。
でもこれって冷静に考えると御曹司に安物の大量生産服着せてる訳で…まぁ嫌がられる所か若干面白がってる感じなのでいっか。
んでもまぁ暫くいるんだったら…うん。
「ダイゴさんダイゴさん」
「ん?なんだいフルーラちゃん」
「お願いしたいことがあるんですけど、お時間頂いてもいいですか?」
「いいけど…何するんだい?」
「松ちゃんを進化させたいんです」
「うん?」
首を傾げるダイゴさん。
イケメンのあざとい仕草はささる…
うっ…悔しいけど眼福…
とりあえずポケセンに向かいながらサラッと説明。
出会った日から約3年、だいぶ待たせてしまったけど約束したからには果たす義務がある訳で。
決して二足立ちしてくれた方が抱きつきやすくなるから早く進化させたいとか思ってなくはない訳で。
「うん、そういうことならいいよ」
二つ返事で快く引き受けてくれた。
やったね!
そんな訳でポケモンセンターに到着…!
かーらーの!
「ジョーイさん!トレーナー登録お願いします!」
「はい、トレーナー登録ですね。ではこちらの用紙に記入をお願いします」
手渡されたのは3枚の書類。
一枚目は諸注意やトレーナーとしてのルール、義務がびっしり書かれたもので、トレーナーズスクールで習う一般常識。
二枚目は見本で、どのように記入すればいいか書いてくれているのでこれを見ながらササッと空欄を埋める。
出身地、生年月日、名前、性別、など。
これはトレーナーとしての義務を全うすることの同意書でもある。
10歳にならないと受理されない書類であり、これを以て発行されるのがトレーナー証明書で、ゲームでいうトレーナーカード。
絶対に無くしたらいけないモノ。
バトルで得た金銭が付与されたり、リーグとかで依頼された仕事のお給料など。
あるいはトレーナー御用達のお店でお買い物したりするときの支払い。
その全てが、このカードで出来るのである。
だからこっちの世界だとトレーナーIDは絶対教えちゃいけないんだよ!
びっくりしたよね!!
そしてこのトレーナーカードがないと、ポケモンセンターにある諸々の機材を使えないのである。
そう、回復機材しかり、通信機器しかり…だ。
ちなみにポケモンセンターで回復するのは実質無料だけど、寝泊まり、ご飯といったサービスは有料。
アニメやゲームだとどうやって運営してるのかって思ってたけど、まぁそうだよね…と納得したものである。
そんなこんなでトレーナーカード発行しましたー!
これで私もトレーナーと名乗れる!
バトルで勝ったらお金貰えるよ!
御守り小判が欲しいなぁー!
というのは置いといて。
「えっと、松ちゃんははじめ何も持たせないので…」
「うん。僕から送るときにこれを持たせればいいんだね」
「はい、お願いします」
通信機器…あるいは転送機、というその機械を前に簡単に確認しあう。
クチバシティはカントーの中で比較的大きな町なので、こういう機材が複数あるのでとても有り難い…
そして一回目。
松ちゃんを送り、ダイゴさんからポケモンが送られる。
ダイゴさんが松ちゃんにおうじゃのしるしを持たせ、ボールに戻してから機械にセット。
私も送られたポケモンをそのままセットする。
待ちに待った、二回目。
さぁ!
松ちゃんが!!
私の目の前で!!!
進化するっ!!!
わっくわくのどっきどきである。
ポンッと現れた赤と白のボールはそのままパーンと開いて、閃光。
眩い赤い光でなく、白い発光は進化の証で。
初めてまじまじと観察できる進化にテンションはハイ。
あの進化BGMが聞こえるような、興奮。
そして光が収まったそこにいたのは、縦に大きくなり頭に貝を被ったピンクのフォルム。
「〜〜〜〜っ松ちゃぁああぁぁん!!」
「ぐふっ」
感極まって抱きついた。
だって間違いなくヤドキングなんだもん。
松ちゃんがなりたがってたヤドキングだもん。
魅惑のもちぷになピンクボディが目の前にあるんだもん。
はうわー…この感触、たまんないっ!
ひんやりもちぷにすきぃ…癒し…
「…なんやフルーラ小さなってない?」
「いや松ちゃんが大きくなっただけよ?」
ヤドキングって全長2mあるんだよ?
アーシア島の主なヤドキングとだってこんな差だったじゃん??
改めて松ちゃんの前に立って、目を合わせるとその大きさはさもありなん。
だって目が合うのだから。
つまり視線が同じ…いや松ちゃんのが高いんだけども。
…あっ。
二足歩行&背が高くなったっていうことは手を繋いで歩けるってことでは…?
えっ…やだ嬉しい。
「ふふふ。よかったね、フルーラちゃん」
「っはい!松ちゃんが無事ヤドキングになれました!ダイゴさん、ありがとうございます!!」
「…ん、ふふ…うん。どういたしまして」
はて、何故一瞬きょとん顔になった…?
私変なこと言ってない…よね?
「どう松ちゃん、なんか違和感とかない…?二足歩行大丈夫…?」
「問題ないでぇ」
「ほんと?技とかいつも通りに出せそう?」
「んー…いけるんとちゃうかな」
「そっか、よかった」
これでダメそうなら11番道路かディグダの穴で調整することになってたよ。
まぁ、松ちゃんを出すことになるかは分からないけど、念の為ね。
「…もしかして、今日早速ジムにチャレンジしようとしてる?」
「はい!行きたい場所があるので、ジムは早めに挑戦しようと思ってます」
「そう…」
「でも、シミズさんと椿さんが張り切ってるので松ちゃんは多分見学になると思いますよ」
ふんふふーん、とちょっと自信有りなのでニンマリ笑顔。
えぇえぇ、早速ジムに挑戦しますとも。
ここのジムを
ちなみに次のジムはセキチクを予定してる。
だってゲームと違って挑む順番はほぼ自由なので!!
8番目以外は自由に挑戦して良いって知ってガッツポーズキメたよね!
計画立てないとジムバッチ集めれる気がしないよねっ!!!
だから電気と毒は最優先!
その次エスパーな!!
水と岩と草はなんとかなる!
グリーンさんは手持ち揃ってから考える!
複合だけど統一タイプパーティでジム制覇はキツイんだよ!
これで戦うジムリーダーも四天王もすっげぇなって改めて思う。
まぁ負ける気はないけど!
さぁ!頼りにしてるぜ椿さん!!