ヤンデレちゃんとメンヘラちゃん   作:昼間ネル

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同じクラスの女の子に脅迫されているあなた。偶然あなたの痴態を撮った彼女は、それをネタにあなたをこき使っていた。彼女に仕返ししようと考えたあなたは催眠アプリを手に入れる。
半信半疑で使うと彼女は催眠に掛かり、あなたを愛する奴隷になり…

※珍しく主人公の事が好きじゃないタイプです。


催眠アプリで洗脳されたいじめっ子

「あ、やっと来た。おっそ〜い。ジュース買って来んのに何分掛かってんのよ、トロいわね」

 

「ちょっと、これ私の好きなヤツじゃないじゃん!私はグレープ味が好きなの…言わなかった?言わなくても察しなさいよ、全く…」

 

「あれ…生理用品は…買ってない…何で?」

 

「男が買ったら変に思われる…?馬鹿ね、だから買って来てって言ってんじゃん♪」

 

「それに今更変に思われたって、どうでもいいじゃない。あんた、学校じゃ何考えてるか解らないキモ男って思われてんだし」

 

「知らないの?クラスの女子はみんなそう思ってるわよ。私の友達だって、あんたの事キモいって言ってるわよ。ストーカーとかしそうって」

 

「…実際そうだもんねぇ〜♪」

 

「あんた、忘れた訳じゃないでしょうねぇ…あんたがあたしの体操着盗んだ事…」

 

「あたしもびっくりしたよ。ロッカーに入れといたあたしの体操着、あんたが自分のカバンに入れた時は」

 

「あ〜ハイハイ、言い訳は結構。その時の事は全部スマホに録画してあるから何言っても無駄。それに体操着無くなったって騒ぎになっても、あたし家に忘れたって庇ってあげたでしょ?」

 

「もし、あたしが盗まれたなんて言ったら、あんた今頃学校に来れなくなってたかもよ?あたしって優し〜い♪」

 

「あんたも私の事好きなんでしょ?だからあたしの体操着盗んだりしたんでしょ?それ使って何する気だったの?きっしょ!」

 

「大好きなあたしの役に立てるんだから、あんたも嬉しいでしょ?」

 

「あ、それと、お金下ろして来た…5千円?あたし1万円って言ったわよね。全然足りないじゃん」

 

「もう小遣いが無い?知らないわよそんなの。親に靴買うとか言えばいいでしょ?全く役に立たないわね」

 

「…え?いつまでこんな事すればいいか?そうねぇ…」

 

「卒業までかな♪」

 

「卒業まであと2年あるわねぇ♪でも考え様に依っては、あたしと毎日会えるんだからラッキーじゃない?あんたも大好きなあたしと過ごせて嬉しいでしょ?アハハ♪」

 

「…なに、その反抗的な態度。バラされてもいいの?な、何よ…急にスマホ出して。ちょっと貸しなさいよ」

 

「何これ…催眠(さいみん)アプリ…?これを見せた相手はあなたの奴隷に…?」

 

「プッ♪アハハッ!マジキモッ♪あんた、いい年してこんな物信じてんの?何?これであたしの事、操れるとでも思ったの!?アハハ!マジウケる♪」

 

「いいわよ、試してみなさいよ。ほら、どうしたの?あたしに催眠掛けたいんでしょ?ほら早く〜♪」

 

「この画面を10秒間見ればいいの?じゃあ、掛かってあげるわよ。1、2…」

 

「3、4…ムカついたから、罰として明日1万持ってきなさいよね」

 

「5、6…あ〜操られ〜る〜♪」

 

「ホント…馬鹿馬鹿…しい……」

 

「……」

 

「…」

 

《ドサッ!》

 

「ううっ…あたし何を…そうだ、スマホの画面見てたら急に気が遠くなって…だ、大丈夫です、自分で立てます、御主人様」

 

「…?は、はい御主人様って言いましたけど…冗談?そんな訳ありません!あなたは私の御主人様です!」

 

「ああ…それなのに今までの私は…御主人様に…な、なんて失礼な事を…!!」

 

「申し訳ありませんでした、御主人様!どうか今までの私をお許し下さい!この通りです!」

 

「フザけてなんていません!本当です!でも…今まであんな酷い事を言ったんです…信じてくれないのも当然ですよね…」

 

「…!そうだっ!御主人様、私に何か命令して下さい!どんな命令でも従います!持ってるお金全部差し出しましょうか?何なら私を好きなだけ殴ってくれても構いません!」

 

「…裸になれ?はいっ!喜んで❤」

 

《スルスル…バサッ…》

 

「きゃっ!御主人様、どうして止めるんですか…本当に脱ぐなんて思わなかった?で、でも御主人様の命令ですから…脱がなくて良い…は、はぁ…御主人様がそう(おっしゃ)るのなら…」

 

「御主人様、これで私の言ってる事が本当だって解ってくれましたか?御主人様は…やめろ…?では、何とお呼びすれば…」

 

「好きに呼んでいい…喋り方も敬語はやめてほしい…?解りました!じゃあ…」

 

「ダーリンって…呼んでいい?」

 

「あたし、あのアプリ見て気付いたの…あたし、本当は御主人様…ダーリンの事が大好きだったって❤それなのに、あたしはダーリンに酷い事ばかりして…」

 

「ダーリン、今日からあたしと付き合ってくれませんか?嘘じゃありません!ダーリン以外の男子と付き合うなんて考えられません!」

 

「もちろん今まであんな酷い事してきたあたしを、すぐに好きになるのは無理かもしれません…だから、あたしの事はパシリでも奴隷扱いでも構いません」

 

「本当です…じゃあ証明しましょうか?」

 

「今日…あたしの家、誰も居ないんです…あたしの体…好きにして下さい…❤」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おはよう、ダーリンッ❤」

 

「どうしたの、そんな驚いた顔して…あっ!もしかして昨日の事が夢だと思ってるの?んもぅ♪昨日はあんなに愛し合ったのに…❤❤」

 

「クラスのみんなが見てる?いいじゃん別に。隠す必要なんてないし。みんな〜、ちょっといい〜?」

 

「あたしとダーリンは付き合うことになったから、みんなよろしくネ〜❤」

 

「あ、明日香(あすか)、おはよう…って、ちょっと何?引っ張んないでよ。どうしたの急に」

 

「一体どうしたって…だから言ったじゃない。あたし、ダーリンと付き合う事にしたって」

 

「弱み握られてる…?はぁ?そんな訳ないじゃん♪あたしはダーリンの事が好きで好きで溜まらないの!だから、あたしの方から付き合ってってお願いしたの。本当よ、ね〜ダーリンッ❤」

 

「…明日香、あんた今何て言った?あたしのダーリンが…キモい…?」

 

《バシッ!!》

 

「いくら親友のあんたでもダーリンの悪口は許さない!あんたとはもう絶交よ!!」

 

「みんなもよ!ダーリンを馬鹿にしたら許さないから!もしあたしのダーリンに何かしたら…」

 

「ブッ殺してやる!お前らの家族も殺してやる!分かったか!!」

 

「…あ!ゴメンねダーリン、大声出して❤でも、これでクラスのみんなも解ってくれたよ♪これであたし達、クラス公認のカップルだネ❤」

 

「あ、待って!どこ行くの!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ダーリン❤一緒に帰ろっ?あ、待ってってば!もう、ダーリンちょっと冷たいよ〜。もう付き合って1週間なのに、まだ他人行儀なんだから…」

 

「でも仕方ないよね。あたし、ダーリンにいっぱい酷い事しちゃったもん…このくらい耐えなきゃね!」

 

「何とも思ってないのかって…もしかして、お金渡したりダーリンのお弁当作らせてる事?」

 

「全然気にしてないよ!大好きなダーリンの為だもん!言われなくたってやっちゃうんだから!」

 

「今日はどうする?何処か行くんだったらお供するよ?もちろん、お金は全部あたしが出すから心配しないでね!」

 

「それとも…またホテル行く?あたし、どんなプレイだってしてあげるよ…❤」

 

「…」

 

「もういい…?」

 

「ダーリン…それってどういう事かな…言ってる意味が解らないんだけど…」

 

「別れたい…?」

 

「ど、どうして…あたし、何か気に入らない事しちゃったかな…お金が足りない?お弁当不味かった…?それともダーリンを満足させてあげられなかったかな…?」

 

「言ってくれれば全部直すよ?料理ももっと上手くなる、エッチもダーリンが満足出来る様に頑張る!だから別れるなんて言わないで!」

 

「最初は仕返しのつもりだった…?分かってる…みんなの前で、わざと恥ずかしい事させたり、作ってきたお弁当を目の前で捨てたり…でも、それはあたしに与えられた罰だから…」

 

「そのうち、あたしが怒っていなくなると思ったの…?そんな事ある訳ない!あたしがダーリンを嫌うなんて有り得ないもん」

 

「その気持ちは…全部、偽物(にせもの)…?」

 

「違う…それは違うよダーリン!確かに、あたしがダーリンを好きになったのは、あの催眠アプリの所為かもしれない…」

 

「でも、だからどうだって言うの…?偽物だっていいじゃない!あたしがダーリンを好きな気持ちは、誰が何と言おうと本物なの!!」

 

「もしダーリンが、今ここであたしに死ねって言うなら、あたしは喜んで死ねる!あそこにいる人を殺せって言うなら殺せる!偽物にここまで出来る!?」

 

「機械に人の心は操れても、作る事は出来ない…今のあたしの気持ちは作られた物じゃない!!」

 

「だから…あたしと別れるなんて言わないで!お願い…キャッ!」

 

「ど、どうしてあたしの手を振り解くの…いや…ダーリンと別れるなんて…」

 

「あのアプリは…1週間で効果が切れる…?明日になれば…前のあたしに戻るから…帰れ…?」

 

「グスッ…分かりました…」

 

「ダーリン…最後にお願いがあるの…スマホでダーリンとツーショット写真を撮っていい?お願い…一生の宝にしたいの…」

 

「ありがとう…じゃあ撮るね…」

 

「……」

 

「あれ…おかしいな…何で撮れないんだろ…ちょっと待ってね、もう少しこのまま…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい、催眠完了っと♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あっと、大丈夫?そこに座って…落ち着いた?良かった。ねぇダーリン…今どんな気分?あたしの事、どう思う…?」

 

「きゃあっ❤駄目よダーリン、公園で抱き着いちゃ。みんな見てるって♪」

 

「ダーリン、今度はあたしに催眠掛けて?」

 

「…ふぅ!ありがとっ❤」

 

「それにしても催眠の効果が1週間だったなんて…明日だったら何もかも手遅れだったわ…危ない危ない」

 

「…ダーリン、騙しちゃってゴメンね。でもね、あたし、ダーリンとどうしても別れたくなくて…どうしたら良いか考えたの」

 

「それで、ダーリンと同じ催眠アプリを使って、あたしの事を好きになって貰えばいいんじゃないかなって思って、あたしもこのアプリ買ったの❤」

 

「あたしが買ったのは、ダーリンのより最新版で写真撮る振りして催眠に掛けられるヤツなの…その分、高かったけど…全然気付かなかったでしょ?」

 

「こうやって1週間に1回、お互いに催眠掛けなきゃいけないのは面倒だけど…二人の為だもんネ❤」

 

「ねぇダーリン。さっき、あたしの気持ちが偽物って言ったわよね?じゃあ、ダーリンの今の気持ちも…偽物なの?」

 

「ウフフッ、そうよねぇ。偽物なんかじゃないわよねぇ♪」

 

「さっきも言ったけど…確かにこの気持ちは作られた偽物なのかもしれない…じゃあ、どうしたら本物になると思う?答えは簡単」

 

「本物を消しちゃえばいいの…」

 

「後に残るのは偽物の気持ちだけだもん…それが本物になるよね?」

 

「あたしはダーリンが好き、ダーリンはあたしが好き…二人の気持ちが同じなら、もう本物も偽物も関係ない」

 

「ねぇダーリン…あたしと別れたい?」

 

「フフフ♪そうよね〜♪あたしと別れるくらいなら、死んだ方がマシよね〜。あたし達、これでやっと両想いになれたわね❤」

 

「これからも…学校卒業しても、死ぬまでず〜っと一緒に居ようね?」

 

 

 

 

「ダーリン♪」

 

 




ヤンデレと言うより、分からせ物みたいになっちゃいました。分からせ物は前半のヘイト溜める部分が長過ぎず短過ぎずが肝だと思ってますが、この位で大丈夫かな。もうちょっとイラつき要素あった方が良かったかな…?
この二人は多分一生こんな感じだと思います。



今日のお友達

中田 摩央美 クラスのカースト上位グループのギャル。主人公とはほとんど接点はなく名前も知らなかった。親友の明日香ちゃんとは小学生からの友達。自分の方が可愛いと思ってる。キャライメージはシャニマスの摩美々。

叶 明日香 女子テニス部のキャプテンを務める弟くん大好きなやべー奴。主人公の事は嫌いじゃないけど特に興味もない。今回の件で親友を失い増々弟にのめり込む。
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