喜びが滲みすぎて真人くらい気持ち悪い文章しか書けないため、個別に返信することは控えますが、すべてありがたく読ませていただいております。
その中で「なんで宿儺に許されたの?」という疑問が多かったのでアンサー的な小話さっくり書きました。
「なぜ殺せたのに殺さなかった?」
「やりたくなくなったからです! メンゴ!」
生得領域にて、圧倒的な貫禄を持って俺を見下してくる宿儺に対し、平伏しながら軽く謝った。
気分的には軽く片手を上げてウインクしつつ「メンゴ!」って感じだが、俺のチキンな心では這いつくばっちゃう。でも口はうっかり動いちゃう。
「ほう……? どんな心変わりだ?」
「いやあ、俺が虎杖悠仁を殺そうと思ったのは、兄者助けるってこと以外に、ぶっちゃけ両面宿儺の完全復活を阻止しようと思ったからなんですけど」
生得領域で嘘ついたら、生き残ったとしても自分(アイデンティティ)が死ぬようなもんだと思ったので、全部正直に話す。
そもそも俺って嘘つけるほど頭良くないしな。宿儺相手ならさらに。
「ケヒヒッ、鏖殺されないためにか?」
「え? ……ハッ! そっか宿儺って復活したら人だけじゃなく呪霊も殺すじゃん! ヤダー!」
完全に考えていなかった部分だったので、アホ面を晒してしまった。
俺ったらうっかりさん。
おんなじ呪霊だからって見逃してもらえるほど優しい呪いの王なんかいねえんだよな。
「そんな大層な理由じゃなくて……俺が絶対殺そうと思ってる大嫌いな奴が、両面宿儺の復活を、計画が失敗した時の保険にしてるから、先にそっちぶっ壊しておこうかな、と思っただけなんですけど……」
言いながらめちゃくちゃ失礼なこと言ってるなって思い始めてしまった。
え? 両面宿儺の復活が保険? で、俺も保険の方先に潰しとくか〜って?
呪いの王舐めすぎじゃん、逆にウケる。
でも舐めてるのは俺じゃなくて計画立てた
「それが肝心の宿儺の器が俺にとって大事な人だってわかっちゃったから、ウワ! じゃあダメじゃん! 殺せねー! ってなっちゃった」
せっかく殺せそうだったのに……いやいや、何残念がっているんだ俺。
にーちゃん殺せなくて残念がる弟がいるかよ。ジャギか俺は。
「では殺せなかった詫びに死ね」
ジャギが殺そうとしてたのはケンシロウだから弟を殺したがってる兄だったな間違えた……とか考えてたらなんかすごいこと言われた気がする。
「は? 嫌だよめんどくせえな。死んで欲しいならお前が殺せよ……ハッ! めちゃくちゃ正直に口が動く!」
生得領域だからかな!? それとも俺がバカだからかな!? 両方かな!?
まあ別に殺されてもいっかなという気持ちではある。
作中最強クラスのキャラだし勝てるわけないからね。むしろ死に方に箔がつくよね。
ただこの場合俺の死因が両面宿儺になるからお兄ちゃんたちの仇が両面宿儺になっちゃうな。
そしたら両面宿儺殺そうとしちゃうのかな……勝ち目なさそ〜! それは困る〜!!
「やっぱ今のなし……いや、やっぱなしをなしで……ボードゲームに待ったはなしだから……」
俺の勝手な知見だが、脹相お兄ちゃんは比較的人間寄りの思想をしている気がする。
自分の生まれを気にするのってわりかし人間だからだと思うんだよな。
壊相兄者は呪霊寄り。背中はウェットだが考え方はドライだ。
だから案外呪術師側についてもやっていけると思う。
壊相兄者は脹相お兄ちゃんの言うことならなんでもオッケーするからな。
俺の言うことはなんでもはオッケーしてくれないのに! ずるい!
結局生まれてすぐ死ぬのかー。
150年寝て? 生きるのが1日? セミの方がマシだなオイ。
でもイラつきながら死ぬ
「短い間だったけど憧れの壊相兄者みたいになれて楽しかった! ありがとー!」
宿儺の指を取り込んで呪力の底上げをして、俺が目指したのは壊相兄者だ。
同じ術式を持った俺の上位互換と言っていい。
ジャギが「兄より優れた弟など存在しない」って言ってたけど本当にそう。
「ケヒッ、ケヒヒヒヒヒヒッ!」
えーっ、怖……突然笑い出すの何、情緒不安定なの?
宿儺の笑いのツボがわからない。
「俺の復活を保険と言ったな?」
「保険にしてんのは俺じゃねえけど言った」
「では俺もお前を保険にしてやろう」
そっから先の記憶が曖昧なのは、多分俺、めんどくせえ縛りとか結んじゃったからなんだろうな。
あーバカなのにラスボスその2と契約をするな、死亡フラグだぞ。
契約してなかったらフラグも何も、そのまんま死んでたんだろうけど。
アンサー「宿儺の考えてることなんて作者も知らねえです」