東方転雷録   作:龍覇

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飛鳥時代と現代の言葉って結構違いがありそうなので、ほとんどの登場人物は勝手に現代語になってます(言葉遣い分からない)。
超ガバガバ設定ですみません。


飛鳥編
第1話


気がつくと、知らない天井と知らない大人たちに囲まれていた。

突然の事で、恐怖が沸きあがる。

叫ぼうにも口からは赤ん坊の泣き声。

(…赤ん坊、の声…?)

赤ん坊の声が自分の声と気づき、恐怖が治まってきたかと思えば、段々と困惑の方に勝ってくる。

更に状況を把握する為、周りの声に耳を傾ける。

「おめでとうございます。可愛い女の子でございます」

「そうか…。ありがとう、太媛」

「いいえ…いいえ…。旦那様、この子を抱いてくださいませ」

「ああ」

(……髪がカラフル……)

父親の髪は緑色であった。

見た目は古い時代の格好。ああ、ここは二次元の世界か、と理解する。

「名前はどうするか…ふむ…」

父親は思案する。

「…屠自古。屠自古でどうだ?」

「屠自古…いい名前ですね」

屠自古。自分の名前は屠自古というのか。

(あ?屠自古……?)

今、彼は屠自古といったのか。

ぐるぐると頭をめぐらせる。屠自古といえば…

「今日からお前は蘇我屠自古だ。…蘇我の名に恥じない、立派な娘に育ってくれ」

(東方Project…!?え、待って…?)

状況を整理したい。

自分はさっきまで、家のベッドですやすやと寝ていたはずだ。

そして寝る前にスマホをいじり、東方Projectの綺麗なイラストを見ていた。

豪族組。

東方神霊廟。

5面の中ボス。

蘇我屠自古というキャラ。

怨霊の性質を持った亡霊。さらに尸解仙になる為に眠りについていたが、物部布都の策略により依代の壺が朽ち果て、尸解の術が失敗し亡霊に。

そして自分の名前は屠自古ではなく、名前は…

(思い出せない…?なんで思い出せないの??)

何故、さっきまでやっていたことは思い出せるのに、名前は何も思い出せないのだろう。

どう頭をひねっても、なんの一字も思い浮かばない。

「あら、旦那様に抱っこされてすぐ泣きやみましたね…父上と分かったんでしょうか。」

「そうだといいな…」

(いや、何も思い出せないだけなんだけど…!!)

これからどうなるのだろうか。

歴史なんて分からない。

今が何年か分からない。

分かることは尸解の術を物部布都によって壺をすり替えられて失敗して亡霊となる。

(ああ、嫌だなあ)

恐らく昔の時代だから知らない男と結婚されて、子どもを産まされる。

二人の夫婦は仲が良好そうだ。

父親の方は些か不器用そうだが、優しそうだ。

ない頭で考えてもしょうがない。今はただ、身を任せるしかない。

(あー…眠くなってきた…)

両親の暖かい目に見守られ、ウトウトしてきた。

 

主人公を尸解仙にする?

  • プロローグ詐欺になるし亡霊で
  • 尸解仙にする
  • その他(感想の方に必ず記載)
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