魔改造提督の鎮守府ライフ   作:Jeep53

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戦闘前に、戦力を強化しないとね。
提督「これ以上どうする気だよ」
チートっていいよね
提督「あっ(察し)」

お得意の開発回、始めます(強制).
なかなか出てきてない奴らも出て来ます。


31

 熊野が起きてから数日後、俺は執務室で長門とこの前の戦いについて話し合いをしていた。

「…なるほど。あの新兵器の中身が人間から改造されたものだと厄介なことになる、という事か…それなら早急に艦隊の強化と艦娘の訓練メニューの強化が必須だと私は思う」

「確かにな……装備の方は何とかするから、みんなの訓練に関しては一任していいか?」

正直言って俺はあまり戦闘が得意な部類ではない…はずだ。訓練メニューなんか考えたくない、と言うのが本音で、めんどくさい事はすべて部下に投げるようにしている。なぜかそれが人気だが。

「任せてくれるのか!感謝する」

ほら、またなんかありがたがられた。まぁ楽できるからいいんですけどね。

「さて…工廠はどうなっているかな」

俺は椅子から立ち上がって伸びをし、久しぶりに工廠へと足を運ぶことにした。

 

 

 

 

 「…なんだこれは…」

工廠で俺を待ち構えていたのは輸送機だった。それも装備ではなく実際に乗る方の。

「あ、提督!見てくださいよこれ、完成したんですよ」

明石が俺を見つけて得意げに話しかけてきた。

「なんだ…これは?」

俺は不思議そうに尋ねるが、明石は一瞬きょとんとしてから笑って言った。

「やだなぁ、提督。だいぶ前に民間人脱出用の輸送機作っとけって言ったじゃないですか。それですよ。完全新規設計ですよ!」

やっべ、忘れてた。そういやそんなことも言ったっけな…

「まさか提督…

「忘れてなんかいないぞ!そうだ、そうだったな!お、思い出したよ!」

…まだ何も言ってませんし、思い出したって自分で言っちゃってるじゃないですか」

「あっ…」

明石がジト目でこちらを見つめ、二人の間に気まずい空気が流れた。

「すいませんでした」

「よろしい」

俺は明石に素直に頭を下げた。こうするのが一番手っ取り早いからな(?)

「それで…工廠へは何用で?」

俺は待ってましたとばかりに明石に告げる。

「艦☆隊☆強☆化☆!」

「「や っ た ぜ」」

いつの間にか明石の後ろに来ていた夕張も喜んでいる。いやぁ、楽しみだ。

(でもこの輸送機どうしよう…)

何を隠そう、近隣住民は深海棲艦の戦力拡大や陸軍の案件を受けて遠地へ避難してしまったのだ。案件公表しなきゃよかったかな…

ま、何とかなるやろ。この輸送機もきっと役に立ってくれるさ…多分。

「それよりまず提督、この輸送機見てくださいよ!結構力作なんですよ!」

うう、胸が痛い…多分役に立つ…多分…

 

 

 

 「で、本日は何を作るんですか?」

工廠に入ると夕張が聞いてきた。

「今回は装備開発はあまりしないんだ。既存艦艇の船体改修がメインだ。速力アップとか砲の換装、あとはもう船体を大改造したりとかだな」

「やった、ようやく大和に51㎝連装砲が積める!」

「超大和にすんじゃねえ」

「やった、ようやく空母をアングルドデッキにできる!」

「何を積む気だよ」

「焔雷zwaiですが?」

「マジか」

どうやらこの作業は長くなりそうだ…

 

改装計画についてあれでもない、これでもないと議論していたところ、夕張がちょっと躊躇いながら口を開いた。

「朝潮型の皆さんは…どうするつもりなんですか?」

「ん?あぁ、新しい霞を建造して記憶を引き継がせれば…」

俺がそう言うと、明石は首を振った。

「一時期それも計画されてましたけど、結局それはできなくなったんですよ…だから無理です」

「…マジかぁ…」

俺は工廠の天井を仰いだ。やっべ、どうすっかな。

「まぁそれは追い追い話すとしよう…今は改装計画だ…」

俺は対応困難な現実から逃れるように改装計画案の書類を片っ端から読み始めた。

ーーー

ーー

 

 

 

ーー

ーーー

 私はドクター…と呼ばれている者だ。名前はまだない。

私はあの日、息子…あれ、あいつの名前知らねえな…まあいい(よくない)、提督の申し出で鎮守府でお世話になることになったんだ。どんな窮屈なところかと思って来てみればめっちゃホワイトな職場だし、綺麗な人たちいっぱいいるし、あきつ丸と同室になるし、いやぁいい所だ。

私はさっき大淀さんに聞いて提督は工廠にいるらしい、という事を聞いた。改装計画を立てているようだ。そんな面白そうなことに私を混ぜないなんてどうかしている。というわけで工廠に行くことにしよう。

廊下で数人の顔見知りとすれ違う。確かあれは利根型だったかな?俺は挨拶をしてすれ違う。来た当初は全員にかなり警戒されていたが、今はもうそんなことはなくなっていて、気軽に話しかけてくれる子も増えた。特に駆逐艦。仲良くしてくれるのはうれしいがお父さん呼びはやめてほしい。自分の年を思い返して悲しくなってしまう。

 さて、もうすぐ工廠だ…

ーーー

ーー

 

ーー

ーーー

 ひっっっっっっっさしぶりの登場、どうも、防空棲姫こと姉さんよ。最近ホント出番がなさ過ぎてもうほんとやんなっちゃう。という事で無理やり登場してみたわ。大淀曰く防は工廠にいるらしいの。なんか半分笑ってたけど……さあて久しぶりに絡んでやりましょかねえ…

「あら、駆逐ちゃん、戦艦ちゃん、貴方達も来る?」

私は廊下で話してた駆逐棲姫と戦艦棲姫がこちらに気づいて寄ってきたのを見て話しかけた。

「私モ行ク」

「私モ」

「それじゃあ行きましょうか。工廠へ!」

「「オー!!」」

ーーー

ーー

 

 

 

「提督、重巡の改装はどうするんですか?」

「あぁ、それはだな…」

「よう、息子よ。元気してるか?」

俺らが引き続き改装計画について話しているところに工廠の扉を勢いよく開け放って父さんが入ってきた。

「父さん!?なぜここに…」

「おいおい、そんな面白そうなことに私を混ぜないなんてどうかしてるぞ?私にもやらせてくれ」

何の用かと思ってみたら、ただ開発仲間が増えただけだった。

「それなら大歓迎だよ父さん。手伝ってくれ」

「おう、今行く…」

父さんが扉の所からこちらへ来ようと二歩ほど踏み出したとき、父さんの背後から声が聞こえてきた。

「防ー!私にもなんか役割を頂戴いいいい!」

閉められかけたドアを壊さんばかりの勢いで開け放った姉さんが工廠に入ってきた。

「えっ?」

父さんが背後を振り返って固まる。

「あら?見ない顔ね」

姉さんも父さんを見て固まる。

「ドウシタ?」

「何カアッタ?」

姉さんの後ろからひょこっと駆逐棲姫と戦艦棲姫が顔を出した。

 

「…????うん?」

父さんが目をこする。

「…」

再度姉さんたちを見る。

「???????????」

顔が擦り切れるんじゃないかってくらい目をこする。

「深海棲艦だぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」

そして叫んだ。

「あっやべ対面させてなかった」

「何やってんですか提督ぅぅぅぅ!?」

父さんの叫び声と、明石の声が鎮守府中に響いた。

 

 

数分後、ようやく落ち着いた父さんと話していた。

「…で、この方はお前を育ててくれて、現在は味方だというんだな?」

「そうそう。うちの鎮守府の切り札と言っても差し支えない戦力だよ」

「はぇ~すっごい。…さっきは取り乱してすまなかった。この通りだ」

父さんは姉さんに向き直って頭を下げた。

「いや大丈夫よ。そういう事もあるわ。それより…私にも改装計画手伝わせて?」

「あぁ、よろしく頼むよ」

こうして、開発チーム(マッドサイエンティストチーム)に新たに二人+αが加わったのだった。

 

 

~またまた数分後~

「息子よ、駆逐艦の重雷装化は考えてないのか?」

「防ちゃん?墳進弾とか対空兵装とかの開発は?」

「提督!重巡の高速化、重武装化については!」

「提督!51㎝連装砲は!?」

「息子よ、なぜイージスを作らないのだ」

「防ちゃん?対深海棲艦弾頭は配備しないのかしら?」

「提督!高速特殊機雷敷設装備作ってもいいですか!?」

「提督!アスロックモドキ製造の許可を!」

「息子よ、B65型超甲型巡洋艦へ重巡の一部を改装する計画はどうだ?」

「防ちゃん、空母の装甲化は?」

「提督、新型機について…」

「提督、新型機関についてなんですが…」

「息子よ、超大和に興味はないかね」

「防ちゃん、パ…

 

 

「うるせええええええええ!勝手にやれぇぇぇぇぇ!責任は俺が持つ!」

 

 

なんで私の話だけ遮るのよ!?!?」

 

こうして改装計画(資材消費合戦)が始まった。

 

 

 

 




結果は次回、もしくはその次に書きます。出したいのあったらコメントください。最終戦で役に立つはずです。

さて深海側も強化しなきゃ


朝潮型の件、花田少尉の件、熊野の件については追い追い書くのでご了承を。
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