転校生の紹介も終わり、一夏達は実技訓練のためにグラウンドに出た。その途中で一夏はシャルルと行動しており、女子生徒に追い掛け回された。千冬はそれを察したため追及はせず授業を始めた。
この授業で山田先生が元日本代表候補生が判明し、セシリアと鈴がタッグを組んで挑んだ。結果は山田先生の勝利で終わった。
その後実際にISに搭乗しての歩行、武装展開を専用機持ちの指導を中心に行われた。一夏とシャルルに集中しようとしたが千冬が一喝して並ばせた。千冬は出自が複雑なラウラが気になったが、そのラウラ自身はうまくクラスに馴染み丁寧に指導しているのを見て安心した。
屋上
昼休みとなり一夏は楯無や箒、マドカなどのいつもの面子にシャルルとラウラを加えて屋上で昼食を摂っていた。そこには楯無の妹である簪もいた。
簪「一夏、久しぶり。」
一夏「簪も元気そうだな。」
セシリア「一夏さんって、4組の簪さんとも知り合いだったんですか?」
一夏「更識家とは昔から交流があったんだ。」
マドカ「今でも仲良くやってるよ。」
一夏「さてそろそろラウラの紹介もしてもいいかな?」
ラウラ「構わん。」
一夏「改めてこいつはラウラ・ボーデヴィッヒ。2年前のドイツのモンド・グロッソの後に知り合った友達さ。」
ラウラ「うむ。ラウラ・ボーデヴィッヒ、ドイツ軍に所属しており、ドイツの代表候補生にも兼任している。そしてデュエル仲間でもある。」
鈴「アンタもデュエリストだったの?」
ラウラ「そうだ。」
箒「一夏の幼馴染の篠ノ之箒だ。」
ラウラ「篠ノ之? ということは・・・。」
箒「ああ。篠ノ之束の妹だ。」
ラウラ「そうか。」
セシリア「イギリスの代表候補生、セシリア・オルコットですわ。」
鈴「一夏のもう一人の幼馴染で中国の代表候補生の鳳鈴音よ。鈴って呼んでいいわ。」
シャルル「フランスの代表候補生、シャルル・デュノアだよ。」
楯無「ロシアの代表候補生にしてIS学園の生徒会長、更識楯無。いつでも相談は受けるわ。」
簪「その妹で日本の代表候補生、更識簪です。」
マドカ「一夏兄さんとここで教師をしている織斑千冬の妹の織斑マドカ。よろしくね。」
ラウラ「そうかお前が。しかしよく見ると確かに教官そっくりだな。」
マドカ「よく言われる。」
箒「今千冬さんのことを教官と呼んだが?」
一夏「千冬姉は第二回のモンド・グロッソの後ドイツでIS部隊の教官、つまりラウラの部隊『シュヴァルツェ・ハーゼ』の教官をしていたんだ。」
鈴「へえ~。」
暫く他愛のない話をして盛り上がっていた。
放課後のSHRの後、箒はラウラに気になっていたことを聞いた。
箒「ラウラ、少しいいか?」
ラウラ「なんだ?」
箒「すまない。お前に聞きたいことがあって。」
ラウラ「聞きたいこと?」
箒「ああ。一夏はドイツにいた時どんな感じだった?」
ラウラ「そうだな。最初会った時は無愛想だったが、デュエリストとして戦うと計算高い戦術を見せた。あいつのデュエルは何故か心が躍った。」
箒「一夏は昔からデュエルに夢中だったが、相変わらずだな。」
ラウラ「あ、そういえば。」
箒「ん?」
ラウラ「教官が言っていたのだが。」
千冬『一夏は6歳の時、心に深い傷を負ってしまったのだ。その時のことを必死で忘れようとしたが忘れることができないのだ。』
ラウラ「と仰っていた。」
箒「それ本当なのか!?」
ラウラ「ああ。一夏とデュエルした後気付いたのだが人には言えない何かを抱えている様子だった。」
箒(一夏の復讐と何か関係があるのか?)
箒がラウラと話をしていた頃、一夏達はアリーナで特訓をしていた。
一夏「今日はこんな所か。」
マドカ「そうだね。」
楯無「2人共いい感じね。」
簪「うん。前より強くなった。」
更識姉妹にも称賛の声が上がった。すると周囲がざわめき始めた。
「ねぇ、あれ見て!」
「あれって確かドイツの!?」
一夏達が騒ぎが起こっている方に目を向けると先程箒と話をしていたラウラが黒いISを纏っていた。
一夏「ラウラ。」
ラウラ「訓練終わりにすまない。」
一夏「大丈夫だ、問題ない。」
ラウラ「お前、ISを纏ってもそれが出るのか?」
一夏「すまん。直そうと思っていたんだが直らなかった。」
ラウラ「そうか。」
一夏のぶっきらぼうさにラウラも苦笑いをする。
一夏「それでどうしたんだ?」
ラウラ「なに、久しぶりにお前と手合わせしてもらおうと思ってな。」
一夏「そうか。手加減はしないぞ!」
ラウラ「望むところだ!」
そう言うと一夏とラウラは模擬戦を始めて時間が押しているにもかかわらずやり続けた。そこに千冬が現れて2人が られたのは言うまでもない。
一方シャルルことシャルロットが一夏と楯無の寮部屋に忍び込んでいた。
シャルロット「ここが彼の部屋か。」
シャルロットは部屋に盗聴器を仕掛けようとするが。
???「人の部屋で何しているのかしら?」
シャルロット「!?」
振り向くと楯無が仁王立ちでいた。
シャルロット「た、楯無さん!?」
一夏「俺もいるぞ。」
シャルロット「一夏まで!?」
千冬の説教を受けていた一夏もいつの間にかいた。
一夏「皆もういいぞ。」
一夏がそう言うと目の前にスクリーンが出てきて劉備達が映った。
シャルロット「な、何これ!?」
翔一『一夏の裏のサポートをしている者達だ。』
孫権『それにしても・・・。』
劉備『まさか2人目の男性操縦者が男装したデュノア社の娘だったとは。』
シャルロット「え!?」
曹操『隠しても無駄だ。』
呂布『貴様のことは既に調べはついている。』
シャルロット「ま、待って! 僕は別に一夏のデータを奪いに来たんじゃないよ!」
劉備『どういうことだ?』
シャルロット「うちのお父さんがばれてもいいから一夏に接触して連絡してくれって言われたんだ。」
呂布『デュノア社長に?』
曹操『何故態々男装してまで?』
楯無「待って。それについては本人に直接聞いた方がいいんじゃない?」
孫権『それもそうか。』
シャルロット「じゃあ繋げるよ。」
スクリーンにアルベールが映る。
アルベール『お初にお目にかかる、織斑一夏君。』
一夏「アンタがデュノア社長か?」
アルベール『うむ。』
一夏「で用件は何なんだ?」
アルベール『単刀直入に聞こう。織斑一夏君、君はPlaymakerか?』
シャルロット「え!?」
一夏「・・・。」
楯無「・・・。」
劉備・孫権・曹操・呂布・翔一『・・・・。』
シャルロットは驚愕し、一夏達は無言になった。
一夏「そうだと言ったら?」
アルベール『君がハノイの騎士を追う理由は何だ?』
一夏「・・・俺はあまり自分のことを他人に話す主義ではない。」
アルベール『そうか。だが私も確信を持ったわけではない。雰囲気からしてそう思った。』
一夏「分かった。皆。」
楯無「いいわよ。」
翔一『この際だから言った方がいいだろう。』
一夏「ああ。・・・アンタの言う通り、俺がPlaymakerだ。」
シャルロット「一夏がPlaymaker!?」
一夏「悪いがハノイの騎士を追うのをやめる訳にはいかない。」
アルベール『そう答えるか。』
曹操『他にどんな用があるのだ?』
アルベール『そうだな。私は10年前の事件の真実の一部を知っている。』
一夏「なに!?」
楯無「え!?」
劉備・孫権・曹操・呂布・翔一『!?』
シャルロット「10年前の事件?」
孫権『それは本当か!?』
呂布『我々が追っている事件を知っているというのか!?』
アルベール『そうだ。』
何かを知っているアルベール。それは一体…
To Be continued.....