「おいおいなんでこんな所でみんな集まってんだ?」
ハチがそう声を掛けるとその場にいた全員がハチの方を向いた。
「なんや?やっと来たんか。」
突然来たハチに対して一番初めに声を掛けたのはイロハやキリトでは無く、キバオウだった。
「質問に答えてくれどうしてこんな所で集まってるんだ?ボス攻略はどうした?」
するとキバオウはヤレヤレといった感じでその質問に答えた。
「なにをゆーとんのや、お前さんが攻略を止めるようにそこのお嬢さんに口添えしとったんやろ?
せやからワイらはあんさんが来んのを待っとったんや。
なんやボス攻略に必要な情報を仕入れとったらしいやんか。」
その答えにハチは少し驚いた。
まさかあのキバオウが文句も言わずにこの場で待っていたとは…確かにイロハに時間を稼ぐように言ったが、まさか待っていてくれるとは思ってもいなかったからだ。
「あぁ…とりあえず待っていてくれたことは感謝する」
「気にしなさんなや。あんさんやって攻略するためにここにきとんのやろ?せやったらワイらと目的は同じやからな」
そんな風にハチとキバオウが話していると少し気まずそうにしながらイロハがハチの隣にやってきた。
「センパイ…すみません時間稼ぎ出来ませんでした。」
それを聞いたハチは不思議に思う
「何言ってんだ?できてるじゃねーか」
その言葉にイロハは若干俯きながら答える
「違うんです…私が止めたわけじゃないんです…キバオウさんが止めてくれたんです…」
それを聞いたハチは若干考えるように斜め上に顔を向けた後イロハの目線に顔を合わせながら言った
「何言ってんだ。そのキバオウがこの場でみんなを止めてくれたのはお前が俺の言葉をしっかりと伝えてくれたからだろ?
もしお前が伝えてなかったらここにいる全員がボス攻略に行ってたかもしれないんだ。
だからお前はお前自身の役割を責任をもってやりきったんだよ。
だからそんなにしょげんなって」
そう言いながらハチはイロハの頭に手をやった
「……センパイ…セクハラです…」
「ハイハイ、そりゃあ悪うございました」
「でも…今日だけは許します」
「ありがとな」
「はい…どういたしましてです」
「ゴッホン!!さてそろそろええか?」
キバオウの言葉に驚いてハチは「じゅぉわ!」イロハは「ぴぇ!」という声を出しながらお互いに距離を取り合った。
「仲がええのはよぉわかったわ。とりあえずボス攻略に必要な情報を教えて貰ってもええか?」
「あ、あぁわかった。それじゃあ聴いてくれ」