太陽も、月も見ることが出来ず、草木の緑を見ることもなく。
見ようと思えば見れるだろう。だが、屠自古は出る気になれなかった。
神子様、と声をかけても、返事は来ない。
布都、と声をかけても同じ。
布都のことが憎かったはずなのに、声をかけるのは奇妙な話だ。
だが今の状況はどうだろう。
神霊が集まりに集まって、まるで昔に見た星空のようだ。
カタン
「!」
布都の眠る棺から音がした。
ばっ、と振り向くと、ドンドンと音がした。
「重い!重いわこれ!!絶対誰か乗っているじゃろ!!」
脳天気な声が聞こえた。
屠自古に何をしたのか忘れたのだろうか。
「誰も乗ってねーよ…ったく」
丁重に、棺の蓋を開けた。
「おお、屠自古!先に目覚めておっ…」
布都は上体を勢いよく起こした。
食い気味に屠自古に話しかけたが、次第に勢いをなくした。
布都は屠自古を凝視した。具体的には下半身の方を。
そして思い出す。布都がやったことを。
「……我は、なんてことを…」
布都は顔を青ざめ、俯いた。後悔では、生ぬるい。
屠自古にどう謝っても、足は戻らないし、共に尸解仙になることも出来ないのだ。
怨念の声を耳に傾け、自分に負けた。
やり直したい。これは屠自古に侮蔑の目で見られても仕方ない。
「……屠自古、すまない。すまない…どんなに謝っても足りぬ…」
「気にするな、布都」
屠自古は何も思っていない。
別に、何も。
「体が壊れることないんだ、気にするな」
「しかし…」
「私は大丈夫だから。…侵入者を追い払ってくる」
「屠自古っ!!」
ふよりふより、とそのまま屠自古は扉の方へ行った。
気まずいこと、この上ないから。
「……この1400年…屠自古は一人で…」
布都の思いは晴れるどころか、澱んでいく。
もう、怨念の声は聞こえない。
「……さてと」
悠々自適に飛んでいる巫女を射抜こう。
屠自古は雷の弓を生成し、特大の矢を番え、放った。だか、それは容易に避けられる。
「…お、外したか」
「ちょっと、何すんのよ」
「悪い。だがここから先は通す訳には行かないからな」
屠自古は雷の矢を生成する。今度は、三本。
「そう、じゃああんたを倒してこの先を進むわ」
「そうか」
雷の矢を放つ。
だが、今度の矢は違う。
放ったかと思えば、矢がジグザグに増え、霊夢に向かう。
そして、誘導の為の弾を放つ。
戦闘経験は青娥しかいないが、なんとかなるだろう。
青娥から教えてもらった、弾幕のルール。
どうもデジャブを感じるが、屠自古にとってもそれはどうでもいい事だった。
忙しくて更新する気力なかったんだ……
ちなみに皮肉なことに尸解仙になろうがならなくても、戦闘スタイルはあまり変わらないという…。
強さは青娥の特訓により尸解仙よりも亡霊の方がちょっと強い。強ければ、いいなぁ……
主人公を尸解仙にする?
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プロローグ詐欺になるし亡霊で
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尸解仙にする
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その他(感想の方に必ず記載)