INFINITE・VRAINS   作:鉄壁拡散

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ハノイの襲撃

昼休み

 

午前中の授業を終えた一夏達はマドカと合流して食堂に向かっていた。

 

一夏「それにしても元気そうだな、マドカ。」

 

マドカ「兄さんこそ。」

 

箒「嬉しそうだな、マドカ。」

 

セシリア「兄妹というのはいいですね。」

 

そうこう話していると食堂に着いた。

 

鈴「やっと来たわね。」

 

鈴がお盆にラーメンの器を載せて待っていた。

 

一夏「誰が待てって言った?」

 

鈴「うるさい。それとマドカも久しぶりね。」

 

マドカ「久しぶり鈴ちゃん。麺のびちゃうから先に席を取っといて。」

 

鈴「分かったわ。」

 

そう言われ鈴は席を取りに行き、一夏達も昼食を注文して鈴のいる席に座った。

 

鈴「改めて、アタシは凰鈴音。中国の代表候補生で一夏とマドカとは小4からの付き合いよ。」

 

箒「一夏の幼馴染の1人の篠ノ之箒だ。」

 

セシリア「イギリスの代表候補生のセシリア・オルコットですわ。」

 

マドカ「お前か、兄さんを侮辱した金髪は。」

 

セシリア「ヒィッ!?」

 

一夏「よせマドカ。もう済んだことだし。」

 

箒「ああ、一夏に完膚なきにされたからな。」

 

マドカ「そっか。でも今後兄さんを馬鹿にしたら許さないからな。」

 

セシリア「申し訳ありません。」

 

一夏・箒「はははは( ̄▽ ̄;)」

 

鈴「まあ、御愁傷様。」

 

マドカとセシリアのやり取りを見て苦笑いをして、鈴は合掌した。

 

マドカ「兄さん、ちょっと屋上に。」

 

一夏「ああ。悪いみんな、また後で。」

 

昼食を食べ終わった後、一夏とマドカとは別行動になった。すると法則は鈴に気になることを聞いた。

 

箒「そう言えば、今朝一夏は変わったと言っていたが、どういうことだ?」

 

鈴「・・・・実は一夏がまだ6歳だった頃、半年間行方不明になったことがあるの。」

 

セシリア「一夏さんが行方不明に?」

 

鈴「うん。前はすごく元気のある性格だったんだけど、見つかったその後今のように根は昔のままだけど変な感じに無愛想になったのよ。何があったか知らないけど。」

 

箒「(一夏が言っていた復讐と何か関係があるのか?)」

 

箒は心の中で一夏が言っていた復讐のことを考えていた。

 

一方、屋上では、

 

一夏「マドカ、あれから分かったことは?」

 

マドカ「それが全く。ただ分かったのはAiを手に入れるために色々試行錯誤してるみたい。」

 

一夏「そうか。」

 

マドカ「私も兄さんをあんな目に合わせた奴らが許せない。頑張ろう!」

 

一夏「ああ、絶対に真実を突き止める。」

 

そして一日が終わり、一夏は放課後マドカと秘密の部屋に入って千冬と3人で抱き合い再会を喜んだ。束のゴーレムが何者かに盗まれたことを劉備と呂布から聴かされた時は驚いた。曹操と孫権がハノイの騎士がクラス代表戦を狙って襲撃するのではないかと推測し、一夏達は当日を警戒することにした。

 

 

マドカと鈴が転校してきて数日後、とうとうクラス代表戦の1日目が開催された。その間に一夏は放課後になればPlaymakerとなりハノイの騎士に関する情報を手に入れようとしていたが手がかりがなかった。

 

マドカと鈴は3組と2組のクラスの代表になっていた。一夏は一番前の観客席に座っていた。

 

一夏「セシリアには頑張ってほしいが、マドカや鈴も応援しないとな。」

 

そして一回戦、セシリアと鈴の試合がブザーが鳴ると共に始まった。一進一退の攻防を繰り広げていたが、デュエルで修羅場を潜り抜けてきた一夏は生温く感じてしまった。

 

だが、そんなIS学園に震撼が走った。

 

ズシィィィーーーン!!!

 

 

一夏「!?」

 

突然、ISのアリーナに謎のISが乱入してきた。そのISを一夏は知っていた。

 

一夏「あれは、束さんのゴーレム!?」

 

束の無人機のIS、ゴーレムだった。

 

Ai「おいおい、あれってまさか!?」

 

一夏「ああ、間違いない!」

 

一夏は白式を展開してアリーナの扉を強引に破壊した。

 

 

とあるラボ

 

ここは束が使用しているラボ。

 

曹操『やはり仕掛けてきたか。』

 

孫権『大丈夫かな?』

 

束「大丈夫、いっくんなら。」

 

クロエ「信じましょう。」

 

翔一『そうだな。』

 

 

とある電脳空間

 

リボルバー「Playmaker、そこにいるのは分かっている。早く出てくるのだ。」

 

この男の名はリボルバー。ハノイの騎士のリーダーである。そして今回のゴーレムを送り込んで襲撃した本人でもある。

 

そこへ部下のスペクターが現れた。

 

スペクター「順調のようですね、リボルバー様。」

 

リボルバー「スペクターか。」

 

スペクター「しかし、Playmakerの正体の人物は現れるのでしょうか?」

 

リボルバー「勿論だ。その理由は三つある。一つ、奴は我々ハノイの騎士を憎んでいる。二つ、奴はあのゴーレムが篠ノ之束のだと知っている。何故かは分からないが繋がりがある。三つ、それを奴がほっとく訳がない。」

 

スペクター「お手並み拝見ですね。」

 

 

管制室

 

千冬「やはり来たか。」

 

真耶「織斑先生! システムがハッキングされてこちらの指示を受けません!」

 

千冬「直ぐにクラック作業に入れ!」

 

 

アリーナ

 

その頃アリーナではセシリアと鈴がゴーレムに追い込まれていた。既にボロボロの状態だった。

 

セシリア「このままだと!?」

 

鈴「まずいわね。」

 

そんな2人にゴーレムは容赦なく拳で叩き付けようとするが、

 

一夏「サイバースアルゴリズム!」

 

一夏が2人をサイバース・ウィザードの杖で動きを止めた。

 

一夏「2人共無事か!」

 

鈴「一夏!」

 

セシリア「はい、何とか!」

 

一夏「俺がコイツを抑えている間に早く避難しろ! その怪我だったら逃げ遅れた生徒達の避難誘導ができるはずだ!」

 

鈴「けど、アンタ1人で大丈夫なの!?」

 

マドカ「1人じゃないよ。」

 

そこにマドカが自身の専用機を纏って現れた。

 

鈴「マドカ!?」

 

セシリア「それは、サイレント・ゼフィルス!?」

 

一夏「千冬姉から許可が下りたんだな。」

 

マドカ「うん。」

 

一夏「だからここは任せろ!」

 

セシリア「…分かりましたわ。ですがお気をつけてください!」

 

鈴「無茶すんじゃないわよ!」

 

そう言ってアリーナを後にするセシリアと鈴を見送った。それを確認してゴーレムを解放した。

 

Ai「カッコイイね一夏。」

 

一夏「黙れ。」

 

マドカ「兄さん、これって・・・。」

 

一夏「ああ。劉備達が此間言っていた、束さんの盗まれたゴーレムだな。」

 

Ai「微かだがハノイの匂いがする。」

 

一夏「やはり奴らか。」

 

Ai「けど何でお前がわざわざ出る必要があるんだ? 他の奴がやってもいいのに。」

 

一夏「俺が出る理由は三つある。一つ、ハノイとの戦いは俺の役目だ。二つ、束さんのゴーレムをこれ以上利用させない。三つ、俺はこのゴーレムからハノイの手掛かりを手に入れる!」

 

マドカ「そうだね。私達の失われた時間を取り戻す為にも!」

 

 

管制室

 

千冬「頼んだぞ、一夏、マドカ。」

 

箒「千冬さん。」

 

千冬「篠ノ之、飛び出したくなる気持ちは分かる。だがここは耐えろ。心配なのは私も同じだ。」

 

箒「はい。」

 

 

アリーナ

 

一夏「てりゃぁ!」

 

一夏は雪片で斬りつけようとするが避けられてしまう。

 

マドカ「逃がさない!」

 

マドカがスターブレイカーを撃って動きを封じる。

 

マドカ「私のデッキの力も見せてやろう!」

 

そう言ってマドカは永続魔法『ブレイズ・キャノン』を装備してゴーレムに撃つ。それによりゴーレムは吹っ飛ばされる。

 

マドカ「今だよ、兄さん!」

 

Ai「一夏、止めだ!」

 

一夏「ああ!」

 

一夏はデコード・トーカーの大剣を装備した。

 

一夏「止めだ! デコード・エンドォォォォォォ!」

 

バシュン!

 

ドコーーン!

 

止めの一撃を受けゴーレムは破壊された。

 

 

とある電脳空間

 

スペクター「やられてしまいましたね。」

 

リボルバー「だが、これではっきりした。Playmakerの正体は織斑一夏だ。」

 

スペクター「まさか世界で初めてISを動かした男性操縦者がPlaymakerだったとは。」

 

リボルバー「直ぐに次の手を打つぞ。」

 

スペクター「ハッ!」

 

 

IS学園屋上

 

一夏「今回のゴーレム襲撃は・・・」

 

劉備「間違いなくハノイの仕業だ。」

 

呂布「遂に動き出したな。」

 

楯無「今織斑先生達がゴーレムの残骸を調べているわ。」

 

劉備「後は結果待ちか。」

 

呂布「次はどんな手を使ってくるのやら。」

 

Ai「益々激しくなるな。」

 

一夏「奴らどんな手段で来ようと迎え撃つまでだ。」

 

To Be continued.....

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