インフィニット・ストラトス ~一人の男と一つの王座~   作:Bradford

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どうも、列車の人身事故に巻き込まれて、満員電車に乗る羽目になったブラッドフォードです。
投稿遅れてすみません。これからもこんな感じになると思います。


第11話 Contract Details(契約内容)

IS学園、第3格納庫にて…

 

特別なISスーツを身につけた怜也が、白衣を着た1人の女性と話している。

 

怜也「こいつは?」

 

???「試作機さ、見ての通りのね。」

 

怜也「これに乗れ。そう言いたいんだな?」

 

???「ああ、元々は君の姉が搭乗する予定だったんだがね…」

 

怜也「それ以上言わなくていい。」

 

???「そうだな。」

 

怜也「そういや、雪風はどうした?」

 

???「ああ、ISコア、いや、彼女のことかな?」

 

怜也「ああ」

 

???「そのISにもう搭載してあるよ」

 

怜也「随分と作業の早いことで」

 

そう言いつつISに乗る怜也。

 

???「どうかな?」

 

ISを身にまとい、手足を動かしてチェックする。

 

怜也「完璧。その一言に尽きる」

 

???「ハハッ、そう言ってくれて嬉しいね。」

 

怜也「この機体に名前はあるのか?」

 

???「PW-Mk.Iという名前はあるけど、愛称はまださ」

 

怜也「その内愛称が付くだろうな」

 

怜也「しばらくはPW-Mk.Iと呼ばせてもらうがな」

 

 

 

――――――――――

 

 

 

デュノア「所でさ、二人って仲が悪いの?」

 

騒動が起こったHR後。互いの自己紹介も程々に第二グラウンドへ向かう一夏とシャルルだったのだが、待ち受けていた他クラスの一団に追われる羽目になった。

 

その一団から逃れる為に走る二人。その時、シャルルが不意に一夏へ言ったのが上記の内容だ。

 

一夏「別に、そういうやけじゃないんだが…何で分からないけど、怜也がおれのこと嫌ってるんだ」

 

デュノア「へぇ…そうなんだ」

 

彼が教室を出る際、疑いの目で見られているような気がしたため、デュノアは怜也が自分自身を疑っているのか気になっていた。

 

一夏「よーし、到着!・・・って時間がヤバい! すぐ着替えた方がいいぜ」

 

一夏「早く着替えないと…って、シャルルもう着替え終わったのかよ?」

 

デュノア「僕は中に着ていたんだ。一夏もそうしたら? そっちの方が便利だし、時間のロスも少ないよ」

 

一夏「今度からそうするぜ。とにかく今は急がないと! シャルルは先に行っててくれ」

 

デュノア「うん、分かったよ」

 

転校生である彼を気遣ってか、先にシャルルを行かせる一夏だったのだが・・・

 

一夏「すみません、遅れました」

 

千冬「遅い!」

 

結局、一夏は授業開始から五分後にグラウンドへ到着するのだった。

 

既に一夏を除いた一組二組の全員が整列しており、千冬の号令を今か今かと待っている状態だ。

 

千冬「まったく・・・では、これより格闘及び射撃を含む実戦訓練を開始する」

 

『『『はい!』』』

 

今日から本格的にISを起動させた授業が始まる為か、やはり専用機を持っていない生徒から歓喜と気合が混じったものがあった。

 

千冬「今日はまず戦闘を実演してもらう。そうだな・・・凰にオルコット、前に出て来い」

 

セシリア「はい」

 

鈴「一夏ののせいなのに、何であたしが・・・」

 

千冬「グダグダ言うな。お前らは少しはやる気を出せ、織斑に良いところが見せられるぞ」

 

この耳打ちに鈴は「まあ、実力の違いを見せるいい機会よね! 専用機持ちの!」と張り切り出す。

 

名前を呼ばれ、前に出る鈴とセシリア

 

千冬「怜也、お前もだ」

 

怜也「チッ、面倒臭い…」

 

セシリア「それで織斑先生、相手はどちらに? 私は鈴さんとのタッグでも、バトルロワイアルでも構いませんが」

 

鈴「ふふん、それはこっちのセリフよ」

 

千冬「慌てるな馬鹿共。凰とオルコットの対戦相手は―――」

 

説明をしようとしたその時だった。

 

空気を切り裂く音と共に鈴とセシリアのISハイパーセンサーが緊急起動し、上から何かが急接近することを知らせた。

 

山田「ど、どいてくださいぃいいッ!!」

 

その正体は訓練機ラファール・リヴァイヴを身に纏った山田教諭。

 

どうやら制御が出来ていない状況らしく、このままでは墜落すること必死であった。

 

怜也「先生、あれ止めたら実演しなくてもいいですよね?」

 

千冬「ああ」

 

怜也「よっしぁ!」

 

さっきまでの態度が一気に変わる。

 

山田「きゃぁあああ!!」

 

ガキンッ!

 

怜也「うぉ!?」

 

スラスターを全開で吹かし、山田先生を受け止める怜也。

 

怜也「大丈夫か?」

 

山田「は…はい、大丈夫です。」

 

怜也「ならいいか、降ろしますよ」

 

千冬「…怜也、やはり実演を――「やるわけねえだろ」――チッ、まぁいい。さて、オルコットに凰。山田先生と模擬戦をやってみろ」

 

セシリア「あ、あの・・・二対一では・・・」

 

鈴「先生とはいえ、さすがにちょっと・・・」

 

IS学園の教員とは言え、流石に国家代表候補生二人を相手にするのは無理だろうと言う遠慮が出る。

 

千冬「大丈夫だ。こう見えて、山田先生はお前たちと同じ元代表候補生だ」

 

山田「む、昔の話ですよ。それに候補生止まりでしたし・・・」

 

衝撃の事実に唖然となる一同。

 

怜也(だったら何で訓練機如きに振り回されてるだよ)

 

雪風(ブランクってやつじゃないですか?)

 

怜也(なるほど)

 

千冬「それに安心しろ。今のお前達なら直ぐに負ける」

 

「「むッ!」」

 

怜也「は?うせやろ?(淫夢語録)煽り耐性無さ過ぎ…」

 

結局、安い挑発に乗った二人は山田先生と対決。そして、不安の中見事、彼女の言った通りの結果となった。

 

千冬「さて、IS学園教員の実力が分かったところで授業に移る。各専用機持ちをリーダーとして、番号順に別れろ!」

 

『『『はい!』』』

 

千冬の号令に従って各班に分かれる生徒達であった。

 

 

 

――――――――――

 

 

 

怜也「あ~めんどくせぇ…」

 

何で俺がリーダーなんかやらないといけないんですかねぇ…

 

本音「れいれい~よろしくね~」

かなりん「えっと…よろしくね、怜也君…」

清香「よ、よろしくね!」

 

怜也「うい、よろしく」

 

のほほんはいいとして他の奴らは何で俺を怯えた目で見てるんだ?

 

雪風(態度の変化が激しいからじゃないですか?)

 

なるほどね。

 

千冬「さぁ、まずは歩行訓練からだ。順次終えたところから次に移れ」

 

先生がああいっとるし、ちゃっちゃと終わらせてるか。

 

チンタラして、どやされるのも嫌だしな。

 

怜也「取り敢えず、始めるんだが…なんでこうなったんだ…?」

 

俺の班が使うISは勿論ラファール・リヴァイヴ。

 

待機状態から起動させたら、なんか立ったまま出て来ちゃった。

 

怜也「どうしよ?」

 

本音「あ、れいれい、あれ見て~」

 

怜也「ん?」

 

どうするか考えていると本音が話しかけてきた。それでなんか指さしてるからその方を見たら、織斑が篠ノ之さんを御姫様抱っこで同じく訓練機の打鉄に乗せとった。

 

本音「…というわけで」

 

怜也「あれやれと?」

 

本音「うん!」

 

うわぁ、屈託のない笑顔だことで。

 

怜也「いや、お前が良くても他の奴らはどうすんの」

 

本音「でも、早くしないと織斑先生に怒られちゃうよ~? それにだいじょ~うぶだって。私が降りる時に座ったまま降りるから~」

 

怜也「本当?」

 

本音「うん、ホントだよ~」

 

怜也「わかったよ…」

 

いやいや言いながらも本音を持ち上げる俺。

でも、かなり後悔した。

 

本音「れいれい?どうしたの?」

 

怜也(うわめっちゃいい香りする!高校生の女子特有の匂いがする!)

 

怜也「ん?…特に何も…もういいか?」

 

本音「あ、もしかしてれいれい、照れてる~?」

 

怜也「…別に」

 

本音「へ~、そっか~」

 

この後特に何も起こることなく歩行訓練も無事終えた。

 

怜也(ああ!酒飲みたい!ジャックダニエル飲みたい!タバコ吸いたい!)

 

雪風(大丈夫かなこの人…)

 

 

 

 




やっと怜也の主役機、PW-Mk.Iの登場です。

まだ未完成だけど…
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