Playmakerの登場
一夏「これは...予想以上に...きつい。」
この少年は織斑一夏。ネットワークシステムが発達した都市Den City(デンシティ )出身の世界で初めてISを起動させた男性操縦者で決闘者デュエリストでもある。大企業『SOLテクノロジー社』が高度なネットワーク技術で作り上げたVR空間 『LINK VRAINS(リンク ヴレインズ )』にログインすることでPlaymakerになる。何故か『LINK VRAINS』にログインすると今と性格が変わる。(因みにその時の性格は原作の遊戯王VRAINSの藤木遊作と同じ)
真耶「織斑君! 織斑一夏君!」
一夏「はっ、はい!」
大声で叫ぶと全員から注目を浴びた。
真耶「あっ、あの今自己紹介で「あ」から始まって今「お」の織斑君の番ですよ。」
一夏「す、すいません。」
一夏は緊張が高まっていて気付いていなかった。
一夏「ええっと...織斑一夏です。一応決闘者デュエリストです。趣味は家事、そしてデュエルです。よろしくお願いします。」
すると後ろから殺気を感じすぐに回避して真剣白刃取りで受け止めた。受け止めたのは出席簿だった。
???「緊張し過ぎだ。」
一夏「あっ、千冬姉じゃなくて織斑先生。」
この女性は一夏の実の姉でこのIS学園の教師をしている織斑千冬である。
千冬「少しは解れたか?」
一夏「ああ。」
すると教室に黄色い歓声が響いた。
全員「きゃあああああああああ!」
生徒1「千冬様よ!」
生徒2「憧れて入学しました!」
千冬「全く、毎年毎年煩い。」
一夏「大変そう。」
千冬「心配するな、慣れている。早く席に座れ。」
そう言われて一夏は着席する。
休み時間
???「ちょっといいか?」
一夏が机に座って考え事をしていると黒髪のポニーテールの少女が声を掛けてきた。一夏が視線を向ける。
一夏「もしかして箒か?」
箒「ああ、久しぶりだな。」
それは一夏の幼馴染の篠ノ之箒だった。
箒「屋上で話をしないか?」
一夏「そうだな、折角会えたし。」
そうして2人は屋上に来た。
一夏「こうして会うのは久しぶりだな。」
箒「ああ。」
一夏「あっ、箒剣道大会優勝おめでとう。」
箒「知っていたのか?」
一夏「新聞を見たからな。見つけた時は驚いたよ。」
箒「そ、そうか。」
一夏「あれ? 俺変なこと言った?」
箒「いや、寧ろ嬉しい方だ。」
一夏「そっか。それに比べて俺はデュエルしか取り柄がないし。」
箒「そんなことはないと思うが、お前少し変わったか?」
一夏「そうか?」
箒「ああ、たくましくなったというかなんというか。」
一夏「まあ、俺にもいろいろあったからな。(あの事件は言えないけど。)」
一夏は10年前自分に起きた事件を思い出す。
一夏「箒、ちょっと1人になりたいけどいいか?」
箒「なら先に戻っているぞ。」
そう言って箒は戻っていった。
一夏「さて、2人共もう出てきていいぞ。」
すると上から2つの影が降りてきた。一夏が小さい頃からの付き合いである劉備ガンダムと呂布トールギスである。
(この世界ではSDガンダム三国伝のキャラが普通にいる。)
劉備「入学おめでとう、一夏。」
一夏「ありがとう。」
呂布「全く、藍越学園とIS学園を間違えるバカがどこにいる。」
一夏「はい、すみません(汗」
そう、一夏は本来藍越学園に入学する予定だったのだが間違えてIS学園の試験会場でISを起動させてしまったのだ。
???「ふふふ、だっせーな一夏(笑)」
すると劉備が持っている一夏のデュエルディスクから声がした。
一夏「Ai、お前にだけは言われたくない。」
彼の名はAi(アイ)、とある理由で協力することになったデュエルディスクのAI。名前の由来はAIなのでAiという適当な名前を一夏がつけた。当の本人は気に入っているようだ。
劉備「まあ、おかげで暫く奴らの目を欺くことができるようになったし、結果オーライかな。」
一夏「あれから奴らの動きは?」
呂布「今のところ全くない。おとなしくしているようだ。」
劉備「嵐の前の静けさってところかな。」
Ai「逆に不気味だな。」
一夏「まあ、焦ってもしょうがないか。」
呂布「だが本当に良かったのか? 俺達が巻き込んだ様なものだが。」
一夏「俺は自分の意志で決めたことだ。2人が気にすることはない。」
劉備「一夏。」
一夏「俺は必ず、俺達の時間を奪った奴らに復讐する。」
劉備と呂布は少し不安な顔をした。そしてその話を戻った筈の箒が偶然聞いていた。
箒(復讐?)
二時間目終了後
二時間目の副担任の山田真耶の授業に対して一夏が山田先生に質問された時、
真耶「織斑君、分からない所はありませんか。」
一夏「大丈夫です。事前に、参考書を読んでましたから。」
と答えて山田先生を安心させて問題なく終わった。
授業で教わった内容を復習していると別の生徒が一夏に声を掛けてきた。
⁇?「ちょっとよろしくて?」
教科書から声がした方へ視線を向けると今度は長い縦ロールの金髪が特徴の少女が自分を見ていた。
一夏「・・・・・・何か用か?セシリア・オルコット。」
セシリア「まあ!なんですの!?そのお返事に呼び捨てとは!私に話しかけられるだけでも光栄なのですから、相応の態度というのがあるんではなくて?」
一夏「どう反応するかは俺の勝手だ。それに俺は忙しい。」
セシリア「な、なんですって⁉︎」
一夏の態度にセシリアは思わず激情しそうになったがすぐに咳払いして冷静を装う。
セシリア「ま、まあいいですわ。私とてそんなに器が小さいわけではありませんから大目に見て差し上げますわ。話は戻しますが男のあなたはISについてわからないこともあるでしょうから、どうしてもと言うのであれば、教えて差し上げてもよくってよ?あなたのような出来のよろしくない方に施しをするのも、エリートの務めというものですから。」
一夏「・・・・・・・分からないところか。見つかれば宛にさせてもらう。」
セシリア「そ・・・・そうですの。」
微妙な返事であったためセシリアも何故か言い返しづらかった。
そして次の授業
千冬「この時間では、実践で使用する各種装備の特性について説明をする。だがその前に再来週に行われるクラス対抗戦に出る代表者を決めたいと思う。」
千冬は教卓の上に左手を置きながら生徒達を見て言う。
千冬「クラス代表とは言葉通りクラスの代表で決まったら1年間変わらないので注意しろ。特にやってもらうことは一週間後にあるクラス対抗戦に出てもらうことや集会などに参加したりするものだ。要は学級委員のような感じだ。自薦他薦は問わない。誰かいないか?」
すると、
生徒1「ハイ! 織斑君を推薦しまーす!」
生徒2「私も同じく!」
珍しいからか周りから次々と一夏の推薦の声が上がる。当の一夏は考え事をしながら聞いていた様子で千冬も少し心配だった。
千冬「今の時点で候補者は織斑だけか・・・・誰か他にいないのか? 候補者自体が辞退するなら方法を考え直すが・・・」
とその時、
セシリア「待ってください! 納得がいきませんわ!」
セシリアが声を上げた。
セシリア「そのような選出認められませんわ! 男がクラス代表だなんて屈辱を、このセシリア・オルコットに1年間味わえというのですか!?」
さっきの一夏の返事が気に入らなかったのかセシリアの言葉がさらにヒートアップする。
セシリア「実力からすればこの私がなるのが必然!それを物珍しいからという理由で極東の猿にされては困ります! 私はこのような島国までIS技術の修練に来ているのであって、サーカスをする気は毛頭ございませんわ! 大体! 文化として後進的な国で暮らさなければいけないこと自体、私にとっては耐え難い苦痛で・・・・・」
千冬「・・・・・オルコット・・・・」
セシリア「ですから・・・・」
千冬「オルコット。」
セシリア「!?」
一瞬凄まじい殺気を感じてセシリアは口を止める。教卓の方を見ると笑ってはいるが大切な弟の一夏を猿呼ばわりして沸点が切れかかっている千冬の姿があった。周りも静かになり、真耶もオロオロしていた。
セシリア「・・・は、はい。」
千冬「・・・・・・今までの発言から見てつまり自分の方がクラス代表に相応しいと言いたいんだな?」
セシリア「・・・・」
千冬「織斑、お前も候補者として推薦されているがどう思っている?」
一夏「俺は辞退してオルコットを推薦する。」
千冬「その理由は?」
一夏「俺がオルコットを推薦する理由は3つある。」
セシリア「3つ?」
箒(何だ3つって?)
一夏「1つ、消極的な俺には合わない。2つ、オルコットは積極的だから代表にうってつけだと思う。そして3つ、俺には他にやるべきことがある。」
やるべきこととは10年前自分に起きた事件の真実を知ることである。
セシリア「だ、だったら決闘しませんか?」
一夏「デュエルモンスターズでのほうか?」
セシリア「ち、違います! ISでの決闘ですわ!」
そう言いながら一週間後に代表決定戦を行うことが決まった。その時一夏の専用機が政府から支給されることも伝えられた。
放課後
劉備と呂布は千冬とIS学園の秘密の部屋で話をしていた。
劉備「千冬、一夏を無理に学園入学させなくても良かったんじゃないか? まだ10年前の事件の後遺症も残っているし。」
呂布「確かに。」
千冬「私とてそう思っている。だがあいつは事件の真実を知るまで止まりはしない。それは私達が一番よく知っているだろ?」
呂布「そうだな。今のあいつは表には出さないが憎しみに憑りつかれている。なんとしてもその呪縛から俺達が解放させてやらねばな。」
劉備「彼は俺と呂布の大事な弟分でもあるからな。」
その頃一夏は。
箒「なあ、一夏。」
一夏「何だ?」
廊下で箒に声を掛けられていた。
箒「昼間屋上で偶然聞いてしまったのだが復讐って一体何をするのだ? まさか殺したりするのではないよな?」
一夏「・・・・俺がやろうとしている復讐はあくまで罪を償わせることだ。心配するな。」
箒「・・・そうか。(一夏、お前に何があったんだ?)」
一夏「あ、それとアイツらのことは他言無用で頼む。」
箒「あ、ああ。分かった。」
先程の秘密の部屋で千冬は箒の姉で親友の篠ノ之束と通信越しで話をしていた。
千冬「すまないな束。」
束『良いんだよちーちゃん、いっくんは私にとっても弟みたいな存在だから協力するのは当然だよ。』
千冬「あれから分かったことは?」
束『今のところ収穫0。新しい情報なし。』
千冬「早く一夏に平穏な時間を過ごさせてやりたいよ。」
束『私も全力を尽くすよ。許せないのは同じだからね。絶対いっくんの本当の笑顔を取り戻すんだから!』
千冬「頼む・・・両親に捨てられて唯一の肉親の弟だからな。ところでマドカは?」
束『近いうちにそっちに向かうよ。いっくんのことが心配だから。』
千冬「そうか、アイツも心の支えが必要だからな。」
翔一『弟を持つというのは大変だな。』
この男は草薙翔一、Den CityのCafé Nagiというホットドッグ屋を経営していて、裏でPlaymakerや千冬、束のサポートをしているハッカーである。
一夏「お待たせ。」
丁度一夏がやって来た。
翔一『やあ一夏。』
一夏「草薙さん、束さんも。」
呂布「今日は休んだ方がいいのではないのか?」
一夏「いや、できるだけ情報を手に入れたい。俺や草薙さんの弟の為にも。」
劉備「・・・分かった。デュエルディスクを持ってそこの個室に入ってくれ。」
一夏「ああ。」
一夏はデュエルディスクを受け取り個室に入った。
Ai「それじゃ、行きますか‼︎」
一夏「デッキ、セット! INTO THE VRAINS‼︎」
一夏はログインしてPlaymakerになった。
Playmaker「よし! 行くぞ!」
To Be continued.....