ミラさんカッコ良かったです。75年生まれだそうです。
「どう思う?」
「そうね。おかしいと思うわ。」
ついて来ておいてサマナー訓練中の2人を他所にフラフラと園内を調査していたイサカ。
いつも通り何かを調べては小さなノートに書き綴っていたところ、奇妙な物に気付いた。
「空気中のマグネタイトの様子が普段の上野公園と全然違うわ。ごっそり減った上で変なものが代わりに混じってる。」
「"なんか変なのが来た"感じがするなあ。お茶コップに入れて半分飲んでからジュース入れた感じ?」
「でも妖精達は騒いでいないし協定のサマナー達もなにも言っていなかった...。『来た』だけ?」
「多分。」
「周辺のマグネタイトを変化させるような悪魔が来ただけで妖精達も何一つ騒いでないなんて...確かに妖精達はマグネタイトの揺れにそう敏感にでなくても活動できるけれど。」
例のスマホアプリや器用なサマナー達が独自に作成した機械を暫く弄っていたイサカは立ち上がって軽く伸びをした。
「埒あかんな。聞いてみよか。」
「ホ?最近おかしな悪魔がいなかったか?」
「そう。見た目とか、どこ行ったとか、詳しくなくてもええから。」
「いくらくれるホ?」
イサカはその言葉に2本指を立てた。
「足りないホ。3倍は出してもらわないと思い出せないホ。」
「なるほどなあ。」
じゃっこん、と先程まで背負っていた散弾銃が攻撃的な音を出す。
「ごめんな。手持ちないもんで残りは弾で払うわァ。」
「ホーッ!?公園内は争い事はご法度だホー!?」
「ただの『精算』やろ。慌てんなさ。」
眉間に銃口を突き付けにこーっ、と笑うイサカに吹っ掛けた悪魔は震え上がりリャナンシーは微笑む。
「わかった!わかったホ!教えるからヤメテ〜!」
「よし。」
ビビってくれなかったらどうしようかと思った〜と内心思いつつ銃を下ろすと悪魔はホッとした顔をして情報を話した。
「昨日今日に来た?」
「だホ。変な悪魔だな〜とは思ったけど、悪魔でも人間でも協定を守ってる間はノータッチが基本だホ。あれ?それならオマエに反撃しても...。」
「追加料金?」
「なんでもないホ。」
どう見ても笑顔のサマナーがぶっ放す方が早いと見た悪魔は速攻で抵抗を諦め続きを語る。
「昼のオイラが眠たい時間に来るんだホ。この辺のマグネタイトを食って代わりに変なマグネタイトを出して帰って行くんだホ。」
「う〜ん?」
『後入れのジュース』の謎がわかったところで首を傾げるイサカ。
「なんでマグネタイト食いに来るのに吐いて帰って行くんや?」
「そんなの知らんホ。でもアイツの出すマグネタイトは美味いからなんでもいいんだホ。」
「危機感ガッバ〜、他に知ってる事は?他に知ってる
「見た目はオマエみたいな感じでもうちょっと大きかったホ。で、ぺかぺか光ってて...。」
「人型で光ってて?」
「それだけホ。後は他に聞くホ。」
「ふ〜ん...。」
悪魔の認識と記憶能力なんてこんな物である。
「ありがと、じゃあこれな。200マッカ。」
はいとイサカは悪魔に手渡す。
「え?くれるホ?」
「価値に対価を、悪意に銃弾を。そういう事で。」
イサカが基本的に詰めている銃弾は命中重視で鳥撃ちに使われる
本人も暴発で穴だらけになって死に掛けた経験があるが。
「あ〜きな臭いきな臭い。さて...異殻の平穏な為に動きますか。」
助詞が『を』の作品は一方その頃編です。
武器屋の武器
ミナモトが売る武器の殆どは彼の仲魔達によって製作されており、使用者の好みに合わせて時に素材や悪魔と合体させ、調整を行なっている。
どの武器を取っても質は高く長く使える物ばかりだが、それぞれの獲物や悪魔と戦うという性質上、消耗品のようになってしまうサマナーもちらほら存在する模様。
イサカM37-丹生:サマナーイサカが愛用するショットガン。
同じ名前だが、銃の由来はNY近郊の地名。異殻でも通用するように属性弾やスラムファイアが使用可能な様に改造が施されている。
丹生は日本最古の水銀鉱山の名前。
短槍-陸別:セヲリの愛用する槍。
競技用薙刀と比較しても非常に短く、150cm程しかない。
氷結属性に特化した作りになっており、敵を氷漬けにすることも可能。
陸別は日本で最低気温を記録した北海道の地名。
バードショットが暴発したら普通は多分死にます。