同時に、無理のない範囲で更新してしまっても構わんだろう?
ということで、神々の亡霊編と雷の尸解仙編、という感じで分けていきます(ダイパみたいな感じで)。
ただそちらの更新も不定期になります。もしかしたら偏りが生じることがあるかもしれません。ご了承ください。
もしかしたらキャラクターの関係も変わるかも。
28話
「………」
目の前は真っ暗だった。
寝ているのは確かなのだ。だから、手を伸ばす。
そうすれば、目の前が明るくなった。
また見覚えのない天井だ。
当たりを見渡すと、自分がいた棺と、左を見れば棺が二つ、並んでいた。
「ここ、は…」
神霊廟。
神子、布都、屠自古が眠る場所。
やがて、霊夢や魔理沙などがここに来る場所。
今までの記憶が蘇る。
神子に見送られ、死んだことを。
「…足は、ない」
屠自古の足は、細く長い足ではなく、白い塊となっている。
これを意味するのは、尸解の術の失敗。そして、死である。
意を決して、棺の中を見た。
「〜っっっ!!!おえぇっ…!!!」
自分の遺体を見るなんてそうそうないだろう。
まさか、ミイラとなった自分を見るとは思わなかった。
着ている服は恐らく豪華なものだっただろう。だがそれは朽ちている。
急いで、自分の棺の蓋を閉めた。
見なければ良かった、と後悔する。
屠自古は閉じられた二つの棺の中を見た。
神子も布都も、見慣れた姿だ。自分だけ、ミイラ。醜い、姿だ。
「ゔ…ぁ…っ…!!」
また吐く。
胃の中には特に何も無い。出されるのは胃液のみ。
壺もまた、見る影もない。すり替えられていた。そして、犯人が誰なのか分かっている。
布都だ。
「ふ、ふふふっ…!!あ、aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!!!!」
見る間もなく、発狂をした。
心から溢れるのは、殺意、怒り、憎しみ、悲しみ、絶望。
これから何百年も待たねばならない。
屠自古の周りには雷が落ちる。
「殺す…殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す!!!!!!!!!」
喉を張り裂けんばかりに叫ぶ。
布都の棺を乱暴に開けた。
神霊廟は広く、けたたましく音が響いた。
布都を殴る。何度でも何度でも。
特大の雷を打つ。打って打って打って。
それでも残るのは、傷一つない、綺麗な体。
屠自古とは違う、綺麗な、綺麗な。
「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!!!!」
かつての、楽しそうに笑っていた屠自古はいない。
物部と蘇我の争った負の遺産を、呪いを背負わされた、哀れな怨霊となっていた。
屠自古もまた、分かっていたはずだった。知識があるはずだった。
だが記憶は薄れ、もはやないと言っても過言ではない域まで到達していた。
─数百年後。
「あらあら、これは…」
青娥は神霊廟に来ていた。
正直これは良くない。青娥は即座に判断した。
神子の棺は無事。布都の棺は乱暴にあけられている。
そして、奥には大量の返り血と、ボサボサに、無造作に伸びきった屠自古がいる。
「……」
既に人としての理性は失われた。
かつての聖徳王の正妻とまで言われた彼女の見る影もない。
だがそれは、青娥にとっては美しい姿だと思えた。
「お久しぶりです、蘇我様。みないうちにだいぶ
青娥はにこやかに話しかける。屠自古からの返事がない。
「さて、と。これでは話になりませんし。一仕事、やっちゃいましょ」
笑っていた目が開かれた。
青娥の手に、札が五枚、用意されていた。
恐らく次で初めての戦闘回(短いと思われる)。
主人公を尸解仙にする?
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プロローグ詐欺になるし亡霊で
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尸解仙にする
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その他(感想の方に必ず記載)