そんな彼女が、唯一許せない事とは…?
「あ、あの…何かお困りでしょうか。出張でここに来て…道に迷ってしまって…そうですか、それはお困りでしょう」
「最寄りの駅ですか…ここからだと少し歩きますが…」
「宜しければタクシーをお呼びしましょうか?…地理に慣れたいので…歩いて…そうですか」
「あの…私で宜しければ案内しましょうか?私は平気です。今日はお休みですから」
「…はい。ではご一緒に」
「あ、見えてきました。この辺りは地理が複雑ですからね。私も最初は迷いました」
「…お礼?と、とんでもない。私は唯、道案内をしただけですから…そこのファミレスで食事…?」
「あの…もしかして、これは…ナンパでしょうか」
「お帰りなさい。今日は早かったですね…え?私の顔が見たいから…飲み会を断って…も、もう///」
「でも…私達が知り合ってから、もう1年も経つんですね。まさか合鍵を貰って、その…通い妻の様な事をするとは夢にも思いませんでしたわ。ふふっ、気にしないで下さい。私が好きでやってるんですから」
「1年前迄の私だったら、とても考えられません。はい、前にも言いましたが、私は中高一貫の女子校に通っていましたから。大学も女子大だったので、お父様以外の男性と話す機会なんてありませんでしたから」
「働き始めても同年代の女子とは話が合わなくて…私は一生独りで寂しい人生を送るんだわって思っていました」
「ですから1年前のあの日、あなたに出会った時…そ、その…笑わないで下さいね?その…まるで…白馬の王子様に出会った様で…もう!笑わないでって言ったのに!」
「あれから何度かデートして、あなたに付き合って欲しいと言われた時…私、もう死んでもいいって思いました」
「…そんなに大袈裟ですか?あなたは違うんですか?」
「…ふふっ、嬉しい。やっぱり私達は運命の赤い糸で結ばれているんだわ」
「実は、今日はあなたに話があって来たんです。あなたに会う時は、こうしてあなたのアパートに来てますよね…ああ、違うんです。それが面倒とかではないんです。さっきも言いましたが、私が好きでしている事です。お気になさらず」
「それでですね…良ければ、私のマンションで同棲しませんか?」
「はい、父に貰ったマンションです。前にも言いましたが私の父は会社を経営しています。一人暮らしをしたいと言ったら父が用意すると聞かなくて。私は要らないと言ったんですが…」
「ですが一人暮らしには広すぎるんです。使っていない部屋もありますし、防犯もしっかりしています。もちろん家賃の心配は要りません」
「私は…ずっと、あなたに側に居て欲しいんです…」
「駄目…ですか…?」
「お帰りなさい。今日は早かったですね。それは…ケーキですか?あの…もしかして…」
「は、はい。今日は私の誕生日です。嬉しい…覚えていてくれたんですね。もしかして今日、早かったのは…」
「一緒に祝いたかったから…?ありがとう御座います。本当に嬉しいです。実は既に料理も用意してあるんです。さ、早く上がって。一緒に食べましょう」
「それでですね…せっかくだからお聞きしますが…私のお父様に会って頂く話、考えて頂けましたか?」
「もちろん、今のままでも私は充分幸せです。ですが同棲する位なら、いっその事、籍を入れた方が早いのではと…」
「駄目…ど、どうしてですか?私とは、そんな気になれませんか?」
「そうじゃなくて…私と釣り合っていない?な、何を
「今…大きな仕事を任されて…それが上手く行ったら…昇進…?」
「そうしたら…私と…?」
「本当ですか?もう…そんな事、私は気にしませんのに」
「プライド…ですか。そうですね、あなたは男の方ですものね」
「分かりました。今後この話は致しません。あなたの仕事が上手く行って…あなたの口からプロポーズしてくれる日を楽しみに待っています」
「でも、あまり待たせないで下さいね。あまり待たされると、別の男性に気移りしてしまうかもしれませんよ。女心と秋の空って言うでしょう?」
「うふふ♪冗談ですよ。あなた以外の男性なんて、考えられませんわ。それに私はこうして、あなたと一緒にいるだけで充分幸せなんですから。これ以上望んだらバチが当たりそうですわ」
「これからも宜しくお願いしますね、未来の旦那様」
「お帰りなさい、今日は随分と遅かったですね…お酒臭いですが、酔ってますの?」
「例の仕事が…駄目になった?そ、そうですか。とりあえず中に入って。何か作りましょうか?」
「もう、そんなに落ち込まないで下さい。上手く行かない時だってありますよ。大丈夫です、そんな事であなたを嫌いになったりしませんわ。だから元気を出して下さい」
「そうだわ、今日、お父様から美味しいワインを送って頂きましたの。一緒に飲みましょう。私も付き合いますから、飲んで嫌な事は…あっ!」
「ど、どうなさったの急に。酔ってるんですか?んっ…あんっ…ぷはぁ!だ、駄目…ちょっと待って下さい…こんな所で…せ、せめてベッドで…」
「あ、あの…」
「…」
「…泣いていらっしゃるの?」
「よしよし…大丈夫ですよ。私は何処にも行ったりしませんよ。こんな事であなたを嫌いになんかなりませんから…ええ、本当です。例え何があっても、私はずっとあなたの側にいますから」
「だから落ち着いて…いいんですよ、好きなだけ泣いて」
「今夜は…ずっと側にいますから…」
「お金…ですか?それは、お父様に頼めばどうにかなりますが、どうして急に…仕事でミスをして…下手をすれば首に?た、大変ですわ。一体幾ら必要なんです?」
「何を仰るの、私とあなたの仲じゃないですか。あなたが困っていたら助けるのは当たり前です。それに私の取り柄はこの位しかありません。どうぞ遠慮なさらずに頼って下さい」
「いいえ、返す必要はありませんよ。私はあなたの未来の妻ですよ。旦那様が困っていたら助けるのが妻の努めです」
「早速、お父様に振り込んで貰います…ええ、自分のお金だと思って使って下さい」
「え…またですか?い、いえ、もちろん出しますが…今月に入って3回目ですから…一体何に使っているんですか?」
「接待…ええ、仕事のお付き合いがある事は充分理解しています。ですが、そんなに掛かるものでしょうか…」
「いえ…疑ってなんか…でも、今は手持ちがこれだけしかありませんの。これで足りますか?」
「それはそうと…今日は休みじゃないですか。久し振りに外に美味しい物でも食べに行きませんか?あなたも最近、疲れている様ですし、少しは羽を伸ばしたら…」
「…今日は…寝たい…?」
「…そうですか。い、いえ、ゆっくり休んで下さい。気にしないで下さい。お出かけなんて何時でも出来ますものね。あ、それじゃあ、夜は何か美味しい物を作りますね」
「要らない…?同僚と飲みに…」
「…そうですか…お休みなさい…」
「あの…帰って来て早々悪いのですが、少しお聞きしたい事があります」
「先週の日曜、あなたは同僚の方と飲みに行ったんですよね」
「実は…私の女友達から連絡がありまして、あなたがその日…女の方と食事しているのを見たそうなんです」
「見間違い…そのお店、隣の駅前のお店ですよね。実はそのお店、その友人のお父様が経営しているんです。彼女はそのお店にあなたが来るのを何度も目撃しているそうなんです」
「知らない?私もあなたを信じたいです。ですが…これを見て下さい」
「私の友達が、こっそり撮影して写真を送ってくれたんです。これはどう見ても、あなたですよね」
「この女性は…どなたですか?同僚…?なら、その方の名前を教えて貰えますか?聞いてどうするって…会社に問い合わせてみます。あなたと同じ課の方ですか?」
「…何処へ行くんですか?まだ聞きたい事が…きゃっ!」
「ま、待って!まだ話が…」
「あの…昨日の夜はどちらへ?」
「同僚と飲んで…じゃあ、このスタンプカードは何で…あっ!か、勝手にあなたの財布から抜き取ったのは謝ります…ごめんなさい」
「で、ですが…私、調べたんです。そのカードのお店、いわゆる…風俗のお店ですよね」
「それに…このカードが正しければ、10回以上は行っていますよね…」
「最近、夜は疲れているからって私を抱いてくれませんでしたが…こんな汚らわしいお店に行っていたんですの?」
「ヒドいわ!私という者が在りながら!」
「私もあなたは疲れていると思ったから何も言わなかったのに!前は毎晩の様に求めてくれたのに…」
「風俗は…浮気の内には入らない…?」
「浮気と一緒よ!私の知らない所で他の女を抱いて!」
「確かに…私はあなたが初めての相手だから…あなたを満足させる事は出来ないかもしれないけど…」
「それでも、あなたには私がいるのよ?私を抱けばいいじゃない!私だって女よ?体が
「それなのに…あなたはこんな薄汚い…何処の馬の骨かも判らない下賤な
「何とか言って…《パンッ!》あうっ!」
「…」
「…えっ…?」
「…痛い…ぶったの…私を…?」
「…お父様にも…ぶたれた事ないのに…」
「ね、ねえ…今のは何かの間違いよね?あなたが私をぶつなんて、ある訳ないもの。私達は愛し合っているんだもの。その私をぶつなんて…嘘よね?偶然、手が当たってしまっただけよね…?」
「ねえ…お願いだから、そうって言って…」
「あ…ど、何処へ行くの?ま、まさか前に会っていた女の所!?」
「待って!行かないで!ご、ごめんなさい!疑ったりして…あ、あなたが私以外の女を抱いたりする訳ないものね!そ、そうよ!私たちは愛し合っているもの!」
「風俗に行ったのも、ちょっとした遊びよね?いつも私を抱いているんだもの、たまには違う女を抱いてみたくなったのよね?」
「ま、待って!そ、そうだわ!今日は私、頑張ります!何でも言って下さい!あなたの言う通りにします!きっと、あなたを満足させてみせますわ!」
「だからお願い…行かな…きゃあっ!」
「い、痛い…ま、待って…行かないで…お願いだから…」
「…行かないでよぉ…」
「な、何をして…それは、私の財布…あ、私のカード!か、返して!ひいっ!い、痛いっ…」
「や、やめて…ぶたないで。あ、暗証番号…?まさか私の口座から…あうっ!い、痛いっ!い、言います。だから、もうぶたないで…」
「何処へ…行くんですの?あの女の所ですか…ひっ!ご、ごめんなさい!」
「あ、あの…あなたの上司から電話があって…その…聞きたい事があるから連絡をする様にと…」
「ひいっ!わ、分かりました…病気だと伝えておきます」
そうよ…
あの人は今は病気なのよ…
私が…妻として不甲斐ないから…
あの人は怒ってるんだわ…
浮気だってそう…風俗だってそう…
私が、ちゃんとあの人を満足させてあげられないから…
私が…
全部、私が悪いのよ…
「お、お帰りなさい。ね、ねえ…お腹空いてるでしょ?私、今日は腕に
「…食べてきた?何処で…?お、お願い!一口だけでもいいから食べてみて…」
「…」
「そ、そうよね。先に言っておかなかった私が悪いわよね…」
「ごめんなさい…」
「…」
「あ、あのね!こ、今夜は…大丈夫…?じ、実はね…恥ずかしかったけど、友達に夫婦生活の事を相談したの。彼女が言うには…雰囲気とかコスプレ…って言うんですの?いつもとは違う刺激があると…そ、その…旦那様がその気になるとか…」
「こ、これ…見て下さる?どうかしら、このランジェリー…こ、こんな透け透けの、とても恥ずかしいけど…」
「ど、どう?私、綺麗かしら?」
「…きゃっ!」
「あ、あなた…」
「嬉しい…その気になってくれたの?わ、私も今日は…あっ!」
「痛っ!あ、あなた…そんなに強く掴まれたら…痛い!」
「待って…お願い、もっと優しく…あうっ!」
「痛くしないで…私は逃げたりしないから…イヤッ!」
「ち、違うの!あなたが嫌な訳じゃないの!ただ、こんな乱暴なのはイヤ…これじゃまるで…犯されてるみたいで…」
「…はい、行ってらっしゃい。夕飯は…どうしますか?」
「そうですか…分かりました。それと、今日は実家のお父様に用事があるので遅くなるかもしれません」
「お帰りなさい…実は…はい、お客様が来ています」
「あなたが会っていた女の方と…夫です」
「ええ…彼女は既婚者だった様です。あなたとの仲が旦那さんに知られてしまった様です」
「落ち着いて下さい、大丈夫です。既に話は付いています…はい、今回は示談という形で納得して頂きました」
「いいんですよ。私は妻ですもの。せめてこの位は、お役に立たないと」
「…」
「…本当ですか?」
「…」
「…うふふ」
ふふふ…♪
久し振りにあの人が笑ってくれた!
私を褒めてくれた!
やっぱり、あの人は私を愛してるんだわ
そうよ、これは倦怠期って言うものね、友達もそんな時期があったって言っていたわ
でも、それを乗り越えるのが本当の夫婦って、彼女も言っていたわ
そうか…そうだわ…
どうして気付かなかったのかしら…
最初からこうすれば良かったんだわ…
「おはよう、あなた。はい、これ」
「…何って、お金です。昨日銀行で下ろしてきたんです」
「どうしてって…もう、嫌ですわ。風俗に行くんでしょう?そんな変な顔しないで下さい」
「…別におかしくなってなんかいませんよ。私、気付いたんです」
「男の人は、外に出れば色々あると思うんです。たまには私以外の女の方を抱いてみたり、時にはギャンブルでウサを晴らしたい時もあるでしょう?」
「もちろん、私以外の女の方とお付き合いするのも構いません。浮気は男の甲斐性って言いますし。これはその為のお金です。遠慮せずに使って下さい。あ、足りなければ何時でも仰って下さい。すぐに用意しますわ」
「もし私に気に入らない所があれば、遠慮なくぶって頂いて構いません。あなたの愛の鞭だと考えれば、むしろ嬉しい位です」
「…違います、あなたを嫌いになるなんて…そんな事ある訳ないじゃないですか」
「今迄の私に何が足りなかったか…それは、あなたの全てを受け入れる事だったんです」
「確かに、あなたが私以外の女の方を抱いていると想像するのは辛いですが…それは私にも責任があります。だから考えたんです。私に足りない部分は…私が満たせない事は外で満足して貰おうと」
「そうすれば、あなたも満足する筈です。私も満足したあなたを見れて幸せです」
「…おかしい?私が…ですか?そうでしょうか。愛する人の幸せを願う事が、そんなにおかしい事でしょうか…」
「それに、あなたも浮気をしても、最後はちゃんと私の許に帰って来てくれたじゃないですか…それは、私の事を愛しているからでしょう?」
「ああ、それと…先程上司の方から連絡がありまして…辞職扱いにするそうです」
「落ち着いて下さい。あなた…会社のお金を横領していたそうですね。その上司の方が、それに気付いたそうなんです」
「以前、仕事でミスをしたからと私にお金を貸して欲しいと仰っていましたが…その事でしたのね」
「上司の方は告訴するつもりの様でしたが…ご安心下さい。あなたが横領した分を全て私が支払うと言う事で無かった事にして頂けるとの事です。会社の皆さんには、あなたは病気の治療で自主退職した、と言う事にして頂きました」
「ああ、誤解しないで下さい。私、あなたを責めている訳ではありませんの。横領したお金も、たかだか2〜300万程度の端金と言うじゃありませんか」
「その程度のお金で目くじらを立てて…やはり庶民の方は心が狭いですわ…」
「あなたも暫くは、ゆっくり羽を伸ばしてはいかがでしょう?他の女の方と遊ぶのも良いですし、何か欲しい物があれば言って下さい。車でも何でも買って差し上げますわ。そうだ、一緒に海外旅行なんてどうでしょう?少し早いですが新婚旅行と言う事で」
「次の仕事先ですか?お父様の会社で雇って貰いましょう。私の旦那様になる方だと言えば、お父様も喜んで迎えてくれる筈です」
「だから、あなたは何も心配する必要は御座いません。今迄通り好きな事をすれば良いんですよ」
「あなたには…私が付いているんですから」
「これは…あなたに差し上げたお金じゃないですか。どうしました?もしかして足りませんでしたか?」
「…返す?ですが…一円も使っていないじゃないですか。気にしなくても良いんですよ。私にとってはこの程度、端金の様な物です」
「立て替えた分のお金も…少しずつ返す?もう、前にも言ったじゃないですか。私達は夫婦になるんですから、助け合うのは当たり前だと」
「…」
「…今、何て言いましたの?」
「…」
「私と…別れたい…?」
「何故ですか?私、何か怒らせる様な事でもしましたか?もしそうなら言って下さい。お金でも高価な品でも、あなたの欲しい物は何でも用意します」
「…それが…駄目?」
「私といると…際限なく甘えてしまうから…それの何処がいけませんの?むしろ私としては、あなたの役に立てる事が嬉しい位です。あなたは働かなくても良いんですのよ」
「それだと…本当に駄目になるから…最初からやり直すと…?」
「…」
「それで…私と別れたいと」
「…」
「なるほど…あなたらしいですわ」
「…」
「そんなのダメに決まってるでしょ…ッッ!」
「あなたが満足するなら、私の事は唯の金ヅルでも性欲処理の為の道具扱いでも構いません。私は都合の良い女でいいんです。私の幸せは、あなたの幸せな顔を見る事ですもの…その為なら、どんな事でも許しますわ」
「そんな私と別れたい…?例え冗談だとしても…笑えませんわ」
「お金をせびる、浮気をする、汚らわしい商売女を抱く、暴力を振るう…何の問題もありません。だって、それはあなたが望む事ですもの。どうして文句がありましょう…」
「でも私と別れるのだけはダメ…ダメダメダメダメダメ…絶対にダメ」
「考えても見て?私以上にあなたに尽くせる女が他にいまして?いませんわ…私以上にお金を持っていて、私以上にあなたを愛している…そんな女、世界中の何処を探したっている訳ありませんわ」
「そう、私以上にあなたの幸せを願っている人間なんていませんの」
「そんな私と別れたい…?」
「そんなの許す訳がないでしょ…許さない…絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に許さない。そんな願い許す訳がない」
「この私の愛を拒むなんて絶対に許さない…許さない許さない許さない許さない許さないッッ…!!」
「あ、そうだわ。あなた、このニュース見ました?若いカップルが交通事故で重体…女の方は生死の境を彷徨っているそうよ。気の毒に…」
「この女…あなたもご存知ですわよね?」
「そうです。あなたの浮気相手…あ、違ったわ、あなたの唯の遊び相手ですわ」
「実は彼女の旦那さんに浮気の事をバラしたのは私なの。謝りたいから来て欲しいと私が呼んだんです。どうやらその帰りに事故に遭ったみたいですね」
「唯の偶然だと思います?」
「うふふ…先日、お父様に会いに行くと言ったでしょう?その時に、お父様に頼んだんです。私の夫を
「お父様、色々な知り合いがいますから…この程度の事なら、お金を出せば幾らでも処理出来ますのよ」
「あなたには申し訳無く思っています…せっかく、あなたに一時の安らぎを与えてくれた方なのに…」
「でも仕方ないですわ。人の夫に手を出そうなんて言うんですもの…例え八つ裂きにしたって飽き足りないわ…!」
「あ、ごめんなさい。あなたを責めてる訳じゃないの…あなたは彼女に誘惑されただけなのよね?解っているわ」
「ただ…次からは、その場限りの商売女にした方が良いと思うの。でないと…また何か起こりそうで…フフッ、怖いですねぇ」
「ね、考え直してくれた?」
「…本当!?」
「ああっ…嬉しいっ!やっぱりあなたは解ってくれた!」
「大丈夫、あなたは何も心配しなくて良いの!あなたの願いは私がどんな事をしても叶えてあげる。私達の愛を邪魔する人は、どんな手を使ってでも始末してあげる」
「ねえ…あなた。私、そろそろ子供が欲しいって思っていたの」
「あなたの愛を疑う訳じゃないけど…子供が生まれたら、きっとあなたも私の愛を自覚してくれると思うの」
「も、もちろん、あなたが望むなら…二人でも三人でも…❤」
「だから今夜は…ね?」
「はい…私も…愛しているわ…」
「あなた…」
元キャラは特にありませんが、好きなasmrによく出てくるお嬢様キャラです。そこに出演している声優さんで、わがままお嬢様やツンデレキャラに定評がある石崎紗彩さんって方の声で自分は脳内再生してます。
アンケ協力ありがとうございます。みんなバッドエンド大好きやろなと思ったら、相思相愛が人気あって驚きました(笑)