「よくきたのう」
その声を聞いて慌てて振り返るハチとアルゴ、そこに居たのは体術クエストのクエストNPCである老人だった。
「ビックリさせんなよ。ってかなんでここにじいさんが?ってかどうやってここに?」
「ふぉっふぉっふぉここはワシの家の地下じゃよ。ココには岩を砕いて入る道とワシの家の中から入る道の二つがあるんじゃ」
「マジか…岩砕く必要なかったじゃねぇか…」
「まぁまぁ、そうガッカリするなヨ」
すると老人はおもむろに壁画に近づき話し始めた。
「ここにある壁画はとある国の王について書かれておる。その王は2人の従者を引き連れある場所に雲隠れしたとのこと。雲隠れの理由は書かれておらん。」
「なぁ…確かここのボスは2匹だけだったよな…」
「その通りだヨ、でもそれはあくまでもベータ時のものダ…つまり」
「「ここのボスはトータル三体!」」
「マズイな…急いでこのことを知らせないと!」
そう言って2人は入ってきた階段に向かい走り出そうとした。
「まて、この壁画の最後にこのようなことが書いておる。
その王、従者の窮地に立ち上がり皆に絶望を知らせるもの。
王の眼ひかりし時、皆その場に倒れ伏す。
王、止まりし時、王の黄金に迫る光のみぞ知る」
その言葉を聞き終えた時ハチの前にウィンドウが現れた。
クエスト終わり無き戦いの証CLEAR
You GET New EXTRAskill
憤怒の王
「どういうことだ?」
「どうしたんダ?なんかあったのカ?」
「いや…なんでもない。それよりも急いでイロハたちと合流しよう。このことを早く伝えないと」
「ダナ!謎ときについては走りながら考えるとするカ!」
そして2人は走り出す。
ハチは走りながらイロハやキリトに連絡を取ろうとしたがメッセージが送れない…
「っクソ!どうなってんだ!おいアルゴ!イロハやキリトにメッセージが送れない!」
「そうカ…恐らく2人はダンジョンに行っちゃってるんだろウ。2人に送れないならアーちゃんにも送れなさそうだナ。」
「クソ!時間を稼ぐだけって言ったはずだ!どうして!」
「落ち着けハー坊!今すべきことは暗号の謎を解くことと早くイーちゃんた達に追いつくことダロ!」
それを聞いたハチは無理やり頭を冷静にさせる。
「確かにその通りだ…悪かった」
「気にするなヨ、オイラとハー坊の仲じゃないカ」
「どんな仲だよ」
そして2人は今現在わかっていることをまとめていった。
一つ、ボスは2匹ではなく3匹であること
そして従者の窮地にという事は最初は王が居ない又はいたとしても動かないということ。
恐らく最初の2匹がラスト1ゲージ位になったら動き出す可能性があること。
「その場に倒れ伏す…倒れるって事はスタン…いや麻痺か?」
「多分そうなるだろウ。王の眼ひかりし時…つまりボスの目が光ったら何かしらの麻痺攻撃をしてくるって事ダナ」
「そして最後…止まりし時…麻痺攻撃を止めたかったら頭を殴れってことでいいのか?」
「だったら、矢の文がおかしくないカ?」
「だよな…遠距離…そうか!投擲だ!ひかるやはスローイングピックだ!」
「なるほどナ!確かに投擲スキルならスキルエフェクトで光ってるナ!」
「暗号は全部解けた!アイツらのところに早く合流しよう!このまま迷宮区に突入しよう」
「了解したヨ!」
そして2人は走る速度をさらにあげた
「無事でいてくれ!イロハ!」