やはり俺のSAOは間違っている…のか?   作:Krito

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第56話 フードの男

「おいおい、みんなちょっと待ってくれよ」

 

その声は攻略組の遥か後方から聞こえた

 

その声の主はフードを深く被っており顔をはっきりと見ることは出来ない

 

「そんなビーターの話なんかを信じるなんておかしいぜ?第一にその特別なスキルってなんなんだよ。つい先日まで鍛冶屋だった奴がいきなり戦闘用のしかもたまたまボス攻略に必要な武器や技術を会得するなんて…

偶然にしてもできすぎだよなぁ?」

 

それを聞いた攻略組はまたザワザワと騒ぎ始めた

 

「確かに?」「そうなのか?」「でも確かに鍛冶屋が戦闘用スキルをってのも…」

 

その空気は以前も感じた…あくまでもビーターであるハチを貶めようとする発言…空気

 

「せ…せんぱい」

 

不安そうにハチを見つめるイロハ

 

「不安そうな顔すんな」

 

そう言って改めてハチは口を開く

 

「まぁ確かに?最初から鍛冶屋をめざしていたのなら戦闘用のスキルを持っているのは不自然だその気持ちはわからんでもない。

だがそれはあくまでも最初から鍛冶屋をめざしていた場合だ。」

 

ハチは続けて言った

 

「ここにいるネズハは『不適合者』だったんだよ。しかも距離感が掴めないタイプのな。だが諦めきれなかったから距離感がつかめなくても影響が少ない投擲スキルを上げ始めた。

だがまぁピックを買うのには金がかかるし、すぐに弾切れになる、その辺に落ちてるいしなんかのダメージはたかが知れてる。

だからこれ以上仲間に迷惑はかけれないと思い鍛冶屋に転職した。

だからネズハは鍛冶屋なのに投擲スキルを持ってたんだよ」

 

その説明で再度ハチに風が吹き始めた

 

しかし納得いっていない人物が1人先程のフードの男だ

 

「…他がそれはお前の想像だろ?不適合は真実だとしてもそれ以外の事に証拠がない。証拠がない以上お前の説明は机上の空論だ。」

 

「安心しろよちゃんと証人ならここにいるからよ

なぁ?レジェンドブレイブスの皆様方?」

 

ハチがそう言うと全員がレジェンドブレイブスの方を向いた。

 

メンバーはバツが悪いのかオロオロとしている様子だがハチはそんなことお構い無しに質問した。

 

「ここにいるネズハはお前達の仲間だろ?何かを咎め用なんてことは思ってない。ただ真実を知りたいだけなんだ。」

 

ハチがそう言うと意を決したようにして1人のプレイヤーが前に出てきた。

そのプレイヤーを見たネズハは小さな声で「オルランドさん…」と言った。

 

「確かにネズハは俺達レジェンドブレイブスの仲間です!

そして先程ハチさんが言っていたことも全て真実です!」

 

それを聞いてハチは改めてフードを被った男に対して

 

「だそうだが?フードを被ったプレイヤーさん?」

 

するとそのプレイヤーは小さな声で

 

「shit…また失敗か」

 

と呟いたあと

 

「すまなかったな…つい疑っちまったよ」

 

「気にするな。ビーターの言葉なんか信じられないって言う方が正常だ」

 

するとそこでキバオウがハチの前に立ち頭を下げた

 

「ボスの情報ありがとうな、ほんでボス攻略の話なんやけどあんさんはそこにおるネズハっちゅーやつと、キリトはんそれとお嬢さん方二名のパーティーを組んでもらいたい。」

 

「…俺も攻略に参加していいのか?」

 

「当たり前や、正直気に食わんがあんさんらの実力はかなりのものや…せやから少しでも犠牲を出さずに終わらせられるように…頼む」

 

「わかった」

 

そして二人は手を握り合う

 

「この光景…出来れば見せてあげたいな」

 

イロハの独り言は薄暗い迷宮区に溶け出していった




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