ヤンデレちゃんとメンヘラちゃん   作:昼間ネル

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横領がバレて会社をクビになったあなたは、酒とギャンブルに溺れる自堕落な生活を送っていた。ある日、気付くとあなたはベッドに寝ており、一人の女性があなたの顔を覗き込んでいた。彼女が言うには、酔ったあなたを車で轢いてしまい、責任を取って世話を買って出たらしい。あなたは彼女が従順なのをいい事にこき使うが、彼女は文句一つ言わず従う。
そんな彼女に恐怖を覚えたあなたは、彼女に家を出ると告げる。それを聞いた彼女は…

※怖ろしく広い包容力…
俺でなきゃ溺れちゃうね


あなたの世話をしたがるメイド

「ああっ!良かった!やっと目が覚めましたね!大丈夫ですか?どこか痛い所はありますか?」

 

「ここですか?ここは私の家です。失礼ですが、あなたが気を失っている間に私が運びました。あっ!動かないで!あなたは足の骨にヒビが入ってるんですから!」

 

「…そうです、私があなたを車で轢いてしまったんです」

 

「だいぶ酔っていた様ですが、覚えていませんか?昨夜、私の車の前に、あなたが飛び出して来て…もちろん、轢いた私に責任があります。本当に申し訳ありません」

 

「それで、私の家が近くだったものでお連れしたのです。思い出しましたか?」

 

「…足の手当てですか?私がやりました。こう見えても看護婦の資格を持っていますので、この程度なら問題ありません」

 

「病院ですか?実は…病院ではなく私の家に連れて来たのには理由があるんです」

 

「警察や病院には…黙ってて頂けませんか?」

 

「実は私、あるお屋敷でメイドをしていまして…もし、この事が知られてしまうと首になってしまうんです。虫のいい話だと言う事は重々承知しています」

 

「その代わりと言っては何ですが、傷が完治するまでの間のお世話は全て私がさせて頂きます。この家は自分の家だと思って好きにして貰って構いません。欲しい物があれば、すぐに用意します」

 

「私の事は唯の使用人と思って、こき使って頂いて構いません。職業病とでも言いましょうか、その方が私も気が楽なんです」

 

「お願いです、どうか私を助けると思って…」

 

「…はい!では、改めまして、よろしくお願いしますね、ご主人様❤」

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、起きましたか?私もさっき帰って来た所です。夕飯、出来てますよ」

 

「このメイド服ですか?はい、勤め先で着ている物です。地味ですが、私とっても気に入ってるんですよ。ご主人様にお仕えする訳ですから、気を引き締める意味でも着ているんです。お嫌ですか…?ふふっ、ありがとうございます」

 

「ところで…ご主人様、私の家に来て三日程経ちますが、その…大丈夫なんでしょうか。ご主人様もお仕事していると思いまして、首になったりは…」

 

「今は…働いていない?何か事情でも…会社のお金を横領した事がバレて首に…それはお気の毒でしたね」

 

「け、軽蔑だなんて、とんでもありません!ご主人様は私が想像した…!あ、いえ…何でもありません」

 

「差し出がましい様ですが…どうしてそんな事を…ギャンブルで借金が…まあ、そうでしたか」

 

「あの…借金は、お幾ら程?300万…ですか」

 

「ご主人様、宜しければその借金、私が肩代わりしましょうか?」

 

「私、ほとんどお金は使わないので、金銭的には余裕があるんです。なので、その程度の額でしたら問題ありません」

 

「それに、ご主人様に怪我をさせてしまった慰謝料と治療費だと思って頂ければ安い物です…どうでしょう?」

 

「…はい!では早速、明日にでも400万程用意させて頂きますね」

 

「100万多い…?これは私の気持ちです。足が治るまで最低でも一ヶ月は掛かると思います。それまでこの家に閉じ込める事になってしまう訳ですから、そのお詫びです。どうぞ遠慮なく受け取って下さい。他には何か用意する物はありますか?」

 

「…ご主人様、まだ私に遠慮していますね?」

 

「今回の事故は全面的に私に非があります。私の所為で辛い思いをさせてしまっていると思うと、私も辛いんです。ですから罪滅ぼしの意味も兼ねて、ご主人様のお役に立ちたいんです」

 

「どんな些細(ささい)な事でも構いません。ご主人様にご奉仕させて下さい」

 

「は、はいっ!ありがとうございますっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうでしょう?お口に合いますか…本当ですか?良かった。何か食べたい物があったら何でも言って下さいね。お酒ですか…いえ、私は職業柄アルコールは控えているので。そうですね、後で買ってきますね」

 

「…あの、そんなに見つめられたら、照れてしまいます///私の顔に何か…私の事ですか?」

 

「そう言えばそうですね。私の事はほとんど言ってませんでしたね。では簡単に自己紹介させて頂きますね」

 

「名前は…はい、そうです。年は27…まだ若いです。

以前は看護婦をしていましたが、今はメイドをしています」

 

「具体的にどんな事をするのか、ですか?そうですね、料理や家事全般、時には育児や経理と多岐に渡ります。私、こう見えても色々出来るんですよ?」

 

「嬉しい事に、私の仕事振りが認められて色んな所で働かせて頂きました。このテレビのメーカー知ってます?そこの社長さんの所で働いた事もあります」

 

「仕事を評価して頂けるのはありがたいのですが…それが悩みのタネでもあるんです」

 

「実は私、かなり癖のある方に雇われる事が多いんです。言い方は悪いですが、()(まま)な方や乱暴な方です」

 

「と言っても、それが悩みと言う訳ではありません。例えどんな方でも誠心誠意を持ってお使えする、それが私の仕事ですから」

 

「問題は…すぐに首になってしまう事なんです」

 

「い、いえ違います。ミスや問題を起こして首になる訳ではないんです」

 

「私が今までお仕えした、かなり癖のあるご主人様方も、最初は私をぞんざいに扱い、時には殴られたりセクハラされたりもしました」

 

「ですが私は何をされても、ご主人様の為に働き続けました。その結果、どういう訳か…首になってしまうんです」

 

「なので、どんな所も一年以上勤めた事がないんです。それが悩みなんです。幸い両親がこの家を残してくれたので、お金に困る事はありませんが…」

 

「いっそ別の仕事をしようと思った事もありますが…元々看護婦をしていた事もあるんでしょうか…誰かに奉仕する事が好きなんです」

 

「私、母を早くに亡くし、父と小さい兄弟の面倒を見ながら生活してたので、人の世話をするのが染み付いてしまってるんです」

 

「ですから、遠慮なさらずに甘えて下さい」

 

 

 

 

 

 

「ただいま…戻りました。あの、随分散らかってますが、出前を取ったんですか?い、いえ、文句がある訳ではありません。私の料理が不満なのではと思いまして」

 

「そうですよね、たまにはピザや外食を食べたくなりますものね。でも、言ってくだされば私の方で手配しますのに。ああ、ビールもこんなに…」

 

「それと…ご主人様、私の居ない間に女性を連れ込んでいませんか?」

 

「そんな事していない?では何故、化粧の匂いがするのでしょう…それに長い髪も落ちています。私の髪ではありませんね」

 

「ご主人様、何も私は責めている訳ではありません。ただ…嘘を吐かれるのは好きではないので…」

 

「…風俗の方ですか」

 

「申し訳ありません。ご主人様も男性ですから、そういった欲求も当然ある筈なのに…私の考えが至りませんでした」

 

《シュルッ…シュルッ…》

 

「何をしてるって…服を脱いでいるんです。ご主人様、宜しければ私がお相手致します」

 

「気にしないで下さい。以前も申しましたが、ご主人様に不自由な思いをさせているのは全て私の責任です。もし、ご主人様が女を抱きたいと言うのであれば、喜んでお相手致します」

 

「誤解しないで下さいね?念の為言いますが、誰にでもこんな事をしている訳ではありません。雇い主にも偶にセクハラされますが、体は許していません。あくまでご主人様だからです」

 

「少々汗臭いかもしれませんね、シャワーを浴びて来ますね…そのままで良い?は、はい…」

 

「不慣れではありますが…精一杯、ご奉仕致しますね…」

 

 

 

 

 

 

 

「ご主人様…幾つか、お聞きしたい事があるのですが…最近、家の中を物色していませんか?それと、私の居ない間に外出していませんか?」

 

「その…昼間、たまたまタクシーでご主人様らしき人を見かけたもので、何故その様な事をしているのか気になりまして…」

 

「金目になりそうな物を…売りに行って…?」

 

「ご主人様、借金はもう返済した筈では…それに私が渡した100万は…」

 

「もう…使いきった…?そ、そうですか…」

 

「…」

 

「そうですよね。こんな狭い家に閉じ籠もっていては、気が滅入りますよね。気晴らしも必要ですよね」

 

「少々お待ち下さい…今はこれだけしかありませんが、足りますか?明日はこれをお使い下さい」

 

「怒っていないのか…?とんでもありません!私の方こそ気が回りませんでした。申し訳ありません」

 

「はい、遊びに行く時は事前に言って下さればお金を用意します。気にしないで下さい、私、それなりにお金は持っていますから」

 

「…それとは別に30万?借金をした…?」

 

「それはどちらの金融ですか?ご主人様がわざわざ出向く事もありません。明日、私が返済に向かいます」

 

「…もう一つある?」

 

「…フフッ♪」

 

「構いませんよ、全て私にお任せ下さい。ですが、あまり家の中を物色するのは止めて頂きたいのですが…その、私も女ですから、下着や私物を見られるのは恥ずかしいので…///」

 

「では夕飯の準備を…あっ、ご主人様、何を…」

 

「お、お待ち下さい!違います、ご主人様を拒む訳ではありません。今日は少し汚れているので、先にシャワーを浴びたいのですが…それに…」

 

「ほら、まだ傷は治っていないんですから、無理なさらないで下さい。大丈夫です、私は逃げたりしません。では、一緒にシャワーを浴びましょうか?」

 

「はい。では私に掴まって下さい」

 

 

 

 

 

 

 

「ただいま戻り…い、いえ…少々お酒臭かったもので…きゃあっ!も、申し訳ありません!」

 

「缶ビールは私が片しておきます。ただ、この所、お酒の量が過ぎるのではと…ご主人様…?」

 

《パンッ!》

 

「あうっ!す、すみません…決して責めている訳ではありません。はい…メイドの分際で意見など…申し訳ありません」

 

「え…まだ飲み足りない?で、ですがご主人様、もうワインを3本も開けて…《バシッ!》

 

「きゃあっ!」

 

《ドスッ!バシッ!!》

 

「ひっ!ど、どうかお許しを!すぐに買って…い、痛い…がはっ!」

 

「ううっ…ハァハァ」

 

「では、行って参ります。これと同じのでよろしい…」

 

「…」

 

「寝てしまったのですか…?」

 

「…」

 

「ふふっ…可愛い寝顔…♪」

 

 

 

 

 

 

 

「おはようございます。朝食は既に…か、顔の腫れですか?気にしないで下さい!私が悪いのです。ご主人様の機嫌を損ねた私が…」

 

「今日もお飲みになるだろうと思って、何本か買って参りました。今晩は私が晩酌(ばんしゃく)をいたしますから、ご主人様はお好きなだけお楽しみ下さい」

 

「…お金?あ、はい。今日遊びに出掛けるのですね。お幾ら…交遊費ではない?では何の…うっ!ご、ご主人様…苦しっ…!」

 

「事故の…口止め料、は、はい…今日中に用意…がはっ!」

 

「げほっ!ううっ…お幾ら程用意すれば…100万ですね。分かりました」

 

「それはそうと、ご主人様。私、今日はお休みでして、宜しければ私と何処かに行きませんか?もし歩くのが辛いのでしたら車を…お昼過ぎまで、何処かに行けと?それは構いませんが、どうして…」

 

「…風俗の方を呼ぶ?」

 

「…い、いえ!文句など滅相もありません。私がご主人様を満足させてあげる事が出来ないのが悪いのですから…私は適当に時間を潰しますので、どうぞお楽しみ下さい。宜しければ私が連絡致しましょうか?はい、この名刺の方ですね」

 

「もしもし。女性を一人派遣して頂きたいのですが…ふふっ♪違います、私ではなく主人の相手をして欲しいのです」

 

「はい、お願いします。住所は…」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいま戻り…ご主人様、どうかなさったんですか?部屋の中がすっかり片付いて…それにこのお金は口止め料に渡した分ですか?まだ手を付けていない様ですが…」

 

「…返す?と、とんでもありません!これは私の事故を内緒にして頂く為にお渡しした物です。受け取って頂かなければ、こちらが困ります」

 

「…誰にも言わない?それはありがたいですが…あの、一体どうしたのですか?今日のご主人様は何処か変です…」

 

「出て…行く…?」

 

「な、何故ですか!ご主人様、あんなに楽しそうにしていたじゃありませんか!い、一体何が不満なのですか!?もし私に至らぬ点が有れば幾らでも仰って下さい!」

 

「不満はない?で、では何故!?」

 

「怖い…?私が…ですか」

 

「簡単にお金を渡す事…?あれは治療費と口止め料です。それはご主人様も理解なさっていた筈」

 

「この家に閉じ込めようとする…?そ、それは足の怪我が治る迄、私がお世話をしようとしているだけで、やましい理由ではありません!」

 

「暴力を振るっても怒らない事ですか?あれは私が悪いのです。むしろ、至らぬ私を(しつ)けて頂いたのです。感謝こそすれ怒る道理など有りません!」

 

「ですから、どうかそんな事は仰らないで下さい!もし24時間一緒に居ろと言うなら、仕事は辞めます!ですから、どうかお考え直しを…きゃあっ!」

 

「…どうしても出て行くと…そうですか…」

 

「…」

 

「…出て行く前に、お返しする物があります。事故の時にご主人様の免許証を拾ったんです。後ろの引き出しに置いてあります。はい、その棚です」

 

「…ありませんか?奥の方では?おかしいです…」

 

「ねっ!!《ガンッ!!》

 

「もう、ご主人様、暴れないで下さい。そんなに動かれては顔に当たってしまいます。幾らバールで殴るといえ、女の力では何度か殴らないと…えいっ!」

 

《ドカッ!》《バキッ!!》

 

「どうでしょう…もう動けませんか?あと2〜3回殴った方が良いですか?そ、そうですか。私も最愛のご主人様を殴るのは心が痛みます…どうかお許し下さい…」

 

「何故こんな事をしたか…ですか」

 

「ええっ?やっぱり恨んでいたのか?とんでもありません!ご主人様を恨むなんて、そんな事絶対にあり得ません!」

 

「むしろ逆です。あなたは私にとって最高の素晴らしいご主人様です。ここまで奉仕のし甲斐がある方は、お目に掛かった事がありません」

 

「意味が解らない?う〜ん、まあ常人の方には、私の悩みなんて思いも付かないでしょうね」

 

「そうですね…強いて言うなら、ご主人様が…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「最っっ高に…駄目人間だからですっ…❤」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「以前、お話しましたよね。私、何故か勤め先をすぐ首になると。その理由なんですが…」

 

「私が…完璧過ぎるからなんです…」

 

「私がお仕えする方達は、癖のある方が多いのは言いましたっけ。最初は皆さん、私に無茶な仕事を押し付けたり、私の美貌に目が眩み体を求めてきたりします」

 

「ですが、それは私にとっては予想の範疇(はんちゅう)です。無難にこなすのは訳ない事です」

 

「ところが…そうなると、おかしな事が起こるのです」

 

「皆さん、私の仕事振りに感銘を受けたとかで、その…真人間になってしまうんです」

 

「それの何がおかしいのかと、お思いでしょう…ですが、私はそんな結果を望んではいません」

 

「僭越ながら、私は自分程優秀で完璧な人間は、そうは居ないと思っております。学生の時は成績はトップクラス、部活も陸上部でしたが、全国大会で優勝した事もあります。私の思い通りにならなかった事など一度もありません」

 

「皆さんは私をとっても羨ましがりますが…私にとっては目を瞑っても出来る程度の事…お分かりですか?」

 

「私は…実力の半分も出していないのです」

 

「私が看護婦を目指したのは、人の役に立ちたいのはもちろんですが、それ以上に全力を出したいと思ったからなんです」

 

「世間は看護婦は激務と言いますが…私にとっては幸せでした…次から次へと私の想像を越える事が起きて…初めて全力を出せたと思います」

 

「そんな時、ある方を介護したのがきっかけで、どうせなら一人の方に奉仕したいと思い始めました」

 

「そしてご存知の通り、メイドに転職したのですが…誰も私を満足させられる方は居ませんでした…そんな時です、町でご主人様を見掛けたのは…」

 

「何日も洗っていないであろう不潔なシャツ、アルコール中毒の顔、世の中に不満を持っていそうな目つき…私はすぐに調べ、ご主人様が横領で仕事を失い、酒とギャンブルに明け暮れている事を突き止めました。その時、私は思ったのです」

 

「なんて理想的なご主人様なんだろうと…❤」

 

「私は早速、ご主人様を車で()ね自宅にお招きしました。そして、ご主人様の望みを叶えました」

 

「私が何でも言う事を聞くと解ると…フフッ、ご主人様は予想通り、私に無茶を言う様になりました…クフフッ♪

 

「ご主人様が無茶を言う度に、私は気分が高揚しました。また私の能力をフルに発揮出来ると思うと嬉しくて嬉しくて…❤」

 

「その点、ご主人様は理想的でした。治療費名目で渡した400万も数日で使い切り、あろうことか別に借金まで(こさ)えて…」

 

「思い通りにならなければ私に暴力を振るう、私の体を求める…居候にも関わらず、人の家に風俗の方を呼ぶのは私でも予想出来ませんでした…さ、流石です、ご主人様❤ウヒヒッ♪

 

「それで思ったんです…この方程、ご奉仕し甲斐のある方は居ない…ずっと私のご主人様で居て貰おうと…」

 

「ご主人様…実はご主人様が私に暴力を振るったり、無理やり私を犯す所を隠しカメラで撮ってあるんです。もし、ご主人様が私の許を去ると言うなら、それを持って警察に行きます」

 

「以前殴られた時に診断書も作って貰いました。それに加えてお金を強請られたとなると…間違いなく有罪ですね」

 

「ああっ!ご主人様、どうか誤解なさらないで下さい!私は何もご主人様を脅している訳ではないのです!ただ、今まで通りお仕えさせて頂けたいだけなのです!」

 

「ご主人様は今まで通り、好きになさって構いません。お金は私が稼いできますから、何の心配も御座いません」

 

「もし可能なら、私と婚姻関係を結びませんか?表向きは夫婦と言う事にしておけば、同居の理由にもなります…もちろん、私の事は唯の召使い程度に考えて貰って構いません」

 

「それに…ご主人様、どうですか、私の体。自慢ではありませんが、体には自信があるんです。電車に乗ると今だに痴漢に遭うんですよ?どうです…この体、ご主人様の自由に出来るんですよ…?」

 

「ふふっ、ご主人様は賢明ですね。そうですとも、こんな完璧な美女に奉仕して貰えるなんて、一生に一度のチャンスですわ。はっ!出過ぎた発言を…申し訳ありません!どんな罰でもお受けします❤」

 

「ですから、ご主人様は何もせず私に命令すれば良いのです」

 

「幾ら借金を作っても私が何とかします。もし人を殺してしまっても私が完璧に処理してみせます。どんな無理難題でも必ずこなしてみせます」

 

「も、もし…ご主人様が子供をお望みなら…何人でも産んでみせます❤ハァハァ…ど、どうか…」

 

 

 

 

「私が壊れる位…好きに扱って下さいね…ご主人様」

 

 




メイド物は一度はやりたかったんですが、中世だとファンタジー感強くなっちゃうなと思って現代にしました。ちなみに自分はメイド喫茶のミニスカメイドより漫画のエマみたいな地味なロングスカートの方が好きです。子供の頃、あんなメイドさんにお世話されたら絶対性癖狂う自信あるよ…



今日のお友達

有原 由里 容姿端麗、頭脳明晰、何でも卒なくこなす完璧超人。その為苦労した事がなく、自身のスペックを持て余していた。自分の想像を簡単に超えてくるご主人様の駄目人間っぷりに興奮する生粋の変態。デリヘル嬢に変な目で見られて興奮。元キャラはオバロのユリ・アルファ。

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