尸解仙になったからには、修行をせねばならない。
仙人は修行をしなければ、その存在を保てない。
邪仙である青娥も何かしら修行をしているし、まだ会ったことのない茨木華扇も勿論修行をしている。
修行といっても、色々な種類がある。
そんな中、屠自古がとっている修行は、調息、導引術、胎息…主に気の循環を鍛えている。
「……っ」
屠自古は元々じっとしていることが苦手である。
生前は使用人の仕事を一緒にやっていたし、小さい頃は走り回っていた記憶が強い。
「…はぁ」
この修行を続けて何時間経ったのだろうか。
まだ、昼前だろうか。
「お昼作らないと」
屠自古は仙人としての修行の傍ら、家事もしている。
その際は呼吸法に気をつけながら、行気の修行をしている。
屠自古の修行はあまりうまくいかない。
布都の方は修行には慣れているらしく、うまくいっている。
神子も言わずもがな。要領はめちゃくちゃにいい。
「気…気か…」
考え事しながらも、パッパと昼のメニューは仕上がっていく。
「気といえば…」
屠自古は薄い前世の記憶を辿りながら、思い出していく。これもまた修行だと言い聞かして。
「よし、午後から紅魔館に行こう」
オタクとしての聖地巡礼としていいのではないだろうか。
屠自古の頭の中には赤い髪の、門番を思い出す。
名は紅美鈴。能力は気を使う能力。
気を使う、という点と体術はいいのではないだろうか。
「…だけどアポイントとらないと失礼だよな」
屠自古は考える。
華扇は動物がいたからいいが、生憎そんな手段は存在しないと気づくのだった。
「すやぁ…」
「物の見事に寝てやがる…」
しかし考えると立ちながら寝るのはなかなか凄いことだ。
「……」
そして、自分は人見知りであることに思い出す。
「あのー」
声をかけても帰ってくるのは寝息。
「……」
紅魔館に入るつもりはないが、入る素振りでもしてみる。
「立ち入り禁止ですよ」
「…!」
振り向くと人の良さそうな笑みでこちらを見ている。
しかし、いつでも戦えるように、自然な所作に見えるが、隙はない。
「いや、入るつもりは無いんだ…あなたに用があって」
「へ?私ですか?」
かくかくしかじかと、話をした。
「なるほど…それで私の能力の出番ですね」
「ああ…それにあなたは武術の心得があるだろう?私に修行を付けてくれないか?」
「もちろんですよ!では早速やりましょうか!」
「…ありがとう」
「いえいえ。では、早速…」
修行は空がオレンジになるまで続いた。
「…ありがとう、ございました…」
「私はいつもここにいるので!またやりましょう!」
「…ああ…」
屠自古は少しよろめきながら、仙界の道を開いた。
このあとは夕飯作り兼修行が待っているのだった。
尸解仙編も異変起こしたいけどどうしたものか…
主人公を尸解仙にする?
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プロローグ詐欺になるし亡霊で
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尸解仙にする
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その他(感想の方に必ず記載)