竹がふってきた   作:jro

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10話

●月●日 てんき はれ

 

昨日驚きすぎて書けなかったから続き!

 

なんと僕のぬいぐるみはカゲボウズだったんだ!!

 

え?いつから?って僕もわかんないんだけど、

もともとぬいぐるみだったのがカゲボウズになったのか、もともとカゲボウズだったのか。

 

昨日の夜にベッドのカゲボウズが持ってたボールを元の場所に戻そうと触ったら、そのままぬいぐるみがボールに吸い込まれちゃったんだよね。

その時は驚きすぎて、みんなに慌てて見せに行ったら、みんなは全然驚いてなくって、何ならやっとか、みたいな呆れた感じで見られたし。

 

その後勝手にボールから急に出てきたぬいぐるみもといカゲボウズもみんなとすっごい仲良さそうにしてるし...

 

ナータマの上に帽子みたいに乗っかって、ココドラとハスボーと楽しそうに話してて、

もっと早く教えてくれてもいいじゃん!って怒ったら、カゲボウズに顔をベロベロ舐められて、笑われました...

 

タケこに言いに行ったら、笑いながら顔を拭いてくれた。

え?タケこも知ってたの?夜に出てくるから遊んでた?ぬいぐるみだと思って連れまわしてる僕が可愛かった?

 

...もう知りません。しばらくみんなとは遊びません。

 

ずっと僕をだましてたカゲボウズは罰として今日からずっと抱き枕です。反省するまでそのままだからね!

 

 

 

 

 

●月×日 てんき あめ

 

雨の日はハスボーがすっごいげんき。

 

晴れてるときはあんまり外に出たがらないのに雨の時だけ外へ出たがるんだよね。

しかもいつもより素早く見えるし、葉っぱがピュンピュン動いてるから、上から見ると風で舞ってるみたい。

 

でも近くで見ると短い脚をバタバタしながらすごい速度で走ってるから、結構面白いんだよね。

 

ハスボーの特性で『すいすい』っていうんだって、すいすいっていうよりかはばたばたって感じだったけど。

 

雨の日は庭で走り回って、泥だらけになって帰ってくることが多いんだよね。

 

そのまま家に入ったら怒られるから、僕が足を拭いてあげてて、そろそろ一人で拭けるようになってって思うんだけど、

ずっと毎回僕がタオルをもっていかないと帰ってこないんだよね。

 

わしゃわしゃするのは楽しいんだけど、僕もドロドロになるからそろそろ一人で拭けるようになってほしいなって、僕はそう思うよ。

前そういってタオルだけ渡したら、タオルに絡まって手提げハスボーみたいになってた、あれどうやったんだろう...

 

 

 

 

 

 

●月◆日 てんき くもり

 

なんか、ココドラが軽くなった!

後なんか早くなった!気がする!

 

朝、ココドラがベッドの上に飛び乗ってきて、

ヤバい!って思ったけどぜーんぜん重くなかった!

 

そのまま頭の上によじ登ったり、おなかの上を走り回ったり、首元に頭をぐりぐり押し付けてスッゴイ楽しそうだったんだけど、

ちょっとしたらすぐに元の重さに戻っちゃった。

 

一緒に調べてみたら『ボディーパージ』っていう技なんだって!

 

これで一ついたずらを思いついちゃったんだよね...

急にココドラを持ち上げておかあさんに投げたらスッゴイ驚くんじゃないかって!

 

バレないように近づいて、洗濯物をたたんでたおかあさんに向かって投げてみたのに...

『あら、ココちゃん今日も元気ねー』って普通に受け止めてたんだけど...

おかあさん曰くいつもこんなもんらしい、

 

逆におとうさんにやってみたら『うおあああああっっっ』ってスッゴイ驚いて大満足!

意外とおとうさんよりおかあさんの方が力持ち?そういうと怒られそうなので、いいませんでしたまる。

 

 

 

 

 

●月☆日 てんき はれ

 

今日はオダマキ博士がトクサネシティに来る日!

 

一目見れないかなって思って、研究所まで行ったらちょっとお話しできちゃった!

 

ポケモンの住処とか見た目とか、特に同じポケモンでも地方とか場所が違うだけで見た目が変わるポケモンもいるんだって!

色違いとはまた違うんだね。

 

タケこについても聞いてみたけど、僕の説明が上手くできなくて伝わらなかったよ。

絵を書いてみたんだけどサーナイトかな?だって、僕の絵ってそんなに伝わりづらいかな?あってるの色だけじゃん。

 

あ、あと旅に出られるようになったら博士からポケモンをもらえるんだって!

アチャモとミズゴロウとキモリのうち一匹みたいなんだけど、みんな可愛くて選ぶの難しいよね...

 

図鑑を見せてもらったけど、ピンとくるのはアチャモかな?ヒョコヒョコ歩きそうでいいよね。

でも実際もらいに行くなら博士が住んでるミシロタウンに行かないといけなくって、僕が行こうと思うととんでもなく遠いから、難しそうだね。

 

実際旅ってどうなんだろ。

正直全然一人で旅するイメージは沸かないし、おかあさんとおとうさんに合えなくなるって考えたらすぐ泣いちゃうかも。

 

ホントに旅するならタケこたちは一緒に来てくれるかな...

一緒についてきてくれる?って言ったら「よふー」って抱きしめてくれた。

 

いつも通り体は冷たいけどなんかあったかかったな。

 

 

 

 

 

母の日記

△月*日 天気 晴

 

ようやくあの子がカゲボウズに気付いたみたい。

夜になったらカゲボウズが入ったボールを持って大騒ぎして、ボールから出てきたカゲボウズを見てようやくね。

 

私には夜になったら普通に木の実を強請りに来るのに、あの子にだけは自分から姿を見せずに、見つけてもらいたがるなんて。よっぽどあの子のことが気に入ったのかしら?

 

あの子が寝てる夜には他の子たちとも交流してたみたいだし、知らぬはあの子だけね。

隠されてたことがちょっと気に入らなかったみたい。でも風船みたいに膨れても可愛いだけよ。

 

ほらほらカゲボウズにベトベトにされて、外でタケこちゃんがタオルもって待ってるから拭いてもらってきなさい。

 

そういえばタケこちゃんを見つけてから、この家もどんどんポケモンたちが集まってきてにぎやかになってきたわね。今うちにいるのはえーっと、ココドラとハスボーが男の子でタマザラシ、カゲボウズ、タケこちゃんが女の子。

 

ココドラとハスボーはよくあの子にお世話されてるから弟みたいで、カゲボウズは多分甘えたがりのかまってちゃんだから、妹みたいなものかしら。

となるとタマザラシとタケこちゃんはあの子の姉で。どっちかというとタマザラシは姐さん。タケこちゃんがお姉ちゃんね。

 

「どう思う?」ってタケこちゃんに聞いてみたら「よふー」ってとっても優しい声。

 

お姉ちゃんとして自覚があるのかしら、よくあの子を甘えさせてくれてるしあの子も懐いてるんだけど、あの子が寝た後、窓から部屋をのぞき込むのはやめたほうがいいと思うわよ。それ毎日やってるでしょ。

 

普通に部屋の中から見ると結構怖いんだから、いつかバレて怖がられてもお母さんは助けませんからね。

 

 

 

 

 




頭を空っぽにして読んでもらえると嬉しいです。
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