彼女の事は諦めたあなたは、次のターゲットを見つけ性懲りも無くストーカー行為を働いていた。
そこに何故か彼女が現れ…
※ワザップ彼女。
「いらっしゃいませ。こちら温めですね。あ、お兄さんもこの缶コーヒー飲むんですね。私も好きなんですよ」
「私ですか?駅二つ程先の大学知ってます?はい、そこです。そこの1年なんです。このコンビニ、私の家と大学の間にあるので、ここでバイトしてるんです。お兄さんは大学生さんですか?」
「そうなんですか、今年から社会人なんですか。私はまだ先ですけど、やっぱり大変ですか?」
「うふふ♪ですよね。お仕事に慣れるまでは大変ですよね。私も講義に付いて行くの大変です」
「はい、私は暫くはここで働くつもりなので、また来て下さいね。ありがとうございました」
「いらっしゃいませ。今日もお弁当ですね。はい、少々お待ち下さい…はい、私、その辺りに住んでますけど。そうなんですか、もしかして、お兄さんも近くに住んでるんですか?」
「彼氏ですか?残念ながらいませんよ…そ、そんな!私なんて全然可愛くないですよ///それに、私けっこうズボラなんですよ。もし彼氏が出来てもすぐフラれちゃいますよ。お兄さんは彼女さんは、いらっしゃるんですか?」
「え〜意外ですね。お兄さんカッコいいから普通に彼女さん、いると思ったのに。ふふっ♪私とおんなじですね」
「…タイプですか?そうですね、特にこれと言って無いですけど…あ、お酒臭い人は嫌かもしれません。たまにお父さんが酔って帰って来るので、絡まれたりするんです」
「こんなにビール買うのは構いませんが、あまり飲み過ぎないで下さいね。あ、お釣りまだでしたね」
「先に大きい方、7千円と300円…あっ。あ、あの…手を…い、いえ、すみません」
「は、はい…ありがとうございました」
「いらっしゃいませ。はい、温めで。少々お待ち下さい」
「…」
「あ、あの…お聞きしたい事があるんですが」
「お兄さんは…どちらに住んでいるんでしたっけ。私と同じ地区に住んでいるんですか?」
「い、いえ…その…気の所為かもしれないんですが…最近、家の周りで、お兄さんと似た人を何度か目撃しまして…なので、お兄さんも私の近所に住んでいるのかなって思いまして…」
「そ、そうですよね。すみません、変な事聞いて。そ、その…その人、帽子とマスクしていて顔は判らなかったんですけど…背格好が、お兄さんと同じ位だったので…」
「その位の身長の男の人なんて、よくいますもんね。そうですよね…」
「はい、ありがとうございます…」
「…あ、あの!待って下さい。これ…その紙に書いてある時間と場所に来てくれますか」
「待ってますから…」
「ほ、本当に来るとは思わなかったです。あの…思い切って言いますね…」
「…」
「私に付き纏うの…止めて下さい」
「と、とぼけないで下さい。あなた、私の事ストーカーしてますよね。私が気付かないと思ってるんですか?」
「私がバイトに入っている時に限って必ず来ますよね。それに私がレジ打ちの時だけしか買い物しませんし…」
「最初は唯の偶然かなと思いました。でも、私が他の人とレジ打ち交代すると急に並ぶの止めて帰っちゃいますよね」
「それにワザとお釣りが出る様にしていませんか?これは考え過ぎかもしれないですけど…お釣りを貰う振りをして私の手を握ろうとしていませんか…?」
「何度かお釣りを受け取る振りをして、その…手を握られた事があったので…」
「あ、あの…気持ち悪いとか、そんな事を言ってるんじゃないんです。その…私も、あなたとお店で会うのは嫌じゃなかったですから」
「私が不慣れなレジ操作でモタ付いている時も、文句一つ言わずに待ってくれたり、間違えて温めちゃいけない物を温めた時も許して頂いたり…」
「だから、あなたがお店に来た時は、また来てくれたんだって思ったんですよ…?」
「それなのに…ヒドいです。とぼけないで下さいっ!あなたが私にストーカー行為をしている事、気付いていないと思っているんですか?」
「バイト帰りの私の後を…付けていますよね」
「最初は私も気の所為だと思いました。でも、私が誰かに付けられていると感じるのは、いつもあなたが来た時なんです」
「私も自意識過剰だなって思いましたけど…試しにワザと遠回りしてみたんです。その時チラッと見えたんです。あ、あなたが…壁越しに私を見ているのを…」
「それに、たまに何処からかカメラのシャッターの音が聞こえたり…盗撮…してますよね」
「それだけだったら唯の偶然かもしれません。でも、私の大学にも…何度か来てますよね?」
「大学であなたの顔を見た時は、びっくりしました。最初は学校に用事があるのかなって思いましたけど…」
「私の友達が思い切ってあなたに声を掛けましたよね。そうしたら、あなた、妹に忘れ物を届けに来ただけだからって慌てて帰っちゃいましたよね」
「翌日、何事も無かったかの様にお客としてお店に来て…私も、あなたが本当の事言ってるかもしれないと思って何も言わなかったんです。その…心の何処かで…あなたはそんな人じゃないって信じたかったんです」
「ま、まだとぼけるんですか?じゃあ…これを見て下さい。ここに写ってるの…あなたですよね?」
「最近、私宛てに届く筈の郵便物が届かない事が何度かあって…もしかしたらと思って監視カメラをセットしておいたんです。そうしたら…あなたが郵便物を漁っている姿が映っていたんです」
「大丈夫です…家族には見せていません。今スマホ持ってますか?もし私を隠し撮りした写真があるなら今ここで消して下さい。そうしたら、この写真も消しますから」
「こ、こんなに…」
「…ありがとうございます」
「あの…一応お聞きしますけど…本当にこれで全部…ですよね。い、いえ…疑ってる訳じゃないんですが…あなたはそんな悪い人には見えないんです。ちょっとしたイタズラだったんですよね?そうですよ…そうに決まってます」
「…」
「…え。あ、あの…今何と?」
「まだ隠し撮りした写真がある…?そ、そうなんですか。でも正直に言ってくれたので…」
「…こ、これ…階段の下から撮った物ですよね?し、下着写ってる…あっ!ちょっとスマホ貸して下さい!きゃあっ!これ、トイレの上から撮った物ですよね?そ、そんな…一体いつこんな物を…?け、消して下さい!早く!」
「ちょっと待って下さい…母が最近私の下着が失くなるって言ってましたけど…まさか、あなたが…!」
「へ、変態!下着泥棒!!」
「もう止める…私には付き纏わない…?あ、当たり前ですっ!ヒドい…あなたはそんな人じゃないって信じてたのに…ち、近付かないで下さい!土下座しても駄目です!」
「あの…どうしてこんな事を?私、あなたに何かしましたか?」
「な、何を言ってるんですか!そんな筈ありません…私の事が好きなら…どうしてこんな事をして私を怖がらせるんですか!」
「告白する勇気が…無かった?それがどう関係が…私の事を…全部知っておきたかった…?」
「だからってどうしてストーカー行為や下着泥棒になるんですか?そんなのおかしいです!」
「私の事を好きになってくれるのは…嬉しいです。でも、あなたのやっている事は犯罪ですよ?それが解ってるんですか?き、気持ち悪いです!」
「こんな事までして…!私が警察に通報したら、どうするつもりだったんですか?あなた、警察に捕まっちゃいますよ?そんな危険を犯してまで私にこんな事するなんて…!」
「下着…?か、返さなくて結構です!あなたに差し上げます!とにかくっ!次にこんな事したら…ううっ…し、失礼しますっ!」
「…やっと見つけました。お久し振りです。私の事、覚えていますよね…そうです、あなたにストーカーされていた者です」
「その事は反省している?嘘ですね。じゃあ、お聞きしますけど…あなた、今、別の女性にストーカー行為をしていますよね?」
「何を驚いてるんですか。私が知らないとでも思ったんですか?…まあ無理もないでしょうね。私だって驚いてます。私に対するストーカー行為を止めたと思ったら、今度は別の女性に同じ事をしてるだなんて…」
「とぼけても無駄ですよ。あなたがいなくなってから3ヶ月、私ずっと調べていたんですから。このスマホの画面の子、知ってますよね。そうです、あなたがよく行く居酒屋で働いてる子です」
「その子、私と同じ学校なんです。気付きませんでした?彼女に夢中でそんな事にも気付かなかった様ですね」
「彼女、私と同じ学科なんです。最近、元気がないので聞いてみたんです。そうしたら誰かにストーキングされているって…」
「彼女に許可を取って彼女のアパートに隠しカメラをセットしたんです。そこにあなたが映っていた時は…びっくりしましたよ」
「私、あなたの事を調べたんです。あなたの後を付けて、何処に住んでいるのか、何処に通勤しているのか…これを見て…あの…どうしたんですか。何をそんなに驚いて…」
「…え」
「ちょっ…ちょっと待って下さい…今何て言ったんですか?」
「わ、私が…あなたのストーカー…?」
「フザケないで下さい!ストーカーはあなたじゃないですか!どうして私があなたのストーカーにならなきゃいけないんですか!?」
「あなたの事を付け回して…そ、それは!さっきも言ったじゃないですか!あなたが私の友達を付け回しているから仕方なく…!」
「私だって好きでこんな事してるんじゃありません!反省してると思ったのに、まだこんな事してるから…」
「ち、違いますっ!違いますったら!元はと言えば、あなたが悪いんじゃないですか。じゃあ、どうして…」
「どうして私以外の子にストーキングしてるんですか!」
「あなたは私のストーカーでしょ?おかしいじゃないですか!」
「確かにストーカー行為を止めて下さいって言いました…言いましたけどっ…!」
「あなたは私の事が好きでストーカー行為をしていたんじゃないんですか?それなのに、たった一度言っただけであっさり止めてしまって…」
「あの時は気持ち悪いって言いましたけど…本当は私、ちょっとだけ嬉しかったんですよ。そこまで私の事を想ってくれてるんだって…」
「確かに注意はしました…でも、あなたは私の事が好きだから、例え犯罪行為だと解っててもストーキングしていたんじゃないんですか?一回注意されただけで本当に止めちゃうなんて…あなたの私に対する想いはその程度だったんですか…?」
「それに…私をストーキングするのを止めただけならまだしも…あろうことか他の女の子をストーキングするなんて…」
「こんなの浮気じゃないですか!!」
「あっ、その…ち、違います!そんな意味じゃありません!私が言いたいのは…そ、その…そう!私以外の子を巻き込むのは止めて下さいって事です!そんなに付け回したいなら私にすれば良いじゃないですか!」
「あの子のどこが良いんですか?確かに可愛いのは認めますけど…化粧だって濃いし、いかにも遊んでる感じじゃないですか!私とは全然違うタイプですよ?そ、それにあの子、彼氏いますよ?あなたが幾ら好きになっても彼氏持ちじゃ…」
「…知ってる?だ、だったら尚更おかしいですよ!だってそうじゃないですか。あの子と違って私は付き合ってる人はいませんよ。私だったら上手く行けば付き合えたかもしれないのに!」
「はっ…ち、違います!別に付き合いたいって言ってる訳じゃありませんっ!そ、そんな訳ないじゃないですか…そんな訳…」
「わ、私はただ…あの子が怖い目に遭ってるのを見過ごせないだけで…そうですよ、私は彼女の事を心配しているだけです」
「だから彼女へのストーカー行為は止めて下さい…私になら何をしても構いませんから…」
「ストーカーがあなただって判ってれば、私もそんなに怖がらなくて済みますし…またお店に来ても構いませんから。お釣りを貰う振りして手を握ってくれても良いです。隠し撮りされても気付かない振りしますから…」
「どうです?これで彼女へストーカー行為をする理由が無くなりましたね。だから彼女に付き纏うのは止めて下さい。私があなたのストーカー行為に付き合いますから!」
「どうして黙ってるんですか…信用出来ない…?信用って何ですか図々しい。ストーカーの癖に…」
「証拠を掴んで警察に突き出すつもり…?そんな事する訳ないじゃないですか!私以外の子にストーカー行為をして捕まる位なら、私に好きなだけストーカー行為をして満足して下さいって言ってるんです」
「私だって本当は気持ち悪いです…でも、あなたを犯罪者にしない為にはこうするしかないじゃないですか…私はあなたの為を思って言ってるんですよ…」
「…分かりました!あなた、私と付き合いかったんですよね?それならこうしましょう。私の電話番号とメルアド教えます。私が友達になってあげます」
「あなたの事を完全に信用してる訳じゃないので付き合うのは無理ですが、友達なら問題ありません」
「わ、私の写真も好きなだけ撮って良いですよ。私、顔は自信あるんです。高校の時は男子に何度か告白されたんですから。隠し撮りする位なら正々堂々正面から撮って下さい。どうします?顔だけで良いですか?少し位ならエッチな写真も…が、頑張りますから」
「パンツ…ですか?あうぅ…///ど、どうぞ!こ、これで満足ですか?私だって…恥ずかしいんです…も、もういいですか…?」
「ハァ…ハァ…」
「ど、どうですか。満足しましたか?もしストーカーするなら私だけにして下さい。私以外の子にこんなヒドい事しないって約束してくれるまで帰しませんよ」
「…」
「…どうしても約束してくれないんですか」
「…あなたは本当に変態さんなんですね。分かりました、あなたがその気なら私にも考えがあります」
「私に付いて来て下さい…違います、警察なんて行く訳ないじゃないですか。私の家です」
「どうしてって…あなたみたいな女の子を付け回す変態さんを放ってなんておけません。だから私があなたの彼女になってあげます…そうです、本当にお付き合いしてあげるって言ってるんです」
「勘違いしないで下さいね。別にあなたの事が好きだから付き合うんじゃないんですよ?もしこのまま他の子にもストーカー行為を続けていれば、いつか警察に捕まっちゃいます。だからそうならない様に24時間、私が監視します」
「それに…あなたみたいな下着泥棒の変態さんを他の女の子が好きになる訳ないじゃないですか。私だけですよ、あなたみたいな変態さんを受け入れられるのは…それに、あなたは私のストーカーだったんですから、私以外の子にストーキングしちゃ駄目なんです」
「今日は夜まで家には誰もいません。私はあなたの彼女なんですから私の事、好きにして良いんですよ。嬉しいでしょう?あなたがず〜っと私にしたかった事、全部して良いんですよ」
「…今、凄くイヤらしい事考えてますね?気持ち悪い…一体どんなイヤらしい事私にするつもりなんですか…考えただけで…ハァ…ハァ…鳥肌が立っちゃいます…んっ…///」
「わ、私だって…本当はイヤです!でも、あなたみたいな変態さんが私みたいな可愛い子と一緒にいて何も出来ないなんて、かわいそ…ツラいでしょうから、私に手を出しても良いですよって言ってるんです」
「その代わり、私があなたの事をず〜っと監視します。あなたが道を踏み外さない様に」
「スマホ貸して下さい…これ、女の人の電話番号ですよね。消しますよ。ちょっ…何で怒ってるんですか!どうしてって…今言ったじゃないですか。間違いを犯さない様に監視するって」
「今消したのは会社の同僚ですか…ふん、騙されませんよ。どうせ私の友達にバレたら、今度はここに登録されている女の人達を付け回すつもりだったんじゃないですか?全く呆れちゃいますよ」
「さあ…行きますよ。逃げたって無駄ですよ。今、あなたの名前や電話番号も見ちゃいましたから…」
「これからず〜っと…私が監視してあげますからね…」
最近聴いた殊座さんのボイスドラマで凄く面白いのがあって、自分なりにアレンジした話です。この人のドラマは演技も好きですが、脚本が面白いので最近チェックする様にしてます。
今日のお友達
田中 志摩子 大学1年生の18歳。天然、無自覚なサークルクラッシャータイプ。メガネっ娘のお姉さんがいる。下着を渡したのは、彼が盗んだのが姉のだったのが許せなかったから。元キャラは某艦娘。