アルベール・デュノアの口から10年前の事件を知っていると聞き、一夏達は驚愕した。
一夏「アンタ、ロスト事件の関係者だったのか!?」
シャルロット「ロスト事件?」
アルベール『直接関わった訳ではない。だが止められなかったのだ、すまない。』
そう言ってアルベールは軽く頭を下げて謝罪した。
劉備『・・・なら聞くけど、何故事件が隠蔽されたんだ?』
シャルロット「隠蔽!?」
アルベール『私も公表しようとしたが、証拠が足りずできなかった。』
呂布『・・・ところで、貴様は事件のどこまでを知っているのだ?』
アルベール『事件の起こったことと首謀者の名前だけだ。』
孫権『首謀者!?』
アルベール『直ぐに君達に話したいのだが、他に知りたい者達もいるだろう。』
曹操『そうだな。ではこちらの準備ができ次第、詳しいことを話してもらうぞ。』
アルベール『勿論だ。シャルロット、お前は好きなように学園生活を送りなさい。』
シャルロット「あ、もしかしてお父さん・・・。」
アルベール『そうだ。せめて会社のことは忘れてゆっくり時間を過ごさせてやりたかったからな。』
シャルロット「お父さん、ありがとう。」
楯無「いいお父さんね、シャルロットちゃん。」
シャルロット「はい。」
翔一『デュノア社長。』
アルベール『?』
翔一『全てじゃなくていい。知っている情報を必ず教えてくれ!』
劉備『彼の弟も事件の被害者で、そのショックで暗闇にいる状態だ。』
シャルロット「え!?」
アルベール『・・・分かった、約束しよう。』
シャルロット「一体、10年前に何が・・・。」
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翌日、シャルロットが編入し直したことで一夏のクラスは大騒動となった。
殆どの女子は一夏が楯無と相部屋と知っていたため知らないと思い込んでいた。
箒「しかしシャルルが偽名でシャルロットが本名だったとは。」
鈴「一夏のデータが目的だったの?」
シャルロット「違うよ。お父さんに頼まれて一夏と話がしたいからって言われて・・・。」
マドカ「なにそれ?」
簪「でもどうしてそんな回りくどいことを?」
ラウラ「確かに。」
楯無「・・・。」
アルベールが昨夜事件の詳細を聞いた一夏と楯無はマドカと簪には伝えたため知らない振りをしている。千冬や束達は劉備達から直接聞いたため面会のための準備を少しずつ行っている。
セシリア「そういえば皆さん、来週に行われる月末トーナメントのことは聞きました?」
一夏「ああ、何でもこないだの襲撃のことを踏まえてタッグ形式に変えるって。」
マドカ「大勢いた方がその場で対応しやすいってことだね。」
ラウラ「しかし、その時襲撃して来たのは一体何者なんだ?」
鈴「さあ?」
セシリア「見当もつきませんわ。」
箒「そんなことより、誰とペアになるか決めたのか?」
一夏「俺は最初マドカと組もうかと思ったけど、簪と組むことにした。」
簪「うん。」
マドカ「兄さんとどこまで戦えるか試したかったし。」
セシリア「わたくしも前回の反省を活かして挑むつもりですわ。」
マドカ「兄さんにボコボコにされたからな。」
セシリア「そ、それは言わないでください! 一夏さんの”あの言葉”のお陰で考えを改めることができましたし。」
シャルロット「何て言われたの?」
一夏「『お前に、IS操縦者を名乗る資格はない!』ってな。」
鈴「アンタそんなこと言ったの?」
一夏「ISを纏ったら性格が変わっちゃうんだよ。」
箒(一夏。)
箒はそんな一夏を心配そうに見ていた。
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学年別タッグマッチ当日、
一夏達はそれぞれ各チームに分かれて訓練を重ねて実力をつけてきた。
ペアはそれぞれ一夏&簪、マドカ&箒、鈴&セシリア、シャルロット&布仏本音、ラウラ&夜竹 さゆかとなっている。
シャルロットは本音にパートナーになってほしいと頼み、ラウラは抽選で決まった。
Ai「しかし人間ってのは何でこう競い合うのが好きなのかね?」
一夏「お前には一生分からないだろうな。」
簪「それが人間っていう生き物だから。」
一夏「さて、行くか。」
簪「うん。」
一夏と簪はピットの待機室に向かい、試合に備えるのだった。
To Be continued.....