銀色の毒杯
愛。
愛よ。
気高き狼よ。
どうか答えてくれ。この真紅と黄金の国を、どうか救ってくれ。
バチバチと魔力が弾ける。召喚サークルに沿うように光輪が走った。
金色の煌めきは空間を覆い、魔力反応による煙が視界をぼやかした。膨大な気配が膨れあがる。
―――――現れたのは十代の青年だった。
ざっくりと降ろされたキャラメル色の髪。今日日の空のような青。美しい顔をゆるりと向けられる。
深緑の服が、背中に背負った剣が、彼が何者であるかを示していた。
「光の勇者・リンク。よくオレを呼んだじゃねぇか。アンタがマスターか?」
にぃと笑みを浮かべた青年を見て、ロムルスはゆっくりと頭を下げた。
配信中です。 | 上位チャット▼ ○奏者のお兄さん なんで!?!?!?昼寝してたお兄さんにも分かるように説明して!?!?!? ○海の男 ロムルス=クンが聖杯を使ってピンポイントでわんちゃんを呼んでたので ○フォースを信じろ オッ訳ありか~?と思って行かせました ○災厄ハンター まあまあまあなんとかなりますよ光先輩ですし |
【オレ】人理修復RTA【参上!】 16人が視聴中 | |
○りっちゃん 字幕機能・・・だと・・・!?
「セプテムに行って、ブーディカ、レオニダス、諸葛孔明を消してこい」
「はい、王様。頑張るわね」
ローマが完全崩壊しないギリギリを攻める、ガノンドロフは性格の悪い男である。
王が座す部屋にはいつの間にか数多の影が集っていた。
戦の気配を、血の臭いを、人間の悲鳴を聞きつけて。
好意を持って悪意を持って好奇心を持って、役者は揃う。
「マスター。他の特異点も知れました。いかがいたしますか」
「適当に揺らしてやれ」
「仰せのままに」
ざわざわと集まる視線を払いながらギラヒムは退室する。
カルデアも人理を滅ぼした者もどうでもいい。ギラヒムの全ては主の御心。
あの日過去の世界で主に殉じたことをギラヒムは悔いていない。
ただ。
全てを呪い、破壊し、そして滅ぼされた終焉の者は、ねじ曲がった運命と共にヒトに成った。
それでも世界は主君の支配を拒む。あの忌々しい緑も、女神も、王女も、全てが主の邪魔をする。
なのに―――――。
もはや意識もなく、魂となり流れ。巡り、主の剣に引っ張られ、この場所に落ちてきた日。
こちらを認識した主君の放った言葉だけが、憎しみに浸ることを許さない。
「この我を守護神と呼ぶか。未来よ」
あの地はマスターの
「ザント!・・・ついでにユガ!キャメロットに行ってこい!砂漠を荒らすサーヴァント共を殺せ!」
「「はっ」」
どうせカルデア側には勇者が着いているのだ。世界など、最終的にはどうにでもなる。