ヤンデレちゃんとメンヘラちゃん   作:昼間ネル

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あなたには口うるさい小学生の姉がいる。何かとお姉ちゃん面する態度に煩わしさを感じながらも、あなたは姉のする事を受け入れていた。
しかし、ある日からあなたは姉を遠ざけ始める。口論となったあなたは姉にその理由を語り…

※爽やか系…と考えられる。


口うるさいお姉ちゃん

「お帰り、遅かったじゃない。いけないんだよ、こんな暗くなるまで外にいちゃ。学校で言われたでしょ?」

 

「…あ、それ、あたしの好きなお菓子じゃない。どうしたの、それ…もしかして買い食い?いけないんだ〜。先生に言っちゃお〜♪」

 

「あの女の人に貰ったの?誰、あの人。高校生の知り合いなんか、あんたにいたっけ…何処かで見た気もするけど…」

 

「それにしては随分いっぱいあるわね。ご飯前にそんなに食べたら、お母さんに怒られるよ?」

 

「でも、あたしにもくれるならナイショにしてあげる…って、ちょっと!べ、別に全部ちょうだいなんて言ってないでしょ!」

 

「貸して…ほら、半分こしましょう。あんた、チョコ好きでしょ?これあげる。私の方が多い…?う、うるさいわね、お姉ちゃんなんだからいいの!」

 

「ねえ、そんな事よりゲームしよ!イクラトゥーン!ナワバリバトル!あんたがいる時じゃないとゲーム出来ないから、ずっと待ってたんだから。ほら、早く早く♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちょっと入るわよ。あんた、まだ起きてるの?もう8時よ。さったと寝ないと風邪引くわよ…って」

 

「どうしたの、そんなに慌てて。宿題?ウソばっか!スマホ見てたでしょ?何でティッシュがあるの…?分かった!お風呂入った後にそんな薄着だから鼻水出たんでしょ?だから言ったじゃない!」

 

「あ〜あ…あんたはいいな〜スマホ買って貰って…お母さん、あたしには買ってくれないし…」

 

「宿題?ふ〜ん…お姉ちゃんが見てあげよっか…えっ、算数?ふ、ふ〜ん…どれどれ…」

 

「…」

 

「…やっぱり宿題は自分でやらなきゃダメよ…うん」

 

「ち、違うから!別に解らない訳じゃないんだから!ほ、ほら…勉強は自分でやらなきゃ意味ないから…だから解んない訳じゃないから!」

 

「…私の時はこんなに難しかったっけ…え、あんた、これ解るの?へ、へぇ〜…ま、まあ?私だったら?もっと早く解けるけど…」

 

「ぐぬぬ…最近、背が伸びてあたしより大きくなったからって、調子に乗って…あたしだって、もっと伸びるんだから…!」

 

「いいから早く寝なさいよ。お母さんに言うわよ?じゃあね、お休み」

 

 

 

 

 

 

 

 

「お帰り。お母さん、パートに行ってるよ。ねえ、今日お母さん遅くなるからゲームしよ?昨日の続き!」

 

「ちょっ…ちょっと!何で無視するのよ。人が話してるでしょ?返事くらいしなさいよ!」

 

「だから無視しないでよ!あんた、いつからそんなに偉くなったの?全く、弟はお姉ちゃんに逆らっちゃいけないのよ?これは法律でも決まってるんだから…あっ、ちょっと待ってよ!」

 

「…んもう。何なのよ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちょっと入るわよ!怒ってるのかって…怒ってるわよ!何なのよさっきの態度!あんた、弟の癖に生意気よ!」

 

「それに友達が遊びに来るなら、そう言えばいいのに。別に友達と遊んでるの邪魔なんかしないわよ」

 

「そんな事よりさ、お母さんにあたしにもスマホ買ってって言ってくれない?お母さんもあんたの頼みなら聞くと思うし」

 

「…ねぇ、さっきから何で黙ってるの?いい加減にしないと、お姉ちゃん怒るわよ?」

 

「もしかして、昨日ゲームで負けた事怒ってるの?ぷぷっ♪ダッサ〜い♪じゃあ今からやる?」

 

「…」

 

「ねぇ…お願いだから、お姉ちゃんの事、無視しないで。お姉ちゃん何かした?もしそうなら謝るから…何で怒ってるのか言ってくれなきゃ分からないよ…あんたに無視されたら、あたし…」

 

「えっ…あんた、泣いてるの…ど、どうしたの急に…お腹痛いの…お母さん呼んでくる?」

 

「ごめんって…何が…5年前の…?あれはお姉ちゃんが悪かったって何度も言ってるじゃない。本当は…あんたが…?」

 

「ち、違う!あんたは何も悪くない!違う…違うったら!あんたが押したんじゃない!あたしは自分で…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「足を滑らせて…階段から落ちて死んだの!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そう…思い出しちゃったんだ…もう5年前になるんだ…」

 

「昨日みたいにゲームしてて…あんたと喧嘩して掴み合いになって…勢い余って、あたしは階段から落ちて…」

 

「あんたはショックで塞ぎ込んで…あたしはそれが見てられなくて、あんたに話し掛け続けた。あたしは大丈夫だよ、心配しないでって…」

 

「あんたがあたしの姿が見れるって知った時は驚いたけど…もしかして、あたしと話してる所、友達に見られちゃったとか…?」

 

「そっか…それで急にあたしの事を…ごめんね、悪いお姉ちゃんで…謝らないで。私は別に気にしてないよ。ホントだから」

 

「昨日、お菓子持ってきた女の人って…やっぱり。あたしの親友の沙織ちゃんか。あたしにって、持ってきてくれたんだ…」

 

「あたしも生きてれば、沙織ちゃんと一緒に高校生だったのになぁ…ふふっ、まあ今の生活も気に入ってるけど…算数しなくて済むし♪」

 

「それとね…今、気付いたんだけど…あたし、あっちの世界に行けるみたい。成仏って言うんだっけ…あたし、どうしてこっちの世界にいるんだろうって不思議だったの」

 

「てっきり、あんたがあたしを死なせた事に罪悪感を感じてるからだと思ってた。だから、あんたが満足するまで一緒に居るつもりだった」

 

「でも…本当はあたしが、あんたと一緒に居たかったからだったみたい…あんたの罪悪感に甘えて成仏するのを拒んでたんだね…」

 

「でも、もうあんたには、あたしが居なくても平気みたいだし…お姉ちゃんも安心して、あっちに行けるよ」

 

「じゃあ、あたし、そろそろ行くね。お父さんとお母さんによろしくね…あ!お墓参りに来る時はシュークリーム持って来てね!これ絶対よ!」

 

「次に会えるのはいつか分からないけど…向こうで待ってるね。それと…」

 

「あんたのお姉ちゃんにしてくれてありがとう、あたしの弟になってくれてありがとう、あたしとゲームしてくれてありがとう、あたしに甘えてくれてありがとう…あたしに思い出をくれて…」

 

「ありがとう…」

 

「あたし、あんたのお姉ちゃんに生まれて…本当に良かったよ…」

 

 

 

 

「じゃあ…ね…」

 

 

 

 




元ネタは女神転生ソウルハッカーズのエリカです。自分はメガテンだとベス、モー・ショボーちゃんみたいな黒髪ロン毛に弱いみたいです。
チラッと出てきた沙織ちゃんは大学入った後、束縛魔になって彼氏をスタンガンでいたぶる子になります。




今日のお友達

岡 エリナ 黒髪ロングに白いバンダナがトレードマークの小学5年生。ちょっとワガママ。趣味はゲームだが、一人でやってると気味悪がられるのが悩み。得意科目は国語、算数は苦手。行年11歳。
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