デジモンファイズウォーズ   作:鉄壁拡散

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新たなライダー!カイザとデルタ!

デジタルワールドでネネがタイキに告白した話をした時、オレーグモンに操られたスパロウモンが当時のネネの髪型の悪口を言ったことでまゐ達に冷たい視線で見られるのだった。

 

ダン「オレーグモンを倒した後タイキとネネが付き合い始めたって聞いた時は驚いたんじゃないか?」

 

ドルルモン『ああ。』

 

シャウトモン『まさか俺達がオレーグモンに操られている間にそんなことになっていたとはな。』

 

スパロウモン『僕もびっくりしたよ。』

 

メルヴァモン『ま、私もベルゼブモンがいるから分かるがな。』

 

ベルゼブモン『俺を巻き込むな!///』

 

まゐ「それより続き、続き。」

 

ネネ「そうだった。」

 

タイキ「俺達は次の国でキャニオンランドのデスジェネラル、土神のグラビモンとの戦いでキリハが何故強さに拘っていたか知ったんだ。」

 

キリハ「俺は親父に厳しく育てられていたからな。『弱い奴には何の価値もない』と言われた言葉の意味をデッカードラモンの犠牲のお陰でやっと強さの本当の意味を理解した。」

 

ネネ「それからキリハ君、凄く変わったわねタイキ君。」

 

タイキ「ああ。」

 

キリハ「う、五月蠅い!///」

 

一同「ハハハハハ!」

 

キリハ「笑うな!///」

 

キリハが揶揄われたことで緊張が少しほぐれる。

 

タイキ「それを機にシャウトモン×7が誕生した。」

 

ダン「×7ってことは7体のデジモンでデジクロスした姿か。」

 

ネネ「ええ。オメガシャウトモン、ジークグレイモン、バリスタモン、ドルルモン、スターモンズ、スパロウモンで。」

 

まゐ「あれ、6体?」

 

キリハ「そう思うのも無理はない。ジークグレイモンはグレイモンとメイルバードラモンがデジクロスしたメタルグレイモンが超進化したから2体分として数えられる。」

 

ダン「そういうことか。」

 

タギル「分かりにくいっスよね。」

 

タイキ「なんとかグラビモンを倒した俺達は最後の国、ブライトランドに到着した。」

 

キリハ「そこのデスジェネラルのアポロモンは最初は信用できなかったがバグラモンに反旗を翻そうとしていたらしい。」

 

まゐ「え?」

 

ダン「どういうことだ?」

 

ネネ「アポロモンは住民を罰するたびにその償いとして自分自身を傷つけて右腕が動かずにいたの。」

 

シャウトモン『んで、自分以外のデスジェネラルを倒して自分の所に辿り着ける戦士を待っていたそうだ。』

 

ダン「本当はいい奴だったんだな。」

 

ユウ「はい。だからバグラモンとダークナイトモンはアポロモンの裏切りを恐れて密かにアポロモンのもう一つの人格のウィスパードをプログラムしていたんです。」

 

まゐ「全てお見通しだったのね。」

 

タイキ「ユウの乱入でウィスパードに体を乗っ取られたアポロモンを倒すのに俺は思わず躊躇ってしまった。あの時の自分が本当に情けないよ。」

 

アカリ「タイキ。」

 

キリハ「ま、俺なりに励ましてやったがな。」

 

タイキ「本当に済まない、俺の所為で・・・。」

 

ネネ「タイキ君、もう自分を責めなくていいわ。」

 

タイキ「ネネ。」

 

ネネ「誰にだってそういうことあるから。」

 

ネネは優しくタイキの手を握った。

 

シャウトモン『そのこともあって俺達はブライトランドの地下のヘルズフィールドに落とされちまった。』

 

ベルゼブモン『そこは正に地獄と呼ぶべき場所だった。』

 

ユウ「その戦いで僕はデジモンも生きていて現実だってタイキさんに思い知らされました。」

 

まゐ「やっと気づけたのね。」

 

タイキ「そしてユウは自棄になって、ツワーモンをヘルズフィールドのデジモンを強制デジクロス、そこの地獄の力も吸収させてデッドリーツワーモンヘルモードにした。」

 

ダン「無理もないな、今まで信じていたものが全て偽りだったって言われたら。」

 

ネネ「×7でなんとか倒して後はどうやって脱出するか模索していたけどウィスパードがリリスモンとブラストモンをデジクロスさせてヘルズフィールドを消滅させようとしていたの。私達やユウを巻き込んで。」

 

ダン「ピンチじゃないか!?」

 

タイキ「その時同時にワイズモンが何とか俺とユウが倒れないと出られないというのをどうすればいいのか分析してくれていた。」

 

キリハ「間一髪で脱出できたがな。」

 

ゼンジロウ「ヤバいじゃん。」

 

ネネ「リリスモンも暴走した状態のままだったけど・・・。」

 

タイキ「ベルゼブモンが自らを犠牲にしなかったら危ないところだった。」

 

シャウトモン『タイキもかなりショックだったぞ。』

 

メルヴァモン『全く、こっちの身にもなれ。』

 

ベルゼブモン『すまない。』

 

ネネ「復活したらメルヴァモンが泣いて喜んでいたもんね。」

 

タイキ「ああ。」

 

タイキとネネはそんなベルゼブモンとメルヴァモンを微笑ましい視線を向けた。

 

キリハ「ヘルズフィールドから脱出した俺達はもう一度ウィスパードになったアポロモンと戦った。」

 

ドルルモン『奴はタイキを動揺させようとアポロモンの姿になったが、タイキは覚悟を決めてウィスパードごとアポロモンを倒すと決意した。』

 

ダン「吹っ切れたんだな。」

 

タイキ「そして本当のアポロモンの人格も手を貸してくれたお陰で倒すことができた。」

 

ネネ「全てのデスジェネラルを倒したことでバグラモンがいる所に辿り着けたわ。」

 

タイキ「だけどダークナイトモンがコードクラウンにデジモン達から集めた負のエネルギーを注ぎ込んだダークストーンで今まで倒したデスジェネラルを復活させたんだ。」

 

キリハ「だがそいつらは心が抜き取られていた。」

 

まゐ「心が?」

 

タイキ「ダークナイトモンはデスジェネラル達を体だけ復活させて自分の操り人形にした。」

 

ダン「自分の部下でさえ信用していなかったのか。」

 

キリハ「×7で対抗したが、デスジェネラルをデジクロスさせたグランドジェネラモンに圧倒させられた。」

 

ネネ「×7のデジクロスが解けたらシャウトモン、バリスタモン、ドルルモンがダークストーンで心を奪われて体が抜け殻にされてしまったの。」

 

まゐ「シャウトモン達が!?」

 

タイキ「俺はシャウトモン達の心を取り戻すためにダークナイトモンに態と心を奪われ、心の牢獄とも言われているプリズンランドに向かった。」

 

ダン「お前も無茶するな。」

 

キリハ「俺達もタイキが戻るまで待っていたが突然俺とネネが光に包まれて気が付いたらあの拠点にいた。」

 

ネネ「私達はそこで草加雅人さんと三原修二さんと出会ったわ。」

 

 


 

 

回想

 

タイキがシャウトモン達の心を取り戻すのを待っていたキリハとネネとデジモン達だったが、

 

キリハ「な、なんだ!?」

 

ネネ「キャーッ!」

 

メタルグレイモン「キリハ!」

 

スパロウモン「ネネ!」

 

キリハとネネは突然光に包まれるのだった。やがて光が晴れると2人の目の前にある建物が現れる。

 

キリハ「どこだここ?」

 

ネネ「見たところ人間界のようだけど・・・。」

 

???「よく来たな。」

 

???「待っていたぞ。」

 

キリハ・ネネ「「!?」

 

2人の前に見たことない2人の男が現れた。

 

ネネ「貴方達は?」

 

雅人「俺は草加雅人。」

 

修二「俺は三原修二だ。」

 

ネネ「え!?それって前にタイキ君が言ってた乾巧さんの!?」

 

雅人「彼から俺達のことは聞いていたか。」

 

修二「そう、乾と共に戦った仲間だ。」

 

キリハ「・・・それでここはどこなんだ?人間界みたいだが。」

 

雅人「ここは人間界にある仮面ライダーの拠点だ。」

 

修二「工藤タイキ君が乾からファイズの力を受け取った後で使われている。」

 

ネネ「ここが!?」

 

雅人「案内しよう。」

 

キリハ「悪いがこっちは時間が・・・。」

 

修二「心配はいらない。今は俺達以外時間が動いていなくて、デジタルワールドでもそんなに経っていない。」

 

ネネ「そうですか。」

 

キリハとネネは建物内に入り、タイキがどんな訓練をしてきたか実感した。

 

キリハ「タイキの奴、こんな所で1人で。」

 

ネネ「それにしても乾さんがオルフェノクっていう怪人だったなんて。」

 

雅人「確かにあいつはオルフェノクだが、人間としての心を持っていた。」

 

修二「そして自分の力を受け継げる人間が現れた。」

 

キリハ「それがタイキだった。」

 

雅人「そうだ。」

 

修二「そして君達がカイザとデルタに選ばれた。」

 

ネネ「私達が、ですか?」

 

雅人と修二が肯定するように頷く。そして2つのアタッシュケースを取り出し蓋を開ける。

 

雅人「俺達が使っていたカイザギアと・・・。」

 

修二「デルタギアだ。」

 

キリハ「これが。」

 

雅人「ファイズギアのように調整されたこれを使えば確かに戦えるようになるが、後戻り出来なくなる。」

 

修二「どうする?」

 

ネネ「私は・・・。」

 

ネネは仮面ライダーになって戦うことに迷う。確かにこれを使えばタイキが1人で戦わずに済む。しかし、同時にタイキの様に命懸けの道を辿ることにもなる。そんな沈黙をキリハが破る。

 

キリハ「俺はやるぞ。」

 

ネネ「キリハ君!?」

 

キリハ「タイキは覚悟を決めて仮面ライダーになったが、あいつ1人だけでは戦い抜くのは難しすぎる。人数は多いに越したことはないだろう。」

 

雅人「ならこれを渡そう。」

 

キリハは雅人からカイザギアを受け取る。そんなキリハを見てネネも意を決した。

 

ネネ「私もやります。タイキ君を互いに支えられるように!」

 

修二「答えが出たようだな。」

 

ネネも修二からデルタギアを受け取る。

 

雅人「これで俺達の役目は終わりだ。」

 

修二「後は任せた。」

 

雅人と修二は役目を終えたかのように呟くと最初のように光り輝く。そしてキリハとネネは元の場所に戻った。デジモン達にどこに行っていたか問い質されていたが暫くしてタイキがシャウトモン×3とオレーグモンと共に戻ってきた。直後にアポロモンも消滅してしまった。タイキは悲しみに耐えながらもファイズドライバーを装着する。

 

『5・5・5』

 

『ENTER』

 

ファイズフォン『Standing by!』

 

タイキ「変身!」

 

『Complete!』

 

タイキがファイズに変身したと同時にキリハとネネが並ぶ。

 

キリハ「タイキ。」

 

ファイズ「ん?」

 

キリハ「前に言ってたよな、戦うことが罪なら自分が全て背負うと。」

 

ファイズ「ああ。」

 

キリハ「お前には荷が重すぎる。」

 

ファイズ「え?」

 

キリハ「だから俺達も背負ってやるよ!」

 

ネネ「もうタイキ君だけに辛い戦いはさせない!」

 

キリハとネネが先程受け取ったベルトを装着する。

 

ファイズ「え、まさか!?」

 

キリハ「ああ。」

 

ネネ「私達も仮面ライダーとして戦う!それに・・・。」

 

ファイズ「ん?」

 

ネネ「好きなタイキ君を守りたいから///」

 

ファイズ「ネネ///」

 

キリハ「そういうのはこの戦いが終わってからにしろ。」

 

ネネ「そうだったわね。」

 

『9・1・3』

 

『ENTER』

 

カイザフォン『Standing by!』

 

ネネ「変身!」

 

デルタフォン『Standing by!』

 

『Complete!』

 

キリハ「変身!」

 

『Complete!』

 

それぞれカイザとデルタに変身した。

 

ファイズ「よし、反撃開始だ!」

 

ダークナイトモン「ふ、面白い。」

 

再びシャウトモン×7となってオレーグモンとアポロモンを失ったグランドジェネラモンと交戦し、仮面ライダー達も応戦する。

 

その際ダークナイトモンが作ったデスジェネラルを蘇らせたリヴァイブサーキットをオレーグモンが傷を負いながらも破壊した。グランドジェネラモンもプリズンランドでダークナイトモンに利用されたデスジェネラル達が苦しみ出したことで弱体化し、×7のセブンビクトライズが直撃した。

 

ファイズ「キリハ!ネネ!」

 

カイザ・デルタ「ああ!(ええ!)」

 

それぞれミッションメモリーを外し、ファイズポインター、カイザポインター、デルタムーバーに装填する。

 

『Ready!』

 

ファイズ「グランドジェネラモン。」

 

『Exceed Charge!』

 

カイザ「安らかに眠れ。」

 

『Exceed Charge!』

 

デルタ「もう二度と利用されないために。チェック!」

 

『Exceed Charge!』

 

それぞれからポインターが放たれ、グランドジェネラモンに命中する。

 

ファイズ・カイザ・デルタ「・・・ハアァァァーーーーー!」

 

グランドジェネラモン「ぐおおおおぉぉぉぉ!」

 

クリムゾンスマッシュ、ゴルドスマッシュ、ルシファーズハンマーを連続で受け、グランドジェネラモンは消滅したのだった。オレーグモンも力尽き後を追う様に消滅した。オレーグモンやアポロモンの犠牲を出しながらも彼らの意志を継ぎ、タイキ達はバグラモンの元に向かうのだった。

 

回想終了

 


 

ダン「大変だったんだな。」

 

まゐ「私達と同じくらい辛かったでしょうね。」

 

タイキ「だから俺達はオレーグモンとアポロモンの思いを無駄にしないために最後の戦いに臨んだんだ。」

 

ネネ「ええ。」

 

キリハ「その時の俺達のライダーとして実力は浅かったが、実戦で経験を積みながら強くなった。」

 

タイキ「そして俺達はバグラモンがいる本拠地にたどり着いた。」

 

ダン「遂に最終決戦か。」

 

デジタルワールドの戦いはいよいよクライマックスである。

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