イロハに攻撃が当たるその瞬間ハチは目にも止まらぬ速さでボスとイロハの間に入り込みボスのスキルをはじき飛ばした。
「全員目を覚ませ!ぼさっとしてる奴が周りにいたら引っぱたいてでも意識を戻させろ!」
それを聞き全員が意識を覚醒させる
アスナとキリトは互いに叩きあっていた。
そしてハチは全員に指示を出した
「攻撃隊は側面に回り込んで一斉攻撃!体力が減ってるやつは下がって回復しろ!」
ショックの大きさからまだ立ち直ってはいなかったが、
その声に弾かれるように全員が動き出し、そしてそのまま最後の総攻撃が開始された。
ハチは一安心しイロハに近づく
「大丈夫か?」
その姿を見たイロハは弾けたように泣き出した
「うわぁぁぁ!せんぱい!すみません!私のせいで…私がちゃんと止めていれば…うあぁぁぁ!」
「安心しろあれは俺でも止められなかった…危険な目に遭わせてすまん…」
「せん…ぱい…怖かった…怖かったです!
でも信じてました!きっと…きっとせんぱいが助けてくれるって…」
そんなイロハをハチはそっと抱きしめた。
ゆっくりと頭を撫でイロハを落ち着かせる。
「もう大丈夫だ…イロハは安全なところまで下がっていろ。終わらせてくる」
そう言ってハチはイロハから離れようとした…しかしイロハに止められてしまった。
「せんぱい…私も行きます。」
「大丈夫なのか?」
「はい!行きましょう!」
「わかった」
そう言って2人は未だ暴れているボスの元へと足を進めた。
キリトはハチに感謝していた。
(もしこの場にハチがいなかったら、確実にあと1人2人……下手したら全員死んでたな)
「あともう少しだ!皆がんばってくれ!」
しかし発狂状態になったボスは意外に手強く、中々HPを削りきる事は出来なかった。
そんな中、2人の影がキリトとアスナの隣に戻ってきた。
「またせたなキリト!アスナ!」
「おまたせしました!」
「ハチ!イロハ!待ってたぞ!」
「イロハちゃん!もう大丈夫なの?」
その言葉にイロハは元気よく答えた
「はい!大丈夫です!」
ボスの猛攻は止まらない…
「おいキリト…このままだとジリ貧だ」
「わかってる…でも皆まだちゃんと動けないんだ
人の死を真近くでみちゃったからな
ハチ…なんかいい作戦ないか?」
「……ないことも無いが……イロハ…できるか?」
「…大丈夫ですよ!ちゃんと合わせます!」
「わかった…キリト俺とイロハが突っ込むスキが出来たらトドメを頼む」
「わかった…信じてるぞ」
するとハチとイロハはボスに向かって真っ直ぐに走り出した。
キリトはその姿を見て全員に指示を出す
「皆!ハチとイロハの援護を頼む!」
ボスが武器を振り上げようとした瞬間にボスの肘を弾くハチ
武器を振りかぶっていたボスの体制がそのままわずかに崩れたその瞬間にイロハがボスの膝を後ろから攻撃
次の瞬間にハチが凄まじい速さで、ボスの刀めがけて突撃し刀を弾く
そしてまたイロハがその弾かれた方の手首を切り裂く
ボスの攻撃はたった2人のプレイヤーに完全に防がれてしまった。
そしてボスの正面にいたエギルに、キリトのこんな声が届いた。
「エギル!しゃがんでくれ!」
そう言われて反射的に伏せたエギルの背中を踏み台にし、キリトが高く跳んだ。
「これで最後だぁ!!!!」
そのままキリトは渾身の力を込め、ボスを頭から真っ二つにした。
一瞬の静寂の後にボスの体が光りだし、そのままエフェクトとなって弾け飛ぶ
CONGRATULATIONの文字を残して。
こうしてディアベルを失う事となったが
ついにプレイヤーの到達階層が、一つ更新される事となった。
という感じです!
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