始まりの町を飛び出して次の町へと向かうハチ、イロハ、そしてキリト
あれから3回ほど戦闘を繰り返し
ハチとキリトはレベル3にイロハはレベル2に上がっていた。
「さて、それじゃあ2人とも次の町に行く前にある所によろうか!」
「ある所ってなんですか?」
「おいキリト・・・まさかと思うが森の秘薬のクエストか?俺とお前ならともかくイロハには関係の無いクエストだぞ?」
「おお!ハチよくわかったな!でも今のうちにやっといた方がいいと俺は思う・・・」
「なんですか?森の秘薬のクエストって!私分からないのにおふたりだけで話を進めないでくださいよ!」
そう言って膨れるイロハ
「ハイハイあざとい、あざとい。
簡単に言ってしまえば第1層最強の片手剣を入手できるクエストのことだ」
そう森の秘薬クエストとは、第1層最強の片手剣、アニールブレードを入手出来る唯一のクエストだ。
そしてキリトもハチも片手剣を使っている。もちろんやっておいた方が良いクエストだ。
「やはり今すぐやるって訳にも行かねーだろ?俺たちの事情にイロハを巻き込めない・・・せめてイロハを町に届けてからでも・・・」
「せんぱい・・・その剣が必要なんですよね?だったら私の事なんか気にしないでゲットしちゃいましょう!
私もせんぱいの力になりたいんです!それに・・・足を引っ張らないって約束したじゃないですか。」
「そうだぞハチ、森の秘薬クエはかなりの数モンスターを倒さなきゃならない・・・俺たちのには時間が無いんだよ
1人でも多い方が早く終わらせられるしその方が安全だ」
悩むハチ・・・確かに2人の意見は的を得ている・・・しかしハチは怖いのだ・・・もしもの事があったら・・・目の前でもし・・・
「せんぱい・・・大丈夫ですよ」
(これじゃあどっちが年上なのか分からないな・・・)
「わかった、受けよう森の秘薬クエ」
「そう来なくっちゃな!」
「やりましょう!」
そして3人は森の秘薬クエストを受けるために小さな小屋に向かった。
そこでは小さな女の子が病に伏しており、それを治すにはリトルネペントの胚珠が必要とのことだ。
「せんぱい・・・あのクエストの女の子って・・・」
「あぁクエストを受けようとする度に同じ病に罹る」
「・・・悲しいですね」
「あぁ・・・」
そして3人は見事リトルネペントの胚珠を入手することが出来た。
しかし3人の心にはポッカリと穴が空いたような・・・そんな気分がした。
ホルンカの町に着いた3人は宿屋に向かった
そこで部屋を取り各自自分の部屋に入った。
「しかし今日は本当に色々なことがあった」
「そうですね〜まさかゲームの中に誘拐されちゃうなんて」
「ほんとだよな・・・でもまぁ本格的に始まる前にお前を見つけられてよかったよ」
「な、ななな何言ってるんですか!そんな!私だけを探していただなんて!私もせんぱいの事探してましたし、本当に会えるだなんて運命かもとか思っちゃったりしましたけど!まだ気持ちの整理が済んでないのでまた改めて告白して欲しいですごめんなさい!」
「何言ってんだよ・・・って
はっ!えっ!?なんでお前が俺の部屋にいるんだよ!?」
「え〜だって〜ゲーム始めたばかりでお金あんまりありませんし?2人で1部屋にした方が良くないですか?」
そう・・・イロハはキリトを一人部屋にそして自分とハチを同じ部屋になるように借りたのだった。
「待て待て待て!だったら俺とキリトを同じ部屋にすればよかっただろ!」
そう言って扉に手をかけようとするハチの背中をイロハはそっと抱きしめた。
「ちょ!おま!?何して・・・」
そこまで言って止まってしまった。
イロハが泣いていたのだ・・・
「せんぱい・・・ごめんなさい・・・少しだけでいいんです・・・」
無理もない・・・イロハはまだ16歳なのだ。
16歳の女の子がいきなり知らない世界に飛ばされて 不安でないはずがない・・・
「気にするな・・・」
そう言って正面を向き直しそっとイロハの頭を撫でる
「大丈夫だ・・・お前の事は俺が必ず守ってみせる・・・
お前だけは必ず現実の世界に戻してやる」
ホルンカの森の戦闘飛ばしてしまって申し訳ないです(/;ω;\)
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