「はーい!」
武器屋にて装備を品定めしているハチとイロハの所に1人の男が話かけてきた。
「なぁ君たちも、もしかして元ベータテスターか?」
話しかけてきたのは先程のバンダナ男と共に居た
ベーシックアバターの男だ。
(なんだコイツ)
「こいつは違うが俺は元ベータテスターだ・・・
それがどうかしたのか?」
「急に話しかけて悪い、こんなところに武器を買いに来るやつが俺の他にいると思わなくて。
俺の名前はキリトそっちはなんて言うんだ?」
「・・・」
黙っているとさっきまで少し離れたところにいたイロハがいつの間にかすぐ近くにいた。
「せんぱいどうしたんですか?」
「あぁ・・・いやなんでもない・・・俺の名前はハチだ。
隣にいるこいつはイロハって名前だ」
「よろしくなハチ。
ちなみにあそこにいる趣味の悪いバンダナをつけてる男はクラインって言うんだ。」
ハチがキリトの目線の先に軽く視線を向けるとニカッと笑いながら手を振っている男が目に入った。
おそらくあの男がクラインというのだろう。
「せんぱい珍しいですね?名前を聞かれて素直に答えるなんて・・・皆さんが聞いたら驚きますよ?
そ・れ・に〜やっと私の事名前で呼んでくれたんですね♡じゃあ次はリアルで呼んでみましょうよ〜」
「別にゲームのアバター名くらいで一々気にするのもあれかと思ってな。それより武器と防具は選んだのか?」
「選びましたよ〜見て下さい!私の可愛い姿を!
あっ!可愛いからってお持ち帰りしちゃダメですよ?
ゲームの中じゃなくてリアルの方がいいので!」
イロハの姿を見てみると、確かに少し変わっていた。
鉄製の胸当てにブーツそれに若干黄色っぽい外套を羽織っていた。
「イロハはこういったゲームをやった事あるのか?
初心者にしてはなかなかいい防具を選んでいるみたいだけど」
(なんだこいつ、今日初めてあったであろう異性をいきなり呼び捨てにできるとか・・・コイツ・・・リア充か)
「確かにな普通にいい装備だと思うぞ、それで武器は何にしたんだ?」
「せんぱい・・・女の子が新しい服を紹介してるんですからもう少し言い方とか考えてくださいよ・・・はぁ
武器は短剣にしました。
大きいのはあまり使えそうにないので・・・
それで・・・えっとキリトさんでしたっけ?私はゲーム自体はあまりやった事ないですよ?」
イロハがキリトと話しているうちにハチはベータテスト時の初期に使っていた装備を迷いなく買っていった。
「さて、買い物も終わったし俺達はもう行く。
じゃあなキリト」
「おや?せんぱい自然に俺達なんて言っちゃって私がせんぱいについて行くことは確定なんですね〜
まぁ確かにこのまま放置されたらあることない事お米ちゃんや雪ノ下先輩に言いつけるつもりでしたけど」
「うっわお前何気にこの世でいちばん恐ろしいことしようとしてやがったな」
そう言いながらハチとイロハは店を出ようとする
「ちょっと待ってくれ!せっかく知り合ったんだこのまま4人で街の外のモンスターを軽く狩りに行かないか?
イロハもそうだけどあそこにいるクラインもビギナーなんだ・・・俺、人に物教えるの苦手なんだよ・・・」
(コイツ、言い方がまるで葉山みたいだな・・・よしこいつの事は葉山2号とでも呼んでやろう)
「悪いが俺は俺のやり方があるんだ、一緒にやる気は無い・・・勝手に付いてくるなら知らんがな」
すると目に見えてしょんぼりするキリト
「つまりせんぱいは、俺の邪魔をしなければ着いてくるなりなんなりしてもいいぞってことを言いたいんですね!」
「おいコラ、何言っちゃってんの?俺がそんなこと考えてるわけないだろ」
するとキリトは一瞬キョトンとした顔をしたあと笑いながら言った。
「なるほどな。ハチお前ってだいぶひねくれてるんだな!それじゃあ勝手に付いていくとするよ!」
ご覧頂きありがとうございました!
今回クラインが完全に空気になってしまった(´・ω・`)
次回こそは喋らせてあげたい!
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