朝にはパンツを白湯で煮て、昼には現地調達。
夜ごはんには収穫した分を揚げて食べる。
そんな対魔忍の話。

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パンツには人それぞれ違いがある。

朝。

穏やか一日の始まり。

開けた窓からは爽やかな風が入ってきて頬をくすぐる。

それを感じながらも、彼はワンルームの部屋の台所で鍋を掻きまわしている。

朝食を用意しているのだ。

 

「....うん。この味だ。」

 

そう言うと、彼は熱々の鍋から何かを引き上げる。

それは純白。

そうとしか形容できないような物。

であるにも関わらず、食物ではありえないような謂わば衣類のような質感。

それは、誰がどう見ようが白い新品のブリーフだった。

 

それを見て、満足げに頷くと白い陶器の器にそれを盛りつける。

傍から見れば異常な光景。

しかしそれは、彼にとってはごく普通の日常の一コマでしかなかった。

 

テーブルにそのびしゃびしゃでホカホカなブリーフが乗っている皿を置くと、手を合わせた。

 

「...いただきます。」

 

そう言うと若干熱がりながらも手づかみでパンツを口に運んでいく。

パンツを噛みちぎりまるでパンでも食べるかのような様子で黙々と食べていく。

そしてそのままそれをごくりと飲み込むと、また手を合わせた。

 

「ごちそうさまでした。ふぅ.....。」

 

腹にポンポンと手を当てて、満腹感に酔いしれる。

そしてそのまま所感を口にした。

 

「....やっぱ朝食は一度も履いていない白ブリーフに限るな。すっきりとした雑味の無い味。一日の始まりに最も適しているよ。」

 

うっとりとした様子でそう言うと、彼は立ち上がって歯磨きをして、そのまま制服に着替えていく。

彼の名前は六原丹多。

五車学園の3年生である。

 

丹多は玄関のドアのノブに手を掛ける。

すると彼は思い立ったかのように靴を脱いで自分の部屋に戻る。

そして机に乗っている手帳を手に取る。

手帳は彼が毎日持ち歩いている物だ。

 

手帳を開くと、彼は独り言ちる。

 

「...今日は任務の日か。」

 

そう呟くと再度玄関を開けて自宅を出たのだ。

 

 

 

 

清々しい朝。

2人の女子生徒と1人の男子生徒が歩いている。

 

「なぁんで昨日は一人で帰っちゃったのよ!達郎!!」

 

「ゆ、ゆきかぜ...しょうがないだろ僕にも色々あって........」

 

詰め寄るツインテールの女子生徒とたじろぐ男子生徒。

すると、もう一人の女子生徒がクスッとそのやり取りを見ておかしそうに笑う。

 

「まぁ待てゆきかぜ。達郎にも事情があるんだ。....誕生日、楽しみだな?」

 

「えっ...それって...、達郎!もしかして!!」

 

ゆきかぜと呼ばれる少女が今度は目を輝かせて達郎と呼ばれる少年に詰め寄る。

すると達郎は困ったようにもう一人の女子生徒を見た。

 

「姉さん、なんで言っちゃうんだよぉ....。」

 

「おや、まずかったか?でも険悪になるよりは良いじゃないか。」

 

そう言って微笑む女子生徒。

楽し気な登校風景。

日常の一コマ。

しかし、曲がり角に差し掛かったところで、一人の男子生徒が見えた。

 

「あれは.....」

 

女子生徒は警戒した顔をする。

すると、そんな彼らに気づいたのか男子生徒は彼等を見て、手を挙げた。

 

「やぁ、おはよう君たち。とても素晴らしい朝じゃぁないか。」

 

「...六原。」

 

「ど、どうしたんですか?凜子先輩」

 

凜子と呼ばれる女子生徒は彼を睨み付ける。

ゆきかぜと達郎はそんな彼女を不思議そうに見ている。

すると、六原は肩を竦めた。

 

「怖いなぁ...僕は挨拶をしただけだよ秋山さん。挨拶は大切だ、人と人がコミュニケーションをとる為のジャブになってくれるからねぇ。」

 

「....あぁ、そうだな。おはよう。これで満足か?」

 

フレンドリーに振る舞う六原。

しかしそれに対してつれない態度を取る凜子。

だが既に六原は凜子のことなど視界から外し、達郎たちの方を見ていた。

 

「後輩君たちもおはよう。もしかして君が秋山さんの弟の達郎君かな?そして隣は....水城さんか。新世代の戦力....だったか?そんな明日を背負って立っているような後輩に会えるなんて僕は恐縮だよ。」

 

そう言って彼は一歩踏み込む。

すると凜子は彼等を庇うかのように前に立つ。

 

「お前は近づくな。....達郎達に悪影響だ。」

 

「はは...そこまで断言されると少し傷つくね。」

 

笑顔を崩さない六原。

すると六原が急に左腕を出す。

その直後に蹴りが彼の左腕によって防がれた。

 

「やぁ、とても刺激的な挨拶だね、氷室風紀委員長。」

 

「あなた...また人に絡んで、...どうせまたパンツでも取ろうとしたんでしょうけど、私の目の黒い内はそんなことはさせないわ。それでパンツを持ち主の目の前で食べるなんて....この性異常者!」

 

青髪の女子生徒は明確な敵意を持って六原を詰る。

しかし六原は微塵も堪えた様子はない。

 

「性異常者か。それは間違っているね。僕がパンツを食べるのはそこにその人の人柄、生きてきた歴史が現れているからなんだ。

僕はパンツが特段好きなんじゃない。人間が好きなんだ。

この行為は全て、人間愛に根差しているんだよ....。」

 

「き、気持ち悪い.....」

 

氷室と呼ばれる少女はまるで不快さに耐えるように自分の体を抱く。

それを見て、六原は溜息を吐いた。

 

「悪いが、僕は挨拶をしようと思っただけでこんな所で時間を無駄にするつもりはないんだ。生憎今日は任務の日でね。遅れるわけにはいかない。...それに僕は何もしていない。そんな風に蹴りを入れてくるのはどうかと思うな、風紀委員長。」

 

そう言って彼は凜子たちに背を向ける。

氷室も正論をぶつけられたことで歯噛みしながらも、頭を下げる。

 

「...それもそうね。確かに早計だったわ。」

 

すると六原は歩き出す。

 

「あぁ。大いに反省するといい。これは教育料として頂いて行くよ。」

 

そう言って摘まみ上げるかのようにして何かを背後の彼らに見せる。

それは水色の女性物のパンツ。

達郎はそれが何かを理解すると、目を逸らした。

そして凜子は六原に対する目つきを鋭くして、ゆきかぜはびっくりして目を丸くしている。

 

氷室は自身の局部がスース―することに気づき、顔を上げる。

その瞬間、六原は走りだしたのだ。

 

「あ、アナタねぇ!!!!返しなさい!!!!!!」

 

氷室は顔を紅潮させて、大きな声を挙げながら彼を走って追いかける。

 

「あ、あれいつの間に....。」

 

ゆきかぜが唖然とした声を出す。

それもそのはずあの時、氷室からパンツを取る隙なんかなかった。

だというのに彼は今現在彼女のパンツを持っている。

 

「それが奴の術だ。....奴の名前は六原丹多。五車学園の3年の間では悪い意味で有名でな。奴は....五車学園の3年生の男女全員のパンツを一度剥ぎ取った男だ。唾棄すべき変態。それが奴だ。二人も気を付けた方が良い。」

 

忌々し気に言う凜子。

そして彼らが走っていった先を見て、達郎は声を出す。

 

「六原....丹多。なんだったんだ...あの人は。」

 

 

逃げながらも丹多はパンツを鼻先に押し付ける。

そして息を深く吸った。

 

「とても清涼でミントのようにキリっとした感じ。やはり氷室委員長のパンツだな。良い物だ。この感じでは昨日も規則正しく生活しているのだろう。見習いたいな。後で味を見ておこう。」

 

「六原丹多!!止まりなさい!!!!」

 

独り言をつぶやきつつ、六原は追いかけてくる氷室から逃げていた。

 

 

 

 

 

「ブヒヒ...これで何度目だ?絶頂するのはぁ!?」

 

「おめぇの仲間も俺たちが使ってやっているからよぉ?」

 

二人のオークが下卑た笑みを浮かべて少女を見下ろす。

少女は対魔忍スーツが見るも無残に破かれており、局部や胸などの部分を露出されている。

そして体液塗れになりながらも、目が死んだように絶望に染まっていた。

 

「う...うぅ......」

 

犯されつくしてただ呻くだけの体力しか残っていない。

しかしそれでもなお、オークは下卑た笑みで近づく。

 

「へへ、何が対魔忍だ。ただの小娘じゃねぇか。」

 

「罠に引っかかるくらいだ。普通の女よりもおつむが緩いんだぜ、股みたいによぉ!」

 

「うぅ...隊長、みんな...誰か、助けて。」

 

少女はそこにいない仲間に対して悲痛な声で助けを求める。

しかし来るはずもない。

彼らは包囲されていた。

今頃彼女が助けを求めている相手も捕まって、自分と同じ目に合わされているだろう。

 

彼らを倒そうとしたところ筋弛緩ガスを嗅がされて身動きが取れなくなってしまった。

状況は絶望的。

何日もオークの慰み者になる日々は着々と少女の心を蝕んでいた。

このまま自分はオークの性処理に使われてしまうのだろうか。

そう思うと涙が出てきた。

 

「さぁて、肉便器ちゃんに上下関係を教えてやらないとなぁ!?」

 

「覚悟しとけよ雌豚....俺たちの餓鬼孕んでもらうからなぁ.....げっへへへ......」

 

普段はしてやられている対魔忍に好き放題出来ると思って下卑た笑いを挙げるオークたち。

その瞬間、男の声が割って入った。

 

「その子はそんな名前じゃないよ。その子の名前は篠原まり。五車学園の一年生。自慢の拳と土遁の術を組み合わせた戦闘スタイルが特徴。憧れている人は八津紫。クラス委員長も務めている真面目な女の子さ。」

 

「だ、誰だ!?ウッ!!?」

 

オークの一人が声の聞こえる方に視線を向けると、眉間を同時に撃ち抜かれる。

 

「ひっ、ひぃぃぃ!?相棒!!!」

 

「僕の名前は六原丹多。ただの救出班さ。そして、安心して欲しい。弾切れだ。」

 

そこには普通に服を着て、オークに拳銃を突きつける青年。

片方の手には手帳が開かれており、それを見ている事が分かる

そして彼はそのまま拳銃を床に放り投げた。

 

「て、テメェ、...テメェも対魔忍か!よくも相棒を!!!」

 

声を震わせながらもイキリ立つオーク。

しかし、六原もオークを睨み付ける。

 

「それに関しては僕もよくもと言わせてもらおう。...君は、どうやらその子を見るに犯す時に服やパンツをまるで思慮の無い子供がプレゼントの包装を破くように乱雑に破いただろう。僕はそれが気に入らないねッ!!」

 

「えっ...?」

 

まりは呆けた声を出す。

助けが来たと思えば、その助けが変な事を言い出したからだ。

 

「て、テメェ、何言ってやがる!!」

 

「衣服にはその人の全てが刻まれている。今まで過ごしてきた全てだ。もし僕が君達なら衣服は残して、それを〇液まみれにしてその前で土下座させたりとか色々...色々あるだろォ!!少なくとも不要物のようにちぎられて良い存在じゃない!!君は何もわかっていない!!衣服があるからこそ肉体が際立つ。衣服も同時に味わう事で初めてその少女の全てを得たと言えるんじゃないかなッ!!?」

 

「て、てんめぇ何意味分かんねぇこと言ってんだ!!!」

 

オークはドン引いた様子で後ずさる。

それほどまでに男のやることは意味不明だった。

救出しに来たと言ったにも関わらず、オーク相手に陵辱の仕方でダメだしし始めたのだから。

まりにも理解できないが、オークにも理解が出来ない。

この男は一体なんでこんなタイミングにそんな理由で激昂しているのかと。

 

オークはそう言いながらも机に置いていたスイッチとガスマスクを手に取る。

それは部屋のガス発生機を起動させるスイッチ。

ガスマスクをつけると、それを押そうとする。

 

「お前もこの豚と同じにしてやるぅ!!!」

 

「!?へ、部屋からで、出てぇ!!」

 

まりは痺れる身体となけなしの体力で叫ぶ。

来てくれた救出班が自分の二の舞になってはいけないからだ。

 

しかし無情にもオークはボタンを押す。

その瞬間、彼は一言呟いた。

 

「...空遁、転衣無法。」

 

瞬間、オークの目の前から背後に丹多が移動していた。

目にも止まらぬ速さ。

しかし、最も特筆するべきは。

オークが付けてたはずのガスマスクを彼が付けている事。

そして....。

 

「へっ、へっ!?な、何が起きて....い、いつのまに、俺はズボンを履いてる.....」

 

さっきまで下半身すっぽんぽんだったオークがズボンを履かされている事だ。

戸惑う中、オークは自分が発動した筋弛緩ガスを吸い込んで倒れ込んでしまう。

 

「それは僕からのプレゼントだ。下半身丸出しは見ていられなかったからね。僕の持って来たズボンを履かせてあげた。」

 

そう言って男はまりを担ぎ上げる。

まりも二度目のガス吸引で身動きが取れない。

そしてそのまま丹多は出口へと歩いていく。

 

「まっ...待て.....。」

 

オークは痺れながらも手を伸ばす。

しかしその手は彼には届かない。

そして、ドアノブに手を掛けたその時、丹多は振り向いてオークに声を掛ける。

 

「そう言えば尻ポケットに入っている物は見ない方が良い。」

 

「な、何を.....?」

 

オークを無視して部屋を出る。

そして通路を歩きながらポケットからある者を出した。

それはボタンのような物。

それをそのまま押した。

 

背後で爆発する部屋。

辺りには土煙が広がっている。

それを振り返ってちらりと見ると、呟いた。

 

「...次の瞬間を迎えるのが、怖くなるから。」

 

そう言い残して彼は現場を去っていく。

傍らにまりを抱えて。

 

 

 

施設の外。

同じ部隊の人達が壁に並べるように置かれていた。

みな、服を剥がれ、目が死んでいる。

同じ部隊の男の人も横たわっているが、リンチを受けた様子で倒れている。

 

「君は他の連中よりも酷くないし、筋弛緩剤が抜けたら他の人を抱えて歩いてくれ。」

 

まともに動けるのは丹多とまりのみ。

明らかに運ぶべき人の数の方が多かった。

 

「えっ、えっと...その、ありがとう...ございます。」

 

彼女がそう言うと彼は笑う。

 

「お礼なんていらないよ。任務だし。...それでもお礼したいなら.....」

 

そう言うと、急に彼が顔を近づける。

 

「えっ、あ、あの.....」

 

急に顔を近づけられてたじろぐまり。

そしてそのまま彼はまりの頬を舐めた。

ぶわっと身体中に怖気が走る。

不快感を感じたのだ。

 

「な、何するんですか!?」

 

まりが物申すも、丹多は聞いていない。

 

「うむ、なるほど。少し土っぽい気がするが、誠実な人柄がよく表れている。パンツならもっと君の人となりが分かったはずだが....まぁ良い。しかしそれにしても.....。」

 

(この人、今パンツ食べるって....や、やっぱりおかしいんだ...頭が。)

 

まりは目の前の青年が狂っていると確信する。

 

そんな彼女の心も丹多は施設を見る。

施設からは爆発によってどこかに引火したのか黒煙が上がっている。

 

「...惜しかったな。あのオーク君。オークの下着も食ってみたかったんだけど....。でも行った時には彼パンツ履いてなかったしなぁ.....」

 

溜息を吐いて、他所を見ると車が数台ある。

ちょうどまりの所に行く前に誰かから剥ぎ取った服に鍵が入っていた筈。

適当に車の鍵のスイッチを押すと、その中の一つのヘッドライトがピカピカと光る。

幸い該当する車が目の前にあったのだ。

 

「...これなら、運べるかな。やっぱり歩くのはなしだ。乗ると良い。」

 

そう言うと彼は倒れている人を運ぶ。

そして中世の奴隷船のようにトランクや後部座席に鮨詰めにすると運転席に座る。

まりも助手席に座らせた。

 

「シートベルトは....これで良し。」

 

まりのシートベルトを締めてやると彼はそのままエンジンを吹かして車を走らせる。

 

 

しばらくして、様子を窺っていたまりが男に気になっていることを尋ねた。

 

「あ、あの...服を着せたりしていた奴は何をやったんですか?空遁って言ってましたけど.....」

 

すると男は笑顔で答える。

 

「あれは僕の術でね。僕は身体が触れた相手なら服限定で自在に空遁出来るんだ。たとえばズボンの上からパンツだけを剥ぎ取ることも出来れば、逆に今僕が履いているパンツをズボンを脱がずに君に履かせることだってできる。」

 

「え”っ”....」

 

びくっと身体を揺らして嫌そうにするまり。

そんな様子を見て、彼は笑った。

 

「はは...そんなことはもちろんしないさ。...ただ、僕は人間が大好きでね。今まで知り合った人のことは極力調べて記録に残したいと思うんだ。」

 

「は、はぁ....?」

 

そう言うと、彼は急に胸ポケットから手帳を出す。

それを見て、嫌な予感がする

 

「君について教えてもらいたいな。君はどこの病院で生まれてどのように生きて来たのか。初恋はいつだい?対魔忍として鍛錬も大変だっただろう。今好きな人は居るのかい?好きな食べ物と嫌いな食べ物を教えて欲しい。あぁ、下品な話になってしまうが、オ〇ニーとかってのはやっぱりその年齢だしするのかい?ん?運転の事が心配かい?なぁ~に、片手で運転くらい出来るさ。今は君の事が気になるな!!!」

 

「わ、私は今...何も、話したくありません!」

 

まりはぴしゃりと言い切る。

何だこの質問攻め。

さっきまでなんとなく感じていたが、まりは改めてこの男のヤバさを明確に感じ取る。

すると男はさっきまで輝かせていた目を伏せる。

 

「そ、そうか...すまない。無神経だった。さっきまで君はオークの性処理をさせられていたしな....話をするのもきついだろう。」

 

(いや、そういうことじゃなくて単純に貴方が怖いだけなんだけど....)

 

すると、男は思い立ったかのように口を開く。

 

「なら後ろやトランクの中の同じ部隊の人についてはどうだい?自分の事は話しづらくても他人の事ならいけるだろう。彼らも初めて会った顔が多い。興味があるねぇ!!」

 

「だから、私は何も話したくないんですって!!!」

 

聞き分けの無い男に対して叫ぶまり。

 

(はやく....里に着かないかな.....。)

 

まりは隣の異常者との会話にうんざりしながら里に早く着くことを強く望んだのだった。




パンツはそもそも食物じゃないだろ。


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