何故か彼女に惹かれたあなたは、再び彼女に会いに行く。それが彼女の思惑とも知らずに…
※おや…!?
かのじょの ようすが…!
「あら…あなた人間ね。こんにちは」
「こんな海の
「そう…私、あなた達人間の言うマーメイドよ。足の代わりに尾ひれが付いてるから、こんな所でも簡単に来れるの」
「あら…その顔だと、あなた、マーメイドを見るのは初めて?この尾ひれ、そんなに珍しい?ふふっ、触ってみる?」
「ひゃん!ふふっ、くすぐったいってば♪」
「それで、あなたこそ何してるの?見た所、漁師みたいだけど、ここは漁師でも近付かない所よ。一体どうしたの?」
「歌声が聞こえて…それで気になって…そう」
「私ね、歌を歌うのが好きなの。ここなら誰にも邪魔されずに思いっきり歌えるから、たまにここで歌ってるの」
「ねえ、私の歌、どうだった…上手かった?ホント?嬉しい!私、仲間の中でも一番歌が上手いって言われてるの!これなら簡単に…あ、何でもないわ!」
「ねえ、何か歌って欲しい歌とかある?私、人間の歌、幾つか知ってるの!褒めてくれたお礼に何か歌ってあげるわ!何がいい?」
「…どう?私、人に聞かせるのは初めてだから緊張しちゃったけど…上手く歌えたかな?」
「本当!?ありがとう!うふふ♪やっぱり褒めて貰えるのは嬉しいわね」
「ところで、あなた漁師をしてるのよね。どの辺りで魚を取ってるの?」
「あの辺りね…最近は嵐が多かったから、魚が取れない…?そうなんだ…」
「ねえ!明日、もう一度そこで漁をしてみてよ。どうしてって…いいから!騙されたと思って、ね?」
「こんにちは。私?私はさっき来たばかりよ。きっとあなたが来ると思って。来た理由、当ててあげようか?今日は大漁だったんでしょ?うふふ、やっぱり♪」
「何で判ったって…それ、私のお陰なんだから。私があなたの船に魚を追い立てたの。だから…え、もしかして、私が何かしたって判ってたの?」
「過去にも似た様な事があったから、もしかしてと思った…?な〜んだ、もうちょっと驚いてくれると思ったのに。がっかり…」
「ウソウソ、冗談よ。昔、私みたいな事をするマーメイドがいたって聞いた事があるから」
「…あなたのお父さんも、似たような事があったって言ってた…?お父さんは…海に落ちて亡くなった…そう、それは残念ね」
「ねぇ…あなたのお父さんって…」
「…ううん、何でもないの」
「あら、どうしたの?その箱はなあに…まあっ!これは髪飾り?とっても綺麗…えっ、私にくれるの!?あ、違うの!凄く嬉しい!嬉しいけど、私、お、男の人に物を貰うって初めてで…///」
「それに、どうして急に…漁のお礼?ふふふ♪そういう事なら、遠慮なく貰っておくね!どう、似合う?うふふ、ありがとう❤」
「ねぇ、これからも魚が沢山取れる様に手伝ってあげる!そ、その代わりなんだけど…」
「これからも…わ、私とここで会ってくれない…かな…」
「ほ、本当に?ありがとう!私、多分駄目って言われると思ってたから…ほら、あなたも漁師なら聞いた事あるでしょ。海には怖い魔物もいるって」
「え…歌を聞かせて欲しい…?私の歌、そんなに気に入ってくれたの?えへへ、嬉しいな」
「もう、そんなに慌てないでって。私は逃げも隠れもしないから。じゃあ、何を歌って欲しい?」
「あ、良かった。今日は来てくれたんだね!今日も来ないんじゃないかって心配しちゃった…」
「あ、あの…一つ聞いていいかな…最近、あまり来てくれないよね…どうして?」
「う、うん…漁が忙しいのは分かるけど…ほら、前は毎日の様に、私と会ってくれたでしょ?だから、もしかして…」
「私の事、嫌いになっちゃったのかな…」
「…村長の娘さんと、縁談が決まった…?村一番の漁師になったから、村長に認められて…是非、娘を貰ってくれって…?」
「そ、そうなんだ…」
「じゃあ、今までみたいに毎日は会えなく…え?もう会えない?ど、どうして!?」
「あなたが…よく村から居なくなるから、誰かと会ってるんじゃないかって疑われて…そ、そうだよね。もう、その娘さんと結婚するんだもんね…私と会ってるなんてバレたら駄目になっちゃうもんね…」
「はは…何やってんだろ私…あなたの為に頑張ったのに…肝心のあなたを取られて…馬鹿みたい…」
「あっ!ま、待って!もう少しだけでいいから…ねぇ!待ってってば!行かないで!」
「〜♪あ、やっぱり来てくれたのね。もう、そんな驚いた顔しちゃって。
「歌よ。あなたは私の歌に引き寄せられて、ここまで来たの」
「私達、マーメイドはね、本当はそんなに歌が上手くないの。当然よね、普段は海の中で生活してるんだもん。声なんて必要ないもの」
「でもね、ある条件でマーメイドは別の生物に生まれ変わるの。あなた達人間は、こう呼んでるわね」
「海の魔物…セイレーンって」
「セイレーンになる条件…それはね、恋をする事。そう、私達マーメイドは人間のオスに恋してしまうと、特別な力に目覚めるの」
「歌で人間を魅了する力をね…」
「私の歌を聞いた人間は、皆、私の
「私の母も、人間のオスに恋してセイレーンになってしまった」
「あなたのお父さんにね…」
「私の母は、あなたのお父さんに恋をしたけど捨てられてしまった。だから、母はあなたのお父さんを海に引きずり込んで殺した」
「私達は、同じ父親を持つ兄妹なの。でもそんな事は関係ない。私はあなたに恋してしまった。もう後戻りは出来ない…」
「そんな怯えた顔をしないで…私はただ、これからもずっとあなたと一緒に居たいだけなの…」
「でも陸に帰ったら、あなたは人間の女に取られてしまう…だから…」
「こうすれば…私達はずっと一緒よ…」
「こら、あなた達、お父さんで遊ばないの!全く、誰に似たんだか」
「あなた。私、今日は少し遠出してみようと思うの。だから、2〜3日帰れないかもしれないわ」
「…娘達がね、最近、人間の肉の味を覚えてしまったの。でも、あなたの村の辺りはすっかり警戒されてるから。もう、数人海に引きずり込んで食べただけなのに…」
「あなたは…どんな味がしたのかしら…って言っても、もう遅いわね。こんな骨だけの体になってしまって…」
「じゃあ…行ってくるわね…あなた…」
人魚だし、最後は海に引きずり込まなきゃ面白くないよねって事でこうしました。人魚なのにどうして子供産めたのかは、まあセイレーンになると、そっちの器官も人間迎え入れる様に最適化されると考えてくだち。キャライメージはウマ娘のサトノダイヤモンド。
今日のお友達
??? 思春期真っ盛りの青春謳歌人魚。母親が人間に捨てられた話を聞くが、興味の方が勝ち村の近くまで遊びに来る。持ち歌は30曲以上。最近の趣味は船に穴をあけるイタズラ。