竹がふってきた   作:jro

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3話

*月×日 てんき はれ

 

 

 

ダイゴくんが帰ってきた!

 

 

 

わーってココドラと一緒に飛び込みにいった。受け止めてくれたけど危ないぞってデコピンされちゃった。

 

 

 

相変わらず余裕があってかっこいい。ダイゴくんのポケモンたちもダイゴくんに似てカッコいい子が多い。

 

男のあこがれってやつだね。

 

 

 

今回はちょっと長くいるらしい。遊んでほしいって思ったけどなんかやらないといけないことが多いみたいであんまり時間は取れないんだって。お母さんと話してた。

 

 

 

でそのやることにココドラもお昼だけやることがあるみたいでしばらくダイゴくんのところに戻るみたい。ちょっと寂しくなるけど仕方ないよね。

 

 

 

ココドラを連れ出す代わりにってダイゴくんがボールをくれた。青色でクモの巣みたいな模様のボール。ふつうは手に入らないレアなボールみたい。誰にも渡しちゃいけないよって言われた。

 

 

 

でもぼくはまだボールを使えないよ?ってダイゴくんに聞いたら

 

 

 

「いつか必要になる時が来る。その時まで大事にしておきなさい」

 

 

 

ってそういわれたから宝物にしようと思う。

 

 

 

タケこに見せに行ったら嬉しそうに手で頭をなでてくれた。ちょっとほしそうにしてたんだけどこれはぼくがもらったものだから、ごめんね。

 

 

 

 

 

 

 

*月?日 てんき はれ

 

 

 

タケこはダイゴくんのことが嫌いみたい。

 

 

 

ダイゴくんに大きくなったタケこを見せてあげたんだけど、いつもはがねタイプのポケモンを見たときみたいに興奮しなくてじっと観察してるみたいでちょっと怖かった。

 

 

 

タケこもぼくをみたときはいつも通り手を伸ばして嬉しそうに「よふー」って鳴くんだけどダイゴくんを見た途端急に機嫌が悪くなって僕を抱きしめるみたいにしてしばらく離してくれなかった。

 

 

 

これを犬猿の仲っていうのかな?でも両方とも大好きだからできれば仲良くしてほしいとぼくはおもいました。

 

 

 

お昼だけダイゴくんのところに帰って、夜になったら帰ってくるんだけど帰ってきたら帰ってきたでめちゃめちゃ甘えん坊になる。

 

もう夜ご飯の時からお風呂、寝る時までずっと引っ付いてくるようになった。

 

 

 

そういえば夜遅く、たぶん寝ぼけてたと思うんだけど部屋の窓から月の光に照らされたすごい白い服を着たお姫様を見た気がした。ハッキリと覚えていないんだけどすっごいキレイだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*月☆日 てんき はれ

 

 

 

今日はダイゴくんに家から追い出された。ぼくの家なのに、昼ぐらいに来たかと思ったらちょっと海に散歩して来いって。おーぼーだー!って言ったらエアームドにつままれて連れていかれた。帰ったら何やってたかとっちめてやる。

 

 

 

んで、エアームドに連れられて海に来たんだけど。いつも通り穏やかです。エアームドに連れられてきた海だけど、海に入ろうとすると裾をついばんでくるから仕方なく砂であそぶ。

 

 

 

砂遊びをしたり貝殻を拾ったりエアームドに乗せてもらったり木の実を食べたり時間をつぶしていると、遠目に沖の岩に引っかかっているボールみたいなものを発見。ちょうどいいやって思ってエアームドにとって来てもらうように頼んだ。

 

 

 

一人にするのが心配なのかあんまり乗り気じゃなかったから背中に乗って飛んで行ってもらったら岩に引っかかっていたのはボールじゃなくて傷ついたタマザラシだった。傷だらけで目をぐるぐる回してた。

 

 

 

思わずエアームドと目を見合わせちゃったけど急いで拾ってポケモンセンターにいった。

 

 

 

図鑑で見たことあって、もっと北のほうの「あさせのほらあな」とかに住んでるポケモンだったはずなんだけど。

 

 

 

ポケモンセンターで傷ついたタマザラシを預けた。野生のポケモンだと思うんだけどジョーイさんは優しく話してくれて、傷が治ったらぼくに連絡してくれることになった。

 

 

 

とりあえずタマザラシは大丈夫みたいだし。一安心だ。

 

 

 

家に帰ってお母さんとダイゴくんがほめてくれた。うれしい。良いことをしたご褒美?にちょっとポケモンバトルを教えてくれることになった。バトル自体にあんまり興味はないんだけど旅に出るとなるといつかはやんなきゃいけないことだからって。

 

 

 

とはいってもぼくはココドラ。ダイゴくんはメタグロスはおかしーと思います。

 

でもココドラって戦ったことあったっけ?指示とかめちゃくちゃだったと思うんだけど攻撃をかわしたり隙を見てとっしんしたり、トレーナーなんていらないんじゃないかなと思いました。

 

 

 

そんなこんなで今日は疲れました。何か忘れているような気がするけど疲れたので寝ます。ぐぅ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エアームドにあの子を連れ出してもらい。あのポケモンに向き合う。

 

おそらくあの子がいるときには押し込めていた敵意がまっすぐ僕を貫く。

 

 

 

国際警察がホウエンのポケモンリーグにその情報を持って来た時には思わず愕然とした。

 

フウとランからあの子の家に見たこともないポケモンがいることは聞いていたが。ジムリーダーであるフウとランが知らないということは少なくともホウエンのポケモンではない。その程度の認識だったけど、間違いない。

 

 

 

実物を見ればいやでもわかる。このポケモンは普通のポケモンじゃない。

 

 

 

今現在アローラで確認されている第一級危険生物、ウルトラビースト。

 

 

 

 

 

コードネーム【UB04 BLASTER】

 

 

 

 

 

報告書によると森を焼き尽くし、宇宙まで飛行する程のロケット噴射が可能らしい。1民家の傍にいるには明らかに危険すぎるポケモン。

 

ただ報告書の写真は色が本物の竹のように色が緑だったけれどこの子は白い。色違い?でもその危険性に違いはないだろう。

 

 

 

あの子が見えなくなってからキョロキョロと辺りを見渡していたが、僕を見つけると「ふー!」と手をしならせあからさまに警戒している。

 

あの子のこともあるしできる限り刺激しないようと笑顔を貼り付ける。

 

 

 

 

 

「やぁ、はじめましてブラスター。僕はダイゴ。彼の兄みたいなものかな?」

 

 

 

 

 

僕の言葉に特段反応を示すことなく敵意をぶつけられたまま。すぐに排除しようとしないあたりまだ話す余地はあるらしい。

 

「よふー」っと早く続きを話せと促してくる。

 

 

 

 

 

「落ち着いて聞いてほしい。君は第一級危険生物に指定されていて、保護か排除をするように言われている。これがどういうことかわかるかな?」

 

 

 

 

 

そう、国際警察から保護か殲滅手配が出ているだけでなくウルトラビーストという希少性が多くの研究者から注目されているだろう。エーテル財団という組織が探していることも聞いている。

 

 

 

少なくとも一般家庭の少年の傍にいることはほぼ不可能だ。仮にあの子が願ったとしても世界はそれを許しはしないだろう。だからこそ僕は見定めに帰ってきた。あの子に害をなす可能性があるのであれば僕の力をすべて使ってでも捕獲、排除するつもりだった。だけど、あの子はブラスターをウルトラビーストとは知らずとも愛しており、ブラスターもそんなあの子を信頼しているようだ。

 

 

 

僕としてはあの子とブラスターを引き離すべきではないと、そう思う。

 

 

 

だけどあの子はまだポケモンを持つ資格がない。ウルトラボール・・・・・・・は渡したけれどまだ使えない。あの子の親や僕が一旦捕まえるということも考えたけれど、ボールを見せたとたん激しい敵意を感じた。

 

 

 

やはりあの子じゃないと捕まる気はないみたいだ。あの子がボールを見せた時には自分から捕まりに行くようなそぶりすら見せたというのに。

 

 

 

 

 

「安心してほしい。僕は君をどうこうしようとは思っていない。むしろあの子を守ってほしいと思っているんだ。」

 

 

 

 

 

エーテル財団や国際警察など正規の組織は僕から話を通せばわかってくれるかもしれない。けれどなりふり構わずに捕獲しに来る組織がいないとも限らない。ホウエンにもマグマ団やアクア団という組織が暗躍しているようだし。

 

 

 

だから僕はあの子を守る為に力を与えることにした。その一つがココドラの特訓だ。ココドラは喜んで協力してくれたとも、あの子のことが好きなんだろう。

 

 

 

 

 

「だから君も・・・いや君が、あの子の傍にいたいのなら。あの子を守るために協力してほしい。それが僕から君に望むことだよ」

 

 

 

「・・・よふー」

 

 

 

 

 

ブラスターは[お前に言われなくても]といわんばかりに頷いた。

 

 

 

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