竹がふってきた   作:jro

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2話

☆月×日 てんき はれ

 

寒かった冬もちょっとずつあったかくなってきたような気がする。

 

テレビでは春はもうすぐみたい。寒いと外で遊ぶのがしんどいから早く暖かくなってほしい。

 

タケこも暖かくなるにつれてちょっとずつ成長してるみたい。首の節?みたいのが見えてきた。だけどやっぱり何のポケモンかよくわかんない。成長したらわかるかな?

 

タケこは最近ぼくを持ち上げることにはまっているみたい。ぼくが日記のために観察しているとよく脇に手を入れられて持ち上げられる。数回高い高いされたあとほっぺにすりすりされるまでがワンセット。

 

最初は怖かったけど持ち上げてる時のタケこがすごい楽しそうだったから頑張って慣れた。

 

 

 

 

 

☆月▽日 てんき くもり

 

今日はココドラとハスボーとお出かけ。

 

うちゅうセンターで働いているお父さんにお届け物のおつかい。

 

リュックサックを背負ってお弁当も持ってちょっとしたピクニックみたい。ちょっと曇っているのだけ残念だけど。

 

うちゅうセンターまでは歩いて1時間ぐらい。その途中でなんだけどおかしな格好をした人たちに出会った。

 

赤い色の同じ服を着た人たち。何かのイベントかな?うちゅうセンターの近くで集まってたから何か困ってるのかな、って思って「どうしたの?」って聞いてみたら。ちょっと太った男の人から

 

「あぁ、ちょっと観光に来てましてね。このうちゅうセンターを見に来たのですよ。君はこの辺りの子かい?」

 

って聞かれたから。そうだと言う事とうちゅうセンターで働いているお父さんにお使いを頼まれたことを話したら「えらいチャイルドですね」って頭をなでてくれた。

 

うちゅうセンターは見学もできたはずだけど外から眺めているだけでいいらしい。大きいからそういう楽しみ方もあるのかな?

 

赤い服の人たちと別れてセンターの中に入るとお母さんから連絡を受けていたのかお父さんが待ち構えていて、すぐに抱き上げられた。

 

だけど久しぶりに会ったからってすりすりするのはやめてほしい、ひげが痛いので。

 

お弁当をお父さんと一緒に食べて、いろんなお話を聞いた。宇宙がどうとか隕石がどうとか。でも難しくてあんまりわかんなかった。

 

いろいろ見させてもらって、そろそろ帰ろうかと思ったときすっごい雨が降った。思わず「おぉ」って言ってしまうぐらいの土砂降り。さすがに帰れないからお母さんに泊まっていくと連絡した。

 

タケこは大丈夫?って聞いたら雨は大丈夫みたいなんだけどすっごい不安そうに辺りを気にしてるみたい。多分寂しいんだって。明日は早く帰ってあげよう。

 

 

 

 

☆月〇日 てんき はれ

 

雨は止んですっかりいい天気。僕から離れたがらなかったお父さんを何とか引きはがして出発。

 

道には水たまりがいっぱいできててハスボーとココドラが大はしゃぎしちゃって「どろあそび」にまきこまれちゃった。楽しかったけど絶対お母さんに怒られちゃう。

 

ハスボーの「みずてっぽう」でちょっと流してもらったけど逆に体が冷えちゃった。風邪ひいちゃう前に急いで帰ろうって思って走って帰った。

 

家に帰ったらとりあえずお風呂に入って、お母さんに怒られて、そのあとにタケこに構ってあげよう。そんなこと思いながら帰ってたら、遠目になんか家の柵からはみ出てる木?見たいのが見えた。

 

あんなおっきいのうちにあったっけ?

 

ハスボーとココドラに聞いてみても二匹とも首をかしげるだけで知らないみたい。

 

近づいて行ってみるとそれは見上げるぐらいおっきくて、思わず「白い木?」って口に出しちゃった。したら

 

「よふー!」

 

って声がして、木がグリンってこっちを向いた。おっきな木はタケこだった。こんなにおっきかったっけ?昨日の大雨で成長したの?驚いて柵越しに見上げてたら、そのまま柵越しに手が出てきて持ち上げられた。

 

すっごい高かった。すっごい怖かった。

思わず泣きそうになったけどそれ以上にタケこの顔が悲しそうな顔をしてて「ごめんね」って言った。タケこに丸一夜会わなかったのは初めてだったから寂しくさせちゃったんだと思う。

 

めっちゃスリスリされた。ぼくもスリスリした。ハスボーとココドラも飛び込んできてスリスリした。みんな濡れたままだったからびちゃびちゃになった。お母さんにめっちゃ怒られた。

 

 

 

 

 

☆月◇日 てんき はれ

 

急に大きくなったタケこ。

 

顔が上のほうに行っちゃったからご飯を上げるが難しくなって最初はおもちゃのマジックハンドを使ってあげようとしてたんだけど、それがあんまり気に入らなかったみたい。

今ではタケこが顔の近くまで持ち上げて僕があーんで食べさせるようになった。

 

それがうらやましかったみたいで最近はココドラもあーんじゃないと食べないようになった。甘えてくれるのはうれしいんだけど結構しんどい。

 

大きくなったって言っても横にはあんまり大きくなってなくて、縦に細い竹が伸びていってる感じ。

 

どこまで大きくなっていくんだろ。家より大きくなったらどうしよう?お母さんにそう言ったら「そろそろボールを用意しないといけないかもね」って言ってた。でもぼくはまだ10歳じゃないからボールを使えない。そうなったらタケこはお母さんのポケモンになるのかな?

 

 

 

 

 

^月=日 てんき くもり

 

最近は勉強をよくしている。

 

10歳になった時のためにポケモンバトルとかコンテストとかはよくわかんないけどポケモンと一緒に旅はしてみたい。

 

ポケモンのタイプのこととか道具のこととか生態とかいろいろ本を読んで勉強中。タイプっていうとココドラはいわとはがねみたい。あとコドラに進化するみたい。

 

図鑑で初めて見たけどココドラよりもキリッとしていて「進化したほうがカッコいいね」って言ったらベッドの上のココドラが「コーッ!」っていってたいあたりしてきた。

 

ごめんごめん、ココドラも十分かっこいいよ。

 

タケこも進化とかするのかな?図鑑に載ってないからわかんないけどタイプはたぶんはがねとくさだね。そうに違いない。

そうおもうと家にははがねタイプのポケモンが多いね。3匹しかいないけど。

 

あ、はがねタイプで思い出したんだけど。ダイゴくんがもうすぐ帰ってくるみたい。

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