Infinite ARMS -ALLICE-   作:X-ARMYのキャロルちゃん推し

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これも推敲してない。後で直すつもり。


学園(スクールライフ)

 IS。正式名称をインフィニット・ストラトス。束さんが開発した「大気圏外活動用強化服」であるが、現在はその高性能故に兵器転用されているものもあるとか。

 

 IS。それは私の前世に存在したラノベやアニメの作品群。だが、前世の私は『鈍感系主人公×ハーレムもの……この手のはだいぶ見たしこれは後回しでも良いかな」と見るのを先送りにしていた。で、結局見る前に死んだ。

 

 だから、ISの世界に転生したことはわかっても、原作の流れなど一切知らなかった。ああ無念。死後こうなるとわかっていればもっと見といたのに……と嘆いても後の祭りである。というかARMSじゃなかったの?エグリゴリも居ないの?

 

 束さんに「エグリゴリ」ってご存知ですか、と尋ねたら「ああ!それって天使?」と返された。正解です。

 

 それはそれとして。私、ひいてはアザゼルの願いを叶えるために束さんが提示したのは「IS学園」であった。そこであれば、(束さんには劣るものの)各国から優秀な人材が集まるし、海外の人間も日本語を使うし、専門的な知識も学べるし、沢山の人と触れ合えるとのこと。そりゃ良いや、と私はそこに行くことを決めた。

 

 季節が春だったのも幸いした。流石に新入生として入学することは叶わなかったが、編入生として束さんが入学できるようにするらしい。 束さんからIS講座を受けたので学業では遅れないと思う。

 

 また編入にあたって、束さんから黒いカチューシャを支給された。

 

「……なんですか、これ?反応はISっぽいけどなんか違うような」

「ご名答!これはねー、()()()()()専用のIS擬きだよ。その名も『不思議の国(ワンダーランド)』!」

「擬き?」

「そうそう。あーちゃんのそのARMSはISとは異なるテクノロジーだからね、IS学園用に別にISを用意しないといけないでしょ?でもARMSって機械親和性が異常に高くてさ、コアが飲み込まれかねないんだよね」

 

 何やら難しいことを言っている。私は束さんの言葉の理解をアザゼルに丸投げすることにした。

 

『私に装着される時点で、それはISじゃ無くなっちゃうってことよ。ARMSの発動時に同化してしまうのね』

 

 なんとなく理解した。

 

「だから、これはISのISコア抜き。勿論IS識別信号は出してるし、変身後もISとして扱われるよ。あとARMS第二形態への移行時にナゾの光を出して変身シーンが見えないようにもなってるよ!」

「無駄に高性能だ……」

「他にも色々機能付きだよー。束さんだって本当ならあーちゃんの事もっと調べたいんだよ?でも早くIS学園に行きたいって気持ちは変わらないみたいだし、それにこれも実験の一環だし。だからせめて在学中はARMSのことがバレないようにしないとね」

 

 至れり尽くせりである。まぁ対価に払ったのは卒業後の私の人生であることを考えると手放しでは喜べないのだが、それはそれ。

 

 その後何回か『不思議の国(ワンダーランド)』の展開練習をして、いよいよ私はIS学園へ赴くことになった。束さんと出会ってから僅か1ヶ月程度の間に、状況はここまで転換したのだ。うーん、すぺくたくるってやつ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これは誰にでも共通することだと思うのだが、自己紹介は緊張するものだ。特に転校生とか編入生にとっては、自分以外全員他人に見えて尚のことだろうと思う。因みに私は手っ取り早く済ませてダメージを減らしたいタイプなのだが、アザゼルがいるのでここは丁寧にやることにする。私はクラスを見渡して、笑顔を浮かべつつ言った。

 

「初めまして。アリス・ティリングハーストです。いろいろあって入学時期が遅れちゃったけど、よければ友達になってくれると嬉しいです」

「見ての通りティリングハーストはIS学園の入学年齢に届いていないが、これは特例中の特例だ」

 

 私の言葉にクラス担任の織斑先生が続く。ちなみにティリングハーストって言うのは、原作でのアリスの生みの親であるティリングハースト博士から頂いている。

 

「専用ISも所持が認められている。()()()()で本人の技量が確認されたため、実技訓練にも参加してもらう。年齢は違えど、扱いは諸君と同じだ。何か質問は?」

 

 無さそうである。と言うか織斑先生に有無を言わせぬ迫力のようなものがあった。そのまま私は先生に案内され、クラスの一番端っこの余った席に座ることになった。

 

 ホームルームが終わると同時に、生徒が次々に私の席の周りに押しかけてきた。壮観である。アザゼルなんか『#すごい迫力』と脳内で呟いている。最近T○itterを知ったアザゼルは度々私の脳内でタイムラインを作る。やめてほしい。

 

「年は幾つ?」

「14です!」

 

 嘘である。肉体年齢なら生後2ヶ月、精神年齢なら20と少し。

 

「どこ出身なのかしら?」

「ふふ、多分知らない国ですよ。とってもちっさい島国なんです」

 

 小さいどころか表向きは無人島だった。束さんの手によって施設は島ごと消滅したが。

 

「飴ちゃんたべる?」

「たべます!」

 

 覚えておくと良い。束さんは研究に没頭すると平気で飯を抜く。そして最近の研究には私が必要不可欠であった。ゆえに私は割とハングリーなのだ。アザゼルも糖分は重要と言っているし。

 

「アリスさん!」

「はい?」

 

 人混みをかき分けるように私の前に出てきたのは、私と同じ金髪の生徒だった。

 

「私、イギリス代表候補生のセシリア・オルコットと申します。セシリアと呼んで頂いて構いませんわ。それと、敬語も外しても構いません」

「そうですか?じゃあ……セシリア、よろしくね!」

「うっ……可愛いですわ」

 

 

 何か呟いているが聞き取れなかった。アザゼルは聞こえた?

 

『セシリアとは良い友達になれそうね』

「何が?」

『共通認識は仲を深めるのに役立つ、ということよ』

 

 アザゼルまで難しいことを言い始めると、私の脳細胞は限界を迎えるのである。私はもらった飴を舐めることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




もはやエセお嬢様になってしまっている。多少緩いくらいが書きやすいんです、許してください……

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