IS学園でタッグマッチトーナメントが開催されている頃、ハノイの騎士のリーダー・リボルバーが電脳空間でその様子を見ていた。
リボルバー「楽しんでいられるのも今のうちだ。」
スペクター「リボルバー様、例の準備が整いました。」
リボルバー「後は時を待つだけだ。さあどうする、Playmaker?」
リボルバーのこの言葉が何を意味するのかIS学園の者達は知る由もなかった。
ところ変わってIS学園、ここではタッグマッチトーナメントが開催されていた。
大会が開催されるまで一夏達はそれぞれの得意不得意を補い合いながら実力を上げていた。
まずは一夏と簪。
簪は専用機の打鉄弐式を使って相手を牽制しながら一夏をサポートする。そこには対戦相手には聞こえないようにAiのサポートもあった。
簪「今だよ一夏!」
一夏「ああ!デコード・エンド!」
「「きやぁぁ!」」
『試合終了!』
Ai「余裕で勝てたな。」
一夏「黙れ。」
相変わらずの扱いをされるAiだった。
次にマドカと箒。
マドカがサイレント・ゼフィルスで援護しつつ箒が訓練機の打鉄の葵で斬りかかる。箒自身は飛び道具を使うことに乗り気ではなかった。
マドカ「いっけぇ!」
バキューン!
箒「これで止め!」
バシュン!
マドカがアサルトマシンガンでサポートしつつ箒が剣道で鍛えた実力で1回戦を突破する。
鈴とセシリア。
セシリアがビットでサポートしつつ鈴が専用武器の青龍刀で相手を攻撃する中々のコンビ。
鈴「行くわよセシリア!」
セシリア「代表候補生の意地、見せてあげますわ!」
こちらも見事な連携で1回戦を突破する。
シャルロットと本音
本音「シャルルン、後よろしく~!」
シャルロット「ホントのんびりなんだから!」
のんびり好きな本音に振り回されながらもラファール・リヴァイヴ・カスタムⅡを纏ったシャルロットが相手を倒していく。
ラウラと夜竹さゆか
ラウラ「今だ!」
さゆか「は、はい!いっけーー!」
シュヴァルツェア・レーゲンを纏ったラウラがAICで二人の生徒の動きを止め、ラウラのサポートを受けたさゆかがラファールの重機関銃[デザート・フォックス]で倒す。
こうして全員無事に1回戦を突破した。
そして2回戦の一夏達の対戦相手はラウラとさゆかとなった。
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Ai「次はあの銀髪の姉ちゃんか。勝算はあるのか?」
一夏「確かにラウラは強い。だが俺も簡単にやられるつもりはない。」
簪「頑張ろ一夏!」
Ai(・・・それにしても、あのラウラって奴の専用機から微かにハノイの臭いがしたのは何故だ?)
Aiのこの疑問が後に悲劇となる事件を起こすことをまだ誰も気づかない。
Aiが疑問を抱きながらも一夏達の2回戦が始まった。
一夏「できれば決勝で当たりたかったけどな。」
ラウラ「まあこうなっては仕方あるまい。」
さゆか「よ、よろしくお願いします。」
簪「こちらこそ。」
アリーナの中央で軽く挨拶しあう。
『それでは、試合開始!』
一夏「全力で行くぞ!」
ラウラ「望むところだ!」
さゆか「頑張ります!」
簪「私だって!」
試合開始と同時に瞬時加速で一夏がラウラ、簪がさゆかと剣を交える。
ラウラ「ハァァァァーーー!」
一夏「ウォォォォーーー!」
デコード・トーカーの大剣とワイヤーブレードがぶつかり、せめぎ合う。
一夏「また腕を上げたな!」
ラウラ「お前こそ!」
一方で簪は荷電粒子砲を発射するが、さゆかも多少被弾しながらも回避し続ける。
簪「やるじゃない。」
さゆか「ボーデヴィッヒさんが色々教えてくれたから。」
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そんな様子を秘密の部屋で劉備達がモニター越しに試合を見ていた。そこには管制室から試合を見ている千冬の姿もあった。
劉備「一夏楽しそうにしてるな。」
呂布「ドイツでできた友人でライバルだからな。」
千冬『ああ。ボーデヴィッヒもよくあそこまで成長したものだ。』
曹操『随分と気に掛けているのだな、あの少女に。』
孫権『何かあったのか?』
千冬『ああ。いずれ他の者にも話さなければならんが、あいつはドイツの軍事科学者が作り出したデザインベビーなのだ。』
劉備「なんだって!?」
千冬『一夏にも話したことだが、聞いた話だとあいつはドイツのとある研究施設で生まれ、あらゆる人体実験を受けていたそうだ。ISが登場して使えなくなり始末されそうになったのをドイツ軍が保護したそうだ。初めて会った時は本当に酷く生きているのに死んでいる目だった。』
孫権『そして千冬が色々教えてあげた。』
千冬『ああ。その時一夏がデッキを調整しているのを見てデュエルに興味を持った。そして
曹操『これからの人生はあの娘次第ということか。』
呂布「さて、この話は一旦置いて試合はどうなるか?」
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場所は戻ってアリーナ
簪の攻撃を回避し続けていたさゆかだが既に限界が近づいていた。
さゆか「はぁ、はぁ。」
簪「ここまでよく頑張ったわね。でも私にも負けられない理由がある!」
簪は一夏が巻き込まれた事件を知る者として決意を強める。
簪「マルチロックオン、山嵐………ファイアー!!」
さゆか「きゃぁぁぁぁーーーーーー!」
簪は装甲を展開させてミサイルポッドを装着し、ミサイルの嵐をさゆかに命中させる。
『ラファール・リヴァイブ、SEエンプティー!夜竹さゆか、試合続行不能。』
一夏と小競り合いをしていたラウラは
ラウラ「夜竹がやられたか・・・お前の頑張りは無駄にはしない。」
一夏「ではこちらも決着をつけるとしよう!」
ラウラ「ああ!」
ハノイの電脳空間
リボルバー「始めろ。」
スペクター「はっ!」
スペクターが何か操作をした直後モニターに映るラウラに異変が起こる。
ラウラ「が・・・・ぐ、あぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁ!」
簪「な、なに!?」
一夏「ラウラ!」
突然ラウラが苦しみだし、専用機のシュバルツェア・レーゲンからくろい稲妻が走り出した。
やがてどろどろになったISがラウラを吞み込み、人の形を形成していった。そこには誰もが知る最強がいた。
Ai「お、おい、あれって!?」
簪「うそ。」
一夏「・・・・暮桜。」
To Be continued.....