太子様の出会い….捏造注意です……
五歳になった。
記憶があるというものは大変なもので、授乳とかいう特殊プレイみたいなものがあったり、うっかり現代の言葉を口にしてしまったりと、何かと冷や汗が出ることが多かった。
少し変なことがあるだけで祈祷師とかよく分からないところに押し付けられるからだ。
変な病気になることも無く、なんとか元気に五歳を迎えることが出来た。
勉強も最近し始めた。
文字も当たり前だが現代とは全然違うため難しいわ筆が難しいわで、頭脳は大人の方があまり役に立たない。
算術…今で言う算数や数学などの方が得意だが。
ところがどっこい。
この体の精神と性格に引っ張られているのか、私は…
「屠自古様!!お待ちください!!!」
「やだよー!!!」
随分とまあ手の焼くお転婆娘となっていた。
勿論、教育は受けなくてはならないというのは頭でわかっている。
だがこうして、幼子の感情と自分の感情が合わさるとこんな行動に出てしまう。
自分の体であるはずなのに、随分とままならない。
転べば泣く。
人見知りもする。
人見知り自体は元々なのでなんとも言えないが、昔から痛みに強いはずだったので、まさか転んだぐらいで泣くとは思わなかった。
「…屠自古」
父の声が聞こえた。
蘇我馬子。教科書で名前が出ていた人だ。
まさかこうして会えるとは思わなかった。ただ、こうして二次元の世界にいるからか私の髪と同じように緑色の髪である。
実際の彼とは違う訳だが。
目はかなり鋭く、厳格な性格である馬子は、子育てに関してはかなりの不器用とも言える。
「父上っ!!」
パァッ、と私の顔は嬉しそうに笑う。
もう一度言うが幼子の精神に引っ張られているだけだ、と言いたい。
「…まったく、あまり人に迷惑をかけるなと言っているだろう」
「ごめんなさーい」
あまり悪びれもなく謝る。
はぁ、と馬子がため息を着く。
「すみません、馬子様」
「いい。さがれ」
「はっ」
こうして抱っこされている間は私はまだ大人しい。
「屠自古」
「なんですか、父上?」
「明日は偉い方が来るんだが、ちょうど屠自古と同い年の子も来る。仲良くしてあげなさい」
「わかりました、父上っ」
ぎゅっと、私は父を抱きしめる。
随分と甘えたがりのようだ。正直いって恥ずかしいが子供は正直だ。
どうも、元々あった人格が混ざっているのではないかと思う今日この頃。
でも今は、甘えておこう。
現代で甘えられなかった代わりに。
「ねえ、父上。同い年の子ってどんな子?」
「……そうだな。同い年の子、とは言っているが無礼かもしれんな。そのお方はな、次期天皇となるかもしれないお方だ」
「えっ」
えっ。
いきなり皇太子に会うのか。
立場が圧倒的に上の人だ。年が同い年とかそういうのは関係ない。
これは場合によっては一家共々死ぬ可能性がある。
無礼は働けない。
「…………」
固まってしまった私に、馬子は笑みを浮かべる。
「屠自古、お前はいつか公の場に姿を現す。そのお方と関わるのももちろん、私達と同じ地位の人たちとも接することになる。…大丈夫だ、皇太子様は穏やかな方と聞く。屠自古は言葉遣いはしっかりしている。あとは落ち着きをもって行動するだけだ。まだお前には少し難しいかもしれないが…少しだけ踏ん張れ。分かったか?」
「……ガンバリマス」
緊張してカタコトになった私を見て、馬子は少しおかしそうに笑った。
その日の夜は、眠るまで時間がかかった。
親子関係もWikipediaで調べても出ないので(調べ方が悪いのかな)、大部分というか全部捏造です。
さて今後の物語で布都とどう関わらせるか……
主人公を尸解仙にする?
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プロローグ詐欺になるし亡霊で
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尸解仙にする
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その他(感想の方に必ず記載)