巫女ってガラじゃない!!   作:山乃庵

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新しい世界の扉(鍵はない)

 さぁーて気を取り直してカツラさんVSヒビキくんのバトルだよ!

 懇切丁寧にきみの相棒たるほのおタイプの弱点について解説したんだから期待してるよヒビキくん!

 ちなみにカツラさんの強化パーティにサイドンはいないから安心してね!

 

 出してくるだろうポケモンはコータス、ヘルガー、バクーダ、ギャロップ、ブーバーン。

 レベルは54〜62で特性で気を付ける必要があるのはまぁ、ほのおのからだくらいかな?

 

 そしてカツラさんはコータス、ヒビキくんはギャラドスを選出!

 まぁ妥当かな!

 

 …あれ、なんかカツラさんの様子おかしくない?

 ふるふる震えてるけどどした??

 

 

 「〜〜っなんてこった!みずタイプなのに赤いたァキまってんなァ!見た目だけならほのおタイプじゃねぇか!!」

 「、へ」

 「なんや変な人やな…」

 「松ちゃん、しっ!」

 

 

 なんか、異様にテンション高いね? 

 っていうか赤い色のみずタイプならオクタンいるじゃん??

 え?そういうことじゃない??

 

 そんなこんなでハイテンションなカツラさんと若干戸惑ってるヒビキくんのバトルスタート。 

 

 

 「コータス、あくびだ!」

 「ギャラドス!なみのり!」

 

 

 素早さの高さからギャラドスの先手。

 

 ざぶんっと波にのまれたコータスは、ぎりぎりながらもあくびを決めた。

 ギャラドスは次のターンしだいでは眠りにつくことになるけど、ヒビキくんはどうするのか。

 

 あと、私の見間違いじゃなかったらコータス水飲んだ気がするんだけど気の所為?

 波にのまれた瞬間ゴポポって空気漏れてたように見えたんだよね…

 

 あ、ゴホって水吐いた。

 やっぱ水飲んでたね?大丈夫??

 カツラさん気にして…ないね???

 どんまいコータス…もしかして慣れてる…?

 

 ヒビキくんはもう一度なみのりを指示、コータスはにほんばれをして、倒れた。

 フィールドではスヤスヤスピーとぐっすり眠りについたギャラドスを、強い陽射しが照らしている。

 

 さて、ヒビキくんはポケモンをかえる気がないみたいだし、なんならきのみとかも使う気がないみたいだ。

 うぅーん。

 私、持たせる道具とかバトル中に使える道具の解説もしてるハズなんだけど?

 もしかしてまだ覚えきてれない感じ??

 

 

 「いけマグカルゴ!ストーンエッジ!」

 「やっべ!ギャラドス起きろ!」

 

 

 はい、ギャラドスはひこうタイプもちなのでいわタイプ技は効果抜群。

 そして呼びかけたってぐっすり眠りについてるギャラドスは尖った石の礫が当たっても起きる気配なし、と。

 

 うーん、多分、起きれて次の次、かなぁ。

 落ちるな、これ。

 

 案の定、ストーンエッジを更に2回受けたギャラドスは、眠ったまま戦闘不能に。

 これで互いに一体ずつ倒したことになる。

 

 そしてヒビキくんが出したポケモンは、ニョロトノ。

 

 …ニョロトノ。

 みずタイプのポケモン。

 ほのおタイプのジムで出すには間違いではない。

 ないんだけど…

 

 …ねぇヒビキくん。

 そのニョロトノ、いつ、誰と、進化させたの…?

 おうじゃのしるし…通信進化…

 

 うっ松ちゃん、3年もかかってごめんね…

 

 

 「ニョロトノ!バブルこうせん!」

 「なんの!マグカルゴ!オーバーヒート!」

 

 

 バブルこうせんは確率10%で相手の素早さを下げるみずタイプの技。

 オーバーヒートは威力高いけどその後100%特攻が下がるほのおタイプの技。

 

 ほのおタイプ技はみずタイプに効果いまひとつだけど、まだフィールドの陽射しは強いままなので多少のバフはあって、逆にみずタイプ技のダメージは半減されてる。

 まぁ威力が軽減されただけで、マグカルゴの方がダメージはデカいんだけど。

 

 まぁ他にマグカルゴに覚えさてる技はおそらくジャイロボールとのろいなので、このまま削られて先に落ちるんだろうなぁ。

 と思ったら急所に入ってマグカルゴさん即退場。

 

 あらま。

 

 

 「ふん!次だ!!いけバクーダ!にほんばれ!!」

 

 

 ほのお・じめん複合タイプのバクーダね。

 そして流れるようににほんばれ。

 となれば、まぁ次に出す技はお察し出来る。

 

 ヒビキくんはバブルこうせん指示。

 ねぇもしかして他にみずタイプの技覚えさせてなかったりする?

 ハイドロポンプ覚えさせてないの??マ?

 

 雑把に見積もっても2、3ターンで相打ちな気がするんだよなぁ…

 だって、

 

 

 「バクーダ!ソーラービーム!!」

 「ニョロトノ!バブルこうせん!」

 

 

 にほんばれの最中は、ソーラービーム即撃てるからね。

 そしてみず技は威力半減(効果抜群)、と。

 つまり良い感じな削り合い。

 

 互いに良い場所に当たったのか2ターンで相打ち。

 

 ところでヒビキくん。

 私にほんばれの効果教えてると思うんだけど、さっき首傾げてたのはなーんで?

 まさかほのおタイプの技の威力があがる、しか覚えてないとか言わないよね??

 ソーラービームのチャージが要らなくなることも教えたよね?ね??

 

 

 「いけ、ギャロップ!」

 「出番だヌオー!!」

 

 

 ヒヒーンと凛々しい炎の鬣を揺らすギャロップ。

 のほほーんとつぶらな瞳がかぁいいヌオー。

 

 のんきな気質が多いヌオーなのだけど、ヒビキくんの出した個体は戦闘に意欲的っぽく、尻尾をバシバシ鳴らして威嚇行動までしてる。

 まぁ顔付きがのほほんとしてるからとっても可愛いんだけど。

 対してギャロップは鼻でフンスと一息、余裕の顔。

 

 うーん?

 トレーナーの様子を見てバトルの優位を察することは多々あるけど、なんかこのギャロップ、とても悠然としてて自分が勝つことに自信しかない、みたいな?

 

 ふむ。

 みず・じめん複合タイプのヌオー。

 ほのおタイプのジムで戦うなら最適なタイプだ。

 …でも、

 

 

 「ギャロップ!ソーラービーム!」

 「ヌオー避けて!マッドショットォ!!」

 

 

 …くさタイプは、4倍でささるんだよなぁ。

 んで、ギャロップは素早さ高いので…

 

 ヌオーが出した泥の弾を、優雅に華麗に避ける避ける…

 そしてソーラービーム、と。

 

 強い陽射しがおさまる頃、ヌオーはぐるぐるとお目々を回して倒れた。

 尚、ギャロップはマッドショット一回当たったものの前足だった為にその効果は…といったところ。

 

 …うん。

 

 

 「ヒビキくん、補習項目追加ね」

 「んげっ!?マジで?!」

 「当たり前でしょ、ヌオーに土下座で謝って??」

 「ハイ、スミマセンデシタ」

 「っていうかバトルに集中しろ??」

 「ハイ、モウシワケゴサイマセン」

 

 

 まぁギャロップがソーラービーム覚えてたのは驚いたけどわざマシンで覚えれるもんね。

 記憶と多少の差異があったとしてもまぁこれは誤差の範囲内。

 というか陽射しが強いフィールドなんだから少しはなんかあるかも、って考えよう??

 良いとこみせれなかったヌオーが憐れだと思うの…

 

 

 そんなこんなでバトルは続行。

 ヒビキくんが出したのはバンギラス。

 フィールドは砂が吹き荒れて視野が悪くなった。

 

 …まぁ良い選出かな、と及第点。

 だってすなあらし中はソーラービームの威力が半減するからね。

 それにさらさらいわを持たせてるのを知ってるので、8ターンはすなあらしのフィールドが続くわけだし。

 

 バンギラスのじしん。

 じしん、じしん…いやじしんばっかだな?!

 他にも覚えさせてる技あるでしょ!!?

 素早さ高いギャロップに足場不安定にさせて機動力落とす戦法かと思ったけど違うなこれ!!

 ただの副産物だわ!!

 ヒビキくん!!補習延長すっぞゴラァ?!!

 ギャロップ倒したけどコレ褒めれる点ねぇわ!!

 

 見てみろ!カツラさんめっちゃ踏ん張ってるよ!!

 私松ちゃん居なかったら転けてたよ!!おこ!

 

 

 「い、いけ!ブーバーン!けたぐり!!」

 「バンギラス!じしん!!」

 

 

 やけくそかな??!!

 

 おそらく4倍でささる効果抜群のかくとうタイプ技を持ってるからブーバーン選出。

 まぁ効果抜群のむしタイプ技のメガホーンを繰り出したけど足場悪すぎて威力半減してたギャロップさんがさっき居たんだけどね…南無。

 

 なるほど、足場崩す戦法に味をしめたな。

 だからってばかの一つ覚えでコレは無い。

 

 ブーバーンのけたぐり、一発くらわしてからの、あやしいひかり。

 わぁ、こんらんしてらぁ。

 

 フラフラっとしたバンギラスに、けたぐり。

 じしん、けたぐり、じしん、けたぐり。

 

 こんらんしつつも()()()()()()()自分を攻撃することはなく、指示から多少のタイムラグはありつつも繰り出されるじしん。

 そしてその時間差で距離を詰めて確実にけたぐりを入れるブーバーン。

 4倍弱点のハズなのに、足場が悪いからかそこまで威力が高くないように見える。

 これが余震か…なお震源地はバンギラス。

 っていうかおかしいな、バンギラスって200kgあるハズだからけたぐりの威力120…

 …考えるのやーめた。

 

 結果。

 

 バンギラスが倒れた。

 でもまぁ、ブーバーンの体力を大分削ってるし、多分もう気力で立ってるだけな気がする。

 

 そしてヒビキくんが次に出したのは、バクフーン。

 

 

 …あっ(察し)

 

 

 思わず松ちゃんに抱き着いた。

 予想通り。

 マチスさんのジムみたく、威力のおかしいじしん、炸裂。

 

 当然、倒れるブーバーン。

 でーすーよーねー(遠い目)

 

 そしてカツラさん最後のポケモンは、ヘルガー。

 ほのお・あく複合タイプで、ふいうちで先制をとったものの、じしんをくらい、あくのはどうとシャドーボールでひるみやとくぼう下げるのを狙ったっぽいけれども。

 

 

 うん。

 

 倒れたのは、ヘルガーでした。

 

 

 よっしゃあ!ってガッツポーズしてるとこ悪いけど

さ。

 

 脳筋戦法が悪いとは言わないけど。

 

 私は君に叩き込むべきは知識戦法諸々じゃなくて、考えようとする意思だと思うんだけど。

 

 

 どう???

 

 

 

 

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