インフィニット・ストラトス ~一人の男と一つの王座~ 作:Bradford
IS学園、事務室
コンコンコン…
轡木「誰ですか?」
更識「私です」
轡木「更識さんですか」
更識「ええ、そうです」
轡木「どうぞ」
ガチャ、パタン
轡木「このファイルは?」
更識「彼の過去とそれに関する報告書です」
轡木「ありがとうございます」
更識「それでは」
ガチャ、バタン
轡木「…。」パラッ
轡木は報告書を静かにファイルから取り出す。
『上田怜也とその家族に関する報告書』
上田怜也、本名不明。2001年 9月5日 ██県██市に生まれる。8歳の頃から両親から
虐待を受けるようになり、10歳の頃に親族の家に引き取られる。12歳の頃に親族が死亡し、孤児院に引き取られる。孤児院で二年過ごした14歳の際に彼の義理の姉である上田怜奈とその家族に引き取られる。その際に名前が変わり、現在の名前に代わる。16歳の際に義理の両親が白騎士事件により死亡。怜奈と怜也の二人で生活する。18歳の誕生日の際に怜也が誘拐され、怜奈が救助するも、怜奈が怜也を庇い負傷する。その後怜也は生還するが、それを最後に怜奈は行方不明になり、公式には死亡したとされている。
『上田怜奈と契約を結んでいた『イカロスアーモリー社』について』
イカロスアーモリー。正式名称イカロスアーモリーウエポンマニュファクチャリングカンパニー。怜奈が使用していたISの開発元で、兵器開発に特化した企業。ISの他にも大型の戦闘用の飛行船や新型の戦術機、戦闘機などを主に開発、研究しており、企業で働くほとんどの従業員がISによる女尊主義の煽りを受け解雇、若しくは
仕事に就けなくなった者が殆ど。女性従業員もいる。退役した軍人やテストパイロットもおり、怜奈はテストパイロットとして契約しており、怜也とも契約している疑いがある。
『『イカロスアーモリー社』の創業者たちについて』
創業者の名前は不明であり、現在の社長の名前すらも分かっていない。子会社や支部、兵器開発、ISの研究、資金調達と管理、データベースの管理、人員管理などを
行う管理者と呼ばれる者が存在する。
現在判明している管理者の名簿
・Ad-01:上田怜也、企業全体の管理(推定)
・Ad-02:兵器開発の管理、不明
・Ad-03:██████████、████、██
・Ad-04:資金調達、管理、不明
・Ad-05:人員管理、不明
・Ad-06:██████████、████、██
・Ad-07:██████████、████、██
・Ad-08:データベース管理、データベース上の存在
・Ad-09:██████████、████、██
・Ad-10:上田怜奈、テストデータ管理(推定)
※怜也がAd-01である為に誘拐を受けたという説もある。
『『イカロスアーモリー社』が開発した戦術機ついて』
特殊な戦術機を開発しており、一部は存在が分かっていない特殊な物もある
特殊な戦術機一覧
・F/S-15:プロトタイプ、高機動機
・VX-23:プロトタイプ、ステルス機
・ACG-01:プロトタイプ、攻撃機
詳細なデータがない、不明なもの
・SP-34R:"スピアー"テストプラットフォーム
・X-PF:プロトタイプ、NLS*1テストユニット
・PW-Mk.1、不明
轡木「ふぅ…」パラッ
読み終わった報告書を机に置く。
轡木「まさか彼がこんな過去を持っていたなんて…」
轡木「それに、イカロス社と接点も有るとは…」
轡木「一夏さん以上に面等な存在ですね…」
轡木「ハァ…」
大きなため息をつく。
轡木自体も知らなかった。
こんな壮絶な過去を持ちながら、イカロスアーモリーという世界で最も有名な企業と繋がりを持っているなどと。
ということで怜也の過去と企業との繋がりでした